瑠璃光寺:ドクターキムルさんの旅行ブログ
山口県山口市香山町にある瑠璃光寺は曹洞宗の寺で保寧山瑠璃光寺という。本尊は薬師如来である。元々は大内氏の家臣・陶(すえ)弘房が主君・大内政弘と共に応仁の乱で戦い、応仁2年(1468年)に京都で戦死したが、夫人の仁保氏がその霊を弔うために文明3年(1471年)に建立した安養寺が起源である。その後、寺領が狭いため隣山に寺を建て、弘房の持仏・薬師如来を移し、安養寺を廃して保寧山瑠璃光寺と号した。天正14年(1586年)、吉川元春の逝去の折、瑠璃光寺が霊牌所となって一時寺名を変えた。
五重塔は大内義弘が建立した香積寺(こうしゃくじ)の遺構であり、応永の乱で討伐された大内義弘(1356年〜1399年)の霊を祀るために弟の大内盛見(もりはる)が嘉吉2年(1442年)に建立した。その後の慶長9年(1604年)、香積寺は毛利輝元と供に萩に移ったが、その跡地に、元禄3年(1690年)瑠璃光寺の名に復帰して移された。この国宝の五重塔を中心として、境内は香山公園と呼ばれ、桜や梅の名所にもなっている。大内氏全盛期の大内文化を伝える寺院であり、「西の京・山口」を代表する。また、香山墓所は「毛利家墓所」のうちの一つとして国の史跡に指定されている。
(表紙写真は瑠璃光寺五重塔)
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