車で三重 ★伊勢・神宮内宮(久振りの参拝):シベックさんの旅行ブログ
伊勢は古くから、神宮の門前町として、内宮を中心に発展した「宇治」と、外宮を中心にした「山田」の二つの町で賑わい繁栄してきました。「伊勢神宮」は通称で、正式名称は「神宮」だそうで、主に内宮と外宮の2つを合わせてこう呼ぶのだそうです。内宮は皇室とゆかりの深い天照大神が祀られ、外宮は天照大神の食事を司るとされる豊受大神を祀り、内宮より500年ほどのちに創建されたといわれています。江戸時代には「お伊勢参り」が大ブームとなり、日本全国から沢山の庶民が伊勢を目指して旅をしました。
毎年数度訪れる伊勢ですが、神宮参りは2年振りです。あらたまった気持でお参りしてきました。本来は外宮を先に参拝し、つぎに内宮にお参りするのが正式だと言われていますが、外宮だけだったり、内宮だけで失礼したり・・気にはなりつつ両宮を一度にお参りしたのは数えるほどです。今回も内宮だけでした。天気は晴れ時々曇り、時々にわか雨の落ち着かない空模様でした。
伊勢神宮 http://www.isejingu.or.jp/
伊勢・神宮奉納全国花火大会(第55回)・・アップ済み
伊勢・神宮内宮(久振りの参拝)・・・・・この旅行記
伊勢・おはらい町(日本太鼓祭)・・アップ済み
表紙は、新御敷地からの内宮・御正宮
宇治橋と鳥居
鳥居前の駐車場で30分ほど待って駐車し、
宇治橋の前までやってきました。
宇治橋は日常の世界から
神聖な世界へのかけ橋といわれています。
宇治橋外側の正面から見る大鳥居の姿は
感動的で、身も心も正して清浄な宮域に入る
緊張感を覚えます。
五十鈴川にかかる宇治橋を渡ると宮域です。
写真の左は、おかげ横丁のある「おはらい町」。
参拝の後に寄り道します。
鳥居前の松の木
記念撮影のスポット。
松の木の向こうにステージが
設けられていました。
この時は、日本太鼓祭があることは知らず、
いつもより参拝者が多いなぁ・・と
思いながら参拝にむかいました。
まずは案内所で
神域案内図(絵地図)を頂いて宇治橋へ・・・
内宮めぐりの参拝おすすめルート。
宇治橋→火除橋→手水舎→御手洗場→滝祭神→風日祈宮→神楽殿→忌火屋殿→正宮→御稲御倉→外幣殿→荒祭宮→外御厩→参集殿→子安神社→大山祇神社→宇治橋。
参拝時間は約1時間です。
五十鈴川
宇治橋から見た上流。
凛として立つ、木よけの杭。
白鷺が小魚をついばんでいました。
左奥に御手洗場があります。
伊勢の奥に連なる神路山・島路山を背景に、
五十鈴川上のほとりに鎮座する内宮。
垂仁天皇の時代、天照大御神を
永久にお祭りする地を求めて各地を巡幸していた
皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)が、
ここ伊勢を鎮座地に選ばれたのが
「神宮」の始まりとされ、
約2000年もの歴史を持っています。
川面に映る森
五十鈴川の水面に映る森のみどり。神域には平成5年10月に遷御を迎えた正宮(しょうぐう)をはじめ、別宮二社と所管社十社などがあり、日本古来の建築様式を伝える貴重な建物が多くあります。
神苑
宇治橋を渡り鳥居をくぐると神苑です。右手には大正天皇が皇太子のとき植えられた「御手植えの松」があります。さらに玉砂利をザクザクと踏みしめながら進むと右に手洗所(wc)があり、小さな「火除橋」を渡ると右手に手水舎があります。
【注】この先にはWCがありません。火除橋の手前右手にWCがあります。自信のない方はお立ち寄りを・・。
手水舎
火除橋を渡ると右手に手水舎。参拝前に心身を清めるます。神社に参拝する時に、手を洗い、口をすすぐのは、川や海の中に入って禊(みそぎ)をし、心身を清めていた行事を簡略化したものだと言われています。
手水舎外観
手水舎を少し進むと一の鳥居があります。
鳥居をくぐって、右に進むと五十鈴川御手洗場が見えてきます。
玉砂利の参道
五十鈴川御手洗場の坂道を登ると参道に合流します。参道は深い森につつまれて、静かで神々しい空気を感じます。木漏れ日さす参道の踏みしめる玉砂利の音にも心が洗われます。
参道に生える杉
鉾杉(ほこすぎ)が参道から
にょきにょきと
天空高くそびえています。
伊勢湾台風以前の参道は、
沢山の鉾杉の大木が生い茂り
薄暗かったのですが、
沢山倒れてしまい日当たりの良い
参道に変わってしまいました。
新御敷地(しんみしきち)
御正宮の敷地は東と西に同じ大きさで2か所あります。写真は西側の敷地です。平成25年にはこの場所に式年遷宮で新しい社殿が建てられます。
この石積の階段は、今は参拝した後の帰り道として使われています。
御正宮
今の正宮は東側の敷地に
建てられています。
参道から見上げた鳥居と
外玉垣南御門のすがた。
杉木立の中、
20段ほどの石段を上ると正宮です。
鳥居と外玉垣南御門
四重の神垣に囲まれた中央に正殿があり、
天照大御神が鎮座しています。
一般の参拝は、純白の絹の御幌(みとばり)が
ゆれる外玉垣南御門の前でお参りします。
二拝、二拍手、一拝の作法でおまいりしました。
玉垣の左からは、
唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)の
美しい正殿の萱葺屋根が望めます。
・・が、鳥居から内側の
外玉垣南御門の前は撮影禁止です。
新御敷地全景
中央奥に小さな「心御柱覆屋」が見えます。中には心御柱が埋められているそうです。社殿自体は20年で無くなりますが、心御柱は社殿がなくなっても、次にここに社殿が建てられるまでの40年間その場所に鎮座し続け、決して人目には触れないようになっているそうです。
御正宮
西の新御敷地からの正宮。
ご正宮は、
唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)と
名付けられるもので、
出雲大社の大社造とともに、
日本最古の建築様式を今に伝えています。
ご正宮はじめ付属の殿舎や御垣は、
20年に1度、式年遷宮の大祭を行って
建て替えられてきました。
遷宮により、
2000年の昔と変わらない姿を、
今も見ることができます。
御正宮 2
板垣が高く中は全く分かりませんが、檜の素木(しらき)を用い切妻(きりづま)の萱(かや)葺き屋根、平入(ひらいり)で高床式の穀倉(こくそう)形式から、宮殿形式に発展した造りだそうです。柱は掘立(ほったて)式で、造りは全て直線的でシンプルです。屋根の90度に交差した千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)が印象的です。
西からの御正宮
屋根の千木と鰹木に貼られた黄金が、
素木(しらき)に映えて清楚で神々しい。
神宮には、内宮と外宮を始め、
別宮、摂社、末社、所管社などがあり、
すべて含めると125社にものぼるそうです。
主な別宮は、荒祭宮、月讀宮、瀧原宮、
伊雑宮、風日祈宮、倭姫宮があります。
内宮境内には、荒祭宮と
風日祈宮の二社が祀られています。
北から見た新御敷地
中央に小さな「心御柱覆屋」が見えます。心御柱の「木本祭」や「心御柱奉建祭」は神宮域内の林内で夜間秘かに行われ、古来より最も神秘を重んじる祝儀とされていて、限られた神職だけで行われるそうです。
荒祭宮(あらまつりのみや)
ご祭神
天照坐皇大御神荒御魂(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)
荒祭宮は、
内宮に所属する10別宮のうち、第一の位。
殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、
第一別宮としては正宮につぐものだそうです。
神楽殿・御神札授与所
銅板葺・入母屋造の建物で、向かって右端から神楽殿、御饌(みけ)殿、御神札授与所があります。参拝者の申し出により、神恩感謝や祈願の御神楽の奉奏、御饌(みけ)を奉奠しての祈祷や献金、皇大神宮の御神札・御守・暦・御神号軸などの授与を扱っていました。
参集殿
参拝者用の休憩所。エアコンが効き暑さにバテた体には、良い休憩所です。無料のお茶があり、ビデオで式年遷宮の儀式が紹介されていました。御神札・御守もありました。
宇治橋・内側の鳥居
宇治橋の外と内に高さ約7mの大鳥居が立っています。
内側の鳥居は、「内宮」の旧正殿の
棟持柱(むなもちばしら)が用いられ、
外側の鳥居は「外宮」の棟持柱が
使われているそうです。
さらに20年たつと、
内側の鳥居は鈴鹿峠のふもとの「関の追分」へ、
外側の鳥居は桑名の「七里の渡」の
鳥居となるそうです。
共に正殿の棟持柱となって以来、60年のお勤めを果たしているそうです。頭が下がる思いですね。
関の追分(関宿)
http://4travel.jp/traveler/breeze63/album/10165640/
宇治橋
右側通行。
木の道はいいものです。
宇治橋も20年毎に架け替えられます。
全長約102m、巾約8.4m。
欄干の上に16基の擬宝珠(ぎぼし)を
据えた純日本風反り橋で
檜(ひのき)で作られているそうです。
橋脚部分は堅い欅(けやき)が
使用されているとか・・。
伊勢神宮のパンフレット1/2 豆知識
詳しくは・・伊勢神宮Web
http://www.isejingu.or.jp/shosai/index.htm
伊勢神宮のパンフレット2/2 豆知識
拡大して、ご覧ください。
下記にも写真載せています。
よければ、どうぞご覧ください。
http://ksktsphoto.web.fc2.com/k0712-ishe_naiku.html
新・旧 二つの神宮(パンフから)
普段見られない姿です。
下が東、上が西。正門は左側です。
今の内宮御正宮は写真の下側のお宮さんです。
式年遷宮とは、20年に一度、
神宮の神殿・橋・鳥居など
すべてを引越しする一大イベントです。
伊勢神宮の地図(googleより)
上が外宮、下が内宮です。内宮と外宮を結ぶおよそ5kmの美しい灯籠の並ぶ御幸道路の中ほどに、松の緑もあざやかな倉田山と呼ばれている丘があります。
ここには神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)・農業館・美術館・神宮文庫・皇学館大学等があり、こちらも見どころの一つです。
参拝を終え、お腹もすいたので、おはらい町、おかげ横丁に寄ってみようと思います。
伊勢・おはらい町(日本太鼓祭)につづく・・・

シベックさん こんばんわ
伊勢・神宮内宮(久振りの参拝)拝見いたしました。
まるで自分が参拝しているような気分になりました。
かゆい所に手が届く・・・そんな表現が当たる
素晴しい旅行記に一票です。
とくに古木に寄生する苔の表現は印象に残りました。
神域の木々がいかに守られているか聖域というか!
心安らぐ旅行記でした。
いっちゃん

いっちゃんさん、こんにちは。
神宮見ていただき、お心遣いもありがとうございます。
神域の社殿を中心とした付近の地域は、神宮鎮座以来まったく
斧を入れることのなかった禁伐林だそうで、
参道に立ち並ぶ鉾杉は神域の森の荘厳さを保ち、モミ、マツ、ヒノキ、
カシ、シイ、クス、サカキなどが繁った、暖帯北部の
代表的な林を形成しているのだそうです。
雨が多くうす暗い境内には、苔やシダが繁茂しています。
植物好きな方には、それらを観察しながら歩くのも楽しいかも知れませんね。
境内では、木を指差し話し合っておられる方々をよく目にします。
いつもは、ご正宮に直行し、お参りしたらどこにも寄らず帰っていたのですが、
久し振りに一回りしてきました。
>心安らぐ旅行記でした。
ありがとうございます。おほめいただき、うれしいです。
シベック
伊勢は古くから、神宮の門前町として賑わい繁栄してきました。「伊勢神宮」は通称で、正式名称は「神宮」と呼ばれています。主に内宮と外宮の2つを合わせてこう呼びます。江戸時代には「お伊勢参り」が大ブームとなり、日本全国から沢山の庶民が伊勢を目指して旅をしました。今も1月は参拝客で賑わいます。神宮参りは半年振りで、遅めの初詣となりました。今回は外宮だけで失礼しました。伊勢神宮hp http://www.isejingu.or.jp/表紙は、外宮・新御敷地と心御柱覆屋。<工事中>...(by シベックさんの旅行ブログ on 2008年02月08日 02:14)