アラビアンナイトの世界 イエメン ―神学の街タリムにて
2位
人気旅行記ランキングタリム3件中
- 旅の満足度 :
- 観光 :
- ホテル :
- グルメ :
- ショッピング :
- 交通 :

http://plaza.rakuten.co.jp/hunkorogashi/
―100万本のナツメヤシの町からつづき
――太鼓の音は一定のリズムを保ちつつ速度を増していった。
ステップには一定の決まりがあるらしく、なかなか真似できそうにもない。
今晩、ドライバーたちがカーステレオから流すアラビア歌謡で踊っていた姿をみようみまねで私が踊ったマガイモノとは明らかに違っていた。
輪をつくって見物する朗らかな南のひとびとが、手拍子をはじめ歓声をあげた。
近くのひとびとが、ビデオカメラで撮っていた私に気づき、前にいるひとをかき分けて一番前に座らせてくれた。
「ヤバーン、タマム(日本、いいね)」
北イエメンの男たちはひとに笑顔をみせることはめったになく、気難しいといわれる。
長らく閉鎖的な山岳部族社会で内向的にならざるをえないのは理解できる。
南のひとは違う。
砂漠の青空のようにくもりひとつなく、どこまでも聡明な印象を受けた。
ひとの輪の向こうに建つ、モスクの屋根のエメラルドグリーンが眩しい。
今回の旅で最もなごませてくれ、お気に入りの町となったのはサユーンだ。
いや、あらゆる旅のなかでもっともお気に入りといってもいい。
なごりおしいが、広場の祭りを離れ、神学の町タリムへ向かう。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。問題のある投稿を連絡する
タリム 旅行記ランキングこの旅行記は現在2位 (1票) です。




