2003/08/08 - 2003/08/15
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BATT_MANさん
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ニースから入って、プロヴァンス、ロワール、ノルマンディを経てパリに至るフランス縦断ツアーに夫婦で参加しました。この年の夏はヨーロッパ全域で記録的な猛暑となり、身体的にはかなりハードでしたが、若さ(?)と勢いに任せてなんとか乗り切りました。
パリは2000年に訪れて以来2度目です。前回行きそびれたヴェルサイユ宮殿やオルセー美術館などを回りました。
全般に渡りお天気は過剰に良好でした(笑)。写真もたくさん撮りましたので、よろしければ御覧下さい。
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ヴェルサイユ宮殿。
パリのホテルを朝早く出て、メトロとRER(高速郊外地下鉄)を使って約1時間、開門前のヴェルサイユ宮殿へ到着しました。
朝は空気が澄んでいるのと紫外線が比較的優しいので、光線方向によっては空が非常に青く写ることがあります。この写真の空も色を付けたわけではなく天然ですよ。 -
ヴェルサイユ宮殿。
宮殿前広場です。左の騎馬像はルイ14世。宮殿内への入り口は写真右側、工事中フェンスが写っていますが、それの向こう側にありました。個人と団体とは入り口が異なるので注意が必要です。 -
ヴェルサイユ宮殿。
宮殿の正面玄関です。この時間はまだ人影もまばらでした。
フランスの絶対王制時代に建てられたこの宮殿はとにかく豪華なバロック様式です。 -
王室礼拝堂。
入り口を入ってすぐに王室礼拝堂があります。中には入れませんので入り口から撮影しました。 -
王室礼拝堂。
宮廷礼拝堂独特の2層に別れた構造になっており、上の写真と同じ礼拝堂を2階部分から撮影しました。王は2階席からミサに参列したそうです。天井画も見事。 -
メリクリウスの間。
寝室です。誰の寝室かは詳しいガイドが無かったためよく分かりません。王の寝室とは違うようですね。それにしても、ベッドの全長がやけに短くて可愛らしいんですが、部屋自体は豪華です。真っ赤な壁でよく眠れたもんだと感心してしまいます(笑)。 -
鏡の間。
ヴェルサイユ宮殿で最も有名な、全長73mの回廊です。向かって左側に大きな鏡が並んでいますのでこの呼び名が付きました。向かって右側の窓からは、宮殿の裏に広がる広大な庭園が見渡せます。
午前中の早い時間に来た甲斐あって、空いた鏡の間が撮影できました。
後から分かったことですが、ここから庭園を眺めるのが一番きれいだし、それで充分でした。庭園にも行きかなり歩きましたが、広すぎて疲れてしまいました。 -
王妃の寝室。
こちらは間違いなく王妃の使用していた寝室です。マリー・アントワネトが寝ていたベッドもやっぱり小さい。当時は王位後継者の誕生を皆に公開していたそうで、マリーの出産時にも多くの人が押し掛けたそうです。すごいプレッシャーですよね。
宮殿内での撮影は許可されていますが、一部を除いて基本的にスピードライトの使用は禁止されています。もちろん三脚もNGです。部屋によってはかなり薄暗い部屋もありますので、手ぶれには充分注意が必要です。パナソニックのルミックスなど、最近のデジタルカメラに搭載されている「手ぶれ補正機能」はこんな時に大変有効な機能です。 -
戦闘の回廊。
こんな呼び名が付いていることはずっと後で知りました。並んでいる胸像はたぶん英雄たちのものでしょうが、全然分かりません。
個人で見学したため、全般に渡り理解が浅かったと思います。時間に余裕があればやはり説明ガイド付きツアーの方が良いかもしれません。もしくはオーディオガイドもあるので、そちらを利用するのも手です。
宮殿内は当たり前の構図ばかりの写真が続いたので、思いっきり傾けてみました。 -
庭園。
庭園内には大小たくさんの池や噴水があります。元気な方は散策をお勧めしますが、夏の猛暑の中、歩き回った私はプティ・トリアノンまででかなり疲れてしまいました。気合いを入れて歩きましょう。
ちなみにここは宮殿とは別に3ユーロかかります。 -
ここからはパリ市街地。オペラ座です。
設計者のシャルル・ガルニエの名前から、オペラ・ガルニエと呼ばれるこのオペラ座は1875年に完成したネオ・クラシック様式とバロック様式の融合建築です。修復工事完了直後とみえて、ピカピカでした。2000年に訪れた時は黒ずんでいました。どちらが好きかは人それぞれですけど、写真写りは今の方が数段上です。 -
ギャラリー・ラファイエット。
創業1896年の、パリで最大の規模と品揃えを誇る百貨店です。 -
ギャラリー・ラファイエットの6階。
本館6階にはカフェテリア形式のレストランがあります。昼食はそこで摂りました。カフェレストランの窓際の席に座ると、こんな景色が見られます。 -
ギャラリー・ラファイエット。
本館の中央部分、4階から7階までが吹き抜けになっていて、ステンドグラスのドーム型天井があります。店内の他の部分は普通のデパートなのに、ここだけまるで別世界のアールデコ装飾が広がっています。百貨店に用がなくてもこれだけは一見の価値ありです。 -
メトロ、アンヴェール駅。
モンマルトルの丘正面に地下鉄で移動しました。到着したANVERS駅の出入り口がアール・ヌーヴォー調の美しい門を持っていました。パリの地下鉄といえばこんな入り口をイメージしますが、実際にこんなデザインはあまり多く残っていません。 -
サクレ・クール寺院。
アンヴェール駅からまっすぐ伸びるお土産物通りを抜けると、サクレ・クール寺院の建つモンマルトルの丘に突き当たります。 -
サクレ・クール寺院。
寺院はモンマルトルの丘の頂上にあり、緩やかな階段&スロープで登って行きます。
この周辺は威勢の良いお兄さんたちが盛んに物を売り込んできますが、興味の無いものはきっぱり無視しましょう。 -
サクレ・クール寺院。
ちょっとアップで撮影。サクレ・クール寺院を撮影する場合は、完全に丘を登り切るより、丘の途中から撮影する方がバランスの良い写真になると思います。 -
サクレ・クール寺院。
モンマルトルの丘の頂上まで登って来ました。パリの風景に
欠かせない白亜の大聖堂ですが、建設は以外と新しく20世紀に入ってから完成した近代建築です。ロマネスク・ビザンチン様式と言うそうですが、どこかイスラムのモスクを想像させるドーム状のクーポラは建設当時、物議を醸したと言われています。
ちなみに、サクレ・クールとは「聖なる心」という意味 。 -
モンマルトルの丘。
寺院のそばではたくさんの絵描きさんが似顔絵を描いています。描かれている方は皆、一様に不安と期待の入り交じったビミョーな表情で、おもしろい。 -
テルトル広場。
モンマルトルの丘の中でもひときわにぎやかな広場です。特に女性の場合は、ちょっとでも立ち止まっていると、絵描きさんが近寄ってきて、勝手に似顔絵描きを始めようとします。その気のない時ははっきりと断りましょう。 -
メトロ、アベス駅。
モンマルトルの丘を降りてくるとアベス広場に出てきます。この駅の入り口もアール・ヌーヴォー様式で、屋根まで付いています。ギマールのデザイン。 -
アベス駅。
長い長い螺旋階段を降りてプラットホームに出ますが、途中から。ペイント・アートの嵐に遭います。左右の壁と天井に描かれた絵が目まぐるしく襲いかかり、狭い螺旋階段の効果もあり、ホントに目がグルグルしてきます。
私の旅行記に掲載している写真の中で唯一スピードライトを使用した写真です。 -
サンジェルマン・デ・プレ教会。
築後約1000年を数える、パリで最古の教会建築の一つ、正面から見た姿は初期ロマネスク様式です。ゴシックの荘厳さと比較し、シンプルな美しさがそこにはあります。また、増改築が行われた内陣と後陣はゴシック様式になっており時代ごとの建築様式が融合されている名建築でもあります。 -
オルセー美術館。
もともとはオルセー宮殿として建てられたものが、1900年に鉄道駅として生まれ変わりました。今のように美術館として使用されるようになったのは、つい最近の1986年のことでした。しかし、人気の高い印象派時代の名画を多数所蔵しているこの美術館は、今ではすっかりパリ観光の定番になっています。
館内は駅舎当時の雰囲気を残した高いガラス天井により、抜群の開放感と自然の光に溢れた心地よい空間です。入り口で荷物を預けなくてはなりませんが、クロークの人はみな礼儀正しくとても親切でした。
チケット売り場は混雑していますので、カルト・ミュゼという美術館共通チケットを事前に入手しておくのが得策です。カルト・ミュゼはメトロの駅などで売っています。 -
オルセー美術館。
セーヌ川沿いに建つオルセーを見た時、必ず目にするシンボリックな大時計。実は裏側から見るとこんな感じになってるんですね。美術館の3階部分から、この時計の前を通ってテラスへ出ることが出来ます。テラスからはセーヌ川沿いの対岸のルーヴル美術館をはじめ観光名所が一望できます。サクレクール寺院も見えます。 -
ルーヴル美術館。
今回、ルーヴル美術館には時間の都合上、入りませんでした。カルト・ミュゼを購入していればこちらも共通で入館できます。 -
バスティーユ広譟
フランス革命の舞台として必ず登場するバスティーユ牢獄は現在はもうありません。大きなロータリーになっているこの広場には、中央に「7月の円柱」が立っています。1830年にぼっ発した「7月革命」の犠牲者のための慰霊塔です。 -
新オペラ座。
オペラ・ガルニエに対してこちらは「オペラ・バスティーユ」と呼ばれています。フランス革命200年を記念して、1989年に建てられたこのオペラ座は全面ガラス張りのモダン建築です。当時、日本でも大々的に報道されていたことを思い出しました(歳がばれそう、、、)。ガルニエのバロックスタイルは、私の好みではないので、こちらの方が好きです。といってもこの写真にはそのガラスに映った「7月の円柱」しか写ってませんけど。 -
市庁舎。
建築スタイルはルネッサンス様式ですが、妙に豪華な印象を受けるこの建物はフランス独特の雰囲気があります。
市庁舎前の広場に、砂が敷き詰められビーチバレーボール大会をやってました。冬には氷が張られ、スケートリンクになるそうです。 -
エッフェル塔。
パリといえばやっぱりコレ。1889年築です。 -
エッフェル塔。
3層に別れたエッフェル塔はそれぞれの階層に展望台を持っています。展望台へはエレベータで上がれます。一番上の展望台は高さ274m。 -
エッフェル塔。
下から仰ぎ見ると改めてその高さと、威風堂々とした姿に感動します。鉄の芸術ですね。 -
凱旋門。
シャンゼリゼ大通りのロータリーにある凱旋門もパリの街のシンボルです。これも上まで登れます。カルト・ミュゼも使えます。 -
凱旋門。
エレベータもあるんですが、私の行った時は故障していて使えませんでした。ということで、272段の階段を登りました。 -
凱旋門からの景観。
高さは45mほどなので、高くはないのですが周りの建物はそれ以下なので良い眺めです。南の方向にエッフェル塔が見えます。
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この旅行記へのコメント (8)
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- oneonekukikoさん 2005/11/29 12:40:04
- 初めまして
- BATT_MANさん
初めまして
同じようなところに行っているのに
どうしてーーー?
という感じです。
ため息の出るような素敵な画像に
思わず、書き込みしてしまいました。
4トラは楽しいサイトです。
このサイトを知ったお陰で
旅が何倍も思い出深いものとなりました。
oneonekukiko
- BATT_MANさん からの返信 2005/11/29 21:36:11
- RE: 初めまして
- oneonekukikoさん 初めまして。
書き込みありがとうございました。
私も4トラを知ってから、他の方達がどんな旅行をしているのか分かる様になって
とても楽しいです。特に、同じ頃に同じ場所に行かれた方でも全然違う印象を
お持ちになる方がいて驚きや発見に満ちています。
これまでは周囲に旅行好きの友人があまりいなかったこともあって、自己完結っていう
感じの旅行でしたが、旅行記や掲示板を通して色々な方とお話しできるので楽しさ
倍増ですね。
これからも宜しくお願いします。
-
- may_pulさん 2004/10/27 23:59:44
- キレイ☆
- BATT_MANさん
カメラのことはわかりませんが、見ていて気持ちのいいお写真ばかり。
凱旋門の階段をあんなふうなアングルで撮るとは!
また遊びに行きたくなっちゃいました
- BATT_MANさん からの返信 2004/10/28 00:23:13
- RE: キレイ☆
- >may_pulさん こんばんは。
書き込みありがとうございます。
パリってすごく大きな街で、正直かなり疲れました。一日でベルサイユと市内観光を
こなそうとしたのが間違いだったかも。
凱旋門は日暮れ近くにヘトヘトの状態で登ったので、螺旋階段の上を見て
「ゲッ! まだこんなに登るの!?」って思った時に撮影しました。
ちょっと手ぶれしているのは、疲れてたせいもあるようです。
いつかまた訪れて、今度はゆっくり回りたいなあと思っています。
-
- ☆あずあず☆さん 2004/10/15 23:24:57
- Paris感動!!
- はじめまして!
あまりにもお写真が素敵なので感動しました。
エッフェル塔が堂々と聳え立つ様子が小さな写真からしっかり伝わってきました!!
大学で西洋美術史の授業を取っていることもあり、最近ヨーロッパにとても関心があります☆来春には行けたらなぁ〜と思いを馳せています。
これからも素敵なお写真たくさん載せて下さい>^_^<
では、また遊びにきます!
- BATT_MANさん からの返信 2004/10/16 00:28:41
- RE: Paris感動!!
- >☆あずあず☆さん こんばんは。
書き込み頂き、ありがとうございます。
西洋美術史ですか。聞いただけでも難しそうな、でも楽しそうなジャンルですね。
私はヨーロッパに行って教会や宮殿などの建築物を見るのが好きです。建築にも
○○様式とかがいっぱいあって、ちょっと覚えるだけで観光がより楽しくなりました。
ヨーロッパには歴史的建造物はもちろん、超有名な美術館もたくさんあり、いくつか
の美術館で有名作品を見ましたが、ベースになる知識があまりに希薄なため
「ただ見るだけ」になっているように思います。
「西洋美術史」を勉強されている☆あずあず☆さんにとっては、ヨーロッパは見どころ満載
の素敵な街ばかりですので、ぜひ訪れて下さい。
☆あずあず☆さんの旅行記も素敵なお写真ですね。アメリカ文化の良いところが伝わって
来ます。
お勉強頑張って下さい。
-
- Rockyさん 2004/10/11 10:57:58
- 黄色の車が印象に残る
- 又訪問しました。
毎回良い写真を楽しむ事ができました。
ルーブル博物館も見学して、写真を見せてください。
- BATT_MANさん からの返信 2004/10/11 12:24:04
- RE: 黄色の車が印象に残る
- >mrockyさん またもご訪問&書き込みありがとうございます。
ルーヴル美術館へは2000年の夏に一度訪れましたが、超代表作を見て回るだけでも
半日を要しました。めちゃめちゃ広いです。展示物もそうですが、建築そのものも
かなりのスケールで、見ていて飽きません。今度いつパリに行くかは分かりませんが、
2000年に行った時の写真を、いつかアップするつもりなのでまた御覧下さい。
ありがとうございました。
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