清泉小ー2017年春

2017/04/27 - 2017/04/27

　鎌倉市雪ノ下2にある清泉小に鎌倉タンポポと横浜タンポポを「植物が進化する」例の教材として届けようと向かった。途中、雨上がりの平日はこれほど人通りがないのかと実感した。
　玄関前の受付で「校長先生がおられたら。」と言うと直ぐに校長先生が上から下りて来て、受付横の応接に通してくれ、話を聞いてくれた。白髪で還暦近い年齢であろうか、話をしていると歳なりの人物のように思えた。
　横浜市内の市立の小学校なら、児童数が1,000人を超えるような学校では定年間際のベテランの校長や再雇用された校長がいて、歳相応の人物が校長になっているが、それ以外の数100人程度の児童数の小学校の校長では頼りなさそうな人や人格者とはほど遠いと思われる人が多いと感じた。中には還暦真近だというのに、いつも注意して最初に行っているという来校者の入場経路の確認を忘れてしまって、相当に時間が経ってから言い出す馬鹿者がいて、さすがに怒鳴りつけてしまった。すると校長室のドアが開いていたので職員室の教諭たちが校長室を注目することになった。このレベルの人でも横浜市立の小学校なら校長になれるのかと呆れてしまったことがある。その後、市の教育長が原発事故で避難してきている児童が150万円も学校の児童たちに奢らされて問題となった際に、市長は何度も謝罪していたが、当の教育長はいじめだとは認識できないでいる。トップの教育長がこれほどの馬鹿なら小学校の校長にはそれ以上の馬鹿がいてもおかしくはないと理解した。
　でもしか教師と言われた時代に、オイルショック後に教員採用され、管理職の年齢に達して校長になったのであろうが、TVの報道では今ではこうした管理職を希望する教職員が少ないのだそうだ。それも校長の質の低下の要因であろうか？
　校長先生にはどうしてこの学校に？と何度か尋ねられた。「何度となくこの前を通ったが、年初めに鎌倉タンポポと横浜タンポポを届けた国大附属小の児童よりはおとなしくて行儀が良いと思いました。」、「小学校が頼朝の鎌倉幕府跡、中高が玉縄城の本丸跡、大学の本部が島津家の本邸跡にあるという本当に考えられないような学校で、この小学校の裏にも頼朝墓と島津家祖の墓があるという信じられないような場所にある。」ことを話すと校長先生も納得されていた。
（表紙写真は清泉小）

エリア 鎌倉(神奈川)

清泉小。

清泉小。

「植物は進化する」とされる。しかし、シロバナタンポポは染色体数が5倍体であるために単為生殖する。したがって、シロバナタンポポの遺伝子情報は全て同一であると考えられている。
ではシロバナタンポポは進化しないのか？もしそんなことになったら進化から取り残された種は次第に淘汰されて行ってもおかしくはない。
シロバナタンポポは突然変異して遺伝子情報を変えて進化して、その繁殖の機会を高めているのだと理解している。その例が1年半の間に私の前に現れた鎌倉タンポポと横浜タンポポなのだと理解している。