2006/08/19 - 2006/09/19
223位(同エリア264件中)
こまちゃんさん
- こまちゃんさんTOP
- 旅行記1963冊
- クチコミ258件
- Q&A回答339件
- 1,995,882アクセス
- フォロワー64人
9月3日。
南疆旅情の第1弾は、喀什(カシュガル)の艾提{及小}爾清真大寺(エイティガール大寺院)やその周辺の街並みなどを紹介。
朝、列車の車窓から見える戈壁灘には、若干雨の跡があり、今回のパッとしない天気を恨みつつ、列車は喀什に到着。
南疆喀什まで来れば、流石に烏魯木齊程の寒さは感じなかったが、先日までの雨で天候はあまり良くないと言う事だった。
目の前に広がるベージュ色の世界や、鬚もじゃのアラブ系の顔つきをした中国人を目の当たりにして、クニクニは目を丸々とさせていた(・・・気がした)。
では、エイティガールと維吾爾人の生活の様子などをお楽しみ戴きたく。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
今朝起きてみると、車窓から見える景色は殆どが戈壁の砂漠風景。
南疆列車からの風景は、思っていたほど砂漠ばかりの風景ではなかった。 -
山有り谷有り高原有りの緑豊かな光景も沢山あったけど、昨夜から今朝にかけて、どのような所を走ってきたのかは判らない。
夜中に車窓から見てみたけど、深い闇に星が瞬いているだけの、光1つ無い、怖いくらいに深い「黒」だった。きっと曇っていたので月も出ていなかったせいだろう。 -
赤い大地に時折現れる岩石山。。。
この辺りまで来ると、大地の姿は自然の儘の姿だった。 -
今朝は寂しく、軽くカップ麺で朝食代わりに。
中国有名ブランドの康師傅のコピーものだが、結構あっさりして旨かった。(但し、激辛ばかりだったので、辛そうな調味料を省いて食べたが、元々濃い味付けだったのか、マジ旨かった・・・お腹が空いてただけ?) -
最近、砂漠研究の学者が開発した、地面にワラをネット状に差し込んだ、防砂用設備も沢山見られた。
これが見え始めると、駅や町を通過した感じだった。 -
そうそう。先にも言っていた窓だが、こんな感じで15cm程の巾しか開閉可能になっていない。
しかも、45度しか傾かない。コンパクトデジなら窓から出せるが、今回からデジイチに変えたこまは、このトラップに填っていた。
殆どはこの下の広い硝子部分からの撮影。画像に汚れが多いのは、この窓が汚れているから。
このタイプは、連結部から2枚ずつで、それ以外は一枚硝子のはめ殺しになっている。 -
こんなToo much 占地方(めっちゃ場所取る)な人が隣に・・・。
彼が通路に居られる時、お湯汲みやトイレに行く時は、いつもそのぶよぶよなお腹にぶつかりながら、向こうまで行かなくてはならない。
それでなくても、荷物を持ってやっとこさ通れる程の通路幅なのだ。
爺ぃもおデブさんだが、均整の取れたおデブさん。このおっちゃんは・・・。(*o☆)\バキッ!(人の事はどうでも良いんじゃ!) -
車内にあったタバコ「雪蓮王」の広告。
モチーフされている外貨に日本円があったので。。。しかも5千円札だし。 -
車内でくだらない暇つぶしをしていると、突然人工物が見えてきた・・と思った途端に喀什駅到着!?
景色が徐々に変化するのではなく、突然アスファルトが見え、人が歩いているのが見えたと思ったら到着した。
何にもない戈壁の中の駅とは聞いていたが、ここまで何にもないとは思わなかった。
そう言えば敦煌も同じか・・・(^^; -
新疆旅游列車、お疲れ様。
-
喀什!
こまもこの駅に足を降ろすのは初めて。
クニクニ、ハイテンションだ。(^^; -
写真では見た事があるが、何となく殺風景なデザイン。
砂漠の駅なので、これで丁度良いかも。
画像は駅構内からの駅舎。 -
部隊も一緒だったようだ。
彼らの場合、観光ではなく訓練。
頑張ってね。 -
改札を出る前に、名残惜しく振り返ってパチリ!
帰りも乗るんだけどね・・・(^^;
砂が飛んでいる感じで画面が埃っぽくなる。
表示される速度も、光の感じよりは遅いので、画質が上がらずゴメンなさい。 -
出口改札。
いつも書き忘れていたが、中国の駅では、出口と入り口の改札は別々になっている。
出迎えには、烏魯木齊の公安庁から連絡を受けた不動産屋の社員と、こまの兄貴で韓さん(胖哥)。
(なぜ公安から「不動産屋」なのかは、話せば長くなる。真の中国通なら即理解可能)
「韓さん」とは、ここの旅行記中でも常連さんの、「高木ブー」似で爺ぃの親戚の方。
(参考→http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10041934/義烏博覧会) -
喀什駅全貌。
広場から正面を撮影。
砂のせいで背景に何も見当たらず、駅だけが浮いたような感じになっている。 -
鉄路駅から市内へ向かう幹線道路。
観覧車があるけど、遊園地と言うより、単に観覧車乗り場らしい。
こんな感じで砂に煙る町喀什に到着した。
青空の喀什が多い中、こう言った天気は少ないらしいから、そう言った意味では運が良い・・・とは言いたくない!(`_´# -
今回お世話になるのは、喀什のメジャーホテル「其尼瓦克賓館(チニワクホテル)」。
1996年の10月に始めてきた時もここのコテージスペース静園に泊まった。 -
今回は迎賓楼。
シーズンでいっぱいだったが、何とか2部屋が取たと言う。
画像は別館の南楼。
以前はパキスタン人専用だったが、全館改装して前とは別物のように綺麗になっていた。
今では、内外客を問わず泊められる設備となっている。 -
荷物を置き、ホテル内で軽く食事をした。
画像はないが、お腹がしっくり来ないこまは湯麺、他の方は拌面(ラグ面)と2種類程の料理。
食後は、韓さんが迎えに来ていた時の車で、早速エイティガール寺院へ向かった。
ここはチニワク賓館から歩いても来られる距離だ。
ん?・・エイティガールでは、うんこ座りが流行っているのか・・・? -
着いて早々、爺ぃが適当に見付けた鬚老人を連れてきて、クニクニと記念写真を撮れと言う。
2人のお爺さんたち、何か判らないまま取り敢えず写ってくれた。(^^;何すんねん、もう・・・ -
我々も爺ぃに撮って貰った。
(Pana DMC-FZ10) -
よく見ると、エイティガールモスクの塔に白い鳩が2羽いた。
-
正面で寺院の姿を眺め終えたあと、ずっと気になっていた寺院左手のバザーへ。
噂では「都市計画で無くなった」と聞いていた。
どんな風に何に改装したのかは判らなかったが、来てみてホッとした。
道路工事をした様子だったが、道路上の出店はなくなったものの地場の店は残っていた!
ここが無くなったら、エイティガールは意味が半減してしまう・・・と思うのはこまだけだろうか? -
商店街の人が育てている花が幾つかあった。
全て素朴で生き生きしていた。
これはそのウチの、目が覚めるような紺色朝顔。 -
こちらはコスモス。
今までは、暑かったり寒かったりと、結構でたらめな感じの時間を過ごして来たが、この瞬間に秋の兆しを感じて気持ちが落ち着き心地よい感じが甦ってきた。
季節感って、やっぱり必要だな。 -
帽子屋さんがやたらと目立つ維吾爾の商店街。
爺ぃがクニクニにも選んで・・・
何かそれ、田舎のオッサンやで。(ーー; -
商店街の様子。
道が綺麗になった以外は、昔と空気が同じだった。
嬉しかった。 -
今来た道を、エイティガール方向に振り向くとこんな感じ。
(爺ぃ撮影:Pana DMC-FZ10) -
人民帽も沢山売られている。
・・・売り物商品、物干しサークルで吊してる…(ーー;
(これ、爺ぃもやるので困るけど、結構便利・・・) -
現地の維吾爾人、帽子を被ってない人が殆ど居ない。
この帽子は「花帽子(ホワァマオズ)」と呼ばれる維吾爾人の生活慣習からの必需品で、見る人に寄ってはトレードマーク的なもの。 -
タイプも色々あって、一般用や礼服用、身分毎に違うものなど色々。
これらはみんな一般用で、地方色を表すものらしい。 -
こちらもベーシックな薄いモスグリーンの刺繍タイプ。
化繊のものなら10元、オールシルクの手編みなら100元と、その価格差はかなりある。
化繊のものは、現在では現地生産はせず、上海方面(浙江,江蘇)から仕入れているそうだ。(@@;
この画像は、お気に入りの快心ショット。
何となく、中国著名俳優「李(電視連続劇:東北一家人の主人役)」のアラブ版みたいな感じ(そんな事言っても判らないか…(~~;)。 -
こちらは、、、、海外からの観光客で、買った花帽子を被っていた。
-
こちらは、、、、海外からの観光客だが、この数日後に買った高級な花帽子で、何と現地人化するのであった・・・(^^;
しかも、良いモノを被ったために注目の的にも。(^^; -
これは、維吾爾人家庭では欠かせない品物。物入れだが、各家庭に必ずある伝統工芸品みたいなものだ。
1つ別の者が乗っかっているが、棒のようなものが組み合わさっているこれは、赤ん坊用の玩具。 -
艾格孜艾日克路(エグズエリック路)。
道路名の看板が、店舗の商品に埋もれていた。
ここからも其尼瓦克へ帰れる。
散策するのも面白い道だ。 -
商店から何気なく上を見上げると、上は住居になっている。
そこにあったミニ石榴の植木。
軒の飾りも石榴をモチーフにして有るようだ。 -
街中のあちらこちらにあるモスク。
-
馬車だ。
驢馬車が多い中、一寸少ない感じだが、たまに見かける。
ん?・・・三国連太郎が乗っているのかと思った。。。(^^;(痩せすぎだけど) -
新疆イチジク、現地名「无花果(ウゥホヮグゥォ)」。
皮ごと食べられる平べったいイチジク。
維吾爾人が手で叩いて平べったくしているので、見た感じ非衛生的に見える為手を出しにくいが、食べるとクセになる程旨い!
(注:決して麻薬関係ではない・・(^^;) -
喀什地区銀河進出口有限責任公司のビル。
引っ越ししたのかどうなのか、ここにはもう会社は無くなったような感じだが、このビルも始めてきた時にインパクトが強かったビルだ。
エイティガール脇の商店街に入ると、最初の交差点で必ず見かける筈だ。
10年前はもっと綺麗で、民族色豊かなビルだったのに、こんな風に朽ち果ててしまって残念・・・
右へ行けば其尼瓦克賓館のある大通り、左へ行けば、楽器店や木工店、金物屋やパキスタン花瓶などの店が建ち並ぶ、地元色豊かな面白い通りだ。 -
我々は左へ進んだ。
西瓜を積んだトラック。
哈密瓜と同様、町のあっちこっちで売られている。 -
地べたに敷かれたむしろの上に、ピラミッド積みされた哈密瓜。
名前にある地名から「哈密の名産?」と思われがちだが、昔の哈密王が、噂に高い南疆のメロンを取り寄せさせ、それを食べて気に入った事からこの名が付いたそうだ(図々しい…)。
元々は、喀什と莎車の中頃にある「黒孜郷克孜勒村」辺りが特産地。
そこは南疆果物の宝庫とも言われている。
哈密瓜(ハミメロン)で良かったのかも。克孜勒瓜(クズラメロン)じゃ怪獣みたいだ(おい、それは“グズラ”だろ)。
最初、爺ぃが選んでいたが、まずは試食を・・・ -
と言う事で、クニクニが試してみたが、残念ながら生瓜(スングゥァ)と言って、完熟でもなく日が浅い感じのものだった。
現地人から教わったが、観光客相手のものは、殆どがこの「生瓜」。
年期モノでとろけるように甘い哈密瓜は、献上品や政用に保存してあるそうだ。一番旨いものは、故意に年を越させ、新年の祝いなどで「冬」に食べるモノが最高らしい。
乾燥地区だからこそ可能な生活習慣だ。 -
この驢馬は何をしているのか・・・
単に食事中なだけ。
主人が買い物に出ている間に、こうしてやれば、食事も出来るし驢馬もウロウロしないと言う工夫(?)らしい。。(~~;
食べ終わった頃に主人が戻ってきて、「どうじゃ、妙案じゃろう」と言わんばかりに、ニコニコしながら去って行った。 -
哈密瓜売りのおじいちゃんを手伝う少年が可愛い!
可愛かったので構図失敗・・・でも可愛いから載せちゃう。 -
またモスクだ。
数え切れない程ある。 -
バイク・リヤカーで西瓜を運んで居る所。
積み過ぎって気もしないでもない・・・(ーー;エンジンやられるで。。。 -
驢馬車で大根や野菜類を運んで居る所。
街並みと人種とを見ていると、中国とは思えない風景ばかりに魅入ってしまう。 -
これは・・・・・
ヘニャヘニャ木材の突っ張りで、まだ乾いていないセメントを支えているらしい。(@@;
彼らの「先進的」な建築技術だ!!(~_~; -
玉子を売っているおばさま達。
全て地鶏玉子。
羊と同じなのかどうか、、、新疆の地鶏も玉子も、食べているモノのせいなのか、とっても旨い。 -
ここは、現地で大大評判の羊肉串(シシカバブ)店。
見た目も中もバッチイが、焼かれるお肉は最高に旨く、しかもやたらと香辛料などかかっていない。
肉の下味だけで充分味わえるように仕上げているという、中国にしては珍しい羊肉串だ!
左隣は、これ又有名な烤包子店。 -
羊肉串屋の焼き子さん。
アシヤ?(メシしてく?)
仰ぐ道具がダイナミックで、他ではこんなパフォーマンスは見た事がない。
(注:実際、これはパフォーマンスではなく必要に応じて使っている「技」です) -
期待と不安の店内・・・・・・・。
周りは殆ど維吾爾人だ。
立っているおっちゃんは高木ブーではなく韓さん。 -
商店街では、煉金師や飾り職人が沢山居た。
彼は結構くそまじめに彫っていたのでカメラを向けると、気付いて動いてしまったのだ!ぼけちゃった。
こまは、基本的に「ノーストロボ」撮影なので、シャッター速度が極めて微妙なのだ。 -
彼の店にあった作品群。
この魚は中々だ。
ゴメン!買わなかった・・・これ灰皿なので。。。
(ミレニアムに禁煙して今に至るので)
でも、別に吸わなくったって、置物でも充分なのに…
過剰に反応して、シャットアウトモードに入ってしまうのだろうか・・・。 -
驢馬車とご老人。
この構図が、この町にはよく似合う感じ。
驢馬の耳でご老人の顔が切れてしまったのが残念…。
(很可惜了,毛驢的耳{几木}被遮老人傢的臉…。) -
綿(棉)。
製綿後の綿だ。
今回、沢山出会った綿摘み人たちの汗の結晶。 -
もうそろそろ帰る事にした。
ここでは、道路標示も面白いものの1つだね。
維吾爾語、中文、英語と併記されている。 -
帰ってみると、我々が来た事を聞きつけた、王主任と小叶(葉)がホテルにやってきた。
写真の3人とも、元其尼瓦克賓館の従業員。
この画像は、昔の其尼瓦克軍団勢揃い!!の写真だ。
爺ぃは、壁画製作で少し居ただけだが。彼の作品は、ここの庭にある漢餐庁の大庁の奥壁に掛かっている。
10年前に知り合って以来、久しぶりの対面に感激!・・・でも小叶、めっちゃデブったんちゃう?
折角「李連杰(ジェット・リー)」に似てるのにあかんやん!
小李・・いやいや、小叶は、今は国際旅行社で海外担当をしている部長さん。
そこで彼に、帰りの南疆列車の切符を頼んでみたら、「簡単だよそんなの、任してっ!!」と、すんなり二つ返事。
いやぁ〜あ、強い見方が出てきて嬉しい限りだ!
明日は、爺ぃの用事が半分と、香妃墓や葡萄楽園などに向かう。
乞うご期待!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ジュリままさん 2006/10/25 13:14:30
- 祝!
- アクセスランキング1位ですねー
おめでとーございます♪
この最新の旅行記はまだ作成中かしら?
だって写真が5枚なんだもん・・・(w
ジュリまま
- こまちゃんさん からの返信 2006/10/25 15:15:02
- RE: 祝!
- わお!
突然の一位ですね。(*^ー^*
いつも600前後のアクセスで、時々1000を越えていたけど、
烏魯木齊に入ったら突然2000を越えちゃった。
しかも平日だし。。。
秘境ファンが多いのかなぁ・・・
今日は、2時(日本時間3時)で500回です。
あ、この分はまだアップ完了してません。
だって、維吾爾人も居ないし、カシュガルにもまだ到着してないですから。
今日頑張ります。。。マウス持つ手が痺れてるけど・・・(><;
こま
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
こまちゃんさんの関連旅行記
喀什(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
61