2009/12/28 - 2010/01/04
59位(同エリア1026件中)
MARIELさん
- MARIELさんTOP
- 旅行記336冊
- クチコミ18件
- Q&A回答20件
- 4,501,809アクセス
- フォロワー1123人
2009→2010の年越しはミャンマーへ。先月ラオスに行ったばかりで、本当はもっと違う系統の国に行きたかったのですが、色々あってチケット争奪戦に乗り遅れ11月に入っても予約の入った北京経由のCA(中国国際航空)のチケットを購入。
今回の旅行は28日NRT発でその日はPEKターミナルで就寝。翌日KMG(昆明)経由でRGN(ヤンゴン)in。復路もその逆で北京1泊という計8日間の旅(のはずでした)。
ざっと立てた予定としては
①マンダレー、バガン、ヤンゴンの3都市を訪問
②国内移動は飛行機NG、マンダレー→バガンはボートでイラワジ川下り(旅のメイン)
③年越しはバガン
こんなざっくりした予定だったのに、まさかこれがめちゃくちゃになるとは!旅先ではこれでもか、とラッキーなことなかり続く私も今回ばかりはアンラッキーの嵐だったのです。
それにも関わらず大好きになってしまったミャンマー。
今度はTGかSQで平和に行きたいです・・・。
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
本日のフライトは19:30NRT発のCA(中国国際航空)。
チェックイン後はRCC(UAラウンジ)でシャワーを浴びるフリ!だってこのH2Oのアメニティが欲し〜んだも〜ん。
このラウンジに来ると英語で話しかけられる私・・・。入口の人は航空券の名前見てあわてて日本語に直していたけど、シャワーの係りの人は最後まで英語だった(笑) -
そんでもって本当にシャワーを浴びるのはANAのラウンジ。何かこっちの方が落ち着くから。
アメニティは普通に一回用のシャンプー&コンディショナーなど。 -
トマトのチャウダーとお寿司をいただく。
巻きずしにクリームチーズと醤油をつけて食べるとアメリカ〜ンな味になってウマい。 -
定刻通りのテイクオフ。
パーソナルモニターは無いし、まあできれば乗りたくないキャリアなんだけど、☆他社Gの私にまでちゃんと挨拶に来てくれるのはビックリだった。
そして良い意味で期待を裏切ってくれた機内食。
親子丼がマジ美味!日系を含めた全キャリアYメシ米が美味しいランキング暫定1位。
デザートももみじまんじゅうで無難。
食後から軽く咳が出だして嫌な予感。 -
定刻にPEKに到着し、このまま国際線ターミナルで寝ようと思っていたら乗り継ぎカウンターで止められる。明日のヤンゴン便は昆明で一度給油のために着陸するので、ドメ扱いなのだ。
仕方なく中国に入国し、メインターミナルで寝床を探す。到着階にはいいカンジのソファがあったが、寒くて1時間でギブアップ。24h営業もマックに入るも26時でイートインコーナーからは追い出され、比較的温かい出発階のカフェのソファで就寝。
6:00にやっとラウンジに移動。 -
国内線のラウンジは初めて来たけど、基本国際線の方と同じ。
ちゃんとダイニングスペースがあって、朝食バイキングにありつく。おかゆ美味しい☆
そして8:35、昆明経由のヤンゴン【仰光】行きは問題なく定刻にテイクオフ!
この旅がスムーズだったのは、ここまでだった・・・。 -
これぞ期待通り(泣)のCAの機内食!
おかゆと真空パックの卵、パックに入ったザーサイなど。マズい・・・。
隣のロシア人夫婦は洋食を頼んでいたけど、そちらも×××。 -
昆明に到着。
ほとんどの乗客はこのままヤンゴンまで行くのだが、一度全員降りて空港係員に連れられ国内線ロビーから国際線ロビーへと移動。
途中でイミグレカウンターを通過し中国を出国。 -
再搭乗すべく搭乗口で待っているのに、いつになってもゲートが開かない。どうやら遅延のようだ。しかも理由はオイル漏れ!そんな飛行機に乗って北京からここまで来たってこと!?
しばらくするとこんなお弁当まで配られた。こりゃ当分飛ばないってことだよね。機内食よりは美味しいからよかったけど。
暇になったので前に座った日本人に話しかけてみた。大学生のT君、話していたら私と大学の学部まで同じ後輩であることが判明。 -
2時間くらい待っても出発できる見込みはなく、これからホテルに行くという。出発予定時刻は8時らしい。
何が起こっているのかよく理解できない。この空港の職員はほとんど英語が話せないのだ!中国人は怒鳴りまくるし、私たち外国人は正確な情報が掴めなくてイライラするし、大パニックだ。ちなみにこの便に搭乗していたのは日本人4人、ロシア人16人、ミャンマー人10人弱、残りはすべて中国人だった。
とりあえず中国出国スタンプに取り消し印が押され、バスに押し込まれ昆明の街中へと移動することになった。 -
連れて行かれたホテルがこちらー。
昆明では最高級クラスだと思う。
ホテルの職員はまあ最低限の英語を話すのでホッとする。
部屋は2人で1室なので、1人旅の人は誰かと部屋をシェアしなくてはいけなかったのがけど、女性がほとんどいなかったことで私はラッキーなことに1人部屋をもらえた。しかもスイート! -
ホテルからは昆明駅がすぐそこに見えていたので、めっちゃイイ立地ってことだ。観光したいけど、いつ部屋に今後のスケジュールに関する電話が入るかわからないので外出することができない。
シャワーを浴びて部屋で休んでいると電話が鳴り、「18:30からディナーです」とのこと。
つまり今日はここに泊まるのね。8時ってのは今夜20時じゃなくて明日の8時ってことね・・・。
どっと疲れが出る。
チェックインした荷物は返してもらえないから着替えもないし、化粧も落とせない。 -
泊まった部屋。
パッカーモードなのでめっちゃ豪華に感じる!
それはいいとして、成田を発った時から感じていた身体の不調が精神的ストレスと重なって爆発。
アタマは割れるほど痛いし、肺はぜーぜー言ってるし、鼻からは鮮血が止まらない(鼻血じゃなくて)。
苦しみまくって一夜を過ごす。 -
翌朝8時に今度はちゃんと出発した。よかった〜。
とにかく早く昆明(てか中国?)を離れたかった。
昆明を起点に雲南省を巡る旅にずっと憧れていたけど、当分やらない気がする・・・。
昆明→仰光の機内食。見た目はフツーな焼そばだけど、油っこすぎてキツい。 -
ミャンマーの大地が見えてきた!
現地時間9時半頃にヤンゴン到着。
日本を発って約40時間。
ミャンマーなんて私にとっちゃ週末+αで来ることのできる「お手軽ディスティネーション」だった。実際バンコク経由なら余裕で当日にヤンゴン入れるし。
なのに今回はミャンマーって地球の裏側にあったっけ!?ってくらい遠かった(涙)
もう絶対CAなんかで来るもんか!! -
考えてみたらマンダレーから川くだりをしてバガンで年越しをするにはバスではもう間に合わず、今日中にマンダレーに飛んでしまうしか方法がない。
空港のiで聞いたら、5分後にチェックインカウンターがクローズする直行便に空きあるという。$88の出費は想定外だけどラッキーだ!
チケットを握って国内線ターミナルに走る!
何ともレトロなカウンター。どっかで見た気がすると思ったらネパール・カトマンズの国内線ターミナルにそっくり。 -
エアーはyangon airwaysだった。
予想に反してちゃんとしている。
機内食もこんなかわいいBOXで、中にはクロワッサンとバナナ味のパウンドケーキが入っていた。
でも、箱に書かれたyou're safe with usというキャッチコピーはあまりにも露骨すぎやしない?
1時間ほどで到着。 -
勢いで飛行機に乗り込んだはよかったけど、マンダレーの空港は市街地から車で1時間もかかるところにあった。しかもバスなどの公共交通機関は一切なし。
仕方なくタクシーで街に向かう。
宿が結構混んでいるようで、1軒目は満室で断られGARDEN HOTELという安宿のトイレ・シャワー共同$5の部屋にチェックイン。
とりあえず明日のバガン行き船を押さえようとフロントの人に手配をお願いしたが何とボートが満席。マジか〜〜〜!?これじゃ何のためにマンダレーに来たかわかんないじゃん!この川くだりが今回の旅のメインだったのに(泣)!!
どうにもならずに明日のバスを手配。 -
宿の前の通り。
マンダレーはミャンマー屈指の観光地だけど、そんなに観光客も見かけないし、観光地というカンジもしない。お土産屋さんとかもないし、英語もそんなに通じない。
街の規模は意外に大きくて、徒歩観光は結構ハードかもしれない。 -
ミャンマー人の足はバスよりもこの乗り合いトラック。
お坊さんもフツーに乗り込んでいる。 -
荷物を置いたら早速散策開始。
マンダレーはかつて都が置かれた古都。
街の中心には王宮があって、それを取り囲むお堀に沿っていい感じの散歩道になっている。
王宮の入り口は真反対側なので頑張って歩かなきゃ! -
通り沿いで見つけた巨大チェス盤。
なんか駒の数がちょっと足りないような気がするけど〜。 -
歩いても歩いてもまだ半分くらい・・・。
さっきまではだいぶ元気だったので、もうこのまま治るのかと思っていたけど、甘かった。
息を吐くたびにひゅーひゅーと肺が音を立てて、これ以上遠くに行くと帰ってこられそうにないので泣く泣く王宮は諦める。
本当に何のために来たんだ、マンダレー・・・。
でも来ないで後悔するよりはいいよね。 -
いくつかのメインストリートを除くとこんな素朴な光景が広がる。
あちこちで屋台の煙が上がり、近所の人たちがおもちゃみたいなプラスチックの低いテーブルを囲みお喋りをしている。
マンダレーの若者たちはあまりロンジー(ミャンマーの巻きスカート)を履いていない印象だったけど、近所をウロウロする時はみなロンジーのようだ。
「友達と買い物に行く時にロンジーなんてイヤ!」みたいなカンジ? -
ローカルな商店。
この周りに住む人だけのためにあるんだろう。
日本も昔はこんなだったのかな〜と想像してしまうようなレトロな生活の1コマがここにはある。 -
幸い消化器系は何ともなかったので、ローカルな食堂に入ってミャンマーの麺・モヒンガーを注文。
パクチーを載せてライムを搾るとまるで先月のラオスの旅の続きが始まったような気がした。
そんなしつこくないけど複雑な味で結構イケる。
値段は700K=約70円で、1000K札を渡したらお釣がなかったらしく、200Kと3in1(コーヒーと砂糖、粉ミルクがひとつになったミャンマー定番のインスタントコーヒースティック)が戻ってきた。 -
まだ明るいけど、夜まで体力が持つとはとても思えないのでナイトマーケットに行ってみた。
盛り上がるのはもっと遅い時間なんだろうが、17時くらいにはもうお店が一応開いていた。
売ってるものは服とか雑貨とか地元の人向けのもばかりで観光客にとって面白いものは全然無いかな。 -
古本市で立ち読み、じゃなくて座り読みをするお坊さんたち。
なぜかこの時間帯はお坊さんの姿が目立った。
お坊さんの自由時間なのか?? -
食べ物屋台も多し。
他の都市でもよく見かけた串揚げの屋台。
真ん中にある油に自分で串を入れて揚げて食べるらしい。串は臓物系が多いと思う。
ここで体力の限界。
宿に戻ってベッドへ。 -
今日は8:00発のバスでバガンに移動しなきゃなんないので早起き。
宿のテラスから街を見下ろす。
遠くに見えているのが夕日が美しいと言われるマンダレーヒル。元気だったら絶対行ったのに残念すぎる。
昨日の夜もここに来てみたけど、ミャンマーは街灯がめっちゃ少ないので真っ暗で車のライトだけがやたら眩しかった。 -
そして一日に何度も停電するので、日の出のありがたみを感じる。
昨晩は体調不良でガクガク震えながら、電気まで点かないということでムショーに心細くなってしまった。 -
宿は朝食込みだったので、一応ダイニングに行ってみた。
そんなにお腹が空いていなかったけど、パパイヤだけは美味しく食べることができた。 -
バスターミナルまではバイタクで。2000K=約200円。
歩いて25分だというので「それなら歩くよ!」とか話していたんだけど、どう考えても歩いたら2時間はかかりそうな距離だった。バイタクでよかった・・・。 -
本日のバスは名鉄バス。
ミャンマーで走っているバスは9割方日本のバスの「お下がり」だ。私が子供の頃によくお世話になっていたかなちゅうバス(神奈川中央交通のバス)もいっぱい走っていて懐かしくなる。
日本語の表記などはそのままで、上から現地の広告などがペイントされている。 -
完全路線バスを改造しただけで長距離移動には適さず。
名古屋の横井医院さん、おたくの広告はミャンマー人にも届いていますよ〜(笑)。
前方のTVではミャンマーのミュージックビデオを上映。そのストーリーが、恋人が逮捕されるとか死ぬとか、喧嘩別れした恋人が事故に遭う、結婚式から抜け出して本当に好きな人の元にドレス姿で走る、など定番ドラマチックストーリーばかりで笑える。 -
結構しょっちゅう休憩アリ。
小さな村の食堂みたいなところで20分くらい×3回だったかな。
私は何も買わなかったけど、隣の席だった22歳のオーストリア人の男の子が休憩の度に色んなスナックを買って私にも恵んでくれる。 -
メイド・イン・ミャンマーのものはあまりなくて、多くは中国からの輸入品みたい。
どうみてもペコちゃんのパクり品。
「ファッションな味」ってどんな味ですか??
ちなみに左上には孫悟空(ドラゴンボール)までいる。豪華な共演メンバー。でも名前は健次郎(笑) -
めっちゃのどか〜。
元々のんびりチャリが走っているだけの通りを牛の行列が横切っていく。なんて牧歌的なんだ! -
今は一年で一番過ごしやすい季節なんだろうけど、それでも日差しは強烈。
いたるところにこんな小屋があって、地元の人々が涼んでいる。
しばらく走るとバガン入域料の徴収所があり、外国人だけ$10を支払い。
8時間くらいかかると言われていたし、道はところどころ獣道みたいだし、休憩も結構取っていたのでもっとかかるかと心配したけど何と6時間半でニャンウー村に到着。ボートより確実に早かったのはせめてもの救いだった。 -
オーストリア人の彼と一緒に宿探し。
昨日マンダレーから電話した時は満室だと言われたGolden Mynmarにツインのシングルユース$8の空きがあった。シェアだと一人$6。彼も私も予算は$5で彼は別のところに行くというけど、私はまたしても体調が良くなく一緒のところに泊ると面倒なことになりそうなので、ちょっと高いけどここに決めてしまう。 -
今日は無理にパゴダ観光はせず村を散策。
西洋人ウケするような観光地化した場所を想像していたけど意外に素朴でいいカンジ。 -
今回は服は現地調達するつもりでほとんど持ってきていないのでまずは村の市場へ。
ロンジーとサンダルを買うのだ。 -
とりあえず一軒目。ここで普段着っぽいロンジーを一枚購入。
お隣の靴やさんでミャンマーサンダルをゲット。
二軒目のロンジーやさんで民族衣装の上下セットをオーダー。数時間もあれば縫ってもらえる。
写真は旅行記②に載せてます。 -
市場には生鮮食品もアリ。
そんなに大きくはないけど、お土産もあるし私的にはヤンゴンのボーヂョー・アウンサンマーケットよりツボだった。 -
朝からパパイヤとオーストリア人にもらったスナックしか食べていなかったので、できるだけローカルがたくさん入っている食堂を探して行ってみた。
ミャンマー人のオヤジ達がコーヒーをすすっているいいカンジの店を発見。 -
麺はこれしかないと言われ注文した一品。見た目は美味しそうだし、トッピングもいいのだけどソースがほとんど油でできているらしく混ぜると全体がギトギトに。
ミルクティーも頼んで750K=約75円。
ミャンマーのミルクティーはかなり濃い目に淹れた紅茶にコンデンスミルクを入れたもので、インドのチャイのようなコクがあり美味しい。 -
せっかくなので2009年最後のサンセットを見にいくことにする。
通りで捉まえた馬車で4000K=約400円。
シュエサンドー・パヤーに行ってくれと頼んだら
「あそこは観光客多すぎて萎えるし、山はキレイだけどあんまパゴダは見えないよ」
とのことだったので、彼にお任せすることに。
そして連れて来られてのがココ。
西洋人の先客が20人ほどいたけど、夕日真正面の絶景スポットにちょうど1人分くらいのスペースが残っており滑り込む。 -
ああ、何て美しいんだろう。
林立するパゴダが夕日に照らされる姿は神々しいくらいで鳥肌モンだった。 -
さよなら2009年。
今年も色々あったけど充実した1年だった。
ハバナ(キューバ)のマレコン通りで見た08年最後の夕日、アンコールワットで見た07年最後の夕日、トズール(チュニジア)のオアシスで見た06年最後の夕日が脳裏に甦ってくる。
4年連続で海外の年越し、来年はどこかな? -
そしてついに・・・。
明日も明後日もきっとここのサンセットは同じように美しいのだろうけど、やっぱり12月31日の夕日は格別!! -
パゴダから下りてくると反対側には綺麗な月が出ていた。
こっちも幻想的な雰囲気でステキ。 -
夜はライトアップしているパゴダもある。
まだちょっと明るいので見づらいけど。
ところで今夜のカウントダウンは旅行者向けにサクラホテルでパーティーがあるのと、地元の人たちは彼らが「フェスティバル」と呼ぶオールドバガンの市場で行われるらしい。
馬車のお兄ちゃんが
「仲間たちとフェスティバルに行くんだけど一緒にどう?」
と誘ってくれた。本来なら2つ返事でOKなんだけど、まだまだ調子が悪く24時まで持ちそうにないので残念だけどお断り。 -
ニャンウー村に帰って、一応年越しそばを食べにいく。
でも熱があるのか麺もビールも全然味がしない・・・。
よってほとんど飲めない&食べられない。
ミャンマービールは国際的な賞を取るくらい美味しいらしいのに悔しい。 -
この村もほとんど街灯がないので日が暮れると真っ暗。月明かりが眩しい。
再び座ってもいられないくらい衰弱してきたので23:50にアラームをかけて寝る。
23:50に宿のテラスに行ってみると数人先客が。
村ではカウントダウンも無いので正確な時間は分からないけど、手元の時計が24時を回ったところでその人たちと挨拶を交わし再びベッドへ・・・。
こんな年越し嫌だー。 -
2010年元日。
5時に宿を出て馬車で初日の出へ。4000K=約400円。
今日の兄ちゃんは最悪だった。まず英語が通じない。でもそれはいい。
バガンについて何もわかっていないのだ。最初に連れていかれたパゴダは誰もおらず穴場スポットを紹介してくれたのかと思いきや、彼は上に登る階段がどこにあるのかわからず(真っ暗なので元々知っていないと見つからない)諦め。次の所もまた誰もいないので今度は私から却下。
やっと観光バスや馬車がたくさん停まっているパゴダを(偶然)見つけ急いで登る。 -
どうにか間に合った。
幻想的なそら。
日の出前の空の色が私は一番好きだ。
しかし!!
このパゴダ、周りを見渡せば日本人だらけ。
下のバスは日本人ツアー客のものだったか・・・。
おばちゃん達がでっかい声で話しまくる。
どうやら「ユーラシア旅行社」のツアーが3本来ているらしい。 -
そろそろ夜が明けそう。
で、話はユーラシア旅行社に戻るが、ユーラシア旅行社というのはかなりマニアックなツアーが多く参加者も旅慣れはしている。ここにいる人たちもミャンマー15日間、12日?間、8日間というツアーで特に15日は相当マニアックだ。
参加者の会話も「この前イスラエルに行った時〜」とか「マダガスカルで〜」という感じだし、デジイチ愛好者も多い。
しかし、やはり日本人ツアーは日本人ツアーで何となく傍にいられるとあまり嬉しくない。 -
そうこうするうちに2010年の初日の出!
何か神聖な気持ちになり黙って日が昇るのを見守る私。
そして太陽に手を合わせるツアーのオヤジ&おばちゃんたち(笑) -
今年も一生懸命毎日を生きることができますように。
そしてもっともっとたくさん世界の人々と出会えますように。 -
日の出と同時に一斉に気球が飛び立つ。
「絶対乗った方がいいよ」
と、バガンに2度来ている父に言われていたけどビンボー旅行の私には無縁なアトラクション。 -
日の出は本当に素晴らしかったのだけどめっちゃ寒かった・・・。
パゴダは土足禁止なので足元から身体が冷えまくる。
昼間は真夏のカッコでも汗が出るけど、早朝はダウンがあった方がいいくらい。 -
ニャンウーに戻ってくると托鉢してるお坊さんたち発見。
先月見たルアンパバーン(ラオス)の托鉢とはだいぶ違うな〜。
袈裟の色もあっちはオレンジでここは朱色。 -
宿に帰ってテラスで朝ごはん。
アボカドジュースにパンケーキ(日本て言うところのクレープ)、バナナ。
チョコレートペーストもあったのでチョコバナナクレープにして食べた。 -
「日本にいたら普通に出勤はする」というレベルまで元気になったので、チャリを1000K=約100円でレンタルしパゴダ巡りをすることに。
まずやってきたのがティーローミィンロー寺院。
Theバガンな建築。 -
内部は撮影禁止?でも撮っちゃったからいいか。
今回バガンに来るまではパゴダの外見ばかり目について、中がどうなっているかなんて気にしてもいなかったけど、それぞれのパゴダに仏像など見どころがたくさん詰まっている。 -
こういった有名なパゴダ・寺院の周りにはお土産やさんがいっぱい。
あきらかにヤンゴンより品数豊富なのでこの辺で買ってしまう方がいい。
絵葉書売りの少年少女はたくさんいて相手にしていたらキリがないのでほとんど無視なんだけど、この子からはどうしても買いたい衝動に駆られて買っちゃった。
とにかく元気が良くて、こっちまで楽しい気分になる。営業マンの鏡! -
東北学院中学・高校サッカー部のみなさん、みなさんのバスは今もミャンマーの地で現役で頑張ってます。
-
マンダレーからの船旅を逃してしまったのでせめて川見物だけでも、と川沿いへ。
イラワジ川。小学生の時に知ったこの名前。 ←TDL某アトラクションの影響で。
長年、漠然とした憧れを抱いていたのだ。 -
「バガンのパゴダで思いつくものを一つ挙げよ」
と言われたらまず最初に思い浮かぶのがコレだった。
何かこの丸っこさがかわいいと思って。
名前はブーパヤー・パヤー。
川岸に建っているので眺めも○。 -
入り口にいるのがこの子。
私的にはミャンマー版ハンプティ・ダンプティ(笑)
ボディは愛らしいのに顔が老けている。 -
お次はマヌーハ寺院。
地球の歩き方には
「外観は平板でそれほど美しくはない」
と書かれている。
大きなお世話だと思うんだけど・・・。 -
中はなかなかの迫力だ!
建物の中いっぱいに収まった仏像が本当に窮屈そう。
建立したのが囚われの王だったということでその気持ちを表現しているらしい。 -
次に行ったアペヤダナ寺院の前のお土産やで妹にロンジーを一枚購入。
お店のおばさん達にお願いしてタナカを塗ってもらう。
写真はおばさんがタナカを水で溶いているところ。
コレ、顔に塗るとめっちゃイイ香り!
日焼け止め効果は?だが、リラクゼーション効果はバツグン。
だいたい、あんな不均一に塗りたくってもし日焼け止め効果が発揮されたら変な焼け跡になってしまうと思うのだが・・・。 -
チャリをさらに南に走らせニュー・バガンまで。
途中で出会った羊飼いのおじさん。
この帽子といい「羊飼い」イメージ通りの期待を裏切らないファッション。
オールド・バガンに引き返す途中、知識豊富で堪能な英語を話すインテリなミャンマー人のおじさんに話しかけられ盛り上がったのでしばらく並走。お茶を一杯ご馳走したいと言われたのでお誘いを受けることに。 -
連れて来られたのは昨日からよく聞く「フェスティバル」。わりと規模の大きい青空市だ。フェスティバルなんて呼ぶくらいだから、この規模は期間限定なのかもしれない。
ここでミルクティーをご馳走になりながら、ミャンマーについて色々教えてもらう。とにかく頭がいい人なのでどんな質問にも的確に答えてくれるんだけど、私がちょっと突っ込んだ政治の質問をしたら、
「ここは場所が悪い。もし知りたかったらどっか別の場所に移ろう」
と言われた。やっぱりミャンマーはミャンマーだった。ここの人々の笑顔を見ているとこの国が置かれている難しい状況なんてちっとも感じられない。
でも、自由に話もできない。これが現実なんだ。 -
タビニュ寺院で出会った悪ガキども。
こういうのに捉っちゃうと観光そっちのけになっちゃうんだよな〜(笑)
みんな素直ですっごく生き生きしてる。
冗談言って笑い転げてあっという間に1時間くらい経過。
特にこの左下でヘン顔している奴がものすごい賢い子で、何とかこの町を出て成功して欲しいと心から願ってしまった。 -
ちなみにダビィニュ寺院の外観はこちら。
バガンで最も高い寺院だそう。 -
シュエグーヂー寺院。
遠くからみた姿がステキだったので行ってみたというだけで特に思い出はない。 -
シュエグーヂー寺院からみたゴドーパリィン寺院。
森の向こうに佇む姿がまるでヨーロッパの古城みたい!! -
そしてついに最も美しいと言われるアーナンダ寺院へ。
何やら奥にデカイものが!期待が高まる。 -
お〜、さすが!!
各方角を向いて4体の仏像があり、それぞれ10m近くの高さなのでこれは圧巻。
私は基本的にキンピカなもの全般を好まないが(キラキラは好き)、ここまでやってくれるとスゴイとしか言いようがない。 -
一度はちゃんとミャンマー料理を食べておこうと思い、ゴールデン・ミャンマー2で遅めのランチ。
3000K=約300円で15種類ほどの料理がでてくる。しかもおかわり自由らしい。
うーん、圧倒的にイマイチなものが多いけどオクラの和え物とかトマトのチリソースなどいくつかは超好みだった。 -
デザートまで付いてる。
お茶のスナック、ヤシ砂糖、バナナ。
まだまだ見たい場所はたくさんあるのに、今日もまた体力切れ。一度座ってしまったらもうペダルを漕いでニャンウーに帰るのがやっとだった。
いつかリベンジしてやるー。
この日はこのまま撃沈・・・。 -
冒頭に述べた通り、今回の旅は飛行機を使わないのが鉄則。
もちろんバガンに着いてすぐに2日後のヤンゴン行きのバスを手配しようと試みた。
が!またしても満席。
仕方なく$76でエアーのチケットを購入してあったので1月2日早朝、馬車に乗ってバガン空港へ。
馬車に乗れる場所は世界にたくさんあれど、馬車で空港に乗りつけるところはそうそうないと思う。 -
今日はバガン航空だった。
こちらもなかなかキレイ。
機内食もいいカンジ。
クロワッサンの中にはポテトフィリングみたいなものが入っていて美味しい。
1時間も経たずにヤンゴン到着。
旅行記②に続く!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (7)
-
- Bintangさん 2010/01/16 00:28:51
- バガンで年越し!
- MARIELさんこんばんわ〜
ミャンマー旅行記楽しく拝見しております。
それにしても大変でしたね、旅のトラブル+体調不良…
CAって恐ろしい会社ですね(汗)
ヨーロッパに行きたくて航空券を探しているとCAの上海OR北京経由が一番安く出てくるんですが、間違っても乗らないように気をつけたいと思います(笑)。
バガンで年越しって良いですね!!初日の出の写真、めっちゃ幻想的であこがれます。
ミャンマー良いですね!マンダレーの素朴な町並みが気に入りました。
ヤンゴンのごちゃごちゃしすぎてる感じとはまた違った印象。
実は私もアレクサンドロス伝奇読者でした!!
榛名先生のファンクラブも入ってましたよ(笑)
”?”もあるようですのでまた遊びに来ます♪
ではでは。
- MARIELさん からの返信 2010/01/16 11:58:06
- 本年もお願い致します。
- Bintangさん、
こんにちは。
今年もどうぞ宜しくお願いします。
> CAって恐ろしい会社ですね(汗)
> ヨーロッパに行きたくて航空券を探しているとCAの上海OR北京経由が一番安く出てくるんですが、間違っても乗らないように気をつけたいと思います(笑)。
あはは。確かに恐ろしいですね・・・(笑)
CAのヨーロッパ安いですよね!しかももう一つメリットがあって、予約クラスの低い安い航空券でも1泊〜で使用できるので1泊3日(←これはさすがにやらない)とか2泊4日で弾丸ヨーロッパをやるのにピッタリなんです。
懲りない私はすでに2月のパリ行きを予約してあります。
> ミャンマー良いですね!マンダレーの素朴な町並みが気に入りました。
> ヤンゴンのごちゃごちゃしすぎてる感じとはまた違った印象。
ヤンゴンのエネルギッシュさには本当に惹かれました。でもマンダレーの裏道や途中の村々の光景はラオスにも通じるような、「私が探し求めているアジア」でした。ずっと変わらないでいて欲しいと思うのはエゴかもしれませんが、そう願ってしまいます。
> 実は私もアレクサンドロス伝奇読者でした!!
> 榛名先生のファンクラブも入ってましたよ(笑)
おっと、Bintangさんもでしたか。
ファンクラブにも入ってらしゃったとはツワモノですね!
実は今回テュロスの旅行記をupする際に榛名先生にメールでご報告したところ、HPとブログで旅行記を紹介してくださいました。
Mariel
-
- mielさん 2010/01/14 17:37:52
- 名鉄!
- MARIELさん、こんにちは。
ミャンマーで年越しなんてすばらしいですね。
また日の出の景色も最高!
写真を見て、名鉄だってすぐにわかりましたよ(笑)。名古屋の人ですから。
体調が悪かったなんて思えぬ行動力ですね。
写真を撮ってるところがエラいです。
お疲れ様でした。
布とか本当にかわいいですね。
バルセロナでもスタバのカップ売ってましたよ!
報告しといて買ってないっていうのが申し訳ないのですが。
いつでも買えるかーと余裕を持っていると終わってしまったりしそうなので、そのうち。
今年もよろしくお願いします。
miel
- MARIELさん からの返信 2010/01/14 23:28:53
- 名古屋の方でしたか。
- mielさん、
今年も宜しくお願いいたします。
mielさんは名古屋のご出身なんですね。
ミャンマーのバス、色々ありましたが名鉄は特に幅をきかせていましたよ(笑)
> 写真を撮ってるところがエラいです。
つい最近まで写真なんてほとんど撮らない人だったのに4トラを始めてから、どんなに調子が悪くても写真だけは撮らなきゃ!な人になってしまいました。
> バルセロナでもスタバのカップ売ってましたよ!
本当ですか!マグカップだけじゃなくてデミもでしょうか?それなら買いにいかなきゃ!バルセロナ、というかスペインは直行便もないから最低2泊4日は要りますよね。いつにしよう・・・。スペイン行き決まったらmielさんの旅行記でちゃんと予習します!
Mariel
-
- wakabunさん 2010/01/12 23:41:46
- 体調
- Marielさん、こんばんは。
なんだか体調が優れなかったようで大変でしたね。どうしたんですか?それでも2010年の年明けをバガンで過ごして、日の出を拝めたっての言うのはうらやましいです!
パックだけど、ディープな日本人旅行者いますよね。私もイランで隣にいた日本人パック旅行者がクロアチアだかどこかの話をしていたのが印象にあります。すごいな、と思うけど、でも旅のスタイルが違いすぎて、同朋意識は生まれないんですよね・・・
昆明のホテルゴージャスそうでちょっとうらやましい・・・私のヘルシンキのホテルはかなりエコノミーでした。
Wakabun
- MARIELさん からの返信 2010/01/13 20:39:49
- 悲惨・・・でも楽しかったです。
- Wakabunさん
出発前日に日本で乗っていた電車で風邪をうつされたようです。
プラスしてフライトのトラブルで今までにない悲惨な旅でした。
それでも楽しかったって今思えるのはそれだけミャンマーが魅力的な所なんでしょうね。
> でも旅のスタイルが違いすぎて、同朋意識は生まれないんですよね・・・
そうなんですよね。私も年取ったらパック旅行とかするのかなあ。想像できません。やっぱり旅の醍醐味は地元の人との触れ合いなので、それがほとんどないパック旅行は私にとってはもはや旅じゃなくなっちゃうかも・・・。
> 昆明のホテルゴージャスそうでちょっとうらやましい・・・私のヘルシンキのホテルはかなりエコノミーでした。
どんな豪華な中国のホテルよりエコノミーでもヘルシンキのホテルの方がホっとできる気がしないでもないですが・・・。旅行記後半でもまた航空会社が手配した豪華ホテルがでてきますのでお楽しみに(泣)!!
MARIEL
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
バガン(ミャンマー) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
バガン(ミャンマー) の人気ホテル
ミャンマーで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ミャンマー最安
689円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 年越しミャンマー
7
85