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秦野市は丹沢山塊のすそ、川沿いの盆地に開けた町。<br />私にしてみれば、秦野は丹沢山塊への入口、沢登の入口であった。当時も沢登だけで、丹沢のバカ尾根を歩いたことはない。<br /><br />何十年ぶりかでここを訪れた。何十年ぶり前も、震生湖を訪ねてきたのだった。今回も夫が震生湖にどんなになったか行ってみたいと言い出したのだった。前のときも湖の周りを歩いただけだったから、「いいよ」と答えた。<br />もうひとつ、安藤忠雄さんの設計したお寺に寄ってこよう、確か尾尻にある大岳院というお寺だった。そして大山さんで豆腐を食べてこよう。<br /><br />夫は実母の実家が秦野なので、私とは逆に山は知らないが、秦野はよく知っている。で、運転はお任せ。二ノ宮まで湘南バイパスを走り、中井・秦野に折れた。中井の民具館の横も通った。以前ここには来たことがある。そこらで右に曲がるところを曲がらずに直進してしまった。<br /><br />「あれ!秦野は右だよ!!」<br />「どっかへいくさ」と車はすまして走っている。あんらまぁ、大井町にきちゃった。左を246が走っている。元の方へ戻ってきてしまったようだ。「渋沢」という表示が見えた。細い道だけど、渋沢の方があたっている。畑の中の山道を走る。これでも農道ではなく県道みたいだ。町が見えた、では下っていこう。すると、前方右手にお寺の屋根が見えた。あの寺かな、と寺の前まで行くと、これは本家の菩提寺、実母の実家の墓はあの木の下だ、お参りしてくるね、と言って、お参りに行った。<br /><br />じゃぁ、震生湖はわかる、とすぐ震生湖の駐車場のところについた。車を置き、カメラを持って、100mという標識を見て下り始める。クヌギ林、市民がボランティアでこの林の手入れをしていると説明が書いてあり、ボランティア募集もあった。木漏れ日の漏れる林はムードがいい。ヤブランの紫があそこにもここにもと群生してて、かわいらしい。ただ坂は、土とはいえ、階段だ。きつい。帰りここを上るのはイヤだともうわめいている。<br /><br />震生湖は関東大震災で丘陵が崩れ川をせき止めて出来たという小さな湖というより池みたいな湖。年月は湖の周りの雰囲気を変えていた。たぶん、木が大きくなったからだろう。岸では何人もの人々が釣りをしている。道端にヘラブナの死体が捨ててあって、臭かった。湖の側にも車がたくさん駐車している。下に駐車出来たんだ。<br /><br />暑いことも暑かったが、日頃の運動不足、坂が上がれない、ふ〜ふ〜言って、やっとこ上っている。実際問題、これは困った。旅に出れなくなる。今のうちに、なんとかしないと・・<br />坂を上ったところで、駐車場まで300mの標識、そこで待つことにする。待っている間、近くの草むらをのぞいていると、ナガコガネグモを見つけた。家ではお目にかからないクモだ。よろこんで、デジカメで撮っている。望遠でも撮ったかな??記憶がない。<br /><br />車が来た。安藤さん設計のお寺はもういいよ、疲れた、と弱気になっている。とにかく車が駅の方に下ってくと、標識は「今泉」<br />「あれ〜、今泉って・・」しばっらく行くと、「尾尻。尾尻ってお寺のあるところだよ」「やっぱりご縁があるんだ、聞いてくるよ」と夫がレストランに行った。「安藤さん設計の建築物が出来上がったら、世界的ですよね」と親切に教えてくれたという。ただし本堂を取り壊し、工事ははじまったばかり、だという。え〜まだだったの?でも、まずはお寺にいく。確かに本堂はなく、土が掘り返されていた。許可をみると、8月1日から工事着工とはなっているが完成日は入っていない。設計は安藤忠雄さんだ。<br /><br />これもご縁と、道を教えてくれた「一の屋」というお店にお昼を食べに行く。店内は雰囲気のいい作り。禁煙席もちゃんとあった。洋食も和食も日本酒のバーもある。お酒を横目で見ながら、お昼に和食弁当を取った。いろいろあってたのしかったが、昼にはちょっと量が多かった。<br /><br />大山さんへ向かおうとしてまた迷子になった。もう止めた、と帰ることにした。今度は二宮の元の農業試験場の前に抜ける広い道路、ここは通ったことがあるよ、で、まよわず二ノ宮へ、そして小田原で買い物をして早川まで行くと渋滞。なんで、とラジオをつけると、高波で片側通行をしているらしい。動かない。そこでターンパイクを回って、湯河原パークウェイを降りて帰ろうと、Uターンしてターンパイクへ。ここも久しぶりに通る。外資がこの道を買ったのはずいぶん前のことだが、その後通っていない。通行料は700円。<br /><br />前には軽自動車が頑張って走っている。終点に出た。私はパークウェイの料金を準備している。軽が左に曲がった。ウチの車も左へ、そして「しまった、この道は大観山コースだ」有料ではないが、距離が長い。「うも〜」もっとも、このコースも何十年ぶりだろう。箱根はよく来るがここは通らないから。それでもUターンしてから50分で、家まで帰れた。<br /><br />帰って、さっそくにデジカメの画像を取り込もうとしたら、なんとしたこと、カメラにカードは入っていなかった。ありゃ〜、<br />特にナガコガネの写真が惜しい。<br />で、今回は写真が載せられない。あ〜あ。

秦野

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2006/09/05 - 2006/09/05

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buchijoyce

buchijoyceさん

秦野市は丹沢山塊のすそ、川沿いの盆地に開けた町。
私にしてみれば、秦野は丹沢山塊への入口、沢登の入口であった。当時も沢登だけで、丹沢のバカ尾根を歩いたことはない。

何十年ぶりかでここを訪れた。何十年ぶり前も、震生湖を訪ねてきたのだった。今回も夫が震生湖にどんなになったか行ってみたいと言い出したのだった。前のときも湖の周りを歩いただけだったから、「いいよ」と答えた。
もうひとつ、安藤忠雄さんの設計したお寺に寄ってこよう、確か尾尻にある大岳院というお寺だった。そして大山さんで豆腐を食べてこよう。

夫は実母の実家が秦野なので、私とは逆に山は知らないが、秦野はよく知っている。で、運転はお任せ。二ノ宮まで湘南バイパスを走り、中井・秦野に折れた。中井の民具館の横も通った。以前ここには来たことがある。そこらで右に曲がるところを曲がらずに直進してしまった。

「あれ!秦野は右だよ!!」
「どっかへいくさ」と車はすまして走っている。あんらまぁ、大井町にきちゃった。左を246が走っている。元の方へ戻ってきてしまったようだ。「渋沢」という表示が見えた。細い道だけど、渋沢の方があたっている。畑の中の山道を走る。これでも農道ではなく県道みたいだ。町が見えた、では下っていこう。すると、前方右手にお寺の屋根が見えた。あの寺かな、と寺の前まで行くと、これは本家の菩提寺、実母の実家の墓はあの木の下だ、お参りしてくるね、と言って、お参りに行った。

じゃぁ、震生湖はわかる、とすぐ震生湖の駐車場のところについた。車を置き、カメラを持って、100mという標識を見て下り始める。クヌギ林、市民がボランティアでこの林の手入れをしていると説明が書いてあり、ボランティア募集もあった。木漏れ日の漏れる林はムードがいい。ヤブランの紫があそこにもここにもと群生してて、かわいらしい。ただ坂は、土とはいえ、階段だ。きつい。帰りここを上るのはイヤだともうわめいている。

震生湖は関東大震災で丘陵が崩れ川をせき止めて出来たという小さな湖というより池みたいな湖。年月は湖の周りの雰囲気を変えていた。たぶん、木が大きくなったからだろう。岸では何人もの人々が釣りをしている。道端にヘラブナの死体が捨ててあって、臭かった。湖の側にも車がたくさん駐車している。下に駐車出来たんだ。

暑いことも暑かったが、日頃の運動不足、坂が上がれない、ふ〜ふ〜言って、やっとこ上っている。実際問題、これは困った。旅に出れなくなる。今のうちに、なんとかしないと・・
坂を上ったところで、駐車場まで300mの標識、そこで待つことにする。待っている間、近くの草むらをのぞいていると、ナガコガネグモを見つけた。家ではお目にかからないクモだ。よろこんで、デジカメで撮っている。望遠でも撮ったかな??記憶がない。

車が来た。安藤さん設計のお寺はもういいよ、疲れた、と弱気になっている。とにかく車が駅の方に下ってくと、標識は「今泉」
「あれ〜、今泉って・・」しばっらく行くと、「尾尻。尾尻ってお寺のあるところだよ」「やっぱりご縁があるんだ、聞いてくるよ」と夫がレストランに行った。「安藤さん設計の建築物が出来上がったら、世界的ですよね」と親切に教えてくれたという。ただし本堂を取り壊し、工事ははじまったばかり、だという。え〜まだだったの?でも、まずはお寺にいく。確かに本堂はなく、土が掘り返されていた。許可をみると、8月1日から工事着工とはなっているが完成日は入っていない。設計は安藤忠雄さんだ。

これもご縁と、道を教えてくれた「一の屋」というお店にお昼を食べに行く。店内は雰囲気のいい作り。禁煙席もちゃんとあった。洋食も和食も日本酒のバーもある。お酒を横目で見ながら、お昼に和食弁当を取った。いろいろあってたのしかったが、昼にはちょっと量が多かった。

大山さんへ向かおうとしてまた迷子になった。もう止めた、と帰ることにした。今度は二宮の元の農業試験場の前に抜ける広い道路、ここは通ったことがあるよ、で、まよわず二ノ宮へ、そして小田原で買い物をして早川まで行くと渋滞。なんで、とラジオをつけると、高波で片側通行をしているらしい。動かない。そこでターンパイクを回って、湯河原パークウェイを降りて帰ろうと、Uターンしてターンパイクへ。ここも久しぶりに通る。外資がこの道を買ったのはずいぶん前のことだが、その後通っていない。通行料は700円。

前には軽自動車が頑張って走っている。終点に出た。私はパークウェイの料金を準備している。軽が左に曲がった。ウチの車も左へ、そして「しまった、この道は大観山コースだ」有料ではないが、距離が長い。「うも〜」もっとも、このコースも何十年ぶりだろう。箱根はよく来るがここは通らないから。それでもUターンしてから50分で、家まで帰れた。

帰って、さっそくにデジカメの画像を取り込もうとしたら、なんとしたこと、カメラにカードは入っていなかった。ありゃ〜、
特にナガコガネの写真が惜しい。
で、今回は写真が載せられない。あ〜あ。

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