2008/09/08 - 2008/09/08
58位(同エリア373件中)
コクリコさん
M夫妻のご好意でブルゴーニュの田舎で過ごすという素晴らしい体験ができました。
まさに天から降った《ブルゴーニュの贈り物》でした。
私の4トラベルの旅行記を見たマダムMことマリー=クロードがとても面白がって下さり「いっぱい写真撮って旅行記にして!庭も家も」と言ってくださったので、たくさん写真を撮りました。
表紙の写真はM夫妻手造りのゲストハウスです。
二人でこつこつと作り上げたそうです。
私たちはこのゲストハウスに招かれたのです。
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昨夜は12時頃まで母屋のMご夫妻と共に夕餉を楽しみ、ぐっすり眠った翌朝。
寝室のある2階の窓から見た景色。
庭の向こうの建物はお隣の家です。 -
階段を下りて。
部屋は床も階段もすべて木で作られています。
もちろん二人で作ったもの。
まだ新しい木の香りがします。
もちろん、素足かスリッパですよ。
靴は脱ぎます。 -
一階のキッチンの窓から。
キッチンは一度も使いませんでした。
朝食も昼食も夕食もすべて母屋でいただきました。 -
夕べは遅かったのでマダムはまだお目覚めではないようです。
早起きの夫はもうすでにどこかに散歩に出かけていました。
私はお庭の中だけ散歩。
庭といっても我が家の近所の公園より広いので朝の散歩には充分の広さです。
古井戸がとても良いでしょう♪ -
庭仕事が好きなマリー=クロードは庭に花だけでなく果樹園まで作り育てています。
ナシの実がちょうど良い大きさに実っていました。 -
ぶどう棚。
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リンゴ。
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ラズベリーかな?
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ミュール(桑の実)
ラズベリーとミュール、ブルーベリーをミックスして作ったジャムを後でお土産にいただきました。
とても美味しかった! -
プチトマト、、、これは我が家の猫の額ほどの庭にもあります(^^)
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花を育てるのが好きなマリー=クロードが特に好きな花はコスモス、バラ、ダリアだそうです。
そして私の4トラの旅行記の中でも東京の昭和記念公園のチューリップ、豊島園のアジサイの写真を見て
セ ジョリ、、、トレ ジョリ、、、
とため息をついていました。
いつかまた日本に来られる時があったら是非昭和記念公園に連れていってあげたいと思いました。
日本庭園もあるし、きっと気に入るに違いありません。
手前のピンクの花はセダム。
遠くに見える建物は私たちが寝泊りしていたゲストハウス。
帰国してから、花屋さんでセダムを見つけすぐ購入しました。 -
バラ。
私たちが泊まったゲストハウスには蔦が絡まっています。
今は緑色ですが
「秋には真っ赤に紅葉してとても綺麗なのよ」
と、マリー=クロード。
真っ赤に紅葉した蔦を見てみたいなぁ♪ -
コスモス。
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足元には朝露に濡れた小さな白い花。
この1センチほどの小さな花は、フランスのどこにでも咲いていました。
別の日にまたこの花を写していたら、マリー=クロードが「この花はきれいでしょ!」と。
私の聞き方が下手だったので名前はわからないまま。 -
この花も名前わかりません。
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バラ園。
庭園や《バラとガーデニングショウ》のような華麗さはなく、オシャレでもなく自然に並んで咲いていました。 -
いきなり金沢兼六園の石塔(^O^)
柔道家のダニエル(黒帯6段)の師は金沢の道場の先生です。
30年来の師であり友だそうです。
サイトで調べてみたら、昭和40年代、日本でも世界選手権でもかなり上位にいた方のようです。
オリンピックには出ていないみたい。
春のM夫妻の日本旅行もまず金沢の柔道場にしばらく滞在してから始まりました。
若い頃から何回か金沢でセンセイの指導をうけたようで、金沢は毎度お馴染みの土地。
日本贔屓のM夫妻のこと、とうとう庭に金沢兼六園の石塔と同じ物を運んできました。
本当の石です!
日本から送った?重すぎますよね。
フランスでも売ってるのかしら?
それを聞いても、ダニエルはニヤニヤしてるだけ。 -
バリ島の仏像だそうです。
パリのクリニャンクールの蚤の市で仏像売っていたから、アンティークのお店ででも買ったのかしら。
バリ島から運ぶのは、、、やはり重すぎですよね。
仏像や石塔が無造作に置かれていますが、庭に似合っていました。 -
この狐は、、、後でわかります(^-^)
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あっ、あんな所を夫が走ってる!
どうしたんだろう?
朝早く一人でM家の敷地を出て、村を散歩していたらしいのですが、帰ってくる時に隣の家の犬に吼えられたらしい。
「怪しい東洋人がいるぞ、ウーッ、ワンワン!!!」
必死で歩いて(走ると追いかけられるから)逃げ、M家の敷地内に入り、入ったとたん走っているのだ。
皆で大笑い(^^) -
家族の一員、黒猫のフィフィネット。
人懐っこく、甘えん坊。
「とても頭が良いのよ」とマリー=クロード。
生まれた時から足が一本なかったそうです。
器用に元気に飛び回っていました。 -
時間はゆっくり流れています。
マダムはまだシャワーを浴びているみたい。
作業小屋では早起きのダニエルがし止めた鹿を捌いていました。
食べられる鹿はノロジカだそうです。
ダニエルは狩をしますが、決して銃ではしないそうです。
銃を持つと必要以上に殺してしまうからと。
ダニエルは食料分だけ狩れば良いので弓矢で射止めるそうです。 -
それはカッコイイ!
まるで中世の森の中で狩りをしているロビンフッドみたいではありませんか!
もちろんお茶目なダニエルは「ロビンフッドだ」と言って弓を射る格好をしました。
「弓を射るヘラクレス」でも良いわ♪
ノロシカの足で遊ぶダニエル。
こういうの平気な私も足を持ってトントン遊びました。
作業小屋の二階もゲストハウスになっています。
器用なマリー=クロードが織ったブルーのタピスリーが壁一面に掛かっている素敵なお部屋。
マリー=クロードはブルーが大好きと言っていました。 -
マダムが朝食の支度をしている間に洗濯機を借りて洗濯。
「洗濯終わったらそのままにしておいて良いわ、後で私たちのと一緒に干すから」と言われたのでそのままにしておく。
朝食もゆっくりと。
これから散歩に行くから一緒にと、言われ
・・・うーん夕べの話だと今日はヴェズレーに行くことになっている。
こんなにのんびりしていて良いのかなぁ・・・心配になるコクリコ夫婦。
夕べ
「明日の予定はどうしましょう。ヴェズレーかブールジュか、それとも他に行きたい所は?」
と聞かれ、数年前にブールジュに行ったことがあるので
「ヴェズレーに行きたい!」
と言った私。
金沢のセンセイがM家に滞在した時はどちらも行かなかったと残念そうな顔。
「センセイたちはどこに行ったんですか?」
と聞くと
「ヴェルサイユ宮殿、それからゴルフ」と。
ここからヴェルサイユ宮殿は遠すぎ。
センセイご一家がパリに滞在していた時に行ったのかもしれない。
いずれにによ
「ヴェズレー」と言った時もダニエルのウットリとした目。
ヴェズレーって特別な場所かもしれない。
きっとM家のお客様を是非連れて行きたい場所なのだ!
で、M家を出るとすぐお隣は広々とした牧草地。 -
牧草地にはたくさんの馬が草を食んでいました。
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こっちへおいでいい子、いい子。
この牧場の馬は競馬用の馬の牧場だそうです。 -
ダニエルはスイートピーの花の種を取って
「コクリコの庭に蒔いたら」
と。
でも外国の種を日本に持ち込んではいけないのよね。
可愛い色で残念だけれど。 -
どんどん歩いて。
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あっ、牛!
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この地域の牛は食肉用ではなく、牛乳やチーズ用の乳牛だそうです。
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地平線が見える。
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小さな花。
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空が広いので、
こちらの空は鉛色の雲でも。 -
こっちは白い雲と青空。
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どこへ行くのでしょう?
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一軒の農家に入って行きます。
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ここら辺一帯に広い牧場を持つマドレーヌさんの家です。
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ダニエルが先ほど捌いていたノロシカの肉をマドレーヌさんの家で保管してもらうそうです。
マドレーヌさんの家には大きな冷凍庫があるのです。
M夫妻とマドレーヌさん、きゃあきゃあ嬉しそうに抱き合って挨拶。
ダニエルが冷凍庫に肉を入れている間、
マダム同士の会話
「日本から来た友達よ」
「ボンジュー、アンシャンテ」
私たちと、チュッ、チュッ(とビーズ)
「これから皆でヴェズレーに行くのよ」
「あ〜ヴェズレー、いいわね〜」うっとり顔のマドレーヌさん。
やはりヴェズレーって特別の聖地? -
マドレーヌさんの家の窓の開き窓留めに"ドラゴン"バージョン見つけた!
今までに見つけた開き窓留め・・・少女バージョン、聖人バージョン。
そして今回初めてドラゴン☆ -
仕事を終えたトラクター。
マドレーヌさんのご主人は朝早く牧場で仕事をし、私たちが訪れた時間にはもう既に牧場での仕事を終え、仕事場の中で働いていました。
なるほど!これでわかりました。
いつも列車やバスの窓から牧草地や畑を眺めながら、人一人いないのはどうしてだろうと思っていました。
村は人ッ気もなく静かなのです。
早朝に外での仕事を終え、昼間は家の中で仕事をしていたのですね。 -
こちらが仕事場。
マドレーヌさんのご主人や従業員たちはこの建物の中で後片付けや家内作業をしていました。 -
マドレーヌさんちの公園のような子供の遊び場。
マドレーヌさんは、いかにも田舎のオッカサンなのですが、ちょっと覗いた家の中、オシャレな生活をしていました。 -
マドレーヌさんの家を背に眺めると、
目の前にはブルゴーニュの牧草地が広がっていました。 -
マドレーヌさんの家からM家への帰り道。
のどか〜しあわせ〜♪ -
ダニエル氏が夫に
「この葉っぱに触れてごらん。
凄く痛いんだよ。痛いからコクリコは触っちゃだめだよ」
好奇心の強い夫はどれくらい痛いのか触ってみました。
「イタタっ! 痛ーい!」
飛び上がらんばかりの痛さだったそうです。
触ってから30分位は痛みがとれなかったらしい(^^;) -
放馬されている牧草地の近くを通ると白い馬がやってきました。
顔にハエがたくさんたかっていて邪魔そう。 -
ダニエルはハエを払いながら
「友達なんだ」
この白い馬は革命記念日などでシャンゼリゼ通りから凱旋門をパレードする時に乗るためのエリートの馬だそうです。
そのエリート馬養成所だそうで、この2頭の馬はエリートコースにのれたのでしょうか。
落ちこぼれでしょうか。 -
帰り道。
お墓と素朴な教会、、、とってもいいなぁ。 -
気に入ったので、こちらからもう1枚。
ロマネスク、、、よね?きっと。
粗っぽくて朴訥。
きちんと修復されているようでした。 -
ずっとこんな道を歩いて(道の両側は牧草地が広がっています)M家に近づいてきました。
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シュヴァンヌ村に住む人たちの一軒一軒のポストがかたまって置いてあります。
郵便屋さんはここに手紙や小包を入れていくのでしょう。 -
マリー=クロードは家に帰りましたが、ダニエルはまたどこかへ。
花いっぱいの家はご近所さんの家。 -
こちらもご近所さん。
ダニエルはこの家の庭に入って行きました。
私たちもついて行きます。 -
この家の男たちが庭に新しい家を建てていました。
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ブロックとレンガ。
ダニエルとマリー=クロードもこうやって二人でゲストハウスを建てたんだなぁと思いながら作業を見ていました。
ダニエルは何か道具を借りに来たらしい。 -
手伝い始めたダニエルと夫。
いったいヴェズレーにはいつ行くのよ?!
とても心配になる私。 -
M家の入り口です。
向かって左の白い建物はM夫妻が住む母屋。
1階がリビング、ダイニング、キッチン、バス、トイレ、そして茶色の簾があるけれど、そこはサン・ルーム。
2階は寝室。 -
正面の古い建物の左側は朝ダニエルがノロシカを調理していた台所兼作業場。
右側は大きな倉庫。
ボートや数台の自転車、弓、その他農作業の道具など。
2階はさっきも書いたようにお客さま用のブルーのお部屋。
ヴェズレーへはどちらの車で行くのかしら? -
作業場兼ゲストハウスは壁に彫られているように1855年の建物です。
古い! -
庭に入ると。
-
洗濯物が風にそよいでいました。
マリー=クロードが洗濯物を干しておいてくれたのは良いのですが。
私のパンティーが2枚堂々と表に干されてあった(大汗)
あわてて、シャツの後ろに隠し写真をパチリ。
サンルームではお昼の用意が整ったようです。
えっ?お昼食べてからヴェズレーに行くの?
いくら遅くなっても暗くならず夜が長い夏のフランスとはいえ大丈夫なんだろうか。
・・・・・続く・・・・・
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この旅行記へのコメント (2)
-
- クレールさん 2009/06/02 11:51:45
- すてきな休日!!
- コクリコさま
まりのと申します。こんにちは!
何度かお邪魔させて頂き、旅行記楽しませていただいております^^
作成中に、ごめんなさい。
素晴らしい休日をお過ごしになられたんですねー。
羨ましい〜〜〜)^o^(
こんな手作りの、素敵なゲストハウスに招いていただくなんて!
でもそれもすべて、コクリコ様のお人柄ならでは、なのだと思います。
旅行記の、素敵なタイトルにも惹かれてしまいました☆
続きをとっても楽しみにしております。
まりの
- コクリコさん からの返信 2009/06/02 12:53:08
- RE: すてきな休日!!
- まりのさん、いらっしゃいませ。
作成中なのにコメントと投票ありがとうございます。
今、やっと書き終わりました。
もう1年も前のことなので忘れていることが多くて、なかなかはかどりませんでした。
まりのさんのブルゴーニュ旅行記の表紙を拝見し「もしかして秋のブルゴーニュの真っ赤な蔦の紅葉が見られるかもしれない!」
と思った瞬間急用ができてまだ拝見していないのです。
夕方にゆっくり見させていただきますね。
> こんな手作りの、素敵なゲストハウスに招いていただくなんて!
> でもそれもすべて、コクリコ様のお人柄ならでは、なのだと思います。
世の中にはこんな偶然の出会いがあるのですね、、、しみじみ。
私の人柄は、良くないのです(^^;)
Mさんご夫妻の長年の日本の柔道家の友達が何人かいらして、ゲストハウスにお招きもしているようなのですが、そのお友達たちはフランス語は全然できなくて、英語もほんの少しだけしか話せないそうです。
Mさんの日本語は私のフランス語と同じ位なのでもうほんの初級(^^;)。
でも「心とジェスチャーで通じ合える」とおっしゃっていました。
それでも、もっと大好きな日本人とつっこんだ話がしたかったのではないかと私は思っています。
夫のフランス語は堪能ではありませんが、少しは話せるので、政治や音楽や日本の文化、歴史生活のことなど簡単ではありますが話せたというのが嬉しかったのではないかと。私はオマケです。
> 旅行記の、素敵なタイトルにも惹かれてしまいました☆
このタイトル、去年観た映画L『プロヴァンスの贈り物』からいただいちゃいました〜(^o^)
> 続きをとっても楽しみにしております。
ありがとうございます。
ヴェズレーはまだまだ先ですが。
まりのさんはヴェズレーにいらっしゃいました?
私もまりのさんの旅行記に遊びに行かせていただきます。
これからもよろしくお願いしたします。
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