スペイン【ウベダ】:edamameさんの旅行ブログ
オリーブの樹海にぽっかり浮かぶ陸の孤島、ウベダ(Ubeda)。静寂に包まれた街のイメージが膨らみますが、実はとても活気あふれる街です。早々とレコンキスタの波に飲み込まれたウベダの旧市街は、スペインのルネッサンス建築が立ち並ぶ歴史的地域となっており、散策していると、景観というのは住民の共有財産であって、景観を保つことは住民の義務であるということを、改めて認識させられます。街外れのベンチに座ってのどかなオリーブ畑をしばらく眺めていれば、散策の疲れなどすぐに取れてしまいます。
日程:8泊9日(マラガ日帰り、グラナダ2泊、ウベダ2泊、バエサ日帰り、コルドバ2泊、セビーリャ2泊)
UNESCO世界遺産:ウベダとバエサのルネッサンス様式の記念碑的建造物群(Renaissance Monumental Ensembles of Ubeda and Baeza)
ウベダ1日目:
ウベダには鉄道が通っていません。私はグラナダから長距離バスを使いました。旅行者だけでなく、地元の人々の足としても使われており、乗り心地も快適でした。
グラナダ−ウベダ間は景勝ルート。赤茶けた丘陵は、複雑な曲線を描きながらダイナミックな景色を楽しませてくれます。一見、荒涼としているようにも見えますが、その表面には等間隔でオリーブの木が植えられており、人々の生活がこの土地にしっかり根付いていることが窺い知れます。
ウベダのバスケス・デ・モリーナ広場(Plaza Vazquez de Molina)。旧市街の中心部です。正面の教会はエル・サルバドール教会(Iglesia del Salvador)、左側の建物は16世紀に建てられたデアン・オルテガ宮殿(Palacio del Dean Ortega)。
ウベダのバスターミナルは街外れにあり、スーツケースを転がしながら歩いたら、ここまで30分ほどかかりました。
デアン・オルテガ宮殿。現在はパラドール(国営ホテル)になっています。ウベダではこちらに泊まりました。かつての貴族の館だけに、とてもゴージャスで、食事もおいしく頂けます。
パラドールのパティオ。
こちらのパラドールのバルで頂ける地元ハエン(Jaen)の赤ワインはおすすめです。銘柄は Duque de Bailen。濃厚すぎず、ほどよくフルーティで、鼻腔を抜ける香りが何とも言えません。1グラス3ユーロと安価なことも嬉しいポイントです。
バスケス・デ・モリーナ広場周辺は、歴史的建築物が多いのですが、街の中心からは外れていて、常にひっそりしていました。
しかし、バスターミナルからパラドールに行く途中見かけたクリスマス・イルミネーションは、それはそれは見事なものばかりでしたので、少し疲れてはいたものの夜の街を見物することにしました。
ウベダ2日目:
パラドールのすぐ近くの展望台からの風景。あたり一面オリーブ畑です。ウベダの街は、このようなオリーブ畑に四方を囲まれています。この場所は、肩の力を抜いて、頭をからっぽにして、ぼーっとするのにちょうどよく、お気に入りの場所になりました。ここには、時間帯を変えて何度か訪れました。
ウベダの街並み。街路樹はオレンジの木。
ウベダでは、アジア人の存在自体が珍しいようで、ジロジロと観察されるのですが、目を合わすとふっと逸らされてしまうことが幾度となくありました。なので目を合わす前に元気よく「Hola(やあ)!」を声を掛けるようにしたら、地元の人たちも応えてくれるようになりました。村八分扱いされていないと分かっただけでも良かったです。。
街歩きに疲れたときは、このようにオリーブ畑を眺めながら一休みしました。写真を撮っていると、地元の子どもたちに話しかけられるのですが、スペイン語が分からずおたおたしてしまいます。
ウベダはどちらかといえば地味な街です。言いかえれば観光地化されていないので、素晴らしい景色や情緒あふれる街並みをゆっくり存分に楽しむことができる街です。私としては、このままひっそり地味な原石のままでいてほしい気がします。
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