琉球・石垣・一人旅(10)すなどりとああさどり。:ちゃおさんの旅行ブログ

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琉球・石垣・一人旅(10)すなどりとああさどり。

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琉球・石垣・一人旅(10)すなどりとああさどり。

コンドイ浜も観光スポットになっているから、何人かの観光客も浜遊びしている。それでも十数人程度。冬の沖縄は、団体を除くと、静かなものである。

今まで歩いてきた時間は僅か15分ほど。先を見るとまだ砂浜は続いていて、又々無人の境地。兎も角、この浜を時計回りに歩いていけば、いずれ船着場には着くに違いない。天気も良いし、全く迷うこともない。

波音も風音もない、殆ど動きのない無人の白浜を歩き続けることの気持ちよさ。贅沢な時間。誰にも邪魔されない自分一人だけの世界。燦々と降り注ぐ太陽。遠くの島影。音も立てず水面を滑っていく遠方のフェリー。

近づくにつれ、先方の岬と見えた出っ張りは、人工の埠頭で、水面すれすれのコンクリートが辛うじて水面上に浮かんでいるようだった。

ここは西桟橋。左に見える大きな島影は西表。その手前の小浜島

琉球王朝の頃、人頭税に苦しむ島人は、土地の痩せた竹富では稲作が出来ず、この西浜から小舟に乗って西表に渡り、そこで農作地を開拓し、稲作等をしていたとのことである。

その昔向い島とサバニで行き来していた西浜も今はコンクリートの埠頭になっているが、逆に今は誰も利用する島人はいない。歴史の皮肉とでも言おうか。

振り返ると、コンドイ浜、コンドイ岬も遥か先。西桟橋で小憩し、昔の島人の苦労を思う。

更にこの先、波止場までは残り半分もない。歩いていると初めて釣り人に会った。聞くと、去年まで東京に住んでいたとのこと。魚籠を覗くと何も入っていない。

「今日はダメですね。イカが釣れるんだが、潮が良くない。今引き潮で、本当はもっと喰らい付くんだが、魚はどこかへ行ってしまったらしい。」

真にのんびりしたものだ。浦島太郎ではないが、喧騒の東京から逃れ、一日のんびりと釣り三昧。太公望ではないが、人生にはこんな生き方もあるのだろう。

更に歩くと、今度はアーサ採りの人。波打ち際で、腰をかがめしきりに海草を選っている。まだ時期が少し早く芽がまだ小さいそうだ。

「こういう色の濃いのはダメ、食べられない。こっちのこういう色のでないと採れない。これこれ、これがアーサ。」

そう言われてみても素人には皆目区別も付かず、「ああ、そうですか、中々大変ですね。」と言葉を交わす以外になかった。

島の人々。僅か二人の島人にしか会わなかったが、よきすなどりとああさどり。

旧暦3月3日の浜下りももう間もなく。その頃は、この浜辺も大勢の島人で賑わっていることだろう。



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コンドイ浜 小浜島 サバニ 浜遊 西桟橋
旅タグとは?
エリア: 沖縄 >>沖縄県 >>離島(久米島・宮古・石垣) >>小浜・竹富・西表島
テーマ: 特になし・その他(観光)
時期: 2009年02月11日〜02月15日
投稿日: 2009年02月27日
写真: 全10枚
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ちゃおさん
  • 誕生日:08月05日
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