冬のラスベガス発 グランドサークル一周 (1) - ルート66 -
2位
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2009年年末の休暇を利用してラスベガス発グランドサークルを一周してきました。仕事の都合でアメリカに住み始めて1年半、初めて本格的な国内旅行です。
総走行距離2,160 Mile(約3,500km)。これを最初の5日で走破しました。必然的に各観光地での時間が限られてしまい、「浅く広く」的な旅行になってしまいましたが、最初としては十分だったと思います。しかし改めて考えると各所もう一度ゆっくり時間をかけて回りたいのが本音。こういうのはどうしても欲が出てしまいますね。
本編は12月27日・28日ルート66旅行記です。
【旅程】
12月26日:
デトロイト - ラスベガス
12月27日:
ラスベガス - ルート66 - グランドキャニオン - セドナ
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10415541/
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10415822/
12月28日:
セドナ - ルート66 - ホルブルック(Holbrook)
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10415823/
12月29日:
化石の森国立公園 - キャニオンデシェイ国定公園 -モニュメントバレー
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10415852/
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10415853/
12月30日:
アンテロープキャニオン - ホースシューベンド
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10415896/
12月31日:
ブライスキャニオン国立公園- ザイオン国立公園- エリア51- ラスベガス
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10416150/
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10418333/
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10418340/
1月1日:
ラスベガス観光
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10418872/
1月2日:
ラスベガス - デトロイト
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12月26日。23:50到着の便でラスベガス入りした私達ですが、レンタカーカウンターでかなり時間がかかり
ホテルに到着したのは翌日午前2:00。
眠い目をこすりながら5:00に起床、5:30出発。暗い中をI-15 South(Los Angels方面)に向けてひた走ります。
外は日の出前。くらーい雰囲気。
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6:00を過ぎたあたりで朝日が顔を出しました。朝焼けというよりも健康的な日の光という感じ。
運転にも気合が入りはじめます。
I-15はラスベガスから50キロ程度で長い峠越えとなります。これを越えると目的地、モハベ砂漠はもうすぐ。 -
Zzyzx Road。ラスベガスから約150km。
Soda Springsという昔栄えた村に続く有名な一本道です。
1944年、Soda Springsに温泉を開業したMr.Springer(まんまの名前…)が西部開拓者にとって「英語圏の果て」を意味する言葉として名付けた道です。
発音は「ザイズィックス」。
異様な名前からアメリカ国内でも人気スポットらしい。 -
I-15 206番出口で下車しHarvard Rdを南下。I-40にかかる橋を渡るとルート66が突然姿を現します。
ここはカリフォルニア州Newberry Springs。
ささやかなルート66の看板がお出迎え。 -
初めて走るルート66を東に向けて走り出すと、すぐに見覚えのあるMOTELの看板が見えてきました。
Bagdad Cafeの看板です。
ラスベガスを出発して約200km。ここをたずねる為に200km以上回り道をすることにしました。
タイトな日程上、フーバーダムとバグダッドカフェどちらに行くか迷いましたが、やっぱりこっちで正解だよなぁ・・・と再認識。 -
1987年、映画「Bagdad Cafe」はここで撮影されました。映画の舞台設定は80kmほど西のBagdadという街でしたが、実際の撮影はここで行われたものです。尚、Bagdadには1960年代、モデルとなったBagdad Cafeが本当に存在していたようです。
当時このCafeは"Sidewinder Cafe"として営業していたものをBagdad Cafeの看板を付けて撮影。
撮影後もSidewinder Cafeとして営業していましたが、その後Bagdad Cafeに改名して現在に至ります。
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ハリウッドから来た画家、Rudiが済んでいたトレーラーハウス。
Rudiと言えば映画の最後、Jasminとのワンシーン。
Rudi 「入っても?」
Jasmin「それは画家として?紳士として?」
Rudi 「男として・・・」
綺麗な空、深い青。映画のワンシーンのようです。 -
さて、感動に浸りつつ中に入ってみましょう。
中は映画よりも小奇麗ですが、地方のDinerといった雰囲気。映画を見て訪れる旅行者が多く、名刺やルート66グッズが所狭しと並べられています。日本からの旅行者も非常に多い。
Bagdad Cafeと言えばコーヒー。頼んで出てきたら「薄い!」と言ってみましょう。気分はコーヒーの濃い国ドイツから来たJasminそのもの。
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入り口から左側は映画の写真やグッズの展示兼テーブルになっています。
JasminとBlendaが手品ショーを開いていたのもこの奥。
手前では記念のTシャツが販売されています。我が家も我慢できず1枚ゲット。 -
Blendaの息子でシングルファザー:Sal Jr.が弾いていたピアノ。今でもお店の奥で時を過ごしています。
建物以外では具体的に映画で使用された数少ないものの一つ。やっぱり雰囲気が違いました。
見た目壊れているようですが、音はまだ健在です。 -
帰り際、マスターが「ちょっと待て!」とJuke Boxを開けて何やらゴソゴソ。
ん?かすかに聞こえる音色・・・。それはBagdad Cafeのテーマソング「Calling You」でした。
マスターが気を利かせてかけてくれたのです。バグダッドカフェで聞くCalling You・・・痺れます。
最後まで気を使ってくれたマスター、本当に感謝。
そんなお茶目なマスターと一緒に記念撮影。そろそろ出発の時間です。 -
今から20年以上も前、ここアメリカの人種差別は今よりも更に更に激しいものでした。
その中で公開されたこの映画は黒人と白人、ネイティブアメリカンが登場、そして黒人と白人の友情を堂々と描いた珍しい作品でした。
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この時代の金字塔的な映画の一つですが、その内容は歴史背景など複雑な意味も含んだ大作だったように感じます。
周りに何もない辺鄙な場所からそんな素晴らしい映画が生まれたことに感謝。
また来てゆっくりとコーヒーを飲みたい。そう思える場所でした。
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Bagdad Cafeを後にし、I-40を東に向かいます。そのままルート66を辿る方法もありましたが、Bagdad Cafeのマスター曰く道路状況が良くない割に見所が少ないとの話を聞き、一気に東を目指します。
ここからの広大な山岳地帯を抜けていくと、そこはRoute 66の街の一つNeedles。 -
ここで重大な問題が・・・。
ラスベガス近郊にはルート66目玉の街・オートマン(Oatman)があります。私の事前調査でこの街は次の目的地キングマン(Kingman)の先だと思いこんでいました。
Kingmanに到着して分かったのはI-40を途中下車、Oatman Highwayに乗り換える必要があったというもの・・・。 -
Kingmanに到着。
ここで間違いに気付き、ナビで検索するもOatmanまでは約50キロあることが判明。往復で1時間半の道のりです。
残念ですがここは諦め、元々の予定を辿ることにします。
写真はKingmanでも有名なMr.D Diner。 -
Kingmanから約1時間。Peach Springsに到着。
見所・・・は殆どありません。
ただルート66に思いを馳せつつ、昔繁栄したであろう集落を眺めながらゆっくりと車を走らせます。
ここでは昔どれだけの人が集まっていたのか。 -
Kingmanより1時間半。ルート66復興の基点となった街 Seligmanに到着しました。
ここで急遽予定変更。最新の天気予報で明日から曇りということを知り、夕焼けを求めて先にグランドキャニオンを目指すことにしました。
グランドキャニオン編は以下をご参照ください。
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10415822/ -
翌日。グランドキャニオン⇒セドナと巡り、再びSeligmanに戻ってきました。
ここから再びルート66の旅再開です。やはり曇り…
Route66の全盛期にここSeligmanは繁栄を極めましたが、高速道路(I-40)の開通と共に徐々に荒廃の運命を辿りました。現在の人口は約400人程度。 -
ちょうど立ち寄った時は日本人の観光ツアーで店内は日本人だらけでした。
何故か肩身を狭く感じる私達。こういう時ってそう感じますよね??
それにしてもルート66観光では韓国や中国の方は殆ど見かけませんでした。国立公園などでは沢山見かけましたが面白いものです。 -
こちらもSeligmanでは有名なギフトショップの一つ。
ルート66の復興に尽力したディルガディーロ兄弟の弟、エンジェル氏が経営するギフトショップ。併設される散髪屋も有名で頼めばエンジェル氏がカットしてくれるそう。
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残念ながら年末の忙しい時期だからなのか、エンジェル氏はいらっしゃいませんでした。
それにしても店内には訪問記念とばかりに各国の方々の名刺で埋め尽くされていました。それにしても日本人の名刺が3割ぐらい?大人気です。 -
同じくディルガディーロ兄弟の兄、ホアン氏が経営していたSnow Capというアイスクリーム屋兼ダイナー。開店はなんと1953年。
ホアン氏は亡くなってしまいましたが、現在は息子さんが彼の意思を継ぎ開店から57年、現在も絶賛営業中です。
しかし当日は定休日。。。残念 -
ルート66復興運動はディルガディーロ兄弟による影響が非常に大きいとされています。彼らがいなければルート66を訪れる旅人も殆どいなかったかもしれません。
そんな兄:ホアン氏は非常にユーモア溢れる方だったようです。Snow Capの入り口では取手が両方についています。蝶番を見れば分かるんですけどね。
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Snow Capの裏に映画「Cars」のキャラクターがひっそりと佇んでいます。
Carsはルート66を題材にした映画で、元々Route 66を題名にする予定だったようです。しかし昔の映画との関係でCarsに変更されました。
CarsのDirectorであるJohn Lasseter氏はCarsの舞台の一つであるRadiator Springs はここSeligmanがモデルであると語っています。
ルート66西部ではここSeligmanが一番雰囲気のある街と言えるかもしれません。 -
Rod's Steak House.
1946年に開業した有名なステーキレストラン。ルート66沿いのレストランとして有名です。かなり…美味しいらしい。
時間さえ合えば寄りたかったんですが…15時じゃね。
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Williamsの次は大都市Flagstaff・・・となるはずですが、時間は4時。日の入りは5時半ぐらいですが、曇り空で周りは暗くなりかけています。考えた結果、再び予定を変更してFlagstaffをパスし東へ向かうことにしました。目指すはアリゾナ隕石孔。
写真は途中、Twin Arrowsにある2つの矢のモニュメント。これもルート66では有名な史跡の一つです。
近くにTwo Gunsという地名もありますが、こちらには何もありませんでした。 -
16:55、アリゾナ隕石孔に到着しました。
途中で分かりましたが冬期間は営業時間が17:00までとのこと。I-40途中の看板でそれを知った時は泣きそうになりましたが、ギリギリで到着。入れるかな??
入り口の係員から17:00で閉まるけどいいか、と聞かれ「見れればOK!」と早速見学開始。一人$15を支払って中に入ります。
グランドキャニオンが車1台$25であることを考えるとちょっと高いです…。 -
衝突時のスピードは約45,000km/h、衝突の瞬間による衝撃波で半径約20kmの動植物は瞬時に姿を消したとのこと。
これは映画、Deep Impactの世界ですね。小惑星の衝突が囁かれる現在ですが、いつか同じようなことが起こるのでしょう。怖い怖い。 -
閉館5分前に入場した私達でしたが結果的に17:30頃まで堪能させて頂きました。
というより、係員の人が私達に気づかず鍵を閉めてしまい少し締め出しされるというオチもありましたが、ゆっくり見れたので良しとしましょう。
ここから再びルート66を辿るためFlagstaffに戻ります。 -
Flagstaffに着いた時にはすでに夜。
ここのルート66はオールドタウンと言われる地区がメインです。
どうせ時間も遅いと割り切ってオールドタウンを歩きましたが、若者が集まるようなオシャレな雑貨屋やパブが沢山あり、古い文化と若い世代がうまく融合しているように感じました。なかなか微笑ましい。
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Flagstaffを出発後、本日の宿泊地をHolbrookに定めひたすら運転を再開。
アメリカで夜の運転は慣れていますが、Flagstaffを出ると150km以上街灯りのない中をひた走ることになります。これにはさすがに疲れました。
写真はI-40の途中Jack Rabbit Rdを降りて、すぐ右手に見える"Here It Is"の看板。
光源がないので車のハイビームを利用しつつの一枚でしたが大きすぎてしっかり撮れませんでした。残念。 -
FlagstaffからHolbrookに続くI-40は途中のWinslowを除きほとんど人工的な光を見ることはありません。
しかし上述のTwin ArrowsやTwo Gunsといった出口だけが定期的に出現します。これら全ての出口は真っ暗で人の住んでいる気配はありません。放棄された集落の名残だと思われます。
これこそが昔ルート66がここに存在していた証と言えるでしょう。真っ暗な出口を見るたびに少しだけ切ない気持ちになりました。
写真はHolbrook手前で出現した人工巨大建築物、Cholla PowerPlant。突然現れたこの人工建築物、逆にここでは異質な存在のように思えてなりませんでした。 -
元々このモーテルに泊まるべくHolbrookを目指しましたが、22:30に到着した時、フロントは既にクローズ…。
仕方なく当日は近くのBest Westernで一泊。予約しておけば良かったなぁ…。
気を取り直して、この後は化石の森国立公園を目指します。
次の旅行記は以下をご参照ください。
http://4travel.jp/traveler/taka_furu/album/10415852/
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