2008/07/19 - 2008/07/21
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area88さん
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翌朝の起床は、4時
朝食が5時からでは遅いので、ちらし弁当をもらい。5時前に出発。
朝5時の朝食が待てないわけだから、よくよく考えるとすごい世界。山行は、日が出ている時間帯にどれだけ移動できるかが大事
なので、朝は貴重みたいです。
僕は前日、19時半には就寝。
翌日3時にはパッチリ目覚めちゃってまして、外でタバコをふかしながら、他のメンバーの起動を待ってました。
40人詰め込まれた談話室の中でも、最短で寝ていたらしく、その上、大いびき!
ご近所さんも迷惑そうだったとか。
まきおさんは、そのせいもあってぜんぜん眠れなかったようで、2度ほど眠剤を飲んだみたい。この日の歩き始めは、ふらふらでした。
となると、当然ボクは、まきおさんからイビキ問題について、「あんたのせい」的なじゅうたん爆撃を食らう羽目になる訳です。
ま、ナパーム弾じゃないので、かわいいもんです。
※まきおさん登る、槍ヶ岳山頂へ、最後の梯子
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準備運動してから、出発。
サブリーダーHさんが、ハイペースでトップを進んでいく。
30分ぐらいで、ババ平のテン場に到着すると、そこで待っていたHさんに、リーダーのまきおママが
「Hさん、トップは、ちゃんと後続のペースを見ながらあ歩いてもらわないと困ります!」
するとHさんから反論。
「ペースが遅い!
休憩が長い!
こんなペースじゃ12時になったって、着かないよ!」
(Hさんの後ろを歩いていたのはまきお、温厚なボクも、この発言には、ちょっとキレそうになった。)
まきおママ、当然キレる
「ぜんぜんペースは遅くない、それに一番遅い人に合わせるのがルールだ。ルールを守ってもらわないと困る。私がリーダーです。」
(ちなみに、このままのペースで槍ヶ岳山荘に到着したのは、9:30)
Hさん、
「リーダーだからって、そんなの承服できない。昨日の貴重品の件では、ぜんぜんボクの意見なんか聞いてくれなかったじゃないか。」
(何が言いたいのか訳が分からなくなってきた、昨日の件となんの関係が・・・。それに、このままじゃ落としどころもない。)
まきおママ
「分かりました、勝手にしてください。別行動にしましょう、先に行って結構です。」
(そうなるよなー、他に落としどころがないもん。)
しぶしぶ先に行くHさん。
怒りの収まらぬママ。
「信じられない、あんな人見たこと無い」 -
一段と水の透き通った梓川
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本来なら、槍の姿が見え始め、槍に向かって歩くらしいが、あいにくの天気で、槍も盾も見えないす。
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今年は、例年より残雪が多いそうで
確かに、あちこちに雪渓がある。 -
ひたすら歩く
道のりは、急な勾配もなく、でっかい石ころがごろごろしていることを除けば、比較的歩きいい。 -
スタートしてから、1時間で槍沢大曲り
もたもたしていたHさんに出会う。
待っていた雰囲気。
なんとなく、また一緒に歩き出す。
われらとしては、別に問題ない。ただ、先ほどの件もあり、全体的に微妙な空気。
ボクと少し言葉を交わすが、この方、えらく話が長いので、あまり近づかないようにしている。
さっきの件とは関係なくなんですけどね。
(これもまずかった。) -
空は、どんより・・・。
とっても、ガスってます。 -
歩く
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最初の雪渓
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槍沢大曲りから、1時間で、天狗原分岐に到達
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天狗原分岐から見渡すと雪
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お日様も、ちょこちょこ出てたなー。
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このぐらいから、高山植物が目にとまる。
名前聞いたけど忘れちゃった1 -
名前聞いたけど忘れちゃった2
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名名前聞いたけど忘れちゃった3
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たしか、ヒメシャクナゲ?
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ところどころの雪渓を渡る。
この雪渓の河みたいな場所、涼しくて気持ちよかった。
でも、他の人は寒そうだった。
メンバーも、他の登山者も、皆カッパを着込んでたのに、ボク一人だけ、Tシャツ1枚。 -
こうやって見るとまるで雪山
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坊主岩、天狗原分岐から1時間
坊主岩から少し進んだところで、最後尾をもたもたしていたHさんが、その辺にいなくなる。
まきおママが、われらには、先に行ってと言い残し、Hさんを探しに戻る。
視界も悪く、心配なので50Mぐらい進んだところで、まきおママを待つことに。 -
この辺からは、結構眺めの雪渓を歩く。
霧もすごかったので、こうやって見ると吹雪にあっているみたい。
しばらくしてから、まきおママの姿が見える。
見えるのは、まきおママ一人
(あれー、Hさんはぁ?)
「帰った。。。」
(えーーー。)
「こんな天候じゃあ、頂上登っても何も見えないだろうし、行ってもしょうがないから、ボクはここで帰ります。」
と云ったそうだ。
(他3名絶句・・・)
「んもー、あんな人信じられない。」
(た、確かに。。。)
「別にどこも怪我してないし、体調も問題ない。ホントは、リーダーが一緒に付いて帰らないといけないんだけど、どこも悪くないって言うから、勝手にどうぞ。」
と云ってやったらしい。
(翌日、上高地から電話したら、ちゃんと帰ったみたい。)
こうゆうちゃんとした登山は始めての僕ら。
へー、そうゆうもんかと思ってしまいそうだが、いやいや、普通そんなことあるわけ無いよねー。 -
さっぱりした気持ちで、
またもくもくと歩き出す。
標高が3000M近くなってきて、まきおさんやルーキー?さんも、きつそうだった。
心臓の鼓動が速くなるみたい。 -
殺生分岐
山荘まで、あと1キロ -
9:37
槍ヶ岳山荘とーちゃーく。
ここまでくれば、もう安心。 -
槍ヶ岳山荘
通称「槍の肩」標高3080m
収容人数650名
槍は、霧まみれ。時間をつぶして、少しでも晴れるのを待つ。
コーヒー500円を注文。ちゃんとドリップ式。
寒かったので、美味かった。 -
しばらく待っても、改善の雰囲気なし。
やむを得ず、ガスの中へGO! -
ここから先は、こういう瓦礫を登っていくのだ。
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頂上への最後のハシゴだー。
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槍ヶ岳、山頂!!!
槍の三角点 -
山頂にある祠
高尾山や御岳山と違うんです。
狭いスペース、山頂っぽくていいです。 -
眼下を見下ろす。
もちろんガスってて、視界ゼロ -
こっち側も同じ。ガスまみれ。
でもね、ずぅーっと下界から見れば、雲の中にいるわけで、それはそれでいい感じかも。 -
でもね、山頂からたまに見える空は、とっても近いんです。
山頂での一服は、格別。 -
20分ぐらい滞在して、下山。
山頂は、携帯の電波が届いてたみたいです。
降りる。 -
われ等が山荘に戻ってからは、少しずつガスも晴れてきたりして・・・。
ぶーーー。
せっかくだから、槍のシャッターチャンスを待つ。 -
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この辺が、最高値。
これ以上晴れることはなかった。 -
下山。
東尾根を少し歩いて、殺生ヒュッテへ。
この標高だと、木も、森もなくて、草も少ないから、尾根らしい尾根ってか、崖の穂先を歩く感じ。 -
-
しばらく歩くと、眼下に殺生ヒュッテが見えてくる。
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殺生ヒュッテ
実はこの日、同じ山の会で、別ルート(表銀座縦走)の山行があったのです。
もしかしたら会えるかもしれないと期待しながら、到着したが、通過した雰囲気もなかった。
諦めて出発しようとしたとき、表銀座縦走チームと遭遇。
「やーやーやー。」
まきおママが、Hさんの一件をがむしゃらに愚痴る。
皆少し呆れ顔で話を聞きながら、ひとしきり笑う。
さんざん喋って、気が晴れるリーダー(笑)
さーかえろー。 -
帰り道ショット
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ボクって、最近山男!
それにしても、足が短い。
まきおの腕に問題があるとしか思えない。 -
無事、槍沢ロッヂまで帰る。
くだりは、辛かった。
後半は、膝が笑いっぱなしだし。
疲れた。。。
でも、ここまで帰れば、明日は辛くない。
槍沢ロッヂの標高が1800mぐらいだから、頂上までの3180m、差し引き1400mぐらいを1日で往復したのだから、えらい。
と
まきおママが褒める。
そうかも。
今日も、ぐっすり眠れそう。
でも、早く寝ると、またまきおに怒られる・・・。
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