ドイツ・スイス・イタリア・フランス・カミカゼ旅行記(80)世界遺産・ピサのドウモ広場。:ちゃおさんの旅行ブログ
曲がりくねった古い町並みの裏通りを通り抜け、この広場の前に立った時、多くの人は感嘆の声を上げるに違いない。中世の古都が目の前に現れている。丁度そんな感じの広場である。
建物の大きさ、人の数の多さ、歴史の重み、から言ったらバチカンのサンピエトロ広場には劣るが、然し見る者によってはそれに比肩する程の芸術的な感興を覚えるに違いない。
PISA.我々日本人には斜塔とガリレオ位しか思い浮かばないが、嘗てはアルノ川に面する海港であり、10世紀以降「新しいローマ」を旗印に栄光と繁栄を極め、1000年経った今も眼前にその偉大な痕跡を残している。
ピザ観光局が発行している案内書によれば、「PISA AD1064 La Piazza del Duomo」とある。この世界遺産「ピサの大聖堂(Duomo)」は今から1000年も前の1064年に建築が始まり、その標語は「ローマの生まれ変わり」だった。
1064年、ピサ軍はスペインを占拠しているサラセン軍とのパレルモ沖海戦で勝利し、莫大な戦利品を獲得し、この場所に「サンタ・マリア大聖堂」を作ったのだ。
それから1152年、大聖堂の横に「洗礼堂」が建築され、それは恰もキリストの聖墳墓を偲ばせるものであり、それから間もない1173年、現在の斜塔、当時、「カンパニーレ」(鐘楼)として建築されたのだった。
今、この広場にはこれ等が三位一体として、白き輝きを見せている。大聖堂設計者の碑文には「雪のように白い大理石の神殿」と追悼文にあり、それは現在ユネスコ世界遺産として「奇跡の広場」(UNESCO della Piazza dei Miracoli)と呼ばれることとなった。
小雨に煙る広場、ミラノへ帰る時間を気にしつつ、後ろ髪を引かれる思いで、最後の別れをし、駅に急いだ。
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