【世界一周】21ヶ国目 ツバル:cielさんの旅行ブログ
One Worldの世界一周券をベースフライトとして1年の予定で旅をスタート。ベースラインを外れての旅、21カ国目はツバル。
ここはOne worldではカバーされないので、シドニーまではOne worldで、そこから南半球を周る旅は個別に全てチケットを手配。
ツバルへはFijiのNadi→Suvaと経由しての入国。50年後には沈むと言われている国。どうしても1度行って見たかった。
そんなツバルへGo!
TuvaluへはFijiの首都・Suvaからの直行便がAirPacificより週2便出ている。(2010.3現在は火・木)AirPacificはFijiから日本への直行便もあったのですが、リーマンショックの影響で観光客が激減したんでしょうねぇ...。去年の4月以降、日本への直行便がなくなったので、AustraliaやNewZealand、ニューカレなどの直行便の国に入り、Fijiへ渡りTuvaluに入る。
Fijiの観光の中心はNadiなので、Nadi→Suva経由でTuvaluの首都・Funafutiに入る事になります。ただ、、、チケットが高い。勿論、競争のないラインだし来る人たちの大体は政府やNGO機関の関係者。安くする必要もない。私は去年の8月に日本でプロモーション価格のをネットで取ったけど最低でもNadi→Suva→Funafutiの往復でF$950(約56,000円、Tax込)はします。
さて、Suvaを経由してTuvaluの首都・Funafutiに到着。50人乗りくらいの小型飛行機の中に、何と日本人乗客は10人くらい居た。ただ、皆さんJICA(青年海外協力隊)や気象関係、珊瑚の研究などの仕事で来ている人達で観光客は私のみ(笑)
空港の周りの徒歩圏内に全ての主要機関がある。主要機関と言っても、銀行、郵便局、政府局や数件のホテル、小さい商店のみ。
Funafutiの空港も週2便しか飛行機のこない空港だから、普段は子供達とかがサッカーやバレーボールなどをして遊んでいる遊び場。柵とかも勿論ない。
私が乗ってきた飛行機が来た時も、皆端っこに固まって飛行機が1時間後に飛び立つのを待っている(笑)消防車のサイレンがなると、滑走路で遊んでいる子供達が端っこによける。本当に微笑ましい光景だった。
勿論宿は今回も決めてなくて、地球の歩き方を見ても宿は4軒しか載ってない。首都と呼んでいいのか?と躊躇するくらい小さい空港で観光案内所もない。
沖縄の小さい小さい離島の空港みたいなモンです。それが1つの国の首都の空港。取り敢えず外に出てタバコ吸っていても、客引きもいない。それだけ観光としても発展していないのだな、と感じた。
でも、一人のおじさんが「どこに泊まるの?」と話し掛けてきてくれて「決まってない、何か安い宿知ってますか?」と聞いたら、空港から少し歩くと○○モーテルって所があるけど多分一番安いと思う、と教えてくれた。
さて、空港を出て宿探しをしようと歩き始めようとしたけどそうだお金下ろしておこう、と銀行に寄った。銀行はここ1箇所だけの筈。
ATMを探したけどない。銀行員にATMは?と聞いたら、この国ではATMはない、という。え???と思って、じゃあ、クレジットカードはお店やホテルでは使える?と聞いたらこの国は法律でクレジットカードは一切使えない事になっているよ、と聞いた。驚いた。
今回の世界一周で期間も1年と長いので、現金は殆ど持ち歩いていない。都度、その国々でキャッシングをしている。その方が両替手数料や高いレートで換金するよりも遥かに安い事が多いし、安全。
でも首都の空港でクレジットカードが一切使えない国は生まれて初めてだった。
でも最低限両替しないと、と所持金をチェックしたら
・オーストラリアドル =120
・US =120
・ユーロ =30
私の滞在期間は1週間。どうやっても足りない。Tuvaluは一応独立国だけど自分の国の通貨を持たず、オーストラリアドルが国の通貨として使われている。そして、この国は物価が高い。
全く観光する所もないが、先ず宿が桁違いに高い。これまたバックパッカー向きの国ではない。そして選択肢は殆どない。本当に観光客、という分類は少なくて欧米人も政府関係とか何かの研究、援助部隊の人が殆ど。本当に小さい国だし「競争」という概念が全くないのね。
何とか安い宿を探そうと歩き始めた。地球の歩き方に地図も載ってないし、観光案内所もないので、ここはどこだ?と歩いていた。
そうしたら、「何処に行きたいの?」と話掛けて来てくれた人がいた。彼の名前はNico。政府関係で働いていて、今日は有給を取っているという。
そして車を出してくれてこの島の数少ない宿を数件周ったけど、どこも高い!!!!
大体、1泊=AU$70前後(1 AU$=86円位)。大した設備じゃないのよ。仕方ないけど。カードは使えず、現金AU$260しか持っていない私は3泊がMaxじゃん、どうすれば...。
Nicoもどうしよっか?と悩んで、「空港の隣にある、Filamonaって宿は行ってみた?」と聞かれた。行っていない、と言ったらじゃあ行ってみよう、って事になって連れて行って貰った。
受付でサイババみたいな女主人が私達を出迎え、値段を聞いた。ここは地球〜にも載っている宿。ドミトリーはAU$で30と書いてある。7泊なので、AU$210、食べ物には困るけど宿泊費は足りるな。と思ってドミは幾ら?と先ず聞いてみた。すると彼女はドミは学生が泊まる所。学生ならばAU$35(Tax込)、成人なら一泊AU$55、との答え。1年前の地球〜なので、常に金額が異なることはザラだが、女主人によると学生向けの値段は随分前からだよ。との答え。全く、、、、。そしてこの女主人は本当に強気。
一切ディスカウントはしないよ、こっちは商売だし、税金も払わなければならないし従業員の給料も払う必要があるからこの金額が嫌だったら泊まってくれなくて結構だよ!って感じ。
競争もない国だし、安くならないのは他を周った時にも気づいていた。ドミだけど、AU$55は今まで聞いた中で一番安い。でも状況を話した。
日本のガイドブックにもこの国で一切カードが使えない、って言うことは載っておらずこの国に着いてから知った。
十分な持ち合わせはなく、今かなり混乱している。これから他にまた安い宿を探す予定だけど、何処か知らないか?と。Nicoも有給でのんびりしたいだろうに、たまたま親切で話しかけた旅行者にずっと付き合う羽目になるとは思わなかっただろう。Nicoにも「もう大丈夫、自分で探しに行くから荷物だけ預かって貰えないか?」と聞いた。
すると、流石Nicoは政府機関で働いているだけあって、この国で唯一クレジットカードが使える機関があるという。そこはFilemoniと言って、記念切手を売っている場所。観光の目玉もないし、お土産品も殆どないこの国で唯一のお土産品は記念切手。しかも、Tuvaluの切手は勿論この国でしか手に入らないから稀少価値が高い。ここでは切手を買う客が現金を持ち合わせていない場合、クレジットカードの番号を聞いて、オーストラリアの銀行に問い合わせをして、そこで承認が降りれば、クレジットカードで切手が買えるらしい。ただ、それはあくまでも切手の金額のみで現金を引き出すのは難しいかも、と言う。でも僕も一緒に行くから今から交渉しに行こう、と荷物をFilamonaに置いてその機関に行った。ただその日、その機関のTopの人が居なくて下の者では判断できないから明日来てくれ、という。そして、宿に戻り女主人に「どうだった?」と聞かれたので明日再度行ってみる、と状況を話した。すると彼女は 「一泊ドミをA$44にしてあげるよ、普段うちは絶対にディスカウントはしない。だけど今回は特別だよ」と言ってくれた。しかも支払いは明日、その機関に交渉して交渉成立してから払ってくれればいい、貴方も食べ物が食べられないのは困るでしょう。」と言う。感動したねぇ〜〜〜。嬉しかった。Nicoも安心して、じゃあ荷物を部屋に運ぼう!と荷物を運んでくれた。明日、僕は仕事だから一緒に行ってあげられないけど、交渉して駄目だったら連絡頂戴と連絡先を教えてくれた。
安心したとたん、超〜〜〜のどの渇きを覚えて宿のレストランに飲み物を買いに行った。迷わず「ビール!」。旨かった。。。あのビールは。
オーストラリアのビール、VBを久し振りに飲んだわ。
ここが記念切手を売っている機関。
翌日、Bossが出社したので事情を話AUSの銀行にクレジットカードの承認を受けるための手続きをした。
皆、本当にいい人で「承認には早くても1日掛かるけど気を落とさず待っているんだよ」だって。
働いているおねえさんたちも夜、トラディショナルダンスがあるから観においで!とやさしく誘ってくれた。
結果が得られるまでくさくさしていても仕方ない、治安もいいし最悪野宿だ!と腹を決めて、宿で自転車をレンタルし島を一周しようと出掛けた。
一周と言っても山などのUp-Downもなく、島の端から端まで自転車で往復2〜3時間もあれば出来る。横幅も、どんなに幅広の場所でも徒歩5分で端から端までいけちゃう。そんな小さな島がメインアイランド。本当にな〜〜〜〜んにもする事がない(笑)
人々も本当にのどか。
凄いなぁ、と思ったのはカードが使えない国でもDHLはあるのねェ、、、と
変なところで関心した。でもさ、週2便しか飛んでないんだから、DHLと言えども
届くのは時間かかりそうよね。
とんでもない湿気なのでこれまた異様に汗が出る。一番島の右端(Tengako)に行った、本当に横幅は狭い。ここは極端に狭く、両側の海が見える。でも空港を背にして右側は岩だらけなので余り綺麗ではない。でも左側は珊瑚も多く、綺麗なブルーの海。こんなにも違うんだなぁ、と思った。
端っこの端っこはゴミ貯めだった。ちょっと残念だけど、これだけの敷地しかないと処理施設も難しいのかなぁ、と現実を目の当たりにした感じだった。
そして、今度は反対側の端っこへ行こうとまたペダルを漕ぎ始めた。
カフェで一緒になったフランス人。
前の方はこっちに住んでいるそう。クレジットカードのことを話したら、
カードの承認が下りなかったら何か力になるから、連絡しなさい!と本当に親切だった。
英語もとても上手でそれを言ったら、
「前の旦那4人とも全部アメリカ人だから、上手くもなるわよ。今はシングルだけどね」だって。
かっちょい〜〜〜〜(笑)!
ここ来る前は1ヶ月半ニューカレドニアに居た、と言ったら
「フランス人が多すぎて行きたくないわ。興味ない」だって。何かカッコいい二人でした!
そこで働くオリビアが突然の雨にボーっと雨宿りしている私にアイスをくれた!
日本人だというととても驚いていたけど(笑)JICAの交換視察会で、日本に4週間行ったこと
があって、日本が大好きだという。本当に嬉しそうに日本のことを話すので私もとてもうれしかった。
その後、オリビアが自宅に招待してくれた。
よかったら、うちに泊まったら?という嬉しい申し出までしてくれたけど、
3家族で2つの部屋に寝ている所にお邪魔するのはとても心苦しく、丁重にお断りさせて
頂きました。でも家族も皆本当にいい人達だった!
そして、トラディショナルダンスをやるって言っていたから夜観に行ってた。
何か、国の要人を呼んでの催しだったみたいでダンサー達の気合も中々のモンでした。
切手販売のおねえさんも居て、手を振ってくれた。素敵でした。
宿にWifiが入っていたけど、滞在中メインサーバがずっとダウンしていてインターネットも出来なかった。
勿論携帯も圏外。
不便さ、何もなさが楽しくなって来た。とにかくボーっとして本を読んで、海を眺めて、DVD観て、お酒飲んで、おしゃべりしてという生活。こんなに情報から隔離される生活も中々出来ない。
でも綺麗な海はある。人々は本当に親切。
とぼとぼ歩いていると一日に何回も「何処行くの?乗っていく?」
と女性も男性も声を掛けてくれる。本当に親切。
そして翌朝、例の施設から連絡が入った。お金、承認が下りたから小切手を取りにおいで!との事。これで全部の宿泊費、食費が払える!!
この時、本当に嬉しかった!!
ATMも無い国よ。クレジットカードも使えない国。
そして、フライトも来ない国でどうやって生活すればいいのよ!!!!って感じ。現金が下ろせる喜びに感謝感激の状態よね。
お金の有難味がこれほど実感出来た事も中々ない!!
よ〜し!また散歩だ!気分よく、雨が上がった滑走路を歩く。
この国唯一の銀行。
そうそう、まだお金を下ろせるか判らない時、無駄に金は遣えないとその日の夜は晩御飯は食べずにリビングで本を読んでいた。従業員に「ご飯は?」と聞かれても、「まだお金が下ろせるか判らないから今日はいいの」って言っておいた。
宿泊客がレストランから出て、部屋にそれぞれ戻った頃、女主人が小さい声で私を呼ぶ。何かと思って近づくと「朝食用のパンを今好きなだけお食べ!他の客には内緒だよ」という。
結局、この女主人も超いい人だった。サイババなんて思ってごめんなさい!(笑)よくよく聞いたらその女主人はフィジアン(Fijiの人)だった。フィジアンはこういう髪型の人、多いいからな=と納得。
そして食パンを2枚だけ貰って焼くと「そんなんで足りるのかい??もっと食べなさい、コーヒーとかも好きなだけ飲むんだよ、ミルクもあるよ」という。
他の従業員も缶詰をそっと持ってきてくれたり、本当に皆暖かい。とても感動した。食パンが凄いご馳走のようにとても美味しく感じられた。
そして女主人が何故この国ではクレジットカードが使えなくなったか教えてくれた。
7年くらい前、中国人旅行者の青年がクレジットカードで色々な場所で支払いをした。直ぐには判明しなかったけど、オーストラリアの銀行に承認を求めたら偽造と判明。この国は毎日飛行機が飛んでいないので、国外には逃げられない。彼は警察に捕まり、数年刑務所に入った。Tuvaluのような小さい国で偽造カードが蔓延したら大変と政府は直ぐにこの国でのクレジットカードの使用を一切禁止とした、と。
ここのスタッフは本当に皆温かかった。
の〜〜〜〜んびりしまくったツバルともお別れか〜と思って、
空港のカウンターに飛行機のチェックインに行ったら
「Fijiがハリケーンで今日は飛行機来ないの〜」だって。え〜〜〜〜〜??!!
こんなに晴れてんのにぃ????
翌日に飛行機来るかは解らんですと。ふぅ〜またのんびり読書でもしますかぁ。
宿には何冊か日本の小説があってこれまた助かったわ。
そして翌日、今度こそ飛行機が来るというのでチェックアウト。
いつもテラスから見ていた景色。目の前が空港(といっても出入り自由だけど(笑))。
私はここで読書などをしながら、人々が行きかう光景を見ているのがとても好きでした。
遂に飛行機がきちゃった。飛行機が着たら、空港にくればいいよ、だって(笑)
目の前だし、直ぐに判る。国際線は2時間前にチェックイン、空港集合ってルールは
ここでは不要。救急車のサイレンがなったら人々が端によけて、飛行機が到着する。
飛行機から見たツバル。このミトコンドリアみたいな(笑)細長い島がツバル。
小さい島が他にいくつか連なっている。
50年後に沈むと思う?っていう問いかけに、人々は笑って
「私が小さい頃から50年後に沈むって言われていたよ。でも私は今60歳だよ」という人もいた。
私もこの国は50年後にもあると信じたい。いや、あるでしょう。行ってみて確信できたわ。
ツバルから葉書を何人かの友人に出した。何ヶ月経っても届かないから「破棄されたか・・・」と思っていた。
切手代までおまけしてくれるいい人たちなので届く事を願っていたけど。。。
そうしたら4ヶ月経った今、シドニーに住む友人から
届いたよ!と連絡があった。
あんな近いのに4ヶ月・・・。じゃあ日本へはいつ???
でも何か嬉しかった。どんなに時間が掛かってもちゃんと届けてくれる、のんびりしているツバルの人たちの人柄みたいに感じた。
また行ける日がくればいいなぁと思いFijiに戻った。

わたしはこの夏ツバルを訪れようと思っているのですがどのようにして航空券を手に入れたんですか。
海外旅行初心者で分からないことが多いので教えてください。

随分返信が遅くなってすみませんでした。
ツバルのチケットはAirPacificのWEBで予約が取れます。週2便しかないので、3日か1週間くらいの滞在となります。AirPacificは今、日本に就航していないので、OfficeはないですからWEBでしか取れないです。
Fijiからしか行けないのでFijiに着いてからFijiの旅行会社でも取れるとは思いますが、便が少ないので旅行日数が少ないのであれば、
満席になりやすいですので早めにWEBで取っておくことをお勧めいたします。
Fijiまでは直行便がないので、近隣国(オーストラリアなど)経由で入国するようにこちらも別途予約が必要です。

cielさん、こんにちは。
ツバルの旅行記を見させていただきました。
私も憧れの島国ですが、何分アクセスが悪く、渡航は夢のままです。
やはり小さな国ですと、日本では当たり前事が出来ないんですよね。
これも海外渡航の醍醐味か?修行か!?
無事、宿泊できるのか?・とハラハラしながら読ませていただきました。
ほんと貴重な写真の数々!楽しませていただきました。
いとっち

> いとっちさん
コメント有難うございます!
いとっちさんの旅行記も少し拝見致しました。
あれだけ旅をされているいとっちさんに褒めて頂くと
嬉しい限りです!
ツバルは本当に行き辛い所です、、、。
でも行き着いた先では人も温かくて素朴で最高でした。
南太平洋の国々はいいですよね。大好きです!
またいとっちさんのブログにもお邪魔させて頂きますね
ciel
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