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大成殿は、台南孔子廟の敷地の西側に位置する「文廟」中央にありますが、現在は修復工事中です。入場料（25元）がかかります。
「大成殿」があり、中央に孔子の位牌が祀られており、その他にもたくさんの扁額があります。儒教の創始者であり学問の神様と言われている孔子がいかに尊敬を与える存在だったかがわかる建物でした。

歴史ある建物が並ぶ民生緑園のロータリーから少し南に進んだところにあります。レンタサイクルで向かいました。
台湾各地にある孔子廟ですがここの孔子廟が最も古く、1665年に鄭成功の息子である鄭経によって、人民を教化するために建てられたといいます。何度か訪れましたが、大勢の観光客が来ています。
敷地の東側が、今でいう学校のような「国学」、そして西側が孔子をお祀りしている「文廟」という構造になっています。

歴史ある建物が並ぶ民生緑園のロータリー付近にあります。
日本統治時代・1938年に建てられた消防施設です。
庁舎右側は、かつて派出所、警察局女警隊、警察局少年隊が使用していましたが、現在では「消防史料館」となり内部が一般公開されています。
左側は、現役の消防署として機能しています。
入館無料で、なかなか興味深い展示もありました。

歴史ある建物が並ぶ民生緑園のロータリー付近でも最も美しく重厚感のある建物です。
日本統治時代に建設され、かつては台南州庁として使われていた建物。今では文学中心の展示を行う博物館にリノベーションされています。
建物内にはいくつかの展示スペースがあり、ゆっくり展示品を見ることができます。
土産物などの販売も細々とされています。これ見よがしでないところがいいですね。

もともとは、日本統治時代に建てられた大正公園が前身。ロータリー周辺は日本統治時代の中心地だったこともあり、旧台南州庁（現・国立台湾文学館）や旧台南合同庁舎（現・台南市消防局）など、当時建設されたレトロな建物が多く立ち並んでいます。

台南市内での人気スポット赤崁楼（紅毛城）の南側にあるのが「祀典武廟（スーデェンウーミャオ）」です。こちらは関羽が祀られる台湾で最古の古廟と伝わり、明の永暦年間（17世紀半ば）創建だということです。
関帝（関羽）は、百斤の大太刀をふるい、骨に至る大怪我の治療を受けながら将棋を指したとも、死んだときは満身に百の矢を浴びながら不動の姿で立っていたとも言われます。
また、そうした英雄伝説の一方で、関羽は理財に長け簿記法を発明したことから「商売の神様」として台湾の人々の信仰を集めています。
この日も地元の信者さんがたくさん来ていました。
横浜中華街にも関帝廟がありますね。

「台南山上花園水道博物館」を見学後、調べたらから緑支線の「緑１１」バスがこちらま運行していることに気付き、こちらまで来ました。博物館からは２５分ほどでした。
善化駅は台鉄で台南から５つ北寄り（台中方面）の駅です。レトロ台鉄の典型のようなローカル駅です。

臺南山上花園水道博物館（台南山上花園水道博物館）は、長く台南市民の生活用水を供給している「台南水道」の博物館で、入場料は100元です。
台南駅からはバスを乗継いで約１時間ほどかかりました。
台南水道は、台湾総督府の衛生顧問技師であったバートンとその教え子であった助手の浜野弥四郎が、台南地区の水源、水質調査を行い、1912年に建設が開始され、10年の長き工期を経て1922年に竣工し、使用が開始されました。
現在では供用を終えていますが、2011年から台南市政府による古跡修復計画が開始され、元農業局の苗圃計画と結びつき、「台南山上花園水道博物館」として2019年に正式オープンされています。豊かな自然と当時の技術が垣間見られ興味深いです。

古都台南には地下鉄がありません。現在計画中だそうで、2025年の開業を目指しているそうですが、今のところバス便がもっとも一般的な交通手段です。
台鉄台南駅前から「緑幹線」バスに乗り、「新化」バスターミナルまで利用しました。
スマホで使えるバスのアプリがあり便利です。

台南の人気スポット「赤嵌楼」のすぐ前に「祀典武廟」があり、その脇道を進むと1分ほどでこちらに到着します。
通称「大媽祖宮」と呼ばれ、台湾最古かつ唯一の媽祖廟として知られています。全国で初めて政府が建造し、唯一皇帝公認であることを意味する祀典に記載された媽祖廟で、当初明朝末期に寧靖王と称された朱術桂(1617～1683)の邸宅として使用されていた時代の様式が守られています。
この辺りは見所が集中しているせいか、日本人観光客もタクシーで乗り付けてきていました。

赤崁楼付近からのんびり歩いて行きました。台南での人気スポット「神農老街」の東側にあります。
水仙宮市場がある一帯は以前は港で、周辺には運河があり商人たちが船で貿易をしていました。今でも水揚げされたばかりの新鮮な魚介類が豊富に揃い、寿司・海鮮丼のお店もあります。観光客よりも地元の人が利用する市場ですが、観光客も多いです。

赤崁楼付近からゆっくり歩いていきました。
「神農街」は、車が一台やっと通れるぐらいの細い道で、全長は300ｍほど。この細道は、かつては港から続く運河だったのだそうで、建物の前に着いた船から直接荷揚げをしていたときの荷物の取り入れ口が２階に残るお宅もあります。
実際にまだ民家のままで居住されているお宅もありますが、幾つかのお宅はリノベーションされ、カフェや居酒屋などになっています。

台南市内には地下鉄が無いので、レンタサイクルで行くのが便利です。また、台南公園は広大で全部を回ろうと思えば余程の覚悟が必要です。ちょうど自転車で行っていたので、大体一回りすることができました。
園内は自然たっぷりで、市民がいろんな形で寛いでいます。「台南公園」が開園したのは、100年以上前の1917年（大正6年）。開園当時は熱帯樹の実験林も兼ねていたそうで、多種多様な植物が植えられています。
おきまりの「健康歩道」や健康遊具もあります。

台南駅からは少し距離がありますが、台南公園東側の公園路に新しく出来ました。昨年12月25日に完成、これまで別々の場所にあった各社のターミナルが集約されました。出発便・到着便も同じターミナルから運行されて便利ですね。
コンテナを合わせたようなカラフルな建物が特徴的です。

宿泊していたホテルの目の前がこちらの大学だったので、今回はゆっくり見学しました。前回の経験で、キャンパスは国立大学らしく広大でレンタサイクルでゆっくり観光しました。学生たちも構内の移動は自転車が多かった。
日本統治時代の軍の基地だった建物群や立派な樹木、これは台南の史跡「台湾府城小東門段残跡（小西門）」など見どころは多いです。

台南公園の南側には公園南路という大きい通りがありますが、さらにその１本南の北忠街という小さい通りを西に向かって進んで行くとありました。
観光客は誰もおらず、シーンとしています。1750年に創建された齊教金幢派の翁文峰支派が建立した唯一の齊堂だそうです。
齊教とは中国の在家仏教の一つで、明の初めに起こり、明末に台湾に伝わったそうです。綺麗に整備された現役の道場でした。

市内をレンタサイクルであちこち行き、「赤崁楼」に来た際にその隣りにあった「度小月」に入店しました。
名物の「擔仔麺（タンツーメン）」を注文しました。汁ありの、玉子無しで６０元（玉子ありで７０元）と手頃です。あっさり味でさらりと食べられます（ニンニクは効いてます）。

台南駅近くのホテルから、ゆっくりゆっくり散歩がてら歩いて買い物に行きました。あまりに買いすぎて帰りはタクシーになりましたが（笑）。
生鮮食品から菓子類まで何でも揃います。パイナップルケーキなどのお土産類もスーパーの価格帯で販売されていて、土産品の調達はここで全て済みました。

今回の台南３泊はシャングリラだったので、隣接するこちらはよく利用しました。ただ、もっとも利用したのは通路代りですが・・・。
地下にはフードコートがあり、かなり充実しています。
１Ｆのスイーツ店でケーキなどを買いました。お客さんも多かったですよ。

高鐵とは連絡が悪く、いつも混んでいるレトロ駅の印象ですが、地下化工事中だそうで、駅舎には覆いがかかって工事中でした。
日本統治時代に作られた駅舎はリニューアルして宿泊施設も作るようです。昭和天皇が皇太子時代訪れたこともあるという台南駅。この後、どのような姿になるのか楽しみです。