これがハバナの5つ星!お見逃しなく!:さすらいの食いしんぼうさんの旅行ブログ
2009年。景気も冷え込み身も冷え込んで迎えた1月の寒の入り。友人は「厄おとしだ!」とばかりに褌ひとつで裸まつりへ。「この寒いのに水なんかぶっかけられたらたまらない軟弱な自分」は...
「そうだ、キューバへ行こう!」
「国民の幸せは健康と教育」というカストロの選択により、高度な医療技術で貧しい国々に医療支援を惜しまず(自分の国も貧乏なのに)、しかも外国人にも医療費はタダという寛大な国。さらに国民の多くは大学卒レベルの教育をすべて無料で受けている国キューバ。それがはたして「国民の幸せとはモノと金」という選択で育ってしまった自分にはどんなふうに映るのか。
超大国アメリカの鼻先で突っ張り続けているけれどそのリーダーであるカストロも80歳を超えてそろそろ突っ張りも利かなくなりそうだし、アメリカのオバマ政権が柔軟路線にカジ取りしたらこれまた一気にアメリカ人観光客であふれてしまうだろうから、そう行くなら今のうち。
自由経済社会も覇権主義も社会保険制度もなんかみーんな行き詰まりを見せている今、新しいヒントか発見があるかもしれない。キューバでちょいと厄払い。裸祭りよりご利益があるかもネ。それに何より暖かいじゃん。
(これからキューバに行こうとしているあなた!拙い僕の旅行記事は飛ばしても、巻末の旅のヒント集はどうぞお見逃しなく。)
カナダのトロントまで飛んで、そこから先はインターネットで申し込んだカナダのエアトランザのパッケージツアー「ハバナとヴァラデロ7泊8日980カナダドル(80360円)」。
航空運賃、ホテル、移動交通、と朝食。さらにヴァラデロ滞在の4日間は3食とも飲み放題、食べ放題、アトラクションすべて込み!これってなかなかお得でしょ(?)
(写真は気温マイナス18℃のトロント国際空港)
さらにエアトランザは9000円の追加でピッチの広いJALでいうJクラスの座席が買えます。
そうしたら椅子だけじゃなくて食事もこのとおりちゃんとしたモンが出てきました。離陸前にシャンパンサービスもあってちょっとしたビジネスクラス。
エアカナダの最悪のサービスの後だけに同じ国の航空会社とは思えません。
DAY 1 エアカナダでトロント。トロントからエアトランザでキューバのVaraderoへ。トロントからは3時間で時差はナシ。でもなんと気温差は50℃!
DAY.2 ハバナ観光。さっそく革命広場、革命記念館、ハバナ大学、
DAY 3 ハバナ観光。ユネスコ世界遺産の旧市街地,
DAY 4 ハバナから高級リゾートValaderoへ移動
DAY 5 Valaderoのいたれりつくせりのリゾートに感動
DAY 6 Valaderoのいたれりつくせりのリゾートを満喫
DAY 7あまりのいたれりつくせりにぐうたらになってゆく自分を実感。
DAY 8 骨抜きにされる前に Valaderoを脱出。帰国の途につく。
(写真はハバナのホテルナショナルデキューバのロビー)
エアバスA3-10でヴァラデロ空港に着いた乗客249人のうちハバナへ行くのは僕らだけであとはみんなリゾートへ直行。
ハバナへはエアトランザが用意してくれたタクシーで行くことに。英語のしゃべれない運転手とスペイン語のしゃべれない自分との沈黙の2時間のドライブ。
(写真は宿泊するホテルナショナルデキューバのチェックインの列。いきなり30分待ちという洗礼をうける。聞いてはいたものの…)
さてこれがハバナの5つ星!
★★★★★La Habana Viejaオールドハバナ
昔のハバナの繁栄の中心となった一角ですが社会主義以降、経済の困窮からすっかり荒れ果てていたのをユネスコ世界遺産に登録されて以来、その復旧や修景作業が進められています。
ただ長年の社会主義体制下で建築の職人やその技術の継承が途切れてしまっているのが悩みとか。
(写真はオールドハバナの広場Plaza de catedral)
★★★★★ Plaza de Revolucion 革命広場
チェの肖像を壁面にデザインした有名な内務省の建物はこの広場の、いやキューバのシンボル。
特に映画「チェ」を見てゲバラファンになった女の子たちはきっとゲバラ詣でに来るんだろうね。
さてその隣りに通信省、ホセマルティ記念塔。国家の威信を示す場所なんだけど広場のアスファルトははがれて雑草が生えているし、広場の頭上を電話線があちこち通っているのが何とも…。
「威信も貧乏には勝てない」というところ。それでもやはりここには行かなくちゃ。
★★★★★ El Moro モロ要塞
市街地の対岸にありハバナ港を守る要塞として築かれました。僕が行ったのは朝でしたが、きっとここへは夕方に行くといいと思います。
街を茜に染めながら海にゆっくりと沈む夕日を見終えるとその後はハバナの夜景が海上に浮かび上がるという具合。これは想像ですがきっときれいだと思うよ。
★★★★★ Hotel National de Cuba ホテルナショナルデキューバのウィンストンチャーチルバー
1930年にキューバの迎賓館として建てられた高級ホテル。中庭に面したバーはかつてアルカポネやアメリカの大統領ウィンストンチャーチルが葉巻をくゆらせていたという優雅な雰囲気がそのまま伝わってくるところ。
市街地の喧噪や貧しさから完全に隔てられた別世界の感があります。
かつてのハバナの繁栄ぶりをそのまま残しているキューバで唯一の場所と言ってもいいかもしれません。
キューバのカクテルMojito(モヒート)¥610を片手に午後のひとときを過ごすのにうってつけ。
★★★★ Malecon (Ave de Maceo) マレコン 海岸沿いの散歩道
潮風をうけてのんびり歩くと海に面して今は朽ちかけた建物が並んでいます。それらを眺めるとかつてハバナがどれほど優雅で美しい町であったかが想像できます。
でも海沿いのMaleconから1本,通りを中に入って一般市民の生活ぶりをちょっと垣間見ると、そこには人々の屈託のない笑顔からは想像しがたいくらいの貧しさ!が実在しています。
(治安はよいとされているけれど夜のこの辺はやはり避けた方が…)
この写真のあたりの家々はまだいい方で住民のみなさん、何をするでもなくブラブラしています。観光ガイドツアー(政府が監督している)ではなかなか見せてもらえない風景がひろがっています。
★★★★Capitolio 旧国会議事堂
1929年に国会議事堂として建設された建物。あれっ?どこかで見おぼえがあるでしょう。アメリカワシントンの議事堂にそっくりです。(でも高さは17メートルこっちの方が高い。これを地元の人たちはエラく自慢します。)
★★ これがコンビニだぞ!
これがキューバのコンビニです。
ドリンクやヨーグルトが並んでいるはずの冷蔵庫(奥)もアイスクリームや冷凍食品が並ぶ冷凍庫(その左)もごらんのとおり空っぽ。
とにかく商品が乏しいのです。「他の店はこんなふうじゃないでしょ』と疑うあなた!残念ながらキューバにはコンビニは3軒しかなくてみんなこうです。
それでもここに買いに来られる人はごく限られたお金持ちだって。
入り口にはガードマンが立っています。(万引きするモノなんかなんにもないのに...)
★★ こちらは市場です。
庶民の食料の調達はこちら。でも並んでいる野菜の種類はトマト、きゅうり、たまねぎ、豆類ととても少ないです。
これはガソリンが高いので野菜はせいぜい10キロメートルぐらいの距離内で栽培されたものだから。ボイラーを使っての温室栽培なんてとんでもないし、野菜や果物を空輸するなど見当もつかないことなのです。
でもレストランで食べた野菜はおいしかった。化学肥料や農薬を輸入できないためすべてがオーガニックでまさにその季節(とき)に穫れた野菜なのだから。
トマトはトマトの味、ナスはちゃんとナスの味がしました。(あたりまえのことのようだけど忘れているんです)
日本ではやたらと「旬のモノを食せ」だの「オーガニックで地産地消に限る」などと言うけれど、じゃぁそれに徹するとなるとかなりの我慢が必要となることを覚悟しなくてはなりません。
それがまさにキューバのこれなのですから。土のついたタマネギ、曲がったきゅうり、ふぞろいなトマト。今の日本の主婦のほとんどはおそらくこの市場では何も買えないと思います。
これは食料品店だけど肉なんか冷蔵庫に入れないで売っていました。
一部の先進国を除いて世界中のほとんどの国がそうであるように、あんまり食品衛生法なんていうのは守られておりません。
キューバ人のたくましさに感服!
★★ La Lasona de 17
夕食を取ったレストランです。キューバロブスター、海老、鯛のグリルと黒豆ごはん(コングリ)がお2人用一皿で30ペソ。お値段も手頃。17th StreetとM Streetの交差点近くにあります。 (巨大なアパートの向かい側)このレストランの向かいにさっきのコンビニがあります。買うものはなくても覗いてみましょう。
★★★Hotel Nacional de Cubaホテルナショナルデキューバ
バスルームはビジネスホテルのシングルルームぐらいの広さがありました。しかも窓つき。
ただあくまで設備はベーシック。Heavenly Bedや液晶テレビなんてのは望めません。
掃除はきちんと行き届いていて寝具、タオルも清潔。でもいずれ海外資本が参入するようになったらここもきっとWestin Nacionalなんて名前になって僕らの手の届かないホテルになってしまうんだろうなぁ。
★★★Hotel Nacional de Cubaホテルナショナルデキューバ
別世界の感がある中庭。この庭を取り巻くようにホテルのバーがあります。このバーの居心地のよさはおすすめ!
★★★★Saloon Parisien ナイトクラブパリジャン
ホテルにあるナイトクラブは有名なコパカパーナ同様の華やかなラテンミュージカルレビューのショーが売り物。
ド派出な衣装、激しいダンス、ラテンとアフリカの情熱が混じるエキサイティングなステージでした。
(入場料はこのツアーに含まれていたので不明。)
★★★★ Saloon Parisien ナイトクラブパリジャン
夜10時から12時まで踊り子たちの汗とエネルギーが直に伝わってくるようなショーが次から次へ続きます。
アレ?この人、新宿2丁目あたりで会ったような気がする...。
★★★★ビンテージカー
ハバナではマニアにとっては垂涎の1950年代のビンテージカーが堂々と走っています。車って長持ちするんだなぁ。とつくづく思いました。でもエンジンが古いせいかガソリンの質が悪いのか(たぶん両方)町の排気ガスがひどいです。
もし「世界リサイクル国際会議」なんてのが開催されるとするならばその議長国にふさわしいのがこの国だと思いました。だってなにひとつ無駄にしないんですから。
★★★★ Valadero 高級リゾートヴァラデロ
ハバナから東へ2時間。フロリダ海に突き出した細長い半島をキューバ政府が外貨獲得のため経済特区としてリゾート開発したところです。
27ものホテル、12キロにわたるビーチ、ゴルフ場、水族館、マリーナ等々。信じられないくらい美しい海浜リゾートです。
でもここは従業員以外のキューバ人の立ち入りを厳しく禁止しています。それが甚く僕の良心を咎めたので5つの星も4つに。
★★★★ Hotel Blau Valadero
ヴァラデロリゾートが近年、少し落ち目になってきたのでその起爆剤として建てられた豪華なホテルブラウヴァラデロ。
全室オーシャンビュー。バルコニーが完全なプライベートの造りなので僕は思い切ってパンツを脱いでスッポンポンで陽に灼いたが、ビーチに行ったら何とビーチでスッポンポンで灼いている女性が沢山いた。
これには負けた!(でも美女とは言っていないからね)
ビーチにはウィンドサーフィン、スキューバダイビングなどのマリンスポーツ。エアロビクスやサルサ、水中ポロなどすべて無料のアクティビティ。僕はウィンドサーフィンとスペイン語講座を受講しました。
1日ビーチで過ごしたら、夕日を見ながら散歩してバーで軽く一杯。夕食の後、また一杯...。なんという至福の時間!
滞在中は飲み放題、食べ放題という北米ならではのなんとも豪快なオールインクルーシブというシステムは言葉のうまく通じない外国では大変ありがたいのかもしれないけれど何かだんだんだらしなくなっていく自分に気がつきました。
ホテルブラウヴァラデロの客室。テレビにはキューバでは禁止されてるはずの敵国アメリカのCNNのチャンネルもあります。こんなのアリ?
いうなればここはもうキューバではないのです。僕がここで体感しているのはマウイ島かグアムのリゾートのそれと同じ。下手をすると済州島やもしくはクルーズ船に乗っているのと同じことかもしれません。
残念なことにここでは外国旅行につきもののちょっぴりの緊張感とか少しの不安。それに発見や驚きを味わうことができません。それこそが旅の楽しさだと思うんだけれど。
キューバの人たちは平均月収わずか2300円という低い生活レベルを余儀なくされていました。
「いつもは安くて豊富にあるバナナも去年のハリケーンで木が倒されてしまって全然市場に出てこない。」と言う声をハバナで聞いたけれどそれがまるでウソみたいにここでの朝食には山ほどのバナナがあります。観光客はそのバナナも見向きもしません。
電気量が制限されて薄暗いハバナの町に比べるとここは夜空の星が見えないくらいに煌々とした光の洪水。
ひとつ同じ国の中に全く別の世界が存在していました。そしてこのリゾートの世界をキューバの人たちは知らないのですよ。
(写真はホテルブラウヴァラデロの12階まで吹き抜けのロビー)
ガイドいわく「われわれキューバ国民は外国からのみなさまがヴァラデロで心から楽しんでいただけるようそのための我慢や協力を惜しみません」だって。
ホントかな?
僕は心が痛んだ。ハバナで僕が知り合った人たちにこのヴァラデロを見せたらみんなこの現実を信じないと思う。そして驚きとくやしさで涙をこぼすにちがいない。
旅のおわりに
旧ソ連の崩壊や経済封鎖など多くの外因もあるけれど、カストロが目指した夢も1980年あたりで少し軌道修正する必要があったのではないでしょうか。
ちょっと青臭い20歳代での理想をずーっと掲げ続けてしまったところに今のキューバの行き詰まった現状があるような気がします。
キューバのアメリカへの突っ張りもこの旅の前にはその潔さやよし!と少しかっこよさを覚えていた自分でしたが、この国の現実を見るにつけ、父カストロよ、何とかしろよ!という気がしないでもなくなりました。
キューバの人々は貧乏です。でも貧困ではありません。伝染病がはびこり子供たちの教育がうけられないのが貧困だから。
貧しくても少し誇り高い人たち。でもそれを「清貧」なんて呼んだらそんなのはしょせん金持ち日本人の感傷にすぎないと一笑されそうだな。
(写真はウィンドーに貼られていた革命50周年のポスター)
旅のヒント集
入国審査について
入国審査は観光客であれば問題なく通れます。但しすべてにフリーパスというわけではなく無作為に別室に連れて行かれてスーツケースを開けて審査をうける人も出てきます。
別に密輸をしているわけでもなく審査をうければ平気なんだけど、問題はそれにかかる時間のロス。。「そこで待て」と言われて15分。別室に入ってから待つことさらに15分。スーツケースを開けて質問されてこれに15分。
ではどんなスーツケースがこれに引っかかるのかをお教えしましょう。
ベルトコンベアに乗って出て来た自分のスーツケースを受け取ったら、出発地で荷物をチェックインした時に航空会社がハンドルに巻くバーコードのリボンをもう一度注意深く見てください。
そのバーコードの上にさらに厚さ2ミリほどの通常の航空会社のバーコードと異なるシールが貼られていたらあなたは特別審査を受けることになります。
(写真の丸で囲んであるのがそれ。通常のバーコードの上に別の小さなバーコードが貼られているのがわかるでしょ。)
>>>次へつづく
ではどうすればこれを逃れられるか。
その小さなプラスティックのバーコードをはがしてその場に捨ててしまうのです。(まちがってもポケットなんかに入れないように)
そうすれば出口の係官に税関申告用紙を渡すところでピッピッと機械が鳴ることなくすんなり通って外へ出られます。
キューバの税関はX線透視カメラなんて高度な技術がないので、荷物をベルトコンベアに乗せる時に「ンー、これは重いし何かあやしいぞ」というスーツケースにその発信機のついたシールを貼るわけです。
これはデパートやコンビニの出入り口にある万引き防止機と同じモノ。だから通過する前にそれを捨ててしまえば難なく通れるというわけ。
僕の友人がこれに引っかかってなぜ俺が大丈夫だったのにヤツがひっかかったのか、ふたりで荷物を徹底検証したら判明しました。
(写真は、ド田舎の空港のくせになめたマネしやがって!のヴァラデロ空港の夕暮れ)
現地調達は不可能!
出発前のスーツケースの荷造りを終えた後で入れ忘れた物や買い忘れた物。「まぁいいや。向うに着いてから買えば…」という甘い考えはキューバには通じません。
僕は歯ブラシを忘れたために1時間も町をさまよい、ようやく見つけたコンビニがさっきお見せしたようにコレだもの。(写真)
幸い歯ブラシはあったけど1種類しかなくて1本1000円もしました。バンドエイドなんか無いしもちろん常備薬は必携。
ホテルは安心してよい!
ホテルの部屋もパスポートや現金は金庫に入れたとしても、机の上の腕時計やペンは大丈夫かな?という不安がありましたが、いろいろ訊くうちに安心と納得を覚えました。
つまり客室清掃係というチップの入る仕事を得た彼女(彼)たちにとって、それはキューバでは医者を超える収入なんだそうです。
そしてそれは家族はもちろんその両親、兄弟にいたる一家全体の生活を支えるカテになっているのです。だから彼女たちはちっぽけな出来心でこの仕事を失うようなことはしません。
毎朝チップの1ペソ硬貨に百円ショップで買った歯磨きを添えてあげていたら出発の朝あいさつに来てキスしてをしてくれました。黒人の太ったおばちゃんだったけどハウスキーパーからキスを受けたのはこの年齢になるまで生まれて初めて!
ただ治安はいいと言っても「ころばぬ先の杖」の例えどおりやはり用心するにこしたことはありません。
(写真のこの子供たちは生後6ヶ月の時からカストロは父という教育を受けています。教育は無料とはたいへん聞こえはいいけれど...)
キューバの食事情!
これが食いしん坊の自分にとってこの旅行の最大の難題でした。まずレストランの数が圧倒して少ないのです。
もちろん美食の歴史など程遠いことは分かっていたものの、島国だから有名なキューバンロブスターをはじめとする海の幸と期待していましたがロブスターはすべて輸出に廻され現地で食べるのは至難のわざ。おまけに漁船でアメリカへ密出国をはかることを防ぐため漁業はすべて政府の管轄下にあって全く成り立っていないことが分かりました。
それに冷蔵設備や輸送が整っていないことももうひとつの理由です。
霜降り肉でアゴの骨が退化してしまった日本人にはキューバの噛み切れない牛肉は太刀打ちできないし、町の通りあちこちで売っているハムサンドイッチは衛生面でおすすめしません。というわけで今回は助言なしです。
(写真は修復を終えたオールドハバナ地区のスペイン統治時代の邸宅を利用したレストラン)
キューバの通貨について
キューバは観光客を一大収入源としているのでズルい二重通貨制をとっています。つまり外国観光客が使う通貨とキューバ人が使う通貨は違うカラクリ。
だからさぞかし何でも安いんだろうなぁ。と思ったら大まちがいで外国人であるわれわれにとってのキューバの物価は日本と変らないかむしろ高いかもしれません。
かりにあなたがレストランで3000円のお勘定を支払ったとすると、それだけで既にキューバの人たちの平均月収を上回る金額になってしまうのです。
でかける前にダイソー(¥100ショップ)へ。
僕がキューバに行く前に友達からもらったアドバイスは、「キューバでの旅先のおしゃれの心配はいらないかわり、着古していらなくなったトレーナーやTシャツを持って行って着たら捨てる。」というもの。つまり僕らの不要品は彼らの宝になるわけです。¥100ショップの歯磨きや石鹸、ヘアアクセサリー、デパートの化粧品売り場でくれるサンプルでさえキューバでは貴重品。
「そんな貧しい人たちを見下すような行為はしたくない」人。「旅行をエンジョイするために行くのであって貧民の救済に行くんじゃないわ」というムキはそれはそれでよし。
でも物のない不便な生活を強いられている人にとってそんな施す側の気持ちなんてどうでもいいのです。僕たちの両親が60年前、焼け跡で口にしたチョコレートやチューインガムの味をいまだ忘れないのと同じように。
(写真はハバナのふつうのレベルの人たち。農村はもっと悲惨。でも教育が行き届いているのと、食料、住居、医療だけは国から保障されているので、まだ周辺の国ハイチやジャマイカの貧困よりはマシかもしれません。これはカストロの功の部分)

こんにちは。
ハバナのホテルについて質問した、ten-yasuです。
メッセージをいただきありがとうございました。
旅行記は出発前に参考になりました。
かなり物不足が深刻そうなので、トイレットペーパや薬、歯磨きなどは忘れないように気をつけます。

さすらいの食いしんぼうさん
こんばんは。
キューバ旅行記、じっくり読ませていただきました。
僕にとってキューバとは、憧れ、でもあまりにも遠い存在でしたが、さすらいの食いしんぼうさんのおかげで、垣間見ることが出来ました
「アメリカの鼻先で突っ張ってる」、なんと、かの国を適切に表現するものかと、いつもながら感心してしまいました
決して経済的には豊かではないと思うのですが、何かこの国って誇り高いような気がして今でも魅力的に感じます(食事はNGですか?食事がきついとちょっと後ずさりしそうです(笑))
あと、旅のヒント、とっても面白かったです、これは役に立ちますねぇ(#^.^#)
では、またお邪魔しまっす(^^)/
追伸:この前の出張は早朝出発最終着で、「全食 駅弁」でした!(笑)

tartaさんへ、
書き込みをいただきましてありがとうございました。
実を言いますとこのご返事を書くにあたりましてどう書いたものやら、いささか思案に暮れております。(というワリに即レスですが)
と言いますのもtartaさんの旅行記を拝見したのですが、やはりtartaさんの旅先とかお泊まりになってるホテル、お食事先なんかを見ますと、軽〜いノリで「ぜひキューバに行ってください!」とは言えず、かといって興味ある国ではありますし…。
そこでアドバイスさせていただくなら、なんせお忙しいご身分ですから旅行期間が限られます。リゾートは外していただいて、ハバナを集中的にごらんになればよいのではないか、と。(リゾートはどこも同じですし、それならカンクーンやロスカボスなんかの方がはるかに洗練されています)
旅の時期としてはみなさん避寒を期待されて1月〜2月を選ぶようですが、カリブ海でも北に位置するキューバは時おり寒波(といっても10℃ぐらい)におそわれることはあまり知られておりません。これに当たると暖房はない、冬物衣料など全くないこの国で旅行者は悲惨なめにあいます。また夏から秋にかけてはハリケーンの通り道になりますから避けた方がよさそうです。こういったところでしょうか。
ン〜。でも心のどこかでまだ旅行記で「垣間みる…」程度の方がいいかもしれないですよ、と腕を組み、首をかしげて考えております。正直なところ。
ボクはですね、こうしてtartaさんとタメぐちきいておしゃべりしているわけですが、(失礼なヤツでしょ)これ、実社会であったなら(インターネットでなかったら)絶対ありえない、お近づきになることもできない方だと思うのですよ。
そんな中で自分がおそらく行くことができないところ、見ることができないもの、体験など不可能なことをやってくれて、それを自分が画面を通じて共有できる…。これはtartaさんの旅行記に限ったことではないのですが、そういう点でこの4トラにはとても感謝しています。
そしてこれからもどうぞよろしくおねがいいたします。
追伸:「全食駅弁」!それは残念。これはtartaさんご自身もですが、美食レポートを期待していたボクにとっての残念でもあります。(笑)
さすらい

さすらいの食いしんぼうさん
こんばんは!ご丁寧なお返事、本当に有難うございました!!
日本に住む私にとって、そのほぼ真裏に位置する中南米というのは、遥かなる憧れの地です。
イメージが先行しているのかもしれないのですが、そこは日本の常識は全く通用しない、しかし、だからこそ得られるものがあるのではないかといつも思っていました。
その第一歩として訪れたのが、中南米の入り口であるメキシコシティ、そしてカンクンだったのですが、ここはあまりにも安全(快適)な場所であったのかもしれません(メキシコシティでは、ちょっとゾクッとする場面がありましたが(笑))。
本当は、カンクンからちょっとだけでもいいので、キューバに行ってみたかったのです(地理的には目と鼻の先ですし)。
しかし、まず地球の裏側近くに行くことで、その先にある憧れの地は次の楽しみにすることにしました。
私は、「旅とは決して後悔しないこと」を信条とし、どんな場面も「これも旅」と思うことにしています。
ですから、さすらいの食いしんぼうさんのアドバイスを携えてキューバに行き、それでも何かあっても「これが旅」と思うと思います(生きて帰ってくればという条件付きのところがまだ覚悟が足りないですかね(笑))。
本当に有難うございました。いつになるか分かりませんが、キューバ、やはり行ってみたいと思います。
> ボクはですね、こうしてtartaさんとタメぐちきいておしゃべりしているわけですが、(失礼なヤツでしょ)これ、実社会であったなら(インターネットでなかったら)絶対ありえない、お近づきになることもできない方だと思うのですよ。
そんなわけないじゃないですか!
さすらいの食いしんぼうさんとは、誕生日も近いですからきっとお話しがあうと思いますよ(実は、私、予定日は5月5日だったのですが、グズグズしていて1週間遅れで出てきたのです(^_^;))
また、色々と教えてください。
tartaより

はじめまして、りさがすと申します。
今年の11月に主人のリフレッシュ休暇を利用してキューバを旅行する
ことになりました。
旧市街の街並みを観てみたいのと、salsaやラテン音楽好きなので
以前からキューバに憧れを持ち続けています。(その割に革命の
歴史などには疎いのですが・・・)
さらに、昔語学学校でクラスメートだったキューバ人の新聞記者の方が
とても知的で良い感じの方だったのと、彼が「貧しいけれど、とーーっ
ても素晴らしい国だよ!皆フレンドリーなんだよー!」と言ってたので
ずっと行ってみたいと思っていました。
↑↑
そうでしたか!?
今からとても楽しみにしているのですが、何せ情報が極端に少なく、
旅行会社の方も軒並み「詳しいものがおりませんで・・・」な
対応で、ホテルすら決められないなど心許ない限りです。
実際、ネットでもキューバのホテル予約は出来ないことが多いです。
さすらいの食いしんぼう様の日記は、そんな私には本当に参考になり
ました。
良いところ、メディア的には伝えづらいところなど、正直な感想を
書いていただいてるのでとても有り難いです。
コンビニ情報とかレストラン事情など。
できればもっと詳細をお尋ねしたいぐらいです。やっぱり色んな
意味で心配でして。。。(^^;)
初対面なのに長々と失礼いたしましたm(__)m

僕はページの確認をほとんどしない怠け者でありまして、ず〜っとほったらかしになっていたんでしょうね。ごめんなさい。ごらんいただいてありがとうございました。
キューバ旅行は遠いですが日本と正反対のところがあっておもしろい国です。「皆フレンドリーなんだよー!」というのはやはり少しはスペイン語がしゃべれて意思の疎通ができてこそ言える、と思いますが、あんまり旅先でフレンドリーな奴が近づいて来たら要注意と思っていますから、これは何ともいえません。
でも僕が知り合いだった北大へ派遣されていたキューバからの研修医の女性もりさがすさんのお友達同様に知的で(医者だからあたりまえだよね)ハバナで再会を果たしました。
旅を終えて思ったことは、今の日本人の閉塞観にはキューバ人の陽気さがうらやましかったし、キューバ人のいい加減でなまけものなところは日本人の生真面目さを学ぶべきで、双方の血を輸血しあうとちょうどいいのかもしれません。
それでは今回はこんなところで。どうぞよい旅を!
> はじめまして、りさがすと申します。
> 今年の11月に主人のリフレッシュ休暇を利用してキューバを旅行する
> ことになりました。
>
> 旧市街の街並みを観てみたいのと、salsaやラテン音楽好きなので
> 以前からキューバに憧れを持ち続けています。(その割に革命の
> 歴史などには疎いのですが・・・)
>
> さらに、昔語学学校でクラスメートだったキューバ人の新聞記者の方が
> とても知的で良い感じの方だったのと、彼が「貧しいけれど、とーーっ
> ても素晴らしい国だよ!皆フレンドリーなんだよー!」と言ってたので
> ずっと行ってみたいと思っていました。
> ↑↑
> そうでしたか!?
>
> 今からとても楽しみにしているのですが、何せ情報が極端に少なく、
> 旅行会社の方も軒並み「詳しいものがおりませんで・・・」な
> 対応で、ホテルすら決められないなど心許ない限りです。
> 実際、ネットでもキューバのホテル予約は出来ないことが多いです。
>
>
> さすらいの食いしんぼう様の日記は、そんな私には本当に参考になり
> ました。
>
> 良いところ、メディア的には伝えづらいところなど、正直な感想を
> 書いていただいてるのでとても有り難いです。
> コンビニ情報とかレストラン事情など。
> できればもっと詳細をお尋ねしたいぐらいです。やっぱり色んな
> 意味で心配でして。。。(^^;)
>
> 初対面なのに長々と失礼いたしましたm(__)m

今晩は。
キューバの 旅行!って なかなか 行けないので、
詳しい 解りやすい・・・キューバの 実情! が とっても ため! になり 楽しめました。
美しい 写真と、 素敵な コメント・・・
「さすらいの食いしんぼうさん」の 次に 旅する人! への サービス 精神! も ソコココに 感じることが 出来ました。
ボーイング社 見学!の 「コンコルド 見学」も
楽しめました。
最後に なりましたが、お誕生日! おめでとう ゴザイマス。
これからも ヨロシク お願いします。

見知らぬ方から誕生日のお祝いのことばまでいただきちょっとびっくり!そしてちょっとうれしくなるご指摘もありがとうございました。
僕の旅先は「なかなか行けない」と言うよりも「あんまりみんなが行かない」ところが多いので、やはりついつい次に旅する人への思いが浮かんでしまうわけです。マイノリティー同士のささやかな連帯とでもいいましょうか。それではこれからもどうぞよろしくおねがいいたします。
僕の次の旅は「チリでウニを腹いっぱい!」を11月に予定しています。(ウニを入れたちり鍋で一杯やることではありません。念の為)
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