2007/11/09 - 2007/11/10
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プイイ フュイッセさん
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秋田県鹿角郡小坂町にある康楽館へ行ってきました。小坂町って何処? 康楽館ってどんな小屋? 私も行くと決めるまで知りませんでした。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー ANAグループ
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2007年秋に、鶴瓶師匠が全国の芝居小屋を訪ね歩き「らくだ」を演る、というニュースは、遅まきながら8月に知ったことでした。9月の前売り開始まで、もう間もない!
慌ててサイトを調べて、かろうじて秋田は康楽館の先行受付に間に合い、やっとチケット1枚を手にしたのでした -
さて、それからが大変でした。どうやって行けばいいのだろう? どうやら大館能代空港が割合近いと知り(青森空港も同じような距離)、まずANAの特典航空券をGETしました(なので、旅割でも往復24,000円のところがFree!)。
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小坂町は鉱山の町、ということは、勤務先の創業者が小坂鉱山に勤めていた、と知っていたため既知でしたが、ならば近隣のどこか温泉へ、と探したところ、「ホテル鹿角」というところが一人旅OK! しかも大館能代空港からの送迎タクシー2名で各3500円とのことで、ホテルに連絡。1名なら7000円でいいですか?との問いに、OKとのこと。早速タクシー会社に予約を入れました。
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ANA789便は、15:55発 大館能代17:05着 お願いしていたタクシーに無事乗れて、この夜は、1泊2食8,300円の「じゃらん」からのプランで、一人10畳のお部屋を贅沢に使いました。写真はお夕食。地元産桃豚のしゃぶしゃぶなど、どこで採れたのか分からない変なものが出なかったのが幸いでした。
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翌朝の朝食も豪華です。ご飯は、お櫃に入れて持ってきていただけましたし、海鮮粥も選べました。宿泊料がお安い分、前の晩は温泉入浴(弱アルカリのナトリウム−塩化物塩泉)のあと、フットマッサージをしっかり30分受けました(3,150円)。
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いよいよ、小坂町へ。ホテルに事前に、小坂町へ行くことを伝えておいたら、町までホテルのマイクロバスで送って貰えました。写真は道すがら、謎な名前の信号機。
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さあ、康楽館です。1910年(明治43年)建造の、この建物は、営業を続けてきた日本最古の芝居小屋で、和洋折衷造りという全国でも珍しいデザインが特徴です。つまり、表は何だか洋館のよう、が見てとれますよね。平成14年に国重要文化財に指定されています。
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でも、中は完璧に純和風建築です。館内施設見学は、小坂鉱山事務所と郷土館との3館共通券で、900円です。この日は、鶴瓶さんの開演が近づいていましたが、10時前ということで、奈落まで案内していただきました。回り舞台の土台は土で、回りを石垣が固めています。修復にあたって、手を掛けないでよいところは創設時のまま、だそうです。
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時間があったので、隣に移設されている小坂鉱山事務所も見学しました。1905年(明治38年)竣工、木造3階建て、延床面積2,596?。1997年に小坂鉱山の現法人であるDOWAホールディングス(株)から小坂町に譲渡され、明治百年通りと名づけられた、康楽館の並びに移築されました。この建物も同じく平成14年に国重文に指定されています。
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小坂鉱山事務所の玄関です。小坂鉱山は、藤田伝三郎という方が創業したとのことで、入り口のドーマーウィンドウの飾りは「藤」です。
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この建物で、ウットリする場所といえば、この階段がまず挙げられると思います。
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あんまり美しいので、2階から3階へも。
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そして、3階へ着きます。3階には常設展示として、小坂鉱山事務所の歴史、開化の波と繁栄の姿を見ることができます。康楽館は、小坂鉱山の従業員のための娯楽施設として会社が建設した、という当時では珍しい建造由縁なども知ることができます。
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ついでに、小坂鉄道小坂駅にも寄ってみました。今は旅客の輸送はしていません。
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で、何故、鉄道が残っているかと言うと、写真を見ていただくとお分かりのように、液体を運ぶ貨車が見えます。これは、小坂製錬所で精製される硫酸を容れた車両です(硫酸はトラック輸送が不可)。日に2往復が運行されているそうです。
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小坂町のこの明治百年通りには、小坂鉱山事務所の他、この小坂鉱山病院記念棟、旧電錬所妻壁など、壊すには忍びない建物が移築されています。
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こちらは、旧電錬所妻壁。壁の意匠は、藤田組の社章。後から付けたものだそうです。
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さて、最後のお楽しみは、康楽館でのお弁当。3日前までに事前予約が必要です(知らなかった人達の羨望のなか、食べました)。桃豚そぼろ840円でした。
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さて、帰途です。鶴瓶さんの公演は10月、福岡嘉穂劇場から始まったのですが、落語が終わるのが15時近くとブログで知った途端、青くなりました。そう、小坂町から空港までの足が、無いんです。仕方なく、まず大館駅までバスで行き、そこからタクシーという旅程にし、タクシー会社に(確実な)迎えを頼んでおきました。そのタクシー代が12,000円!
ANAは特典航空券だし、ホテルは安いし、で言うことなしの旅だったのですが、いかんせんタクシー代が2万円!小坂町は、4人くらいでタクシー代を割って行くのがお得です。
というブログを載せたら、康楽館の館長さんから「一番便が良い交通は、新幹線で盛岡に着き、そこから高速バスが最良です。」とご案内をいただきました。というわけで、次回は是非、盛岡から!
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