2006/02/24 - 2006/02/24
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こまちゃんさん
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広東省佛山市、中国では人物や動物の焼き物で有名な町です。
前回、2年前の6月に訪問以来、かなり久しぶりでしたが、街に変化はなく、安心して見て回る事が出来ました。
今回は、爺ぃの次男の奥さん側親戚が、鍾馗と門神(玄関先の仁王像みたいなヤツ)を見たいと言うので、その案内役としての訪問です。
彼は皆から「肥老(ふぇぃらぉ:太ったボス)」と呼ばれています。(^^;
(広州では通常に使われる言葉。軽蔑や差別では無く、敬称に値します)
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前回は入口からの紹介でしたので、今回は一番奥からの順路でお見せします。
但し、殆どは「心源陶」と言うお店からの画像になります。
ここは、その一番奥から入れる「佛山公園」入り口。
中には大きな池があり、市民の憩いの場になっています。 -
そこから見た街並み。
今回、「佛山市第一回茶花展」と言う事で、何か催しがあるようです。
似合わない飾り付けが、景観を損なっていました。(~~; -
こんな感じ。
大きな公仔なら、引っ掛かってしまいそう・・・(@@; -
雨水抜きの魚。
一般的にはPBC管がのぞいているモノですが、焼き物の街らしく、焼き物があしらわれていました。 -
花瓶、壺のお店。
爺ぃと肥老。 -
紫檀の古い椅子に腰掛ける爺ぃの息子夫婦。
凄くお気に入り。
(こまには判らない感覚・・・奥行き120cmもある昔の純日本住宅にあった縁側くらいのモノで、場所取って仕方がない・・と、ビンボー臭い考えしか浮かばない。。。(~~ゞ)
大きく持てない程の重量級で、かなり古いモノだった。
真ん中の大型肘掛けが、可動型で物入れになっている。
気候の暑い広州では、こう言った木製家具が重宝され続けている。
花梨(黒檀、紫檀)の家具は、広州の名産物でもある。 -
動く公仔。。。ではなく、人懐っこく可愛い仔犬。
暴れ回ってまとわりつき、綺麗に撮れた写真は一枚だけでした。(~~;ゞ -
おおお〜!!
関羽の軍隊!これは強力部隊ですね。
色んな姿態が揃っています。 -
しかも、後方で指揮を執っているのが鍾馗ですし・・・。
-
今回のメインは、ここ「心源陶」。
ここの芸術家は、「彭文鴻」と言う若手芸術家で、その作品の味わいは、格別深く且つ繊細。
北京で色んな賞を獲得しているが、販売価格は高くはありません。
中国で良く見かける、受賞と共にゼロが2個増えるような高飛車な人柄ではないようです。 -
彼の作品の鍾馗です。
白い羽織は無地と薄い模様要り、赤い羽織は無地と中国模様要り。
この写真の白無地は買いませんでしたが、他の3種類を、爺ぃの息子と肥老が買いました。
白羽織の無地は、ごく最近造ったそうですが、最初のモノに比べると、現代っ子みたいな感じ。。。
髭の付け具合も何となく散髪したてって感じ・・・ -
これが赤羽織の無地。
最近の作品です。
新しいと、埃が掛かっていないので良いのですが・・・ -
これは初期に造った一品。
髭の具合も表情も良いですね。同じ金型から起こしたものとは思えません。
最後の仕上げは手作業で味付けして行くので、その時の気分などでかなり変化するようです。
やはり何でも言えますが、ご本人も言ってましたが、最初の作品に満足するモノが多いようですね。
これは、暫く売らずに置いていたそうです。
何故か舌を出しているお茶目な鍾馗です。 -
良く判るようにアップで。
肥老は、この舌出し鍾馗にぞっこんで、最初に一つ決めたのですが、結局2個買ってしまいました。
それで門神は諦めたようです。(^^
鍾馗も門神も、両方とも買えば良いのに・・・ -
店内にあった他の作品を少々。
これは少数民族武将ですね。
頭に乗っているのは、こまが買った獅子(中国の狛犬)です。 -
その獅子です。
一組試作したそうです。
佛山石湾公仔(ふぉぅさんすぅわんごんざい)は、彩色無しの素焼きも良いんです。 -
色々と説明してくれる彭文鴻さん。
-
自慢作「鍾馗照鏡」に付いて語る彭さん。
鏡に映る自分の姿を、嬉しそうに眺める鍾馗の胸中は如何に・・・
鍾馗の神話をご存じなら、その境地が理解できますね。 -
樹木に群がる蟻です。
これも焼き物です。
細い足が、焼く時に壊れないモノなんでしょうか?
秘技があるようですね。
(教えてくれません(~~;) -
こちらも蟻。
緑色のモノは死んだカマキリのようです。
埃をかぶっていて、様子が判りづらいのが残念です。 -
そのカマキリと蟻のアップ。
2〜3000元でした。 -
店の様子を上から。
鍾馗を値切って値切って値切り倒して満足な皆さん。(~~; -
これは彼のパンフにもある代表作品たちです。
こんな感じでライトアップされていて、展示場所のセンスも良いですね。 -
見づらいのでストロボオン!
受賞作品が幾つも見えます。 -
店の様子を上から。
細かなお土産級のモノも沢山置いてあります。 -
達摩祖師。
広州省工芸美術大師作品展にて金賞を受賞した作品。
しかも、広州博物館に収蔵されたそうです。
ムム・・凄い。。。 -
達摩祖師(調心図)。
こちらは同じく銅賞受賞作品。
地元石湾の作品展では2等賞を取ったそうです。
こまはこれの方が金賞作品よりお気に入り。 -
なのでちょっといろんな角度からご紹介します。(^^;
-
全体図。
壺の上に載せてある様子が、何とも良い感じでした。 -
釈迦牟尼。
2003年の中国陶芸展にて銀賞受賞。
これも広東省博物館に収蔵されました。
でも安い。。。3600元か・・・ -
修得正果。
悟りの境地を表しているようです。
これは広東省の展示会、石湾作品展で2等賞受賞。 -
年年有余。
この簑を纏った釣り師爺さんも、広東省博物館に収蔵されているそうです。
釣果は上々、喜んで帰宅途中って感じですね。(^^ -
酔いどれ爺さん。
三頭身ですね。 -
酒樽担いだ和尚さん??
-
数珠や衣類の仕上げも中々ですが、歯の造り具合が巧妙です。(^^
-
玄関先左手の壺や花瓶類。
彼の作ではありませんが、店には、彼が気に入ったモノしか置いてません。 -
こちらは同じく右手の展示です。
コメントは・・・お土産レベルですね。
と言う事で、心源陶のお店からは以上です。 -
帰り掛けに見付けたお爺さんの団体・・・
これ、一個5元前後で買えますが、高さ5cm程の小さなモノで、手が込んでいますね。。。 -
こうやってみると、何やら中国時代劇のワンシーンみたいです。(^^
こまが買い込んだ鍾馗を写していませんでした・・・
(~~;
でも、一昨年紹介して買いぞびれたモノを4,5点買い込んだだけです。
おいおい、そんなに買ったんかい!(^^;
買いそびれた時の旅行記は↓
http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10030808/
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この旅行記へのコメント (4)
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- MASUMIさん 2009/03/26 01:42:06
- すごい関羽さまですね!!(@_@;)
- はじめまして、わたしは、イラスト工房「MASUNET」の彩ますみというもので、主に三国志のイラストを描いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/masunetgallery/
わたしも、石湾陶器の関羽さまを所持しているのですが、このたくさんの関羽さまは欲しいですね!!(*^_^*)
今でも、中国では売っているのでしょうか?(?_?)
- こまちゃんさん からの返信 2009/03/26 12:02:50
- RE: すごい関羽さまですね!!(@_@;)
- こちらこそはじめまして。
石湾公仔は中国伝統工芸ですので、南方面ならホテルでも見かけますよ。
でも、やっぱり「現地」が一番ですけどね!(広州から車で1時間ちょっと)
説明にもありますように、年に数回世界博覧会も行われており、日本からの
出品や訪問者も多いそうです。(春と秋)
ここに居ると、財布の紐がユルユルになっちゃいますが、持って帰るのが一苦労です…
焼き物ですから。(^^;
機会が有れば、広東佛山にお出かけ下さい。
こま
-
- azianokazeさん 2006/05/16 11:33:52
- 蟻?
- 樹木に群がる蟻とカマキリ、リアルで少し引いてしまうぐらいですが、向こうでは縁起物か何かなんでしょうか?
“酔いどれ爺さん”はプロフィールイラストみたいな雰囲気ですね。
- こまちゃんさん からの返信 2006/05/16 17:45:27
- RE: 蟻?
- azianokazeさん、こんにちは。
蟻、確かに有名画家の花鳥画には結構出てきますよね。縁起かどうかは耳にした事がありませんが、鶏の絵や小鳥などの絵の中では、カマキリ、蟻、毛虫芋虫などが、彼らに狙われていますね。(^^
石湾公仔の場合、描写の難度さから選ばれる・・とも聞きました。地蜂(パート1のアルバムで紹介)や蟻、バッタ類は、その表現に細さを要求されるので、敢えて小さいモノに挑戦したのが「蟻」だそうです。
完全回答にはなっていませんが、追々何か判り次第、アルバムにでも載せたいと思います。
プロフィールの絵、良く「聖誕老人」と言われます。(~~;
(実際のモチーフは、作家の開高健で、彼のサントリーCMが起点です。でも、書き続ける間に、現在載せているイメージに定着して仕舞いました)
サンタクロースの故郷は土耳其(トルコ)だそうで、新疆経由で中国にもかなり早くから入っていたのでは?なので、こんな感じの爺さんが、美術題材でよく見られるのでは・・・?と、歴史的裏付けも無しに勝手な解釈しています。(^^ゞ
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