クラクフ旧市街とヴィエリチカ岩塩坑（東欧周遊ドライブ　その２）

2012/09/03 - 2012/09/03

朝食をとり、8:00前にはホテルを出発して、クラクフの旧市街を散策。今朝は、もやがかかったような曇りの天気。まずは、「ポーランド王の道」をたどってヴァヴェル城へ向かうこととする。
まずは、聖フロリアン教会に行き、マティコ広場を通ってバルバカンへ。フロリアンスカ門をくぐり、フロリアンスカ通りを進むと、正面に聖マリア教会の塔が見える。やがて、中央広場にぶつかる。目の前が開けて、織物会館の大きな建物が目の前に。この中央広場の景色は、やはり壮観。広場は、本当に大きい。
引き続き、「ポーランド王の道」を進み、聖ペテロパウロ教会、聖アンデレ教会、そしてスグラフィットが壁面に描かれている館の並ぶ街並みを見ながら、ヴァヴェル城に着く。坂を登り、城内に入ると、月曜日のまだ朝だからかとても静かだ。ヴァヴェル大聖堂の外観も中庭もとても綺麗。色とりどりの花が咲く中庭を一周して大聖堂のなかを見学。内部は、ジグムントチャペルを筆頭に装飾が壮麗。教会の塔にも登った。16世紀に作られたという鐘は、左手で触ると幸せが訪れるとのことなので、触ってみた。
その後、歩いて中央広場に戻り、まずは、織物会館の土産物店を物色。次に市庁舎の塔に登り、聖マリア教会の中に入る。教会の中のファイト・シュトース作の祭壇は、多くの見学者と参拝者でごった返していた。月曜日は、教会の塔には登れないとのことで、残念。ところで、教会の塔から毎月正時にトランペットが吹かれる。モンゴル人襲撃の際にラッパ手が矢で撃たれて絶命したことを悼んで、フレーズの途中で（撃たれたところ）で吹くのをぷっつり切るのだか、そのような由来を知って聴くと、なるほど哀感がある。クラクフ滞在中何度か聞き、とても印象に残った。12時のトランペットを聞いた後、曇りが晴れないので、予定を変えて早めにヴィエリチカに行くことにした。ホテルに戻り、オペルに乗り込んで出発。ナビは、使い方をわかってしまうと、すごく快適。決して安くないオプションだったが、役に立ちそう。
ヴィエリチカまでの道は工事で渋滞していたが、1時間はかからずにヴィエリチカ岩塩採掘場に到着。14時からの英語ガイドツアーに参加。まずは、階段をぐんぐん降りて行って、そこから坑道を進む。時折、開けた空間を通り、そこには、坑夫が彫った彫像や展示物が置かれているという感じ。ハイライトは、聖キンガ大聖堂。キンガ王妃の彫像や最後の晩餐のレリーフが彫られており、シャンデリアも豪華。これらが全部塩というから感嘆。地下の坑内でお土産用に岩塩も購入。2時間のツアーの最後は、坑夫用のリフトで地上に一気に上がる。これもなかなかのアトラクション。
車でクラクフへ戻る途中に陽射しが見えてきた。車をホテルに置いて再び旧市街へ。西陽ではあるが、バックが青空だと綺麗。中央広場とヴァヴェル城を再訪し、今度はヴィスワ川の対岸から城を眺める。さすがに疲れてきた。旧市街に戻り、予約していたレストランへ。ポーランド料理を満喫してホテルへ帰る。
本日の走行距離29km。

エリア クラクフ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

「東欧周遊ドライブ その１」（http://4travel.jp/traveler/earth/album/10707640/）からの続き

「王の道」の起点、聖フロリアンスカ教会

「王の道」の案内図

バルバカン

フロリアンスカ門

聖マリア教会

聖マリア教会の内部

中央広場と聖マリア教会

聖ヴォイチェフ教会と聖マリア教会

中央広場を走る馬車

織物会館

織物会館の内部

琥珀のアクセサリーの店

ボレスワヴィエツの陶器を売る店

織物会館と旧市庁舎

旧市庁舎

旧市庁舎の塔に登って中央広場を眺める。

聖ペテロパウロ教会

スグラフィット装飾を施した建物が並ぶ。

ヴァヴェル城の城門

ヴァヴェル大聖堂の内部

ヴァヴェル大聖堂の塔の鐘

ヴァヴェル大聖堂

ヴァヴェル大聖堂

竜の洞窟の出口にある竜の像

ヴィスワ川の対岸からヴァヴェル城を望む。

車でウィエリチカに到着

ヴィエリチカ岩塩坑

坑道の入り口

聖キンガ礼拝堂

キンガ王妃の像

最後の晩餐のレリーフ

岩塩で出来たシャンデリア

帰りはリフトで一気に上昇

前菜にオスピツェクを。ザコパネのヤギのチーズを炙ったもので、ベリーソースで食べる。

メインのひとつに「ゴロンカ」を。豚モモ肉の丸焼きだが、シンプルで、とても美味しい。

もうひとつは「ビゴスは、ザウアークラウトと、ジビエ肉の煮込みなのだがスパイシー。

「東欧周遊ドライブ その３」（http://4travel.jp/traveler/earth/album/10708173/）に続く