冬のザルツブルク（１）～観光編

2007/11/23 - 2007/11/25

ドイツで暮らし始めた年がちょうどクリスマスの時期で、初めて見るクリスマス市がとても印象深く、それ以来すっかりはまっています。これまでドイツのいくつかの市（いち）を見ましたが、他の国の市も見てみたくなり、ザルツブルクへ行ってきました。

わたしはザルツブルクへは十数年前に友だちとツアーで訪れたことがありますが、夫は初めて。なので、今回は観光も兼ねての旅となりました。一度来ているので、町並みや位置関係など覚えているつもりでしたが、10年以上たつと（わたしの記憶力がわるいのか）結構忘れていることも多くて、ある意味、新鮮でもありました。

寒くなる前にと思い、クリスマス市が始まってすぐの11月下旬に行きましたが、思ったほど寒くなくてびっくり。でも、これはたまたまだったみたいです。わたしたちが行く１週間前は零下が続き、雪も降っていたようですから。滞在中の３日間はお天気はあまりよくありませんでしたが、寒くないだけでも感謝しなくちゃいけませんね。帰ってからはまたとても寒くなったようなので、ちょうどいいタイミングだったみたいです（日頃の行いがいいから？　そんなわけないな……^^;）

上の写真は映画『サウンド・オブ・ミュージック』でもおなじみのミラベル庭園。映画の場面を思い出すなあ。マリアと子どもたちがここを通っていきますよね。この映画がわたしは大好きで、映画館やビデオで３回以上は見ました。初めて見たのはたしか小学生のころです。

写真の枚数が多いので、旅行記は「観光編」「お店編」「クリスマス市編」に分けることにしました。

エリア ザルツブルク(オーストリア)

ミラベル庭園。

前の週に降った雪のなごりがありますね。冬なのでお花がわずかにしか咲いていなくて、ちょっと残念。でも芝は青々。
遠くに見えるのがホーエンザルツブルク城。

モーツァルトの住居。

住居の再建にあたって、日本の保険会社が多額の寄付をしたとか。ゆっくり見る時間がなかったので、中には入らずに外観だけパチリ。

モーツァルトの生家。

夫の希望でこちらは見学することに。以前見たときと展示内容がかなり変わっているような？？？　オペラの舞台のセットとか、壁に設けられた穴に展示物あったりとか、以前はなかったような気がするのですが……。なんだか観光客向けに無理に展示数を増やしているような感じがしてしまいました。そこまでしなくても、使用した楽器や家具類やかばん、直筆の楽譜や手紙などだけでも十分に見る価値があるとわたしは思うのだけど……。

モーツァルト広場にあるモーツァルトの像。
毛糸の帽子をかぶってる〜。

広場の一部はスケート場になっていました。

モーツァルトのオペラ『魔笛』に登場する、鳥刺しパパゲーノの像（パパゲーノ広場）。手に持っているのが、おでんに見えてしまうのはわたしだけ？

レジデンツの前でお客さんを待っている観光馬車。

冬はお馬さんたちも寒いのかな。コートを羽織っています。

町の中を走る馬車。

わたしは馬車に一度も乗ったことがないのですが、いつか乗ってみたいな。

カピテルプラッツに立っていた謎のオブジェ。

これは一体なんなの〜？　なんかとっても浮いているのですけど……。はっきりいって、町の景観にぜんぜん溶けこんでいない……。プレートもなにもついていないので、知る手がかりなし。

旧市街に建つ大聖堂。

火災で焼失したり、戦争で被災したりと度重なる災難に遭いながらも、見事に修築されています。

大聖堂内部の丸天井。美しい〜。

アーチの手の込んだ彫刻。

天井の彫刻。これを彫るのにいったいどのくらいの時間がかかったことでしょうか。

天井の彫刻のアップ。すごすぎる(@@)

ザンクト・ペーター墓地。

お墓それぞれに個性があって、手入れも行き届いています。

ザンクト・ペーター墓地のこのあたりが、『サウンド・オブ・ミュージック』でマリアたちが追っ手から隠れた場所ですね。映画では夜の場面だったのでよくわかりませんでしたが（もしかして昼間の場面もありましたっけ？）、こいういう場所だったんですね。

映画でマリアたちがピクニックへ向かう途中に通った馬洗い池。

池には氷が。

なるほど、ここから馬を池へ入れて洗ったのね〜。

ザルツァッハ河岸からの眺め。

川岸から見たメンヒスベルクの風景。

メンヒスベルクのエレベーター乗り場。場所がわかりにくくて、ちょっと迷ってしまった。

メンヒスベルクからの眺め（旧市街方面）。

メンヒスベルクからの眺め（カプツィーナベルク方面）。

メンヒスベルクの森。

乗ってきたエレベーターで下界へもどり、今度はケーブルカーでホーエンザルツブルク城塞へ。

前日まで修復工事で運休していましたが、この日より運転再開。城塞まで徒歩でも上れますが、やっぱりこっちの方が楽ちん♪

城塞からの眺め。

城塞に残されている大砲。

城塞内の様子。

観光はこれにて終了。

※旅行記は「お店編」へ続きます。