パトモス島(1):ギリシャ/スケッチ旅さんの旅行ブログ
初めて見るパトモス島は穏やかな表情をしていた。レスヴォス島と同類のなだらか曲線を描いているが島が小さいだけ山の勾配は急に見える。
ホテルは翌日、聖ヨハネ修道院のあるホラに登るので少しでもそちらに近い場所が希望。その方面に向って歩いて行くと、街の喧騒から離れたところに庭園の花が美しく咲いている瀟洒なホテルを見つけた。この数回レンタル・ルームや客引きの宿に泊まっていたのでパトモス島では少しでも満足の行くホテルに泊まろうと決めていた。
お世話になったホテルの外観
街は島の規模に合わせてそれぞれの店が数を揃え軒を並べている。先ず海岸沿いの端まで歩いて町の表情を見る。インターネット・カフェも見つけたので明日行ってみよう。
ホラ(修道院が建つ小高い山の上)に行く石組みの坂道は思いのほかきつい。情報誌にも足に自信のない人は車を使った方が良いと書かれていたが本当にそうだ。私も歩くのが好きなほうなので頑張って登って行ったが、とても大変なので途中一休みの口実で一つスケッチ。パトモスは変化に富んだ島とは言えずスケッチにはあまり向いていない。
聖ヨハネ修道院を見学する気持ちはそんなに強く持っていなかったが、入り口に一応行ってみると見学時間は1時半までとなっていた。時計を見ると10分ぐらいすでに過ぎていた。明日早めに来よう。
ホラの家々は周りに白い壁、その一つ一つが個性を持ち、花を飾り、とても美しかった。一軒いっけんが素晴らしいのでその度に立ち止まってカメラをバッグから取り出した。
特に登って来た道とは反対側の斜面に居を構える家々は素朴さも手伝ってとても良かった。どの家もエーゲ海を正面に眺められる特等席に居を構えている。本当に羨ましい。
こちらの人々は日本人よりも幸福な人生を送っているのではないか。ギりシアの面積は日本の約1/3、人口は約1/10。だから土地の余裕も十分あってお互い競争する必要もない。皆が人生を楽しんでいる。写真を撮っててそう思った。
今日は先ずタクシーを使って聖ヨハネ修道院を見学に行く。もうこの坂を歩いて登るのはそれだけで活動力をそいでしまうから止めることにした。
聖ヨハネ修道院は昨日標示を確かめたので安心して入場できた。日本の情報誌は開館日を誤って掲載していた。(あるいは時期によって変わるのかも)入場者はこの季節になってもずっと列をなしていた。多くは西欧圏の人たち、祈り方も心得たもの。私は側でその様子を眺めるだけだ。
見学後、修道院背後にある美しい家並みを見て廻わり(昨日に見つけたカフェテリアでも休憩)、その後パトモスの山々をスケッチする。
よく見ると島はとても特徴的な形態をしている。山の色や背景にある島々、そして遠くにあるトルコのシルエットが霞の中で見る見るうちに変化してゆく。
ここでも滞在を2日間延ばし絵を最後まで仕上げる事にした。
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