スペイン北部・ポルトガル旅行（1）／ビルバオ

2007/10/02 - 2007/10/04

ビルバオ（バスク国 ビスカヤ県）

　1992年秋に40日間かけてスペイン、ポルトガルを海岸左回りに一周したことがある。この時はまだポルトガルの知識があまりなくて不安のままに出掛けた。

　フランスから隣接するスペイン・バスクのサン・セバスティアンに入り、次に北海岸線を伝って西に向かおうとしたのだが鉄道が海岸線にはついてなく、この部分はパスして内陸のレオンに回った。その行けなかった海岸地方を踏破することと、レンタカーを借りて田舎を自由に走ること、これが主な目的だった。

　行き先はこのようにスペイン北部のバスクから出発して海岸線を通りガルシア地方を経由、それから相棒の希望でポルトガルを廻ることにした。（旅行期間：2007年10月2日から10月18日）

ビルバオはバスク国ビスカヤ県都（人口約35万）。そこから旅行は始まる。

写真は県庁舎。

エリア ビルバオ(スペイン)

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ

British Airways使用、ロンドン/ヒースロー空港にて乗り継ぎ。

ビルバオ空港からホテルまでタクシー。

ホテル近くの風景。とても落ち着いて町並みも整然としている。

鉄鋼の街として発展してきた都市らしく鉄で出来た彫刻が駅近く、川のほとりにデンと居を構えている。

朝になって先ずピカソの絵で有名な「ゲルニカ」に向かう。ゲルニカまでは私鉄で約１時間。その電車に乗るため始発駅まで歩く。
街のあちこちにはデザインの工夫が見られる。

ゲルニカは何ともない平凡な都市だが、ここに戦争に反対する抵抗勢力の組織があったのだろうか。
タイルで作られた記念碑は民家に囲まれて静かにあった。

歴史記念館か。閉まっていて入館出来なかったがすぐ近くに建っていた。

その上方には祈りを象徴するような塔の建つ公園が。

ゲルニカの家並。

ゲルニカの元気な子供たち。

スペイン街角のポスター。

書かれているのはバスク語だろうか。スペイン語ではなさそうだ。
人の意識を鼓舞する政治スローガンが書かれているみたい。

外国ではこのような種類のポスターによく出くわす。

　ゲルニカからビルバオにバスで戻ると、その足でグッゲンハイム美術館に向かう。ビルバオを訪れる目的の一つはこの美術館を訪れることだった。
　対岸にはこのような建物がずらっと。このあたりは景観を守るため総合的に計画されたことが分る。

美術館前の現代彫刻

ビルバオ・グッゲンハイム美術館

ビルバオは1997年にこの美術館を建てるとともに、側には会議場・コンサートホールも作り、文化都市のイメージをアッピールすることにより世界中から人々を惹き付け、都市全体の活性化にも繋がる結果となった。

美術館の前庭にはこのような彫刻が我々を驚かす。

この旅行中に何か現代美術展をやっているのではと期待して行ったのだが、残念ながら常設展だけで特別企画展は催していなかった。だが美術館の建設物自体がまさに巨大な芸術品なので十分に興奮を味あわせてくれた。

美術館の川面とは反対側に建つ花で作られた猫。面白いことをするものですね。皆さんはどう思いますか。


他のブログでこの動物は「犬」だというのを見かけた。はたしてこれは猫？それとも犬？

街を歩くとスペインらしい色彩があちらこちらに。

市民バス。色彩が特に印象的。

街並。

街並。

文化の重みが感じられます。

ホテル窓より夜景を見る。

ホテルロビー。

このホテルはレストランが一階の奥の方に隠れていて
残念なことに到着した初日の夜、私たちはそのことに
全く気が付かず、外に出て食べるところを探しましたが
あたりにそれらしきを殆ど見つけることが出来ず
とても苦労をしました。

建物内にこんなに素晴らしい大きなレストランが
設置されているなんて。

手前に軽食がとれるスナックバーのようなところが
何箇所かあって、そこでたむろして食事する人も多く
食べるところはそこだけと勝手に思ってしまったのです。

朝食の様子。