2006/08/19 - 2006/09/19
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こまちゃんさん
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9月15日
とうとう最後の日が訪れた。
明日からの48時間上海への旅を考えると、しみじみと感傷に浸る事も難しいのだけど。
爺ぃの女性友達から、昼食にホテルのバイキングに誘われた。
4星ホテルのカフェにあるバイキングで、外部からの客が殆どという、烏魯木齊では結構有名な所らしい。
彼女は薛主席現役時代に秘書だった人で、退職後も親しくしてくれる方。前々からのお知り合い。
夕食は、昨日約束していた薛主席による晩餐会。
久しぶりの烏魯木齊訪問で、かなり舞い上がっているような感じの薛主席。
色々考えた挙げ句、最近福建から帰ってきたと言う、福建で一旗揚げた絵描きさんとの会食をセッティングした。
爺ぃの性格を知っているこまは、ちょっと嫌な予感がした・・・・・。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
烏魯木齊最後の日。
朝から晴天で空が真っ青。
昼は、昨日会った薛主席の秘書だったおばさまに昼食に誘われ、ホテルのバイキングに出掛けた。
結構大きな星付きのホテル(4つかな?)のロビーに有るレストランに、彼女の友人が勤めていると言う事でのご招待。
画像は、くまさん好きなこまが「クマ」と思って撮したら、「雪狼」だった何かの店の看板。 -
このおばさまは、娘さんが日本に行っており、日本の話しが大好き。
でもって、一人で日本の良い事を話しまくる人。 -
ホテルへ向かう途中に、気になった風景を撮影。
国内ナンバーワンの国美電器の有るマンション。 -
第十中学。
ご覧のようによい天気だったのだが・・・ -
青空が広がると、兎に角雲一つなくなって見事に真っ青になる。
-
そんなに日本を褒めまくっても、周りにいる人たちはピンと来ない話しばかりでしらけている。
それに気付かず話しを連発するのでおかしい。
昼間は彼女の友人と我々3人の5人だけだったので、日本人に日本自慢をしても仕方がないので、いつものペースで話さなかった。
そのホテルだが、名前を漏らしてしまった・・・(^^; -
彼女、西洋料理バイキングの事を「日式自助餐」と決めているのが可笑しかった。
多分日本のホテルか何かでバイキングを経験したのだろう、それがこびり付いて居る感じだった。
でも、食事の内容からは、決して「日本的なバイキング」とは言える感じではなかった。
茹で蝦が目立つ所に置いてあり、ここの目玉なのかな?と思う程、みんながお皿に山盛りに持って行くのが可笑しかった。
聞くと頃によると、沿岸地区と違って「蝦(エビ)」に縁がないようで、ここぞとばかりに食べているそうだ。
30cmのお皿に4,5段にまで積まれた蝦。
テーブルのみんなで食べるのかと思う程の量だが、それでも普通のオーダーの量は遙かに超えている。
見てみると、テーブルには3人居たが『一人で食べて』いた・・・。
蟹挟みのフライや蝦肉のフライがあったが、蒲鉾のような練り製品だったのには驚いた。
生野菜のサラダは、当日同時刻に人が100人は居たけど、誰も手を付けていなかった。烏魯木齊の方は生野菜には慣れていない様子だった。
でも、ケーキはよく売れており、開始早々から皿山盛りおじさんやおばさんが目に付いた。
中には甘いものは食べない方が良いと思うくらいの恰幅の良い方でも、容赦なしにお皿にババロアやケーキ、プリンを盛り上げていた。
総合的に旨くなかったので、こまは焼きめしと無難そうなおかずで済まし、フルーツとケーキで終了した。
初っ端から「お飲み物は?」と来て、「珈琲か紅茶か?」と聞かれたのにも参ったが、珈琲をバンバン注いで回るのにも参った。しかもネスカフェバリバリだし。。。(@@; -
2時間ゆっくりして一旦ホテルへ戻った。
-
ピンク色の壁に改装中!!?
・・・と思いきや、壁材の包装だった。
施工後剥がすモノだ。 -
富麗華大酒店。
奥の壁部分がやけに白いが、2005年11月に火災が発生し、この角部分が全館に渡って焼損し、部分修正した跡のようだ。
すると、、、この方角の天候が怪しくなって来た。
さっきまであんなに快晴だったのに。。。 -
午後は薛主席のご招待で席を囲む事になっていた。
くにくには、中華料理と新疆料理の抵抗力が無くなり、お腹の調子が良くないので、とうとう食事をパスした。
昨晩から優れない様子で心配していたが、長丁場の列車が待っているので、お腹を休める事にした。
帰りにパンとお茶のお遣いを頼まれ、我々はレストランへ向かった。
向かう道中気になっていた空模様だが、少し時雨れたり止んだりしていた。
場所は薛主席の同僚で、画家が経営するレストラン「福州飯店」。その絵描きの方が福州で著名になり、故郷で錦を揚げる形で立ち上げたレストラン。
絵描きで錦を揚げずにレストランをするというのも不思議だったが、描く絵も不思議な画風だった。
それでも著名人になればそれで充分。名が通らなければ凄腕であっても世間が受け入れてくれない。辛いけど事実だから仕方がない。 -
店は地味な感じでまだまだ未完成さを隠し得なかったが、味は凄く良かった。
出てくるもの全てに八角風味が殆ど無く、小魚の丸揚げをスープに浸したものや、魚の切り身のフライなども、なんと殆ど日本の味と同じで、久しぶりに箸が進んだ。 -
2時間程して、爺ぃは薛主席との話で予定していた実演を開始。
1時間ほどみんなに栞に干支を描いて上げていたが、これで終了!・・と思った次には、1人のおばさんがアカペラで民族音楽を披露し、その後はカラオケだ!・・・
今日も宿題がある(友人への作画)爺ぃは、その席は断って先に返る事にしたが、こまはいつものように1曲唱うハメに。。。
毎回決まった中国語の歌だけど、今日のノリがイマイチだった事と、カラオケのスピードが遅く音も小さかったので、歌っていて気分も乗らず、消化メニュー的に済ます事となる。。。
まあ、それでも日本人が中文の歌を歌ったと言う事で、みんなが喜んでくれたので良しとしよう。 -
煮魚。
遠くに見えている茶色いフライモノは小魚のフライ。
これが日本の味のフライと同じ味だった♡ -
話題の海老がここでも出た。
8人でこの量。。。昼間のバイキングでは、客は1人でこの量の3倍以上・・・(^^; -
串焼きの「羊肉串(ヤンロウジュェン)」ではなく、料理版の烤羊肉。
-
定番の山盛り葡萄。
-
爺ぃの実演風景。
鉄筆は隠させて頂きました(商売道具なので…)
栞にみんなの干支を描いて上げております。
一枚1,2分で仕上がって行きます。
この「煙の出る絵」が珍しいですね。
あと、出来上がった絵は「暖かい」し
(温度もそうだけど気持ちも!) -
店の画家オーナー。
爺ぃは余り彼とは口をきかなかった。。。(~~;
部屋に掛かっていた絵を見て、何か特に話す気も起こらなかったらしい。
その絵は最後の画像の背景に、うっすらと映っている。 -
薛立柱主席。
-
みんなとさようならをして一旦ホテルへ引き返し、爺ぃの宿題に取りかかる。
クニクニには食事をご提供。
宿題は絵だけではなく、新疆のジュータンや英吉沙のナイフの買い出しもあった。
哈密瓜も広州まで持って帰るので、それも買わなければならなかった。
早速、今日も夜の賑わう二道橋へ。
夜の8時を過ぎていたが、昨日も夜まで賑わっていたので何の疑いもなく来たが、買い物関係の店は殆ど閉まって居た。新疆は北京時間より2時間遅い生活の筈なのに、土産物店は北京時間で動いている所が多かったのにはがっかり・・・
レストランと個人の小店が開いているくらいで、大型テナントの集合ビルは閉まっていた。
昨日見て予定していた2階にある絨毯屋も閉まっているし、雑貨屋が並ぶ二道橋中心のショッピングプラザは真っ暗。
でも、昨日下見していたもう一軒の個人点らしい絨毯屋は開いていたので、早速キッチンマットのような細長いものを4m買い込む。英吉沙ナイフも昨日見ていた所で済まし、哈密瓜と石榴を買い込む。
昨日買った飛び出しナイフを求めて、髭のお爺さんのリヤカーを探す。夕方からの雨のせいでカバーを掛けており、もう帰る準備でもしているかのようだった。
でもこまたちが来たので、カバーを外して店開きしてくれた。
買い物のついでに世間話に盛り上がる爺ぃ。こまはついでに色んなナイフを見ていると、右ポケットが引っ張られる感じがする。
爺ぃの話しが面白そうで集まっていた4,5人の人が、腰辺りに当たっていると思いきや、なんとまあ、ポケットの辺りからお金が宙に浮いているのが見えた。
咄嗟にそれを鷲掴みにすると、そのお金は、25cm程の長いピンセットで掴みだされて居るのが判った。そのピンセットの先には当然人の腕があり、その腕の持ち主は維吾爾人だった。
顔を睨み付けて「イ尓干什幺!?」と言ったが、その顔は、驚くでもなく怒るでもなく、苦笑いをするでもなく無表情。
お金をポケットにしまう為、再度ポケットに目を向け、直ぐにそいつの方を見たが既に姿はなかった。姿が見えなくなったのではなく、共犯者(周囲の店の人間を含め殆どだろう)と思われる人間が、こまの前で交差して判らなくなっていた。
スリに遭うとは思わなかった。。。お金は取られずに済んだが、反対側に入っていた小銭入れも取られていた。中には「2角」しか入っていなかったので惜しくもなかったが、買い物の続きをしていて気付いたら、何とナイフ屋のお爺さんの商品上に返されていた。
中を見て、余りの少なさにムカついたからなのかどうなのか、はたまた、爺ぃが維吾爾語を堪能に語るので返してくれたのか。。。
維吾爾人の小偷(こそ泥)は、取った相手が同族だった場合、結構後悔するらしいと言う話しを良く聞く。
爺ぃの友人の新疆人が北京でスリに遭い、それが未遂に終わった時の事、その人が相手を見て維吾爾人と判ったので、維吾爾語で文句を言ったら、「あ!あんた新疆人か!?」と聞いてきた。「そうだよ喀什だ」と言うと、「最初から判っていたら手を出さなかったヨ・・」だって。
これから背中に「私、新疆人」と維吾爾文字で書いておこうと笑い話になった。
忙しい買い出しを終えホテルに戻ると、爺ぃは一つだけ小物を仕上げて、「マジ疲れた〜あとのは明日にしよう・・・」と言ってサッサと寝てしまう。
明日の列車出発は午後の2時55分なので、毎度のように午前中に仕上げるつもりのようだ。
明日はとうとう帰投日。
19日からほぼ1ヶ月に及んだ旅も、あと4日間の移動日を残すだけとなった。
しかも、クニクニにとって初めて乗る丸々2日間、48時間13分の列車の旅が待っている。。。
こまにとっても、今までの最高が43時間だから初めての長時間になる。
もう少しで日本だ!クニクニ!!
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