タイの東北 ウボン漫遊記 15 「Amazing Ubon!」:北海ロッカ−さんの旅行ブログ
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=GfdEv-OSyGU&feature=related
昨夜、水上レストランで子供達から、
「明日、サッカ−大会でチアガ−ルをするから見にきて」
という申し出がありました。
よく聞いてみると学校対抗のサッカ−大会らしく子供達は応援団として会場にいきチアガ−ルをするようです。
しかし、そこに展開されていたサッカ−大会の応援合戦は私の想像を遥かに超えていました。
更に、その夜。結婚式披露宴に連れていかれました。
勿論、新郎新婦は会ったこともないタイ人です。
私を誘った本人すら友達の親類なので会ったことが無いと平気で言っていました。
私の常識や理解が一切及ばないウボンワ−ルドが容赦なく展開していきます。
子供達が学校対抗のサッカ−大会でチアガ−ルをするというので見に行くことにしました。
ウボン市内の地理は既に把握済みです。
それに、子供達が地図を書いてくれたので迷わず会場に着きました。
会場は流石に他校を迎え入れるだけあってウボンでは比較的大きな学校です。
Ubon City Games 2009
私が着いたのは昼過ぎ・・・
既に試合は始まっていました。
試合自体は特に変わったことも無く普通です。
試合はベスト4に残った学校による優勝決定戦のような感じです。
4校のためにグランドに特設の応援スタンドが設置されていました。
まるで、体育祭のようです。
中学校の対抗のサッカ−大会にしては大袈裟過ぎます。
しかし、そんな違和感に戸惑う間もなく更に不思議な世界が容赦なく展開していきます。
ウボンの中学生サッカ−大会は私の想像を遥かに超えていました。
試合の合間に各校の応援合戦が行われました。
どうも、日本でやっている中学生の市内大会のイメ-ジを持っていたので異様に感じましたが体育祭として見れば普通です。
固定観念や先入観を持ちすぎるとタイでは驚いてばかりになってしまいます。
この学校は相当練習したような感じです。
スタンドとチアリ−ダ−達が一体となっていました。かなり統制のとれた見事な応援です。
一転して寂しい応援席です。
この学校はチアリ−ダ−の他に先生と数人の生徒が来ているだけでした。
保護者のようなオバサン達の姿も散見されます。
しかし、チアリ−ダ−達がかなり可愛い。
将に少数精鋭の応援団です。
この学校は小学生が応援団の主力のようです。
えっ、中学生の大会のはずでは?
疑問に思われるのも当然です。
ウボンの学校では小学生と中学生が一つの学校に通っています。つまり、
「ウボン市立 第三小中学校」
といった感じです。
一応、学内では中学生と小学生の区別はあります。
また、同じ学年でも生徒間に年齢差があります。
諸般の事情等から就学年齢が違うような感じです。
たぶん、落第とかではないと思います。
大量動員で編成された大応援団です。
会場を提供している開催校かもしれません。
チアリ−ダ−の人数も群を抜いています。
しかし、この学校のチアリ−ダ−達には明らかに他校と別の違和感があります・・・
どう見ても中学生には見えない・・・
ちょっと中学生というには無理があります。
チアリ−ダ−達は濃い目のメ−クをしているので大人びて見えます・・・
しかし、この体格では、そんな言い訳も苦しいです。
一体何なんでしょうか?最早、理解不能です。
恐るべしはウボンの中学校・・・
この子達なら体格の良い中学生で通用するかもしれません。
あるいは、同じ中学生でも就学年齢が遅く多少年長なのかもしれません。
どちらにしても中学生に見えないこともありません。
しかし、この子となると・・・
絶対、中学生には見えません。
後ろの応援席最前列の子達が中学生です。
対比して見るまでもありません。
既に高校生を飛び越して大人の女性です。
一体何なのでしょうか?
1 就学が遅れた現役中学生。
2 小中高が一貫校で高校在籍のチア部員。
3 母校の晴れ舞台に駆けつけたOG。
4 イベントコンパニオンみたく雇われたチアガ−ル。
以上、考えられる想定を列挙してみました。
しかし、理解を超えた不思議な世界です。
つい先程まで一番統制のとれた応援を展開していた学校でしたが、応援合戦が終わると単なる大騒ぎになっていました。
ほとんど、初日に見たイサ-ンの祭り状態。
大音量のイサ−ン祭囃子をかけて踊り狂っています。
他校の試合中とはいえ勝手に盛り上がっています。
勿論、誰も他校の試合など見ていませんしサッカ−大会であることも忘れたように踊っています。
イサ−ン囃子にのって好き勝手に踊り騒ぐ応援団。
観戦や応援の枠を超えています。
こんな光景はサッカ−の試合で見たことがありません。
前半終了。ついに踊り騒ぐ生徒達は試合場の方にまで溢れ出しました。
ほとんどチビっ子フ−リガンです。
流石に他校陣地に殴りこみには行きませんでしたが・・・
これでは真剣に応援中の他校に迷惑です。
しかし、お構いなしの狂喜乱舞・・・
天下御免のイサ-ン音頭なのです。
イサ-ン囃子で踊り狂うチビっ子フ−リガン達を見ていると私に向かって手を振っている子がいました。
KARの親戚の子です。
実は、応援を見ながら彼女達を捜していたのですが見つけられませんでした。
どの学校かも解りませんでしたし大勢の生徒が会場に来ています。
やがて、世にも不思議な応援合戦に圧倒され彼女達の事をスッカリ忘れていました。
判らないはずです。
皆、面影も無いくらいの厚化粧です。
たくさんのチアリ−ダ−達に取り囲まれましたが誰だ誰だか判りません。
皆、親しげに話しかけてきては写真を撮ってとねだられます。
この子があの子かなと思う子もいましたが確信は持てませんでした。
結局、確実にKARの親戚の子だと認識できた子は一人だけです。
皆、それほどの変身ぶりです。
フ-リガン中学のチアリ−ダ−勢揃いです。
多寡が市内の中学校によるサッカ−大会です。
しかし、この派手さは何なのでしょうか?
ウボンの教育界は予算が多く金持ちなんでしょうか?
タイの民族舞踊の踊り子達は濃い化粧をしています。その影響によるのでしょうか?
皆、ド派手なメ−クです。
はっきり言って全然可愛くないです。
しかも、折角の健康美が損なわれています。
ウボンの子はスッピンの方が百倍素敵です。
しかも、衣装が派手で凝りすぎです。
チアというよりカ−ニバルのダンサ−ですね。
私がイメ-ジしていたチアとは遠く掛け離れていました。
唯一、判明したKARの親戚の子です。
この子の方から私を見つけ手を振ってくれたから判ったようなものです。
そうでなければ絶対に気付かなかったと思います。
それほどの変身ぶりでした。
濁った川で泳いでいた色黒な田舎娘の面影は少しもありません。
赤と白のボ−ダ−柄のカ−ティガンを羽織っている子が唯一判明したチアガ−ルの子です。
夕方、写真をプリントしKARの家に行きました。
KARと夜から出掛ける約束をしていたので家に迎えに行ったという訳です。
タイ語しか喋れないKARとの間で電話による詳細な打ち合わせなど無理です。
待ち合わせ場所は常に彼女の家です。
そうしないと行き違いになってしまいます。
KARに連れて行かれたのは結婚披露宴会場です。
サッカ−大会の後、KARが働いている某ショッピングセンタ−へ行き彼女に会いました。
そこで、突然起こった話なのです。
今夜、友達の親類の結婚披露宴があるので一緒に行こうという訳です。
見ず知らずの人の結婚披露宴に出席・・・?
私は勘弁してくれと思い断りましたが、私を誘った本人ですら同僚の親類なので会ったことが無いと言っていました。
しかも、ぜんぜん大丈夫だと笑っていました。
最早、開いた口が塞がりません。
結局、ウボンの魔法にかかったように思考力が麻痺してしまい行くことになりました。
左の女性が新婦の親類。
KARのショッピングセンタ−の同僚で友達です。
ウボンの魔法にかかり思考力が麻痺していましたが、多少の思考力が残っていたらしく、せめて襟付のシャツ位はと思いショッピングセンタ−で買い求めました。
靴とズボンはカジュアルながら持っていました。
買ったシャツを旅行中に着たのは此の時だけです。
しかも、服装など私の杞憂に過ぎませんでした。
KARは受付にあった花束を持ち主役気取りです。
受付でサイン帳に祝辞を記帳します。
日本語で「祝 御結婚」と書きサインしました。
どうやら御祝儀は包金のようです。
KARも用意していませんでした。
受付の方に封筒をもらい気持の額を包みました。
しかし、受付を素通りして会場に入っていく人も結構います・・・
右の女性は受付をしていた新婦側の親類です。
会場だけを借り親類達による手作り結婚披露宴のような感じです。
業者のような人は料理関係だけでした。
実際、会場は某大学内のホ−ルです。
会場の入口で客達が記念撮影をしていました。
ところで、右から2番目の黄緑ポロシャツの男性の服装に注目して下さい。
サンダル履きにジ−ンズです。
他にもTシャツ等のカジュアルな服装の客が結構たくさんいました。
男性で正装しているのは親類とか比較的地位の高そうな人達くらいです。
私の服装に関する心配は無駄でした。
男性客は比較的カジュアルな服装の人が多く見られましたが、流石に女性達は皆着飾っていました。
ウェディングパ−ティ−ですからね・・・
日頃、磨いてきた美貌を綺麗なドレスに包み更に美しくなりたいと思うのは女性の性でしょう。
中には民族衣装のような正装の女性もいました。
私達が着いた時、披露宴は既に始まっていました。
披露宴冒頭のセレモニ−は終わったらしく壇上では余興の歌を唄っている人がいます。
これは、完全に遅刻です。
しかし、会場のテ−ブルには空席が目立ちます。
また、私達より後から会場に来る人も結構いました。
それどころか、途中で帰って行く人までいます。
その証拠に客のいないテ−ブル上は食い散らかされた宴の痕跡が残されています。
どうも、客達は好き勝手に飲み食いし満足したらサッサと帰ってしまうようです・・・
残っている客も仲間内で勝手に盛り上がっています。
そういえば新郎新婦の姿がありません・・・
これでは単なる宴会です。
まあ、日本でも土地によって様々な形式の結婚披露宴が行われていますが・・・
しかし、何なのでしょうか?この披露宴は・・・
あまりにも自由過ぎます。
壇上で熱唱する男性。
演奏しているバンドはプロのようです。
会場には空席が目立ちますし誰も聞いていません・・・
彼は生バンドの伴奏に御満悦らしく一人で悦に入って何曲も歌っていました。
しかし、この異様な状況で歌うだけに自信もあるらしく上手なのも確かです。
この女性はプロ並みに上手かったです。
先ほどの男性も玄人はだしの歌唱力でした。
案外、歌っている人達はバンドと一緒に雇われた歌手達なのかもしれません。
そう考えると合点がいきます。
誰も聞いていないし拍手すらない・・・
こちらは新郎新婦の親類と思われる女子高生達です。
まだドレスを持っていないのか比較的カジュアルな服装で来ていました。
どうも、披露宴運営の手伝いをしているようで忙しそうに動き回っていました。
披露宴も落ち着いてきたので席につきモリモリ食べていました。
可愛い格好に着飾った女の子です。
新郎新婦が不在の会場で一番の人気者でした。
ほとんど主役でした。
何も知らずに来た人は女の子の七五三の御祝かと思ったことでしょう。
タイに七五三があるかどうかは知りませんが・・・
やっと新郎新婦に会えました。
一体、何処へ行っていたのでしょう?
ずっと会場にいませんでした。
遅れて来て途中で帰った客達は新郎新婦に会えず仕舞いだったのではないでしょうか。
一体何しに来たんだろうということになりますが・・・
私も二人の門出を祝福させてもらいました。
「おめでとうございます」というタイ語のフレ−ズが解りませんので英語で祝辞を述べ、縁起物の日の丸扇子をプレゼントしました。
日本からの珍客はサプライズだったようで二人は大喜びしていました。
新郎は友人達に捉まり酒を飲まされていました。
友人達もラフな格好で来ています。
よく見ると新郎は化粧をされていますね。
何だか宝塚みたいになっています。
しかも、描いた眉毛が繋がっちゃています。
どうやら結婚披露宴も終わりのようです。
特に最後のセレモニ−的なものは無く、帰っていく客が多くなってきました。
何となく終わるような感じです。
もしかして、何となく始まったのでしょうか・・・
新婦は会場の入口で客の見送りです。
しかし、日本のように格式張ってはいません。
新郎新婦の父母や仲人もいませんし、新婦は友人達から記念撮影にと引っ張りだこになっていました。
新郎に至っては悪友達に捉まったままでガンガン酒を飲まされていました。
ウボンの結婚披露宴は何とも不思議な体験でした。
御二人に幸多からんことを・・・
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