Highlight Vol.9 〜幸運なTicket〜:ダイサクさんの旅行ブログ
「ハヤカワ、ウィーン・フィルハーモニーのチケットやるよ。」
ベルギー駐在日本人派遣員の先輩(といっても欧州の会社の取締役)から突然言われてから一ヶ月後の昨日、仕事帰りにウィーン・フィルハーモニーのオーケストラを観に行ってきた。
言わずもがなだが、ウィーン・フィルは世界でも屈指の人気と実力を誇る世界最高峰のオーケストラ。と言ってもおれはクラッシックとかはあまりこれまで聞いた事なく、ウィーン・フィルについてもそれほど知らず興味もあまり知らなかった。
前日に他の日本人駐在員と話をしていたら、何でも世界三大オーケストラだと言う。日本で見るとチケットは数倍、入手も困難という。
「ハヤカワ君それはラッキーだよ。」ということのようだ。
ということで、ラッキーなチケットをもらった僕は、木曜日は仕事を17時半に切り上げてきてからアパートに戻り、焼きそばを作って食べてからBOZARへ車で向かった。BOZARとは「芸術の宮殿」と呼ばれる、グランプラス近くにある王宮の一角にある劇場。ここでは海外からも多くの人を集める超一流のコンサートや演劇が行われ、建築自体がアール•ヌーボーのリーダー、ビクトル•オルタに建てられた場所だという(From ガイドブック)。
20時からの開演の30分前に到着。
グランプラス脇に車を停めて、BOZARまで行き、チケットを交換する。
チケットをくれた先輩Tさんはどうやら昨年の6月に予約していたようで、ただ残念ながら今週はアメリカで社内会議が一週間開かれているのでチケットを譲ってくれたのだ。
仕事上、Financial Analystとしての上司はカナダ人であるが、企画管理としての上司はTさん。ものすごく頭がきれ、MBAも持っているTさんは、一方では旅行が好きで、昨年Tさんがモロッコを一人旅しているときは偶然おれの大学サークル同期と会ったみたいだ。子供は二人、うち一人は今年から就職というから、おれは息子と少しだぶるのかな、「チケットは早川にやる」って話を数ヶ月前に自分が行けなくなった際に周りの方には話していたようだ。嬉しいよね。
そんなこんなで行ってきたBOZAR。
知識も経験もまったくなく、初めてのクラッシック音楽オーケストラでウィーン・フィル。
夜20時前に会場に着く。
周りは着飾った上品な方がたくさん、日本人の姿もちらほら見える。
コートを預けようとお姉さんに渡すと「ここは違うから二階に行って右に行ったところで渡してね」ということで二階に上がり、席へと座る。チケット席は二階の舞台から左側の席。席はふかふかの赤い絨毯生地だった。
20時。
ボックス席の後ろドアが締められる。
途中入場はできないようになっているようだ。
そして、オーケストラメンバーが入場。
その後、指揮者が入場してくると場内拍手でわれんばかりになる。
会場のざわめきが、指揮者の一挙手に反応して静まっていき、始まった。
最初の音楽を聴いて、鳥肌が少し立つ。
そこまでクラッシックには詳しくないものの、どこかで聞き覚えのある曲ー。
ベートーベンの「田園」だった。
”あ〜幸せ。”
休憩20分程を一回挟む3曲2時間構成。
演奏の最中に気持ちが良くなってくる。
場内は照明が落ち、皆が息を沈め舞台から湧き出てくる演奏者、指揮者のPerformanceに釘付けになる。
演奏が止むと、会場中に咳がこだまする。
そしてざわつきが聞こえ、指揮者の動きに応じてまた静かになっていくー。
二曲目はDebussyの「La Mer」。
全然知らなかったけど、指揮者と演奏者達を観ていくとあっという間に時間が過ぎていった。
オーケストラ自体これまで生で観た事なかったし、指揮者ってそんなにすごいのかなって思っていた事もあるけれど、今回生で観て、五感で感じて、指揮者のすごさを感じた。なんか格闘技程わかりやすくはないけど、心技体全てで勝負している印象を抱いた。
何事もやってみないとその凄さってのは、大変さってのはわからないもんだけど、指揮者ってどんな気持ちなんだろうとか。気持ちいんだろうかとか。あれは結構体力いるだろうなとか。あの指揮棒落ちないのかな?とか(笑)
そして演奏者達のパワーもほとばしっていた。
繊細な音色もあれば、パワフルな箇所もあったり、有名なベートーベンの音楽から最後まであっという間に堪能してきた。
三曲目は「Ravel - Daphnis et Chloé suite no.2 」。
これもまったく知らなく、ちょっと腰痛いなあ、なんて思いながら聞いていた。
そして驚きは終了後に待っていた。
22時10分、全三曲が終了し、場内は拍手に包まれる。
自然とスタンデイングオベーションをする自分。
演奏者達に敬意を表す気持ちとともに、ずっと座っていて腰が痛くなったっていう二つの理由からだ。(笑)
すると、一旦退場した指揮者が戻ってくる。
そして短いアンコール曲。
1曲やってくれて、ひと呼吸置いてから始まったアンコール曲が素晴らしかった!!
これを聞いたとき、指揮者の全身から、魂からほとばしるパワーとそれと一体になって音楽を織りなす演者たちとのPerformanceが素晴らしく、”すごい。”って感動して心を無にして聴き入っていた。
その曲は、
残念だけどわからない。(笑)
旋律は覚えていて、すっごい有名なのはたしかなんだろうけど•••。
今度探そうと思う。
終了後、会場内で偶然会った会社の先輩夫婦が「今日はラッキーだったねえ。」と言っていた。
”田園”とアンコールの曲、もう一度聞きたいな。
今度は一人じゃなく、愛する人と。
ダイサク
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0904ビールと夜景を満喫、Germany & Benelux 冬の旅 (Brussels Namur)
by EuroNight8205さん・写真42枚
同行者: -
旅行テーマ: 芸術・美術館・博物館
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