喧噪のハイチ２

2004/11/16 - 2004/11/24

「喧噪のハイチ」パート２です。
治安が「ここ二十年で最悪」の状態だったので、世界遺産のシタデルなどカパイシアン周辺には行けませんでした。
今回の旅行で行けたのは首都ポルトープランスとジャクメルのみ。（実はジャクメルも「途中でバス強盗が出るので自粛してください」と大使館の方から言われていたのですが。）
都会はとにかくゴミが多く、尋常ではないくらい靴が汚れます。
サンダル履きはやめましょう。
破傷風になるかもしれませんから。
その一方で、田舎の風景は本当に美しいです。
ハイチの絵画に出てくる夢のようにのどかな風景は、嘘でも大げさでもありません。

エリア ハイチ

トラックの下で昼寝していた豚。撮影場所はダウンタウンの公共墓地のそばです。クレオール語で豚は「コション」といいます。親豚はグラン・コション。子豚はチ・コションです。

「ラグ・デ・ベフ」というシチューです。うまかった！。このシチューと写真には撮りませんでしたが、「グリオ」という豚肉の料理（チャーシューの塊みたいなもの）が、僕のお気に入りです。

有名なアイロン・マーケットの近くです。喧噪度１２０パーセント。

大統領官邸のすぐそばですら、このありさま。ハイチには官庁街といえるほどの街区はありません。一応、大統領官邸周辺がそうなのかもしれませんが、貧しい地区との距離があまりにも近すぎ、また政府の建物の数が少なすぎます。

ジャクメルのバス乗り場です。ロンリープラネットの情報は古く、新しいバス停の情報が出ていません。この写真はロンプラにも出ている古い方のバス停で、降車専用です。新しい方は町はずれにあり、徒歩で２０分はかかります。周囲にはテキサコのガスステーション以外、何もありません。林と河原だけです。モト・タクシー（タクシーのバイク版）で行く方がよいでしょう。

ジャクメルの土産物屋。ジャクメル名物、カーニバルの仮面が飾られています。

ヴードゥー教の寺院の一部。

おなじくヴードゥー教の寺院の一部。

おなじくヴードゥー教の寺院の一部。

ヴードゥー教の祭壇。これは「ペトロ」とよばれる信仰の祭壇です。

こんな崖っぷちにもヤギがいます。家畜が道端にいることは多く、路肩に牛や豚がいます。また自動車相手にニワトリやホロホロ鳥を売り歩く露天商も多いです。

ジャクメルのビーチ。有名な難破船オレガノ号。このビーチは片瀬江ノ島のように砂が黒く、泳ぐのには適していません。きれいなビーチは街の東の外れにあります。

ジャクメルの市場。１９世紀の建物です。この日は休みでしたが、普段は人でいっぱいです。

バシン・ブルー。ジャクメルから日帰り出来るうつくしい池の連なり。街から１２キロほど離れた山の中にあります。

おなじくバシン・ブルー。「バシン」とはクレオール語で「池」という意味。

これまたバシン・ブルー。ハイチ人ガイドから「日本に帰ったら、このうつくしい風景を紹介してくれ」と言われたので、紹介します。

バシン・ブルー。この写真を撮った後、滝壺で泳ぎました。

だめ押しのバシン・ブルー。

この国では、騾馬は大事な乗り物です。いろいろなところで目にします。

バシンブルーからの帰り道。

おなじくバシン・ブルーからの帰り道。眺めが実にうつくしい。ハイチには絶景の高台が無数にあります。

新婚旅行をかねて里帰りしていたハイチ人カップル。同じホテルに泊まっていたので友達になりました。この日は結婚記念のホームパーティー。旦那さんは51歳。カナダ在住。この国では４０すぎてから結婚するのが普通です。女の人はシングル・マザー、もしくは子連れで同棲し、やはり４０代か５０代になってから結婚します。

新婦とその友人。

新郎とその兄。兄弟といっても父親の違う兄弟です。

有名なオロフソン・ホテル。オーナーはラムというバンドのリーダーでもあります（ラムはメジャーデビューしており、CDは日本でも購入可能）。このホテルは、かつてミック・ジャガーも泊まったそうです。一泊＄７０くらいです。