2005/09/15 - 2005/09/15
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こまちゃんさん
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敦煌市郊外に住む老友、莫高窟の清掃人だった「余さん」宅を訪問した時の写真です。
(余さんは写真左から2人目)
観光では味わえないような、目前に広がる宏大な田園風景、そこに漂う様々な感覚を、敦煌生活者の視点で見た敦煌郊外の様子を是非お楽しみ下さい。
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今日は、老余が先に、敦煌市内のこまの自宅(借家)に遊びに来ておりました。話の流れ上、今からお伺いすると言う事になりました。
手軽で便利な三輪バイクに乗って、老余に案内して貰いながら、お宅に向かう。
バイクは4人乗り。でも、爺ぃがおデブなので3人で目一杯・・・。(^ε☆)\バキッ! -
絲綢賓館と敦煌賓館の間にある飛行場への道を進みます。直ぐに北へ逸れ(飛行場に向かって左折)、空港路と併走している小さな道に出たら、また同じ方向に向かって(右折)その小さな道をドンドン進む。
その空港路と併走している道が、写真のような生活道路だ。 -
この道を走っていると、市内では見かけないスタイルの店や畑など色んなものに出会う事が出来る。
これは雑貨店のチェーン店。
英語で「チェーンストア」と書かれているのでそうだと思う。。。 -
何と「香格里拉風情(シャングリラの風情)」と掲げられている。
辺りをキョロキョロしてみるが、「シャングリラ?」って感じ。。。 -
広がる綿畑。
敦煌の農業主産物でもある「綿」は、今が取り入れ時き。
国が認めていて、取り入れで忙しい時期は、会社をお休み出来るらしい。
中国らしい習慣。 -
同じく、道沿いに広がるとうもろこし畑。
街で売っている人を見かけますが、一寸小振りでもちもち感のある種類みたい。
日本には無い味ですが、とてもおいしいです。 -
ここは道路沿いにある余所のお宅。
内院の家屋は2階建てになっている様子。 -
「中国信合」
この辺りの地場銀行だ。
手前の部屋は酒屋さん。
地場の「金張掖」と書かれているので、甘肅省張掖の酒の広告。 -
「便民超市」
所謂「コンビニ」。
一昔前の一文菓子屋みたい。
店に掲げてある看板の「批价零売」とは、一つでも卸価格で売るという意味で、敦煌のコンビニでは当たり前のように掲げられているキャッチだ。
でも実際は、卸は卸価格、単品は単品価格。(@@; -
「薬局」
「徳康薬店」と書かれている。
お店類は、普通の家屋が変身しているだけ・・って感じの素朴(質素)なのが多い。 -
小型トラックに乗せられた驢馬。
「ボクを何処に連れて行くの?」 -
道は更に続く。
この一本道を7km進んで行くという。
右脇の小さな道路標記に、「5」,「6」,「7」
と言う風に数字が加算されて行く。
そう、市内から郊外に出た時点からカウントされている?標示だ。 -
どこまで行っても、あちらこちらに広がる綿畑。
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「8」の標示が見えた。
老余の指示で、その先を左に折れたら土の道路だった。 -
砂煙を上げながら進む三輪バイクの様子。
振り返るとこんな感じだった。
老余が莫高窟から降りてきて仕舞ってからは、主な仕事は農業一本になる訳で、その詳細は「綿」の栽培と馬鹿(馬のような鹿)の飼育です。
馬鹿飼育の目的は、交配して出来た子供を売る事と、漢方薬の材料としての「角:つの」の販売です。
馬鹿飼育はご長男が中心でやっています。
彼はつい昨年まではタクシーの運転手をしていましたが、タクシードライバーが増えすぎるのを懸念して農業に復帰し、有効的な動物飼育も始めたと聞いていました。
実際に来て見るのは今日が初めてです。 -
最初に迎えて呉れたのは、彼の家で飼っている子猫ちゃん。
にゃーはお! -
動作のかわいさに負けて、2枚載せてしまいました。
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これが「馬鹿」。
「バカ」と読まないで下さいね。
中国語では「まぁるぅ」と発音します。
鹿の種類です。
既に角は問屋に出した後です。(^^ -
始めて見た烏骨鶏の成獣。
菜市場やレストランで見かける烏骨鶏は、成獣になる前のヒナで、鳴き声を聞くと「ピーピー」言ってます。
ここのはみんなニワトリと同じ鳴き方です。
真ん中にいるのが親玉の「雄鶏」。
鶏冠が何だかヘンテコで、格好がニッカポッカを履いている土方の頭領みたい。。。 -
親玉の貫禄。
コイツの言う事に、他の雌鶏も家鴨も従います。。。 -
雄の烏骨鶏
-
動物を見終えて、更に裏へ向かって歩いて行くと、
老余の栽培している綿畑に出ました。 -
これは白い綿の花。
他に赤い花もありました。 -
これは綿の実が弾けた状態です。
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その綿部分をもぎ取ると、この様な萼(ガク)だけが残ります。
4又タイプも有りました。 -
自生状態の朝顔発見。
実は、中国で朝顔を見たのは始めて。 -
あぜ道。
とうもろこしが植わっていました。 -
色々お話中の老余と爺ぃ。
脇で長男が聞き入っています。 -
弾けた綿の自生状態。
-
綺麗に咲いた綿の白い花。
スマートなスタイルに結構感動・・・
遠くから見ていると、畑の中でこんな花が咲き乱れているとは、全く判りませんね。 -
老余のお孫さん(ご長男のお子さん)。
突然元気に現れたので、記念撮影! -
こちらも自生状態で弾けた綿の実。
一つ弾け掛かっているのも見えています。 -
弾け掛かっている綿の実。
これは萼が5つですね。
奥に見えるモノは4つ。 -
お隣が飼っている乳牛。
撫でてやりましたが、少し人見知り。 -
裏口に戻って、そこから見えるモノに関して色々お話中。
あちらこちらに放置されている枯れ木を見て、梟細工の材料が豊富にある・・・と言って惜しがっている爺ぃ。
そのままだと、お金にはならない枯れ木が、爺ぃの手を加えると、10cm30元となると知って、みんな感心するやらびっくりするやら・・・ -
部屋に戻って再び子猫ちゃんのお迎え。
タイヤチューブの中です。 -
一家と記念撮影。
右から、ご長男、老余の奥さん、お孫さん、老余、爺ぃ。
お孫さんがしている「ピース」は、爺ぃが今日教えたばかり。
早速お気に入りな感じでこの通り!v(^_^)v
彼の家の周りには、野菜や果物も沢山ありました。
棗(なつめ)、肉桃、爺ぃの好きなものばかり。。。
棗を木からもいで食べていました。 -
これは、お宅で戴いた梨。
くにゃくにゃで軟らかく、歯ごたえの特殊なものでした。
歯ごたえは特殊ですが、味はピカ一の甘さ。
それは梨とは思えない感じで、そうそう、缶詰で見かける輪切りの梨のような芳醇なる甘さ。
でも、あのサクサク感とつぶつぶは全くなくて、別の果物って感じでした。 -
老余のお宅を後に。。。
人が見える場所が、彼の家がある集落への入り口です。
さようなら、老余。
莫高窟に関する色んなお話、本には書かれていない秘話に繋がるようなお話など、沢山教えてくれて有り難う。
又会える日まで、
そして、さようなら・・・
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