2008/05/22 - 2008/05/23
82位(同エリア254件中)
ショコラさん
聖体節の飛び石連休を利用して、前から行きたいと思っていたメルヘン街道を旅してきました。60以上の町をつなぐメルヘン街道の道のりは約600km。街道沿いには訪ねたい町がたくさん。でも、3泊4日ではあっちもこっちもというわけにはいかず、訪問地を絞るに絞り、結局、以下のような旅程になりました(連日の移動はできれば避けたいけれど、今回は訪ねたい町が点在しているのでしかたない)。
【旅の日程】
1日目:車で自宅を出発 → ブレーメン(ブレーメン泊)
2日目:ホテル発 → ミンデン → ハーメルン(ハーメルン近郊泊)
3日目:ホテル発 → ハン・ミュンデン → ネルテン・ハーデンベルク(ネルテン・ハーデンベルク泊)
4日目:ホテル発 → シュヴァルムシュタット(ザラートキルメスのお祭り見学) → 帰宅
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(いきなり食べ物の写真ですが……)
自宅からブレーメンまでは350kmちょっと。飛び石連休初日なので渋滞するかも?と気になりましたが、スムーズに走れて4時間弱でブレーメンに到着。
ちょうどお昼どきで、おなかもすいてきました。市街の駐車場に車をとめてから、歩行者天国のゼーゲ通りを歩いていたら、《NORDSEE》(シーフードのチェーン店)の看板が。「ここ、ここに入ろう」と吸い込まれるように店内へ(実は、夫もわたしも《NORDSEE》ファン。お店を見つけると、通り過ぎるのが難しい)。
注文したのがこれ。白アスパラの季節なので、付け合せにも太いアスパラがついています♪ 白身魚のフライはかなりのボリュームでしたが(写真ではわかりにくいですが、フライは2切れあります)、しっかり完食。ごちそうさまでした! -
お店から広場側へ出ると、そこでは花市が開かれていました。
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ルピナスだ。かわいい〜。
そうえいば、ブレーメンに向かう途中、道路沿いでも野生のルピナスを目にしました。色とりどりのルピナスはとってもきれいでした。 -
花市のそばにたつリープフラウエン教会。
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ブレーメンのおヘソ、マルクト広場。
右手には世界遺産のローラント像。大きい〜! -
マルクト広場は地元の人々や観光客でとてもにぎわっていました。
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マルクト広場に面してたつ市庁舎。その堂々たる姿は、さすが世界遺産。
このファサードはルネッサンス様式ですが、そのほかはゴシック様式なのだそう。 -
細部にいたるまで細かな装飾が。
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平和と権利のシンボル、ローラント像は高さ10m。人と比べると、その大きさがよくわかります。
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あまりにひっそりとたっているので、すぐには見つけられなかった《ブレーメンの音楽隊の像》。
ロバの足に触れると幸せになるそう。それでロバの足はピッカピカ(なぜか鼻までピッカピカ)。なのにわたしは写真を撮るのに気をとられ、触れるのを忘れた……。 -
聖ペトリ大聖堂。
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聖ペトリ大聖堂の内部。
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主廊の主祭壇。
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主祭壇のステンドグラスは、驚くほど絵柄が細かいです。
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側廊のステンドグラス。
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バラ窓。美しい〜〜。
教会の塔からの眺めはとてもいいそうですが、上れるのは平日のみで、祝日のこの日は残念ながら閉まっていました。 -
ブレーメンの観光ストリート、ベットヒャー通り。
写真は通りの入り口。
入り口の外壁の左側、レンガがはがれ落ちているように見えるのだけど、わざとでしょうか?? レンガのないところに文字が浮き彫りになっているので、そういうデザインなのかしらん。 -
ベットヒャー通りの案内図。
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わずか100メートルたらずのこの狭い通りに、アトリエやギャラリー、ショップ、カフェ、レストランなどがひしめくように軒を連ねています。
左手のレンガのはがれた外壁もデザインなんだろうか? -
ベットヒャー通りはアートな雰囲気が漂っていて、レンガ造りの家並みもいい感じ。
ウインドーのディスプレイを見ながら歩くのが楽しい♪ -
通りで見つけた、ブリキのオブジェのお店。
表情がとてもユーモラス♪ -
児童書専門店の店先に置かれていた、ブレーメンの音楽隊の像。
楽隊のメンバーみんな、本を読んでいます。 -
ベットヒャー通りに建つ、ロゼリウスの家(1588年築)。
ファサードが素晴らしい。
内部は美術館になっていて、高価な家具や調度品、絵画、彫刻などが展示されているそうです。入ってみたいと思いましたが、このあとの予定を考えて、今回は写真を撮るだけにしました。 -
ベットヒャー通りで唯一開けた場所。
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上の写真の左手の建物の屋根にはマイセン磁器の鐘が取り付けられていて(左の写真はそのアップ)、時間になると音楽を奏でるそうですが、気温が0℃を下回ると鳴らないとのこと。
この日は鳴る時間までここにいられず、残念ながら聞けませんでした。 -
ウインドーのディスプレイ。
このチェストには千数百ユーロの値札がついていました。 -
ベットヒャー通りの入り口にあるショップ。音楽隊の絵をあしらったグッズがたくさんありました。ドアのガラスにも音楽隊の絵が。
わたしはウインドーにあるエプロンを買いました(エプロンは何枚ももっているのに、また買ってしまった)。 -
ベットヒャー通りを歩いたあと、旧市街のシュノーア地区へ向かいました。
(写真はその途中で撮ったスナップ)
ブレーメンの音楽隊の像の前で楽しそうにポーズをとっていた女の子たち。色違いの服を着ているので、きっと姉妹ですね。かわいい♪ -
シュノーア地区のプレート。
この地区はブレーメンの旧市街で、建物は15〜16世紀のもの。当初は富裕な人々が住んでいたそうですが、その後手工芸職人たちの住居になり、今に至っているとのこと。 -
石畳沿いの古い家並みがとても素敵。
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こういう雰囲気いいな〜〜。歩いているだけですごく楽しい。
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建物と建物の隙間かと思ったら小路でした。ちゃんと街灯もあるし。《Katzen Cafe(ねこのカフェ)》という看板がかかっていたので、気になって奥へ行ってみると――
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――ほんとにカフェがありました。そして何気なく上を見ると、
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ねこがお茶してました〜(^.^)
あっ、でもよく見ると、テーブルにワインのボトルがあるぞ。 -
このシュノーア地区にはお洒落なショップや、カフェ、レストランなどがたくさん。1日じゅう歩き回っていたいくらい。
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ここにも音楽隊グッズのお店がありました。
ディスプレイがお洒落♪ -
この地区の一角にある《ブレーメン歴史館(Bremer Geschichtenhaus)》。
入り口の横に中世風の服に身を包んだ男性が立っていました。案内係りの人?――あっ、今になって気づきました。そうか、この男性、建物2階部分の像と同じ格好をしていたんですね。なるほど。ところで、この像は誰? -
入り口のそばに置かれていた音楽隊の像。
この楽隊のメンバーも本を読んでいます。歴史の本かな?
グリム童話の舞台の町だけあって、町のあちこちで楽隊の像や楽隊のロゴをあしらったものをたくさん見かけました。町を歩きながら、楽隊探しをするのも楽しいかも。 -
こんな場所も好き。
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かわいい看板、発見!
"stein-zeit(石器時代)" とはユニークな店名。だけど、なんのお店だったんだろう? そこまで見なかった……。建物の柱にある表示からすると、石のオブジェのお店? -
何かと思ったら噴水でした。でもこれはちょっとなぁ……。
さて、街歩きはこれにて終了。
駐車場に車をとりに行き、今日の宿 "Park Hotel Bremen" へ。 -
ホテルは駅をはさんで旧市街の反対側にあります。市民公園の中にあり、とっても静か。駅から徒歩5分と近いので、列車で移動する人にも便利です。
さて、ホテルにチェック・イン後、部屋へ案内してもらいました。ホテルは横にとても長いので、部屋にたどりつくまでけっこう歩きました。
←泊まった部屋。
大きな窓が3つあるので、とても明るいです。淡いイエロー・グリーンでまとめられたインテリアもなかなかいい感じ。
ホテルのURL:http://www.park-hotel-bremen.de/ -
部屋のバルコニーからの眺め。
リクエスト通り、レイク・ビューの部屋ではありましたが、湖は木の陰になってちょっとしか見えない……(^^;)。 -
バルコニーの正面はガーデン。
ガーデン・ビューといったほうが正しいかも。 -
荷物をおろして、ホテル周辺を散策しにでかけました。
湖は市民公園の一部なので、誰でも散歩を楽しむことができます。
白い建物がホテル。 -
湖ではカモの親子がのんびり泳いでいます。ちっちゃな子ガモがかわいい〜。
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1時間ほど散歩してホテルへもどり、夕食の時間までちょっと部屋で休みました。
この日の夕食は市民公園の中にあるレストランを予約していたので、歩いてそこへ向かいました。でも、この公園、思いのほか広大で、歩いても歩いてもたどり着かず、おなかがすいてきた夫は、だんだん機嫌があやしくなってきました。まあ、わたしがよく調べもせずに「すぐ近く」などと言ったのもいけませんが……。
←歩いている途中に撮った、市民公園の様子。
公園内は緑がいっぱいあり、遊歩道が整備されているので、散歩やジョギングをするには最高です。お昼にサンドイッチなどを持参して、ちょっとしたピクニックをするのもいいかも。ちなみにこの公園、ドイツで最初に作られた市民公園のひとつだそうです。 -
やっとレストランに到着。ここまで20分以上の道のりでありました(ふうっ)。
こちらが予約したレストラン《Meierei》。
外観がなんだか日本の洋館のように見えなくもないです。
あとでわかったのですが、このレストランは今回宿泊したホテルが経営するお店でした。そうと知っていれば、ホテルとレストランの予約を一緒にしたのにな。
レストランのURL:http://www.meierei-bremen.de/ -
案内されたのはこのテラス席。いい眺め〜♪
ずっと向こうに見えるのがホテル。こりゃ遠いわ。
この時間になるとちょっと気温も下がっていましたが、寒くなったら店内に移動することにして、まずはここに座りました(結局、最後までここにいましたが)。 -
白アスパラガスの季節なので、メニューにも白アスパラの特別メニューが用意されていました。お昼もアスパラを食べましたが、この時期しか食べられないものなので、今日1日はアスパラづくしにしようと、わたしは前菜に白&グリーンのアスパラ・サラダを注文。
フレッシュなアスパラは瑞々しくて本当においしいっ!
夫は白アスパラのスープを注文しましたが、これがまた絶品。スープの中にさらに茹でたてのアスパラも入っていて、1度で2度おいしいという感じです。 -
メインに注文したアスパラのチーズ焼き。
これもおいしい〜。とろ〜りとろけたチーズとの相性もグッド♪
シンプルな料理だけれど、素材そのものがおいしいので、かえってあまり手を加えないほうがいいのかも。
このあとデザートとコーヒーをいただいて、ホテルへもどりました。帰り道の公園はかなり暗くなっていたので、早足で歩かねばならず、わたしはわき腹が痛くなってしまいました。最初から車で来ればよかった……。 -
翌朝の朝食サロンの様子。
サロンは天井高が6〜7mくらいあり(もっとかも)、開放感たっぷり。大きな窓からは暖かい朝の光がさしこんでいて、ゆったりした気分で朝食を食べることができました。
朝食後、ホテルをチェック・アウト。
今日はミンデンに立ち寄ってからハーメルンへ向かいます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- hirootaniさん 2008/07/27 05:52:20
- ブレーメンいいですね。
- ショコラさん
こんにちは。ご無沙汰しています。
ブレーメンいいですね。ドイツはいろいろ行きましたが、メルヘン街道はまだいっていません。今年が駐在最後の年になりそうなので、できれば秋の紅葉の季節にでも車ででかけられればと思っています。
メルヘン街道の旅行記勉強させていただきます。
私は、今週は夏休みをとって、前半はイングランドの湖水地方、後半はアイルランドに来ています。
hirootani
- ショコラさん からの返信 2008/07/27 07:52:02
- RE: ブレーメンいいですね。
- hitootaniさん、こんにちは。
ご旅行先からメッセージをありがとうございます。
イギリス&アイルランドですか、いいですね〜。今はきっとベスト・シーズンですよね。わたしはまだイギリスへは行ったことがありません。以前、フランスのブルターニュ地方に住んでいたとき、イギリスは船で行けるくらい近かったのに、結局、行けずに帰国してしまいました。ドイツにいる間になんとか行きたいと思っていますが、なかなか機会がなくて……。ミュージシャンのエンヤが大好きなので、アイルランドもあこがれの地です。ケルト文化にも興味あり。
紅葉の季節のメルヘン街道も素敵でしょうね。ブレーメンは大きすぎず小さすぎず、ほどよい規模の町で、とくに旧市街のシュノーア地区はとてもいい雰囲気の街並みで、わたしにはツボでした。ブレーメンでもう1泊していたら、シュノーアのレストランで食事がしたかったです。夜の雰囲気もいいらしいです。
イングランド&アイルランドの旅行記も楽しみにしています。
ショコラ
- hirootaniさん からの返信 2008/07/28 07:03:32
- RE: RE: アイルランド
- ショコラさん
今日アイルランドから戻りました。
よかったですよ。ケルトの遺跡と大自然。大陸にはないものでした。
4日間では、南しか見ることができませんでした。北海道と同じサイズなので、10日もあればざっとみれるでしょうね。
旅行記は、前のものが沢山たまっているので、しばらくかかりそうです。出来上がったらご連絡します。
hirootani
- ショコラさん からの返信 2008/07/28 22:24:57
- RE: RE: RE: アイルランド
- hirootaniさん、
楽しいご旅行だったようでなによりです。素敵な写真もたくさん撮られたことでしょう。
アイルランド、よさそうですね〜。まだまだ旅行記の材料をお持ちのようで、拝見するのが楽しみです♪
ショコラ
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