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そのうち行こうと思っていたフロイデンベルク (Freudenberg) 。12月初めの週末に急に思い立って出かけることにしました。<br /><br />お天気はかんばしくないし、だいだいこんなオフシーズンの日曜日に行ったって、村はひっそりかんとしてて、お店だって開いてないよなぁ――と思ったけれど、なぜかやめようという気にならず、勢いで家を出ました。<br /><br />で、行ってみたら――<br /><br />なんとクリスマスマーケットがあっていた!!<br />3本しか通りのないとっても小さな村なので、クリスマスマーケットが開かれているなんて思いもしませんでした。<br /><br />小規模ながら、村人たち手作りのクリスマスマーケットという感じで、とってもほのぼの~♪ 観光客がたくさん訪れる大都市のクリスマスマーケットも楽しいけれど、こんな素朴であたたかなマーケットもいいものだなぁ、としみじみ思った冬の1日でした。<br /><br /><br />《アクセス》<br />車が便利ですが、電車とバスでもアクセス可能です。<br />ケルンから快速列車REでジーゲン(Siegen)下車(所要約1時間)。フランクフルトからだとジーゲンまで約2時間。そこからバスで村まで約35分。

モノトーンの木組みの村~フロイデンベルクの ほのぼのクリスマスマーケット

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2006/12/03 - 2006/12/03

78位(同エリア353件中)

ショコラ

ショコラさん

そのうち行こうと思っていたフロイデンベルク (Freudenberg) 。12月初めの週末に急に思い立って出かけることにしました。

お天気はかんばしくないし、だいだいこんなオフシーズンの日曜日に行ったって、村はひっそりかんとしてて、お店だって開いてないよなぁ――と思ったけれど、なぜかやめようという気にならず、勢いで家を出ました。

で、行ってみたら――

なんとクリスマスマーケットがあっていた!!
3本しか通りのないとっても小さな村なので、クリスマスマーケットが開かれているなんて思いもしませんでした。

小規模ながら、村人たち手作りのクリスマスマーケットという感じで、とってもほのぼの~♪ 観光客がたくさん訪れる大都市のクリスマスマーケットも楽しいけれど、こんな素朴であたたかなマーケットもいいものだなぁ、としみじみ思った冬の1日でした。


《アクセス》
車が便利ですが、電車とバスでもアクセス可能です。
ケルンから快速列車REでジーゲン(Siegen)下車(所要約1時間)。フランクフルトからだとジーゲンまで約2時間。そこからバスで村まで約35分。

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  • 村の入り口に車を停めて、いざ村の中へ。<br /><br />モノトーンの家並み――想像していたとおり、美しい〜!<br /><br />道の両側に建ち並ぶこの家々は17世紀のものだそう。その当時はこの石畳を馬車が通っていたんだろうなぁ。<br /><br />それにしても、人がほとんどいない……

    村の入り口に車を停めて、いざ村の中へ。

    モノトーンの家並み――想像していたとおり、美しい〜!

    道の両側に建ち並ぶこの家々は17世紀のものだそう。その当時はこの石畳を馬車が通っていたんだろうなぁ。

    それにしても、人がほとんどいない……

  • ――と、思ったら、隣りの通りには人がたくさんいた〜。<br /><br />最初は村のイベントかと思いましたが、屋台の雰囲気からクリスマスマーケットだとわかりました。これはなんてラッキー♪♪ たぶん12月の限られた週末だけのことだと思うので(そういう小規模なマーケットはわりとあるみたい)、来合わせることができてほんとよかった。

    ――と、思ったら、隣りの通りには人がたくさんいた〜。

    最初は村のイベントかと思いましたが、屋台の雰囲気からクリスマスマーケットだとわかりました。これはなんてラッキー♪♪ たぶん12月の限られた週末だけのことだと思うので(そういう小規模なマーケットはわりとあるみたい)、来合わせることができてほんとよかった。

  • というわけで、さっそく屋台巡り〜。<br /><br />屋台を覗いてみると、大都市のマーケットとは様子がだいぶ違いました。食べ物にしても、雑貨にしても、どれもこれも手作りっぽい。そして売っている人のほとんどがどうも村の住人みたいなのです。<br /><br />たしかにクリスマスマーケットなんだけど、クリスマスバージョンの村祭りとでもいった雰囲気で、なんともほのぼの。お店の人たちも楽しそうで、お客さんとおしゃべりに花を咲かせています。

    というわけで、さっそく屋台巡り〜。

    屋台を覗いてみると、大都市のマーケットとは様子がだいぶ違いました。食べ物にしても、雑貨にしても、どれもこれも手作りっぽい。そして売っている人のほとんどがどうも村の住人みたいなのです。

    たしかにクリスマスマーケットなんだけど、クリスマスバージョンの村祭りとでもいった雰囲気で、なんともほのぼの。お店の人たちも楽しそうで、お客さんとおしゃべりに花を咲かせています。

  • メインストリートに現れた女性のサンタさんに、ワンコがシッポをふりふり。

    メインストリートに現れた女性のサンタさんに、ワンコがシッポをふりふり。

  • 屋台のひとつにハチミツやジャムを売っているところがありました。ハチミツ好きなのでどれか買っていこうと覗いてみたら、どれもサイズがでかい! 一番小さいサイズでも500グラム入り。しかもビンにはラベルも何も貼られていません。つまり、ハチミツ入れたまんま。どうやら自家製ハチミツらしい。<br /><br />お店のおばさんにラベンダーのハチミツを薦められたけど(おいしいだけでなく、消炎や鎮静効果があるなど説明してくれた)、ラベンダーのハチミツはちょっと味にクセがあるので(香りは大好きなんだけど)、オーソドックスにアカシアにしました。<br /><br />もちろん一番小さい500グラムのを買ったのだけど、家に帰って食べてみたら、これがもうメチャクチャおいしかった! これまで食べたアカシアの中で一番かも。オーガニック・ハチミツだったのかな。コクがあって、甘みがまろやか。何かに入れたりかけたりせずに、スプーンですくってそのまま食べたい感じです。1キロ入りを買うんだったと後悔。<br /><br />

    屋台のひとつにハチミツやジャムを売っているところがありました。ハチミツ好きなのでどれか買っていこうと覗いてみたら、どれもサイズがでかい! 一番小さいサイズでも500グラム入り。しかもビンにはラベルも何も貼られていません。つまり、ハチミツ入れたまんま。どうやら自家製ハチミツらしい。

    お店のおばさんにラベンダーのハチミツを薦められたけど(おいしいだけでなく、消炎や鎮静効果があるなど説明してくれた)、ラベンダーのハチミツはちょっと味にクセがあるので(香りは大好きなんだけど)、オーソドックスにアカシアにしました。

    もちろん一番小さい500グラムのを買ったのだけど、家に帰って食べてみたら、これがもうメチャクチャおいしかった! これまで食べたアカシアの中で一番かも。オーガニック・ハチミツだったのかな。コクがあって、甘みがまろやか。何かに入れたりかけたりせずに、スプーンですくってそのまま食べたい感じです。1キロ入りを買うんだったと後悔。

  • 通りの中ほどで歌声が聞こえてきたので近づいてみると、村の合唱団らしき人たちがクリスマス・ソング(賛美歌だったかも)を歌っていました。

    通りの中ほどで歌声が聞こえてきたので近づいてみると、村の合唱団らしき人たちがクリスマス・ソング(賛美歌だったかも)を歌っていました。

  • 通りの一角に天使グッズのお店がありました。中に入ってみたかったけれど、残念ながら閉まってた。<br /><br />写真左は、歌に聞き入る人たち。

    通りの一角に天使グッズのお店がありました。中に入ってみたかったけれど、残念ながら閉まってた。

    写真左は、歌に聞き入る人たち。

  • 右のお店はパンケーキのお店のよう。

    右のお店はパンケーキのお店のよう。

  • レトロな方法でパンケーキを焼くおじさん。

    レトロな方法でパンケーキを焼くおじさん。

  • おなかがすいてきたので、食べ物を売っている屋台に並びました。わたしの前に並んでいたおばさんはお店の人と友だちみたいでした。で、そのおばさんがお金を払おうとしたら、お店のおばさんが「いらない、いらない」と受け取ろうとしません。お客さんのほうは「受け取ってくれないと困る」と、お互い手を押し合っています。で、結局、タダになったみたいでした(笑)<br /><br />わたしたちが頼んだのはグラーシュ(パプリカ風味の肉入りシチュー)とじゃがバター。このグラーシュが感動するほどのおいしさ!! もともとハンガリー料理だけれど、ドイツでもポピュラーなので、レストランで食べたり、自分で作ったりもしますが、こんなにおいしいグラーシュに出会ったのは初めて〜。<br /><br />村の主婦が家庭のレシピで作ったグラーシュだと思いますが、そのレベルの高さにうなりました。材料は牛肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、トマトといたって普通です。なのにどうしてこんなにおいしいの?! お肉はホロホロくずれるくらいに柔らかくて、野菜の旨みが凝縮された奥深い味わいのスープ。香辛料に秘密があるのか、材料そのものがいいのか、作り方にコツがあるのか――作った人の家に行って教えてもらいたいほどでした。<br /><br />今でもあの味は忘れられず。。。

    おなかがすいてきたので、食べ物を売っている屋台に並びました。わたしの前に並んでいたおばさんはお店の人と友だちみたいでした。で、そのおばさんがお金を払おうとしたら、お店のおばさんが「いらない、いらない」と受け取ろうとしません。お客さんのほうは「受け取ってくれないと困る」と、お互い手を押し合っています。で、結局、タダになったみたいでした(笑)

    わたしたちが頼んだのはグラーシュ(パプリカ風味の肉入りシチュー)とじゃがバター。このグラーシュが感動するほどのおいしさ!! もともとハンガリー料理だけれど、ドイツでもポピュラーなので、レストランで食べたり、自分で作ったりもしますが、こんなにおいしいグラーシュに出会ったのは初めて〜。

    村の主婦が家庭のレシピで作ったグラーシュだと思いますが、そのレベルの高さにうなりました。材料は牛肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、トマトといたって普通です。なのにどうしてこんなにおいしいの?! お肉はホロホロくずれるくらいに柔らかくて、野菜の旨みが凝縮された奥深い味わいのスープ。香辛料に秘密があるのか、材料そのものがいいのか、作り方にコツがあるのか――作った人の家に行って教えてもらいたいほどでした。

    今でもあの味は忘れられず。。。

  • ずっと立ちっぱなしだったので、食事のあとはカフェに入ってコーヒーを飲みながらちょっと休憩。素敵なカフェだったのに、写真を撮るのを忘れました。<br /><br />ガイドブックによると、村のすぐそばにある丘からの眺めがいいそうなので、そこへも行ってみることにしました。<br /><br />←村の広場のミニ・レインで遊ぶ子どもたち。

    ずっと立ちっぱなしだったので、食事のあとはカフェに入ってコーヒーを飲みながらちょっと休憩。素敵なカフェだったのに、写真を撮るのを忘れました。

    ガイドブックによると、村のすぐそばにある丘からの眺めがいいそうなので、そこへも行ってみることにしました。

    ←村の広場のミニ・レインで遊ぶ子どもたち。

  • 階段と遊歩道を数分ほど登ると丘(保養公園 Kurpark)の頂上に着きました。<br /><br />フロイデンベルクの村並みが一望のもと〜!

    階段と遊歩道を数分ほど登ると丘(保養公園 Kurpark)の頂上に着きました。

    フロイデンベルクの村並みが一望のもと〜!

  • このモノトーンの風景、圧巻です。

    このモノトーンの風景、圧巻です。

  • なんかグリム童話の世界にいるみたい。<br /><br /><br /><br />ドイツで木組みの家が建ち並んでいる町や村はけっこうあるけれど、このような白とグレーのモノトーンで統一され、しかも引っ付き合わずに一軒ずつ独立した家がずらっと建っているこういう村は珍しいと思います。

    なんかグリム童話の世界にいるみたい。



    ドイツで木組みの家が建ち並んでいる町や村はけっこうあるけれど、このような白とグレーのモノトーンで統一され、しかも引っ付き合わずに一軒ずつ独立した家がずらっと建っているこういう村は珍しいと思います。

  • 丘の頂上には広い芝生が広がっているので、お弁当を持ってきて、ここでこの風景を眺めながらランチなんていうのもよさそうだ〜。

    丘の頂上には広い芝生が広がっているので、お弁当を持ってきて、ここでこの風景を眺めながらランチなんていうのもよさそうだ〜。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • Berg Heilさん 2011/02/18 16:44:36
    美しき村!!
    なんと美しき村!!

    こんな素敵な村を訪ねるなんて、さすが独逸在住ならではのこと。
    日本にいてはどんなにガイドブックをみたり、インターネットで検索してもおそらく探し出せないでしょう。
    このモノトーンの風景の美しさ、おそらく村で家の形や色彩にかなりの規制があると思いますし、独逸のどこの街でもそうであろうと想像します。町並み全体、部落全体の美しさを考えて、それも住人の人々がそれで納得している事と思います。まず日本では考えれない事です。

    蜂蜜の事が書いてありましたが、小生も蜂蜜は朝食のパンに欠かせません。従って独逸へ行くたびに4〜5個買ってきます。それも「Wald Honig」という濃厚なのが大好き、日本では売っていません。

    昨年 Frau トンチャンを案内されたようですが、こんな穴場を見つけたいものです。 まずは即座に一票です。これからも独逸の田舎町のレポートを是非!!

    ショコラ

    ショコラさん からの返信 2011/02/18 17:35:10
    RE: 美しき村!!
    Berg Heilさん、こんにちは。

    フロイデンベルクの旅行記、さっそく見てくださってありがとうございます!

    このモノトーンの村並みは、優美という言葉がぴったりくるような美しさでした。ドイツの木組みの家々は隣同士くっつき合って建っているのがほとんどですが(まるでお互い支えあうように)、この村の家々は一軒ずつ独立して建っているのも珍しいと思いました。大型の白い一軒屋が通りの両側にずらーっと一列に並んでいる姿は圧巻でした。

    Berg Heilさんのおっしゃるように、古い家並みの残る場所の規制はけっこう厳しいようです。わたしがドイツで住んでいた家も築100年の古い家で(1階に大家さんが住み、2〜3階部分を賃貸にしていらした)、外観を現在とは違うものに変えるときは(門扉の色を変えるだけでも)役所の許可をもらわないといけないと大家さんが言っていました。庭に大きな木があったのですが、これを切り倒すときにも役所の許可が必要だったことには驚きました。

    ところで、Berg Heilさんもハチミツがお好きなんですね。「Wald Honig」がお好きとは通ですね〜。我が家も朝食には欠かせません。料理にも使うので減るのが早くて。ハチミツのストックが少なくなると不安になるくらい(笑)大好きです。

    投票もしてくださってありがとうございました。

    PS とんちゃんさんを案内されたのは、たぶんココアさんかな? 日本に帰国して1年以上たつのですが、まだドイツ滞在中の旅行記の作成が終わっていません(^^;)

    ショコラ

    Berg Heil

    Berg Heilさん からの返信 2011/02/19 07:42:14
    RE: RE: 美しき村!!
    > PS とんちゃんさんを案内されたのは、たぶんココアさんかな? 
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    我が家の家風である「粗忽」と、じょじょにやってきた「耄碌」が重なり合っての勘違い!!   ごめんなさい!! あしからず。

     それにしてもこの村が雪景色ともなれば、おそらくトンチャンは早速「月見酒」としゃれ込むに違いない。・・・てな事を想像しています。

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