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クラクフ駅前のバスターミナルからオシフィエンチム行きのバスは1時間に1〜2本の便があり、約2時間で到着します。<br />アウシュヴィッツ1号がオシフィエンチムにある強制収容所、2号がビルケナウです。私は、ここに行くまではどちらも同じものと思っていたのです。オシフィエンチムとビルケナウの間は約2kmあり、1時間毎のバス(実際は、1時間も待たずにどんどん運行されていました)が無料で運んでくれました。<br /><br />人間を人間とも思えない心がいかにしてつくたれたのか・・・<br />犠牲となった人たち、そして、かろうじて命拾いできた人たちの尊い人生を無残なものに変えてしまったものは・・・<br />言葉にしてしまうには、あまりにも大きな重いものを抱えている所でした。<br /><br />とても、人間にとって重い大切なものを伝えてくれる所、一度はこの場に来て、人の命・人の生き方について考えてみてもいいと思うのですが・・・、日本からは、遠い!!<br /><br />8月19日今週最終日となるのですが、P.M.11:00からNHKでアウシュヴィッツの特集があります。よかったらご覧下さい!!(けっしてNHKさんのまわしものではないのですが・・・)<br />     ↑<br />これは、2005年の情報です。<br />

東欧【6】ポーランド:アウシュヴィッツ編

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2005/08/03 - 2005/08/04

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デコ

デコさん

クラクフ駅前のバスターミナルからオシフィエンチム行きのバスは1時間に1〜2本の便があり、約2時間で到着します。
アウシュヴィッツ1号がオシフィエンチムにある強制収容所、2号がビルケナウです。私は、ここに行くまではどちらも同じものと思っていたのです。オシフィエンチムとビルケナウの間は約2kmあり、1時間毎のバス(実際は、1時間も待たずにどんどん運行されていました)が無料で運んでくれました。

人間を人間とも思えない心がいかにしてつくたれたのか・・・
犠牲となった人たち、そして、かろうじて命拾いできた人たちの尊い人生を無残なものに変えてしまったものは・・・
言葉にしてしまうには、あまりにも大きな重いものを抱えている所でした。

とても、人間にとって重い大切なものを伝えてくれる所、一度はこの場に来て、人の命・人の生き方について考えてみてもいいと思うのですが・・・、日本からは、遠い!!

8月19日今週最終日となるのですが、P.M.11:00からNHKでアウシュヴィッツの特集があります。よかったらご覧下さい!!(けっしてNHKさんのまわしものではないのですが・・・)
     ↑
これは、2005年の情報です。

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  • アウシュヴィッツのバス停

    アウシュヴィッツのバス停

  • 有刺鉄線がはりめぐらされています。

    有刺鉄線がはりめぐらされています。

  • チクロンの缶が山積みです

    チクロンの缶が山積みです

  • 三つ編みのまま切り取られて・・・

    三つ編みのまま切り取られて・・・

  • わらの寝床<br /><br />最初の「囚人」達は、コンクリートの上にわらをしいて、何人もここで生活させられたのです

    わらの寝床

    最初の「囚人」達は、コンクリートの上にわらをしいて、何人もここで生活させられたのです

  • 水洗トイレ

    水洗トイレ

  • わらより少しはまし?<br /><br />40〜50人部屋に、200人が押し込められていたそうです

    わらより少しはまし?

    40〜50人部屋に、200人が押し込められていたそうです

  • 後に作られた3段ベッド<br /><br />たいてい1段ごとに2人寝ていたとのことです。

    後に作られた3段ベッド

    たいてい1段ごとに2人寝ていたとのことです。

  • ナチス親衛隊に「協力」した人だけが、<br />自分を部屋を持てたそうです。<br /><br />どんな思いで協力したのか・・・<br />

    ナチス親衛隊に「協力」した人だけが、
    自分を部屋を持てたそうです。

    どんな思いで協力したのか・・・

  • 死の壁です

    死の壁です

  • どんな思いでここに立たされたのでしょう・・・

    どんな思いでここに立たされたのでしょう・・・

  • 犠牲になった人たちの名前がパネルの壁にぎっしりと・・・

    犠牲になった人たちの名前がパネルの壁にぎっしりと・・・

  • このパネルが名前で埋め尽くされています

    このパネルが名前で埋め尽くされています

  • 収容された人たちの持ち物や、チクロンBを保管していた棟

    収容された人たちの持ち物や、チクロンBを保管していた棟

  • 点呼広場<br /><br />集団絞首台もみえます

    点呼広場

    集団絞首台もみえます

  • このむこうにガス室と焼却炉が

    このむこうにガス室と焼却炉が

  • 焼却炉外観

    焼却炉外観

  • ガス室

    ガス室

  • 焼却炉の釜

    焼却炉の釜

  • ここからが、ビルケナウです

    ここからが、ビルケナウです

  • 死の門と引込み線

    死の門と引込み線

  • バラックが、当時は300棟以上も並んでいたといいます

    バラックが、当時は300棟以上も並んでいたといいます

  • ベッドに何人も押し込められ

    ベッドに何人も押し込められ

  • トイレです<br /><br />衰弱した人が落ちてしまうという・・・

    トイレです

    衰弱した人が落ちてしまうという・・・

  • 壊されたままでですが、

    壊されたままでですが、

  • 収容される人たちが乗せられてきた列車の引込み線の尽きる所です

    収容される人たちが乗せられてきた列車の引込み線の尽きる所です

  • その引込み線の尽きる所に、国際慰霊碑がたっています

    その引込み線の尽きる所に、国際慰霊碑がたっています

  • 門の塔に上ってみました。

    門の塔に上ってみました。

  • 慰霊碑の文字

    慰霊碑の文字

  • 広い敷地です

    広い敷地です

  • 働かされている人たち

    働かされている人たち

  • 門の塔から

    門の塔から

  • ここを出てから、ふとお腹がすいている事に気が付きました。<br /><br />それまで、みる事で、もう頭も心もいっぱい過ぎて・・・<br /><br />今の私たちは、あたりまえなのですが、生きてここから出られるんだ。<br /><br />あたりまえだということの有難さを、忘れずに。<br /><br />

    ここを出てから、ふとお腹がすいている事に気が付きました。

    それまで、みる事で、もう頭も心もいっぱい過ぎて・・・

    今の私たちは、あたりまえなのですが、生きてここから出られるんだ。

    あたりまえだということの有難さを、忘れずに。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • M-koku1さん 2007/09/22 21:39:52
    行かなければよかったと思いました。
    私は歴史が好きで、アウシュビッツのことも随分勉強していました。又以前住んでいたイギリスのお向かいさんは、アウシュビッツから生きて帰れたアブラムさんで、話を聞いたこともありました。だから普通に歴史的な場所を見に行くつもりでアウシュビッツに行きました。そしてものすごいショックを受け、来るんじゃなかったと後悔しました。写真好きの私ですが、珍しく写真を撮る気分にもなれませんでした。深く人間の怖さについて考えさせられた一日でした。ポーランドは美しくて、料理もおいしくて、又行きたい国ですが、私がアウシュビッツに戻ることは二度とないと思います。デコさんは、如何でしたか?

    デコ

    デコさん からの返信 2007/09/22 23:59:45
    RE: 行かなければよかったと思いました。
    TAMkoku1さんへ
    これはとっても重いテーマですね。
    私も歴史が好きで、西洋史を特に好んで勉強したのですが、
    実際に目の前にしてみると、勉強したことがナント薄っぺらなものだったんだろうと思い知らされました。
    最初は写真を撮る気にもなれず、撮ってはいけない物のような気がしていたのですが、この現場を知らない人にも伝えたくて写真を撮り始めたのを思い出しました。でも・・・撮れないところもたくさんありました。
    この日は、食欲も出なくって何時間も歩き回ったような気がします。
    そして外に出てふと気がつくとお腹ペッコペコ・・・
    生きている自分を実感しました。
    もう一度行けるかというと・・・考えてしまいます。

    M-koku1

    M-koku1さん からの返信 2007/09/23 07:31:46
    RE: RE: 行かなければよかったと思いました。
    デコさん
    薄っぺらな というのは、まさにその通りですね。あれだけ本を読んだり、写真を見たり、テレビのドキュメントを見ていたのに、あの現場で感じたなんともいえない吐き気を感じるぐらいの受け入れがたい現実、初めての経験でした。例の門を入ってすぐの印象は、なんだ、聞いてたよりずっときれいな場所じゃない?収容所というのに立派だなあ などと考えながら、気楽に歩き始めたのですが、デコさんの写真にもあった、髪の毛の束を見、それで作られた洋服から髪の毛がすっと伸びているのを見てからどんどん気分が悪くなってしまいました。世界中の人がここを訪れたら、きっと平和が来るのかもと思いました。多分一生に一度は見ておいた方がいい場所ではあるんでしょうね。

    デコ

    デコさん からの返信 2007/09/23 18:08:50
    RE: 行かなければよかったと思いました。
    TAMkoku1さんへ

    >世界中の人がここを訪れたら、きっと平和が来るのかもと思いました。
    >多分一生に一度は見ておいた方がいい場所ではあるんでしょうね。
    私もそう思います!
    生と死、平和と戦争、命の重み・・・何不自由のない毎日の生活の中で、
    忘れがちになることこそ、しっかり向き合わないと
    いつの間にか取り返しのつかないことになってしまう・・・
    これが、歴史の繰り返しなのかもしれませんね。

    この夏訪れたボスニアヘルツェゴヴィナのモスタルで、銃弾痕の残る建物に、再び生活の基盤を築きはじめている人々の姿にも、いろいろ考えさせられて帰ってきました。
    たくさんの人が、自分のことだけでなく、もっと広く目を向けていくことが出来ると世の中ももっと変わってくるように思いました。
  • SUR SHANGHAIさん 2007/07/20 11:17:27
    夏のご予定は?
    お久しぶりです。

    もう今年も夏ですね。夏のご予定は?(*^。^*)
    私は夏には特にありませんが、9月になってからポーランドに行ってくる予定です。
    で、予備演習にクラクフとアウシュビッツ編を拝見。
    クラクフの町並みの美しさとアウシュビッツの恐怖が対照的ですね。
    私も遅れ馳せながら、その歴史のあとを見て来ようと思います。

    デコ

    デコさん からの返信 2007/07/20 19:14:02
    RE: 夏のご予定は?
    SUR SHANGHAIさん,
    こちらこそご無沙汰しています。

    9月にポーランドにいらっしゃるんですね♪
    ポーランド、ショパンの祖国として、ずっと以前から行きたかった国で、
    行けた幸せに浸っていました(*^。^*)
    どこも素晴らしかったし、アウシュヴィッツではいろいろ考えさせられ、
    訪れてほんとによかったと思いました。
    どうかポーランドの素晴らしさをたっぷり味わってきてくださいね。

    私は、クロアチアを中心に、スロヴェニアや
    モスタル、コトルといった隣国の町へも足を伸ばそうかと思っています。

    お互いにいい旅になりますように!

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