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 地上の楽園・トルクメニスタンのカラボガズゴル湾紀行

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浦潮斯徳さん 写真

浦潮斯徳さん
男性
トルクメニスタンの旅行記 : 3
旅行時期 : 
  • 2010/04/30 - 2010/05/03
  • (約2年前・4日間)
エリア : 
トルクメニスタン>
テーマ : 
特になし・その他(観光)
投稿日 : 
2010/07/16(約2年前)
写真 : 
20
コメント : 
2
旅の満足度 : 
5.0
観光 : 
5.0
ホテル : 
評価なし
グルメ : 
評価なし
ショッピング : 
評価なし
交通 : 
5.0
交通手段 : 
一人あたりの費用 : 
  • 旅行費総額 : 50万円 - 100万円
同行者 : 
一人旅
手配内容 : 
個別手配

地上の楽園・トルクメニスタンのカラボガズゴル湾紀行

人生に後悔はつきものです。こうしとけば良かった、こうしなければ良かったと。数えればきりがないです。

私は世帯を持たなかったことは、正しかったのか間違いだったのか、まだ答えを出し切れていません。自分と同じ人生を、自分の子どもが歩むとしたら、世帯を持たなくて良かったと思えるのです。

通学時代は、ゲゲゲの鬼太郎の主題歌にあるように、試験も何にもない「お化け」の世界が、うらやましく思えたものです。私が嫌だった試験勉強を、自分の子どもにさせたくないのです。

高校生のときには、何のために人間は生きているんだろうと、ふと考えたものです。21歳のときでしたか、美しい奄美の海を見たときに、「ああ、生きていてよかった」と感じた1回目の体験でした。

今の世の中を生きるのは、とてもわずらわしいことだらけです。トンネルを出たら雪国だったということもあるように、朝目が覚めたら、竜宮城だったら、どんなに幸せかと思うときもあります。

ところで私は、大分前から、カスピ海の東から、こぶのように突き出たカラボガズゴル湾に、どうしても行きたいと思うようになりました。この湾が見れたら、人生そこでストップしても後悔はないと思うくらいに。

毎日寝る前には、いつもこの湾のことばかり考えていました。英語や露語のサイトを、片端から印刷したり、グーグル・アースを拡大して眺めたり。でもこの目で湾を見ないと、何も分からないのに等しいのです。ついには、思い込みが激しくなり、カラボガズゴル湾の中に、竜宮城があるのではないかとさえ、思えてきたのです。

今回はついに、長年の夢が実現し、カラボガズゴル湾を直接見ることが出来たのです。「人生目標が達成できた。生きていて良かった」、こう感じたのです。

「人生、何のために生きるか」、これに対する答えも最近になって分かったのです。
寅さんは「生きてよかったと思う瞬間が何回かあるだろ。そのために生きてんじゃねえか」と、映画の中でおっしゃっています。まさにその通りです。












  • トルクメニスタン 写真

    カラボガズゴル湾は、カスピ海の南北から伸びる、細い砂洲によって形成されています。今日は、ベクダーシュから南下して、南北の砂洲の間の海峡に向かいます。左の写真は、北の砂洲から撮ったカスピ海の写真です。このあたりのカスピ海は、澄んだコバルトブルーで、大変綺麗です。カスピ海の水を舐めてみると、ややしょっぱいです。

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  • トルクメニスタン 写真

    検問所を超え、橋を渡ります。
    キャナルからあふれた水が、周囲のくぼ地にたまります。
    不思議な色合いです。
    橋の周辺は、写真を撮らないでと。

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  • トルクメニスタン 写真

    検問所を過ぎると、北の砂洲と、南の砂洲よって形成された海峡にでます。ここは、まさに海の川です。水の色は、とても美しいですが、流れが大変早いです。この中にもし落ちたりすると、恐らく助からないでしょう。人生疲れたな。ここに入れば、カラボガズゴル湾の竜宮城に行けるのでは。毎日、美しいトゥルクメンカやカザシカの舞い踊りが、見れるのだろうかと。

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  • トルクメニスタン 写真

    海峡の南岸にそって、砂漠の中をジープが行きます。カラボガズゴル湾まで、進みます。途中の海峡の水の色が、エメラルドグリーン、スカイブルー、ダークブルーと織り成しており、その美しさにただ、茫然自失です。

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  • トルクメニスタン 写真

    海峡の最終地点にきました。カラボガズゴル湾さえ見ることができれば、女房も子どももいない私にとって、思い残すことなんかないと。

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  • トルクメニスタン 写真

    ついにカラボガズゴル湾にでました。この長い名前の意味は、海の喉(のど)の黒い湾という意味です。まさに、名前のままの、黒い湾です。カスピ海の水が、湾に吸い込まれ、湾内の水が太陽の熱で蒸発します。このため、湾の水は、ものすごく塩分の濃度が高いのです。そのため水の色は黒く見えるのです。
    3時間くらい滞在した後、カラボガズゴル湾を去りました。トルクメニスタンで出会った人たちは、ガイドさんやドライバーをはじめとして、みんな本当にいい人ばかりでした。トルクメニスタンには、貧しい人はいないとガイドさんは言っていました。そしてニヤゾフ大統領が、とても好きだったと言っていました。
    日本では、トルクメニスタンのことを、中央アジアの北朝鮮という人がいます。そして日本は、自由と民主主義の国だと。果たしてそうでしょうか。
    日本の会社では、サービス残業、名ばかり管理職などが、まかり通っています。また過労死まで、追い詰められたりもします。何故でしょうか。それは、会社そのものが、北朝鮮だからです。
    思い起こせば、大学だって北朝鮮でした。そして組織のボスは、キムジョンイルです。哲学者カントは、「人間を、目的達成の手段として利用してはいけない」と述べています。日本での、派遣労働はまさに、カントの教えに背くものではないでしょうか。
    あの秋葉原事件、これを一個人の犯罪としてではなく、社会病理の一つと見なさないと、また同じことが起きるのではないでしょうか。つい最近の派遣切り、必要なくなれば解雇され、住むところさえ失ってしまいました。日本では、健康で文化的な、最低限の生活は、憲法で保障されているはずですが。
    ところで、ニヤゾフ大統領がお書きになった、ルフナーマという本の中には、「国民は裕福な暮らしをしなければならない。」とか「自分の奥さんの服を、エメラルドで飾りましょう」とあります。この違いは、何でしょうか。
    トルクメニスタンには、トルクメン人、カザフ人、ロシア人、アゼルバイジャン人、アルメニア人をはじめとして、沢山の民族がのんびりと、そして仲良く暮らしています。とても素晴らしい国だと感じました。
    私は今回、極楽浄土の竜宮城には、行けませんでした。でも、トルクメニスタンという地上の楽園には行くことが出来ました。今でもトルクメニスタンで出会った人たちの顔が瞼に浮かぶと、もう少し人生続いてもいいかなあと思うのです



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  • トルクメニスタン 写真

    塩の濃度が高いので、黒く見えます

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  • トルクメニスタン 写真

    カラボガズゴル湾は、塩の濃度が高いので、キャナルから、湾に吸い込まれた魚は、死滅します。
    なんか、竜宮城というより、龍宮地獄のような気がしました。

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  • トルクメニスタン 写真

    チョウザメの子どもです。
    可愛そうに、キャナルに吸い込まれて、死んだ後に、岸に打ち上げられたようです。
    カスピ海の魚が、どんどん吸い込まれるので、このカラボガズゴル湾には、メンデレーエフの周期表の元素の、殆どがあるようです。
    私が、吸い込まれたら、メンデレーエフの周期表は、完成されるのかな?

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    岸辺は黒く、遠くは青く見えます

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    塩の原っぱです。

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    カラボガズゴル湾とキャナルの境にいる鳥です。

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  • トルクメニスタン 写真

    アップで。

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  • トルクメニスタン 写真

    キャナル最終の水溜りです。

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  • トルクメニスタン 写真

    キャナルの最終です。キャナルの向こうに北岸の最終地点が、見えます。

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    キャナルの最終地点に咲く花です。

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  • トルクメニスタン 写真

    北岸の最終地点を、アップで。

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