花巻・遠野:buchijoyceさんの旅行ブログ
こちらの桜が散り始めた頃、東北に向かった。東北自動車道を北上するにしたがって、桜は見ごろになり、やがてそれは白い花、梅に代わった。これだけ季節が違うのである。
花巻、そこには宮沢賢治記念館がある。目的はそこ。
まずは宮沢賢治の眠っている寺に行った。雪がちらほらと舞うように降って来た。
宮沢賢治記念館はきれいな建物、賢治の著書はほとんど読んでいるし、人となりも知っているので、展示してある資料は興味深かった。「注文の多い料理店」と「どんぐりと山猫」の絵本を買った。絵がおもしろかったからである。賢治の童話は「銀河鉄道の夜」を初めとして、おなじみのものばかり。「どんぐりと山猫」は小学生の時の教科書に載っていた。で、暗記してしまったのである。
「静まれ、静まれ、ここをどこと心得る」なんてさっそくにセリフを言うと、
「よく覚えているなぁ」とPapasan。「うん、学校で習ったものは、良い悪いは別として、たいてい覚えているよ。だから教育は大事だし、一歩間違えば、恐ろしくもあるね」
戦後の民主主義教育をそんまま受けた世代だから、憲法の平和主義、基本的人権、主権在民の思想は子供心に感激をもって、しっかり受けとった。それでも当時の時代を反映しているから、四日市コンビナートなど日本の発展への未来図のように教わった。それがやがて四日市喘息などの公害問題を生み出した。水俣・阿賀野川・神通川・公害の被害者は後遺症で未だに苦しんでいる。
花巻でもうひとつ訪ねたかったのは、高村光太郎が晩年蟄居していた高村山荘だ。粗末なつくり、光太郎はここで、何を思っていたかと考えると心が痛んだ。
温泉へ行ってみたが、込んでいて宿がとれなかったので、花巻の駅近くのホテルに泊った。
翌日、遠野へ向かった。銀河鉄道のモデルになった線路を見ながら走る。冬枯れの雑木林、畑の陰には雪が白く残っている。風情がある。
柳田国男の「遠野物語」は読んでいる。
駅近くで食事をし、博物館、伝承館、民話も聞いた、曲がり屋も見学してもどった。
その日は仙台で泊り、翌日、益子に寄って帰ってきた。
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