2008/08/01 - 2008/08/03
92位(同エリア497件中)
Datoさん
アメリカ・ゴールドラッシュの歴史を辿る、チルクットトレイル(ダイー〜ベネット 53.1km)を2泊3日かけてトレッキングしてきました。
トレッキングの持ち物情報やレンタルギアーに関しての情報はクチコミにあります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ダイーにあるチルクットトレイル出発点。
今回は4人プラス1匹です。 -
朝7時半に出発。
20キロの荷物を背負っていても、まだ足取りは軽い様子。 -
トレイルの入り口には"National Historic Landmark"のサインがあります。
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フィネガンポイントまであと3.3マイルのサイン。
ここまで1時間20分歩いてきました。 -
トレイルにはこんな沼地がいたるところにあります。
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沼には木の板が設置されているので、犬も歩けます。
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トレイルにはこんなゴールドラッシュ時の面影が。
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出発地点から7.7キロのフィネガンポイントに到着。(10:20am)
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フィネガンポイントには、昨晩ダイーを出発し、フィネガンにキャンプしたアメリカの女子高生達がいました。
私達は、ここで30分の休憩を取りました。 -
フィネガンポイントを出発してすぐ左に、滝が見えました。
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水はこういった川の水を濾過して飲みます。
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キャニオンシティポイントでは休まず、そのまま通過。(12:40pm)
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トレイルは段々と勾配が厳しくなってきました。20キロの荷物を背負っていると、登りが厳しく感じてきます。
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トレイルの横にはタイヤ川が流れています。
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プレザントキャンプを過ぎるとこの橋が出てきます。
川はかなりの急流で、橋は隙間があいていて、ちょっと怖い感じ。 -
犬が橋の隙間から見える川を怖がって渡れないので、抱えてなんとか突破。
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渡りきった犬は、私が橋を渡るのを心配そうに見守っています。
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「シープキャンプまで0.75マイル」
やっとこのサインが見えた・・・。
その後は狂ったように早歩きしました。
翌日の登頂に向けて、殆どの登山者がこのシープキャンプに泊まるので、よいキャンプスポットを獲得するために、走り出す人までいます。
出発してから18.9km、8時間。みんなどこにそんなパワーがあるのか?
しかしこの0.75マイルの長いこと、長いこと。この世で一番長く感じた0.75マイルです。(3:30pm) -
シープキャンプのロッジです。
中にはストーブが炊いてあり、壁には山の情報が貼られています。このロッジはキャンプ用ではなく、非常時のみ使われる様です。 -
ここが早足で勝ち取った、今晩のキャンプスポットです。
トイレにも川にもロッジにも平均的に近く、いい感じです。 -
夕食の支度は携帯ガスコンロで。今晩の夕食は、お湯を入れて10分の、タイ風ビーフソテーです。
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翌日は6:30amにシープキャンプを出発。
すぐにこんな岩場が出現。
今日は山頂を昼前には超える予定なので、弱音を吐いていられません。 -
こんな川も越えて。
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雪山に突入。
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スケールポイントに到着。(8:45am)
ここでは、ゴールドを求めてやってきた人々が、チルクットパス(山頂)を前に彼らの持物の重さを量り直した場所。合計1トンの生活品がカナダノースウェスト騎馬警察から探鉱者に課せられた入国の必要条件だったそうです。 -
スケールポイントにはこの様に、探鉱者たちが余分な物を捨てていった跡があります。
中には動物の骨や、靴などもあります。 -
スケールポイントから山頂までは約1kmですが、角度が80度はあるんじゃないかと思ってしまう岩山をひたすら登ります。
荷物の重さで体がひっくり返ってしまうのではないかと、岩に這いつくばって行きました。
霧は出てるし、岩は塗れてすべるし、こんなハードコアな山登りに慣れていない私は、恐怖で声が出ず。
助かるには、ひたすら上に進むのみ・・。 -
感動の、登頂!
でも霧で何も見えなーい。
でも嬉しーい♪(10:40am) -
山頂にはこんな小さな山小屋があります。
ここで、汗で濡れた服を着替え、しばしの休憩。
軽い食事と暖をとります。 -
山頂を越えたら、ひたすら山を下ります。
登山者がトレイルをはずれないように、旗が立ててあります。 -
この辺りから段々雲が切れて、晴れ間が覗いてきました。
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イチオシ
綺麗な湖が見えてきました。
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イチオシ
念願の、太陽です!
山頂の寒さが嘘のよう。 -
雪山を終え、緑の中をハイキング♪
ここまできたら、気持ちも体も楽です。 -
ハッピーキャンプに着きました。(2:00pm)
本当に、この名前付けた人、すばらしいですね。
ハッピー以外の何者でもないですよ、ここは。
スケールポイントから山頂までの辛さを忘れさせる、すばらしい景色と天気! -
ハッピーキャンプの下を流れる川。
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ハッピーキャンプで1時間半のハッピー休憩を取り、さらに先へ進みます。
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ディープレイクが見えてきました。
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ディープレイクに到着しました。(5:00pm)
この湖の正面、私が写真を撮っている側にキャンプ場があります。 -
ディープレイクで40分の休憩後、私達はさらに先へ・・・。
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日が暮れるまでにはまだまだ時間はありそうです。
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リンダマンシティポイントに到着。(6:30pm)
今夜はここにキャンプします。
しかし途中、熊出没注意のサインが。
ここで、チルクットトレイルをハイキングしたというアメリカとカナダのパークサービスから出される証明書をもらいました。 -
チルクットトレイル ハイキング証書です。
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カナダの国旗もさらに美しく・・・。
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リンダマンシティを上から見たところ。
ゴールドラッシュ時には何百もの家があった所です。 -
ゴールドラッシュ時のリンダマンシティの写真です。
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リンダマンシティのログキャビンの前に咲く、ファイアーウィードの花。夕日に映えてます。
この花が散る頃、アラスカの夏は終わります。 -
翌日は朝7時に目的地のベネットへ向けて、リンダマンシティを出発。
海岸のような砂の上を、足をとられながらひたすら前進。 -
こんな枯れ木を見つけました。
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動物の頭蓋骨も。
金(ゴールド)を求める旅の辛さが伝わってくる気がします。 -
ベネットに到着!(涙)(10:40am)
この達成感、何でしょう? -
ベネットの丘に聳えるセントアンドリュー教会。
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ホワイトパス・ユーコン鉄道のベネット駅。
ここからスキャグウェイ駅まで列車で帰ります。
レストランのトイレで洋服を着替え、電気便座で暖を取った時の幸せなこと。
レストランでは私達の列車が来るまでコーヒーを堪能しました。ちなみにレストランはUSドル現金のみの支払いです。クレジットカードを持っていっても泣きを見ます! -
愛犬もお疲れです。列車が来るまでかと思いきや、列車の中でも爆睡していました。
(よく頑張ったぞ!) -
2時発のベネット発スキャグウェイ行き。
これが私達の列車です。 -
車内には同じ様にチルクットトレイルを制覇した仲間たちが・・・お疲れの模様。
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列車は登山者たちのリュックを乗せて、一路スキャグウェイへ。
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チルクットトレイルの地図です。
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アラスカの車ナンバープレートです。
ゴールドラッシュ時のチルクットトレイルがデザインされています。
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