2000年オーストリアに寄り道(1)ブレゲンツ・野外オペラ:4nobuさんの旅行ブログ
リンダウのホテルの前の波止場からオペラ会場への特別仕立ての遊覧船に乗る。今夜見に行くオペラはヴェルディの仮面舞踏会。
船に乗り込んですぐにシャンペンのサービスがあり、リンダウの前の港から既に乗っている皆さんはコンサート気分で興奮している。
皆さんの服装はいわゆるコンサート服装でないくだけた格好で、それに防寒具の用意をしている。9時開演で終演は深夜だし、野外、それに今日は一雨ありそうだから。
雨と言えば野外のコンサートはどうなるのか気になるところで、来る前に調べたらその時には野外ホールとは別の岸辺にあるホールで替わって開かれる。ただし席数が少ないので一般席の人は入れてもらえず、プレミアムのついた高い席の人だけだ。そのせいだろうか高い席が先ず売り切れになるそうだ
会場の横に接した桟橋から歩いて席に着く。野外だけにゆったりした席で、持っていった写真の三脚も据え付けることができた。写真撮影もOKなのだ。そのうちに夕焼けとなりそれを眺めながらの夜食がいい感じ。
午後9時になるとまだ夕焼けのなごりが残ったままで舞台の照明が点じられて開幕。
舞台装置それも場面の展開、せりなどの機構が素晴らしくよく考えられていて広くてオープンという制約をかえって積極的に利用できたのはこの優れた機構が寄与している。
それに音響制御が素晴らしい。こんなに大きくてオープンなので普通なら歌手とスピーカーの位置の違い、複数のスピーカーのずれを感じるのにどうしてなのか音源が歌手のところに聞こえて違和感がない(これは私が無知でこんなのを体験しなかったからでオープンコンサートの常識のテクニックなのかも知れないのですが)
また舞踏会の場面をあえてモノクロームで構成したのはずいぶん大胆だなと感心する。それに花火がうまく合って効果がすばらしい。
このストーリーはイタリアオペラだけにかなり暗いが、舞踏会の場面は(たとえばNYメトロポリタン・オペラでは、)絢爛だそうだ。しかしここのスケールと演出はそれを上回っているのではなかろうか。
3幕の内2幕の途中から雨がかなり激しくなる。しかしやがて小雨になって何とか最後まで演じてくれた。出演の皆さんに大感謝。それにしてもオーケストラの皆さんはどこにおられたのだろうか。陸上ホール内からの演奏では?
帰りの船は遠くの港のヴァッサーブルクに先に回ったのでリンダウの港に着いたのは午前1時になってしまった。これなら列車で帰ったほうがよかった。
ちなみに2007年の演目はトスカで、下記のURLから申し込みが可能
http://www.bregenzerfestspiele.com
2000年の舞台とオペラ会場の全景。前記のホームページから借用。
中央上に湖上の本の形の舞台と今回のシンボル?の骸骨。
舞台の手前に扇形の観客席があり、右の方の一部が見える。
舞台の手前の白い建物がメインの建物でこの中に舞台の演出部門があり、またVIPの観覧席やレストランもある。左の建物がコンサートなどのためのホール?
ここはオペラだけでなくコンサートなども開催されている。
夕暮れと共に観客が詰めかけてくる。
駅からここまでの間には開演までに皆さんが楽しめるようにいろんな店があるんだそうだ。船の我々は桟橋からそのまま入場したので残念ながら開演前にぶらつく機会が無かった。

4nobuさま
今日は思いがけず
すばらしい音楽祭の
写真を拝見しました。
当方2002年にウィーンに行った時
向うでみたパンフか何かにこの
骸骨のステージの写真があり
はるか西の湖畔の町ブリゲンツの存在と、
野外オペラなるものの怪しげな魅力を
感じたのを記憶しています。
2003年はザルツブルグ音楽祭、
2004年はチロルでハイキング三昧とあと一息で
彼の地まで到達できそうだったのですが
南にそれてしまいました。いつか行きたいです。。。
カヌ太郎

カヌ太郎様 こんばんは
コメントをありがとうございます。
エンターテイメントとしての野外オペラは大変に面白く、いい体験をしたと思っています。
音楽にご興味をお持ちのご様子ですから機会があったら行かれるようお薦めします。
ただ室内で演じられる正当なオペラとはちょっと異質なところがありますね。しかしなかなか楽しいですよ。
私もザルツブルグ音楽祭に行ければと思うんですがキップが高いし入手できず実現しません。
4nobu

4nobuさま
ザルツブルク音楽祭は
オペラを外すと割と簡単に取れました。
初日、ドゥモの前で開催される
イェーダーマンの様子を遠巻きに見に行きましたが
あれは我々庶民はお呼びでない世界。
ZDFや各国メディアが押し寄せ、
著名人やVIPを取材していました。
あれが社交界ですか。。。って感じでした。
ブリゲンツはどうでしたか?
カヌ太郎

カヌ太郎さま 今晩は
今夜は阪神航空が主催するただコンサート「青島広志のカルメン」を見に行き、帰宅夕食を済ませたところです。お客は殆どが私のような老人で全くの普段着でした。
ブリゲンツの野外コンサートの場合はもう少しましかな?とかミュージカル見物と同じぐらいだったような記憶です。
勿論私たちはハイキングに行くよりちょっとましぐらいしか持っていっておりませんので。
海外のオペラ観客はジーンズだってOKになってしまいましたね。ウイーンのニューイヤーコンサートはむしろ例外なのではと思うんですが。いかがでしょうか。
舞台の装置やコスチュームが現代風に演出するのが流行りのようでそれも影響しているのでしょうか。
4のぶ
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