2006/10/06 - 2006/10/06
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牛街さん
このあたりの10月11月は濃い霧が何日も続くらしいです。その濃い霧の中、10月6日に党家村に行ってきました。党家村は西安から東北に200kmぐらい行った所にある古い村で、670年も続く古い村だそうで、黄河の近くの黄土高原の中にあります。殆ど党氏と賈氏という人だけが住んで居るそうです。
明、清の時代の四合院の形式の家が、125戸も昔のままの姿で残っている村です。いちばん新しい四合院でも100年以上も前の古い物だとか。昔この村が商業で栄えた頃に作られた四合院形式の家なので、北京の四合院などよりは作りが豪華なのだそうです(しかし面積は小さい)。豪華さは石や木や煉瓦にさまざまな彫り物が残されていることからも解ります。北京のものと違うのは、正面の奥の部屋が先祖を祭るところであったり、二階があったりするところも違います。党家村は「伝統的な民居の生きた化石」とも言われるところです。
村の崖の上にもう一つの村があり、その村は城壁で囲まれていて、匪賊に襲われたときなどはこの村に逃げ込めるようになっていました。この村に行くには黄土を穿ったトンネルを通って行くのですが、その入り口には頑丈な城門がありました。
なお、表紙の写真は村を崖の上から見たところですが、写真の黄色い部分はトウモロコシを干しているところです。屋根が平らなのは新しい家屋だと思います。
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関すんで見える塔は文星閣と言うのだそうです。清の雍正年間に創建されたそうです。
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党家村のメインロードです。石畳で舗装されています。村の中の道は十字路と言うのが無く、丁字路だけだそうです。
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村人。建物は確かに重厚ですが、誇りっぽい感じがします。ここは黄土の中の村です。
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この人たちも村人です。この日は、演奏会があってそれを待っている人です。
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村の音楽隊の人たち。中央の楽器は揚琴と言います。
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中庭の中、布が掛かっている奥に人が住んでいるらしい。
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ここの文化の伝統として、彫ったものがありますが、これは煉瓦(?)、焼き物の彫り物です。
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これは木の彫り物、装飾品です。
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古い家を改修しているところ。家の構造は頑丈なので、何百年も耐えられるとのことです。
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四合院の中庭です。四方を部屋で囲んであるので四合院といいますが。正面の門のところには部屋が無いですが、目隠しがあるので、外から中は覗けません。
それと北京あたりの四合院と違って、中庭が狭く、正面の部屋には人が住まず、客間とか、仏間とかいった感じです。 -
これも四合院の中には、こちらのは庇があります。
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これも四合院の中にはです。左右の部屋には人が住んでいます。人が住んでいる割には、ガラクタが少ないです。北京辺りだと、必ずガラクタがはみ出ていて、乱雑になります。
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村のシンボルのような文星閣。
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党家村の崖の上にも村が有って、そこを上寨というのだそうです。上寨は崖と土塁に囲まれていて、一旦匪賊などがくると、ここに篭るのだそうです。上の村に行くには、崖に掘られてトンネルをくぐっていかなければいけません。
写真は上の村に行く為の入り口で、泌陽堡と書かれた城門を通って行きます。 -
上の村に抜けるトンネル。
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トンネルを下の村に下りる方向で見た入り口。これも古そうです。
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上の村は崖と、土塁で守られています。これは土塁ですが、相当高いです。
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