2006/08/19 - 2006/09/19
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こまちゃんさん
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8月29日。
29日の第2部は、天池でのエピソードを。
烏魯木齊到着後、早速訪れた聖地「天池」。
1996年、10年前に訪れた時とは、全く違うその様子に驚いた。
山の頂上手前にある「料金所」、そこから車で駐車場まで行くと、今度は「ロープウエイ」、天池までの往復カート。
その全てが有料となっており、10年前の「大自然の青き水瓶」の姿は何処にもない。しかも高額。
全てを利用すると、135元掛かってしまう。
ラインのローレライじゃないが、湖に住まう聖霊は、今も優しい歌をささやき奏でているのだろうか?
少なくとも、10年前の訪問では、何もない湖畔に漂う風の音が、湖の聖霊のささやく歌に聞こえた。
雅丹地貌でもそうであったように、音源が何もないように感じる大自然には、自然が奏でる歌が流れているのだ。
完全に商業化した天池は、いずれ迎えるだろう姿は、安物のテーマパークかアミューズメントの
何れかかも知れない…
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
リフトを降りた所には、何もない感じなので一瞬手持ち無沙汰になる。。。
景色を見ながら下り道を行くと、目の前には大きくて綺麗な道があった。これは、リフトからも見えていたあの曲がりくねった道に繋がっているものだった。
道へ出て司机君について行くと、こんな所にも「和平飯店」があった。
上海の和平と似たような字体だったが、こちらは旅館クラス。 -
まずは「金玉満堂店(玉製品屋)」へ入ってみる。
お買い物と言う訳ではなく、こう言った店は、商売がらどうしても気になる。
和田玉や砂漠の薔薇(石の名前)が置いてあり、お店の10周年記念と言う事で超破格値になっていた。 -
しかしだ。
10年前に来た時は、こんな場所さえ無く、車で湖畔まで直行出来たのだ。
創業10年と言う事か?・・・
日本でも、「本日限り!」と書かれていて、実は毎日やっている安売りと同じ感じだろう。 -
店前から今来た道を振り返ると、リフト乗り場があんな向こうに見える。
(左下側の赤い屋根の小屋)
ここで買い物好きのクニクニは、早速、土産物の物色気配。
「沙漠玫瑰」が売られていた。
この「砂漠のバラ」とは、砂漠の中で石英類が成長し合って出来た、奇妙な形の結合石。
石で出来た薔薇と言う事でその名が付いたのだろう。
彼結局、その石に加えて白石玉のネックレスなどを購入。ここは本場の新疆なので、中々良い買い物だった(・・と思う)。
しかし、最初に買っちゃったのは嬉しい誤算だった・・・石はやっぱり重い(@@; -
これが「沙漠玫瑰(沙漠のバラ)」と呼ばれる石。
沙漠の中で成長する石の結晶は、交互に絡み合った状景を作って行く。
ホント変わった石。
この石のように、大きめの石板が刺さったようなモノと(一枚ずつの大きさは色々)、アザミの花のようなものがある。
画像はネットから拝借したもの。クニクニが購入したものは他のタイプ。 -
こちらがクニクニが購入したタイプ。
刺さったモノがひと塊りになって、その塊りが、またそれぞれ沢山連なっている。
クニクニが買ったモノは、この画像より少し小さいが、全体の形がもっと複雑だった。
とても天然のモノとは思えない造形だが、現実に存在するもの。
沙漠には色々な不思議がある。 -
店の隣では、維吾爾人によるナンの実演販売が行われていた。
民族音楽の生演奏付きだった。 -
天池湖畔とリフト乗り場とを往復するカート。
このカートに乗れば、天池湖畔まで直行してくれる。
往復10元。
これも含めれば、ここでの費用は全部で135元になる。(ーー;
お店も設備も、そして環境も、現代化しているのは認めるし、これだけのモノなら、管理や保持に費用がかかるのも判る。
それ以前に、こんな近代化が、ここに必要なのか?
そう考えると、この費用は高すぎると思う訳だ。 -
深緑の天池。
周りには杉やポプラが沢山茂っている。
鳥や動物の鳴き声が響き渡る自然の宝庫だ。 -
もうすぐ到着と思われる時、前方から何やら沢山可愛らしく動めくものが、馬に先導されてやって来るのが見えた。
-
おおおお!?羊やんか〜!!?
しかも大群〜〜!!
うわっ、うわっ、うわぁ〜っ!!
敷かれる〜!!(><; -
・・と思っていると、羊君達もおバカではない。
彼ら自ら左右に分かれて呉れた。
まるでこまは、モーゼの十戒のように、羊の波を割ってしまったのだ!(^^@ -
一般的には見慣れない羊ばかりだ。
耳が垂れたのばかり。中にはヤクも居る。 -
新疆綿羊的屁股很大!
新疆の羊は毛がふさふさで、耳が垂れてて、尻尾が毛深いのが特徴。
去って行く後ろ姿、おしりのふさふさな尾っぽが特に可愛い。 -
おおお!
瞳の中は「丸」ではなく、横長なんだ!
バッファローみたいなのも居るけど、これも羊なんだろうか?? -
うおおお・・・、びっくりした。。。
凄く沢山の羊が去った後は、凄く沢山の糞で道が覆い尽くされていた。
仕方がないので、工事中の歩道を歩く。
それらの糞は、羊たちが去った後を、おじさんが大きな箒(ほうき)で掃いていた。
羊が来ると出動する掃除部隊(1人)なのだろう。大変ご苦労様!
あ、これが「誤算だった」結果。
クニクニは、自分のお土産全部を司机君に持たせている!!
(注:司机君が「持つから持つから」と言って聞かないだけです(^^;) -
あ!
天池の両脇に見えていた、見覚えのある風貌の山々が見えてきた!
朝とは違って、空はすっかり晴れていた。 -
湖畔にも、立派な土産物店があった。
以前は、湖畔に迫り出したテラス付きのレストランがあっただけだった。 -
杉と雪山のコンビネーションで、どことなくスイスチックな所だ。
見覚えのある風貌の山々の間には、「万年雪の主」が見えてきた。 -
その主の名は「ボゴタ峰」。
海抜5,445mの雪嶺だ。 -
今日は雲が多いので、綺麗に見えている間に、ドンドン写真を撮った。
-
絵描きも一緒に。
しかし、朝方の湖畔は、日陰になっているので撮影しづらい。
陽がもう少し高くなってくれなければ・・・ -
・・・と、文句を言いながら湖畔に立つと、そこは陽が照っていた。
しかし、人が多いなぁ・・・
折角来た以上、しっかり見て帰らなければ。。。 -
写真5枚を綴ったパノラマ。
湖畔に立つ前の坂の手前から撮影したもの。
湖畔から撮影したものも後ほどお見せする。 -
みんなか石碑の正面の正面ばかりで記念撮影しているので、裏を覗いてみた。
祝君長寿
願君再来
向かいにある王母廟の関係者(西王母會)、周穆王さんがの残した餞(はなむけ)の言葉だそうだ。 -
この時期、湖畔に咲く花は、この紫のタンポポみたいな花だけだった。
蜂が蜜を取りに来ていた。 -
自生の状態はこんな感じ。
こちらにも蜂が来ていた。 -
ドンドンお天気が良くなり、気持ちの良い天池。
7月頃に来れば、鼻先乱れて素晴らしい景色になる。
新疆の高原などの見頃は6,7月と言われている。
(伊犁,南山,巴里坤なども、同じくその頃が最高だそうだ) -
ひょうきんクニクニの民族衣装で大騒ぎ・・其の1
ノーコメントです。。。(ーー; -
ひょうきんクニクニの民族衣装で大騒ぎ・・其の2
帽子を女性用に交換して・・・
こまも呆れてます。。。(ーー; -
ひょうきんクニクニの民族衣装で大騒ぎ・・其の3
本当に現役時代は、本部やってたんですか???。。。(ーー;
コメントはタダ一言、、、古っ・・・ -
さっきの石碑裏に書かれていたのはここの関係者。
王母廟。 -
朝とは違う表情のボゴタ。
-
池の表情もすっきりした感じになっていた。
-
分厚い雲が大迫力。
10年前にデジカメを持ってきていたら、あの時のブルーは今じゃ見られない色だったかも知れない。
10月の天池は肌寒くて、持ってきたキャノンA−1の電池が働かなくなってしまった。仕方なく予備に持っていたコンパクトカメラで撮影したが、あの時の事は、今ここに立って再び思い出すと、本当に残念だった。
帰りにカメラを見てみると、車の中で暖められたカメラは、動作完全復帰していた。
いつか、それらの写真もスキャナー画像でアップしたい。 -
さて、綺麗な景色を納めきれないので、7枚綴りで300度の広角パノラマをどうぞ!
(元画像ページ上にて画像を保存すると、「※表示上の都合により横幅を780ピクセルに縮小して表示しています。」に関係なく、フルサイズ写真が保存され、見る事が出来ます) -
誇り高く見えるアングル(こま自己判断)
-
お!湖畔に開高健!???・・・より、かなり巾が広かった。
爺ぃだった。 -
湖畔でのんびりしている所をパチリ!
望遠での撮影なので、忘れてきたガイドナンバー50のストロボが悔やまれる・・・ -
???
・・・・・・・・・・・・・・・(○〜o;
馬糞。
そんなモン撮るな!・・・ちゅうか載せるな!! -
場所には不似合いな石畳。
爺ぃも頻繁に文句の垂れっぱなし。。。 -
みんなと同様記念撮影。
(ハハ・・・実はラフな合成なんです(~~;) -
帰り間際にもう一枚。
場所や高さを帰る事で、色んな表情が撮れる。
でも、光の方向はカメラ泣かせだった。 -
流石に、帰りもあそまで歩くのは辛かったので、10元払ってカートに乗る事にした。
-
カートは駱駝隊とすれ違い、どんどんリフトの方へと進んで行く。
-
下の観覧車乗り場とは違って、かなり地味な「下り乗り場」。
-
下りのリフトでは、前方のゴンドラに修理マンが乗っていた。
コワ・・・ -
修理マンを見ながら、眼下に広がる可愛い植林を見ていた。
やはりタムロンズームレンズを28mmでAF撮影すると、ピントは全然合わない。
ニッコールのズームレンズも有るが、こんな事にはならない(35−70mmだが)。 -
さらば、天池。
これ以上、人工的にならない事を祈って、さようなら。。。 -
眼下に流れる川が綺麗だ。
天山の雪解け水、天池から浸みだした水は、透き通っていて元気に見える。 -
到着。
下のも駅舎は地味だったのね。 -
スタッフのサポートがあり、こんな感じで降りる。
-
降りた所で地元のおばちゃん達が鹿や羊の角を売っていた。
本物だった。
2個で200元!!市場価格的には結構バカ安だったが、特に必要もないのでこんな風に遊んで終わりにした。
おばちゃん達、ごめんね。(ウケてたけど。) -
天池索道(ロープウエイ乗り場への道)に掛かっている小吊り橋。
行きも帰りも通った。 -
駐車場前の天山天池游客服務中心。
天池の管理詰め所だが、お土産屋とレストランもメインだった。 -
地元の人が茹でた「地鶏のゆで玉子」。
-
おもむろに買ったかと思うと、みんなに玉子を配る爺ぃ。
-
「唉。土鶏蛋!(ほれ。地鶏の玉子じゃ)」
実は、景色の色が素敵なので採用した画像。 -
ここから自力であの上まで上がるのか・・・?
道路を行くよりは近距離だが、坂がきつそうだった。 -
天山天池游客服務中心の3枚綴りパノラマ。
結構貫禄ある造りに負けて、パノラマにして上げた。 -
ゴミ箱には感心した。
あちこちにあるが、使う人の率が問題。
あまりに綺麗に作っても、逆に郷下人には、「それ」とは判らないと思う。 -
ここを離れれば最後だ。
天池に新しい景色が沢山生まれていた。
価格が下がれば、もっと沢山の人が満足するだろう。
「価格が高い理由は、粗雑な人間を入れない為」と言う人もいるが、今や、旅行社による団体旅行で各地から色んな参加者が来るんだから、敢えて高くしても仕方がない情況だと考える。従って、高い理由は単純に・・・・・ -
烏魯木齊とは違って、空気の澄んだ良い所だ。
では、車に乗って帰途に就くとしよう。
では、第3部でも、またもや出会った羊の大群に、車を阻まれながら帰途に就く様子を紹介。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- dapuqiaoさん 2006/11/18 09:28:07
- なつかしの天池
- 你好!
私も1995年に天池に行きましたが、今はこんなに変わっているんですね。でもボコダ峰は変わってなさそうでなつかしいやらまた訪れてみたいやら・・とこまちゃんさんのブログを拝見して感じてる次第です。
こまちゃんさんの膨大なブログを順次、当方が訪れた所を中心に拝見させてもらってます。
- こまちゃんさん からの返信 2006/11/18 10:27:10
- RE: なつかしの天池
- 早上好!早くから書き込み戴きどうもです。
天池も変貌は凄まじいものでした。。。
変わる事は良いのですが、営利が絡む変貌が極端すぎて、目に余るのが厭ですね・・・汚なさすら感じてしまいます。
天池だけではなく、今や猫も杓子も・・・と言った感じで、門票の料金と共に過剰沸騰しています。莫高窟が150元になりましたし・・・(国慶節中は180元…)
→http://4travel.jp/community/topic/10000156/10003283/
こま
-
- りっちゃんさん 2006/10/22 20:48:27
- すっごいいいな〜。
- ボゴダ峰、見たい!
開高健さん、いつもと違う人みたいやわ!(バキってか?)
- こまちゃんさん からの返信 2006/10/23 23:39:54
- RE: すっごいいいな〜。
- あ。。。昨日返事したつもりが、おこぼれしていました!
ゴメンなさい!(><;
>ボゴダ峰、見たい!
是非お出かけ下され〜!!
私、今中国に居るの???・・と錯覚してしまうと思います。
喀什(カシュガル)には、7546mのムスタークアタ峰や、7719mの
コングール峰も有りますよ!皆、チョモランマのご近所さんです。(^^
>開高健さん、いつもと違う人みたいやわ!(バキってか?)
いえいえ、殴ったりしませんヨ。(^^
それほど、見る人を魅了する景色って事でしょうね。
マジ、表情が違いますよネ、あの写真の爺ぃ。
中国、はっきり言って広すぎです。
色んな意味でも、人間ごときに纏める事は出来ないでしょうね。
こま
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