オマーン世界遺産の旅-【3日目:海岸の乳香の道を行く〜そして帰国】
3位
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オマーン最後の日が始まった。
先ずはタカという町に向かう。タカは小さな漁村だが、現国王カブースの父親が建てたタカ城が有る。
次に連れて行ってくれたのはタカの町が一望できる岩崖である。ここからのタカの風景は最高である。汚染の全く無い海、静かな町、小さな家、そのゆったりとした空間がまた最高である。また崖の向こうの方には見張り台に使われたのであろうか、小さい城も有ったりする。
次は世界遺産であるタカ城の次は世界遺産であるフランキンストレイルの一部として登録されているホールルーリ遺跡である。ホールルーリは幹線道路から外れており、結局オフロードを走る事になる。今日もランクルにしておいてよかった。
遺跡を後にした我々は次の目的地であるマールバートへと向かった。マールバートもタカと同じく小さな漁村である。そのマールバートに向かう途中に寄ったのがビン・アリの墓。ビン・アリは実在しない人物であるそうだが、モスクのような建物の中に大きな棺が置かれている。また周辺はムスリムの墓地となっている。本来は異教徒は入れないはずなのだが、門番も誰もおらず、フランス人らしき軍団はイスラム教でいう裸同然の格好(タンクトップに短パン)で堂々と中に入っていった。
さて我々はそのままマールバートの町へと進んだ。この町にも現国王の父が建てたマールバート城なるものが有る。
この後ドライバーさんが連れて行ってくれたのはバールバートの漁港であり、丁度陸揚げされたばかりのサメが並んでい。見渡す限り、サメ、サメ、サメ。この光景もすごい。また漁師達がダウ船の上で何やら楽しそうにおしゃべりしてる。でも滅多に見ない外人だったのであろうか。皆こちらを見てくる。
マールバートを後にした我々は再びサラーラへと戻り、世界遺産フランキンストレイルの他の遺産であるアル・バリードへ向かった。
とりあえずこれで午前の部は終了である。
ホテルで昼食を取った我々は2時に行動を再開する事にした。今度の行き先はサラーラの西部であるムグセイルである。サラーラからムグセイルは約40キロ程度の距離であるが、何分道路がいいもんで、30分程度で付いてしまう。途中で寄ったのがフランキンセンスの木が生えている所。このような所から取り出された乳香はその後、昨日見たシスルを通ってサウジアラビアへ、或いはアルバリードはホールローリの港から世界各国へ輸出されていったのであろう。
実はフランキンストレイルの一部として乳香の木公園も登録されているのだが、その公園のあるワディーダウカはサラーラから山の中へ向かう事になる。しょうがないのでこの地でその雰囲気だけ味わう事にした。
さてサラーラからムグセイルまでは海岸線がずっと続いているのであるが、その海岸線の終わりに有るのがこれまた素晴らしい形をした雄大な岸壁である。
ムグセイルを後にした我々はホテルへと取って返し、シャワーを浴びてチェックアウト。そしてそのまま空港へと向かい、マスカット行きの飛行機に乗り込んだ。何と、その飛行機にはチェンナイからマスカットまで向かう飛行機に常務していたモロッコ人のCAがまた乗っていたのである。当然向こうは私のことを覚えており、すれ違いザマに「サラーラは楽しかったか?」と聞いてきた。
マスカットに着いた我々は再び現地在住のYと合流し、夜のマスカット探索へと繰り出した。既に暗くなっているのであまり良く見えなかったが、マトラスークを散策した後、マトラフォート、ミラニフォートを遠くから眺め、アラムパレスの前を通り、丘の上にあるムムターズマハルなるイタリアレストランへと向かった。
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現国王カブースの父親が建てたタカ城なるものが有る。タカ城はジャブリン城やニズワフォートと違いあくまでも居住を基本とした小さな城である。造りは中庭を囲むようにして建てられたポルトガル風建築となっている。但し各部屋にはタタミのような物やカーペットが敷かれており、アラブである事を実感する。
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世界遺産フランキンストレイルの一部であるホールローリ遺跡。ピサ大学の発掘調査が始まっており周りはフェンス囲われており、一般観光客は入場出来ない。
フェンスの穴から入れるという事も聞いたが、運悪く門番が居てそのような悪事は出来ず。
うわさのシバの女王の宮殿や碑文は見えず。 -
現国王の父が建てたマールバート城。入り口を入ると右側に門番の部屋があったが、適当なアラブ人が適当に寝そべってた。我々を見てもピクリとも動かない。
居住用に作られた小さな城である。目の前は海というか漁村というか。のんびりした風景である。ちなみに先ほどの門番であるが、我々が城を後にする時に、サイン帳に書いていってくれと言っただけである。ちなみにこの後彼は本格的に寝る体制に入った。多分今日の客はこれで終わりだと勝手に解釈したのであろう。 -
【アル・バリード遺跡】
入口から遺跡へと向かう道。既に整備されている。
ここは、世界遺産のフンランキンセンストレイルの一部である。
アルバリードもホールローリよろしく更に頑丈な金網で囲まれており、しかも入り口は厳重な警備である。すがる思いで車を降りた我々は、とりあえず門へ向かってみる。門番が握手の手を差し出しそれを握って言った。
「アル・バリード見たい」。
運転手が通訳しようと降りてきた。門番が我々に聞く
「アルバリードで何をする?」
「見て写真撮りたい。」
「それだけか?終わったらすぐ帰るか?」
「もちろんだ」
願いは通じたようだ。なんと門番は門を大きく開けてくれ、中まで車で入れるようにしてくれた。多分彼の虫の居所が悪ければ我々はこの遺跡を見ずすごすごと帰っていったのであろう。
このアル・バリード遺跡、フランキンセンスの中でも最大の遺跡だけあって、兎に角雄大である。今でも発掘作業は続いているようだが、観光用のコースも次々に造られつつ有り、また夜間のライトアップ用のライトまで設置されている。これはアルバリード公園開放までそんなに時間はかからなさそうだ。
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