友達の家を訪ねて三千里〜ちょっと大変だった〜
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2005年 ドイツのミュンヒェンに棲んでいた時の日記です
12/22 夏にポーランドの子と一緒にルームシェアですんでいました。彼女たちにクリスマスは私の家へおいででよと招待されていたので、いく事にしました。早々とDie Bahnのチケットをネットで手配して21日のバイトが終わったら夜行でまずベルリンに向かってその後ポーランドへ行って、26日の夜行で27日の朝帰ってきて、そのままその日はバイトがあるというなかなかにハードなスケジュールだったのですが、これが予想外にさらにハードになりました。
るんるんと予約しておいたnachtzug(夜行列車)の窓際座席でベルリンに向かい、ベルリンでは以前すんでいたアパートメンバーのときの友達の家で久しぶりに集まる予定でした。
朝にOst駅についてそこで友達が迎えてくるはずだったけど、きてなかったので電話したら寝坊という事なので自力でバスに乗って向かい、友達にはバス停まで迎えにきてもらいました。それからソファーをかりて一眠りし、その事一緒に古着屋さんに向かいました。ベルリンはおしゃれな服屋さんがいっぱいあります。このショッピングも楽しみでした。量り売りの古着屋でバイエルンの民族衣装を買ってその後カフェで昼食。豆のスープとパンのセットを食べました。温まるし、うまい!!14時に友達と集合だったのでスーパーでお菓子と飲み物を買って帰りました。久しぶりの再会と再びの別れを惜しんで、その後17時半の電車でポーランドに向かうのですが、この辺りから順調な行程は崩れ始めました。
まず電車が30分の遅延、待っている間に40分の遅延にかわり、Die Bahnからお詫びにパックのオレンジジュースが配られ、そして電車の入線ホームがかわってやっと自分の予約席に落ち着いたのも束の間・・・・。
大変なものを自宅に忘れてきてしまいました。
そ・・・それはポーランドへ行くのに絶対必要なもの・・・電車のチケットは忘れてません。むしろその方が買い直せばすむので問題ないのですが・・・今すぐお金を払っても手にできないもの・・・それは私の存在を証明するもの。。ausweiss・・パスポート忘れてきちゃった〜〜〜!!!
いや、きちゃったとか思っている場合じゃないよ〜〜!!ヤバいよこれ!もう電車発車してるよ〜〜ポーランドまで一直線だよ。なんでベルリンでも気づかなかったんだ。あああ==車で国境を越えるならまだなくてもいける時もあるけどこれは・・・電車だ〜列車だ〜トーマスだ==。パスポートなんてチェコに行ったとき以来使ってなかったからすっかり存在を忘れていた・・そうだ、私は外国人だ〜〜。
この後、次の駅で降りて引き返そうか逡巡したけど、ここまできたら神の存在を信じるしかないと思い、手持ちの国際青年証とBahncardがIDになればとわずかな望みを持ちながら2時間どきどきしてました。
そしてとうとう、やっぱりコントロールが男性二人、女性一人でかしこまった制服を着てやってきたので、自分の番が回ってくるをいまかいまかと待ちながら・・・
「パスポート家に忘れてきちゃたの。このカードならあるんだけど・・・」とおずおず出すと。。。コントロールの女性がまじまじ国際青年証を見ながら、
「駄目」と一言。そして「ほかに何かIDはないの?」って聞かれて・・。
私「ないの・・・家に忘れてきちゃったの・・・」
コ「家はどこ?ベルリン?」
私「ミュンヘン・・」
コ「おお・・、ドイツ国内なら持ち歩かなくてもいいけど、ポーランドに行くには必要よ・・・」
私「・・・どうすればいいんですか?」
コ「戻りなさい。」
もうどうしようもないので、あきらめてコートを着て荷物を持ち、まるで囚人のように出口まで移動して駅に降ろされました。
女性のコントロールは最後にもう一度「ほかにIDはないの?」って聞いてくれて「あたな何人」
私「JAPANESE !!」
「そう、パスポートさえあれば日本人ならビザはいらないからね」と教えてくれました。
最初は一人でおろされて、「5分後に反対向きの電車がくるからそれに乗りなさい」って言われたけど、暗いし心配になったのか、男性のコントロールがつきあって一緒に電車が来るまで待ってくれました。
ポーランドの駅で待っている友達に知らせなきゃとおもって携帯から携帯への国際電話をして発車する電車の音に負けまいと大声で伝えました。
友達も驚いてました。まあこれは驚かない訳にはいかないだろう。
私はもう呆然としながらベルリン行きの電車の中で友達に電話して一晩泊めてもらえるように頼んで、ミュンヘンの家に電話して郵送なら何日でベルリンに宅配できるか聞いてみました。
ところが間の悪い事に、ミュンヘンの家に住んでいるホストファミリーは翌日の朝五時からオーストリアの山小屋へスキーに出かけるんです。翌日郵便局へ行ってもらうことも頼むのが難しい。近くに住んでいる友人に頼めば可能かもしれないけおど、夜の23時だし郵便局はクリスマスプレゼントを送る人たちで朝から長蛇の列なのでそんな自分のミスなのに迷惑かけれないので郵送は諦めました。
一晩友達の家でゆっくりして、ポーランド行きをどうしようか考えていました。まだ日にちはあるのでパスポートを家にとりに帰って再び行くのは可能だけど、せっかく行くのに二日しか一緒に過ごせない・・・それだったら改めて1月に行ったら何も予定はないのでもっとゆっくり過ごせる・・。どっちがいいんだろう。2回もいけるほど交通費の余裕もないし・・。クリスマスを一緒に過ごすって言う約束だし・・・。
悩んだあげく、週末チケットを使ってとりに帰る強行軍をとりました。
もう深夜から夜通し電車を乗っては乗り継いでの繰り返しで約10時間半かけてベルリンからミュンヘンに戻り、家に帰って昼食とシャワーを浴びて再びベルリンまで引き返しました。24日のクリスマスイブは24時間電車に乗っていた気がします。
今度は大丈夫だと思いながら、こんども入国できなかったらどうしようと、まずはドイツの警察にパスポートを見せると「ビザはないの?」って聞かれて「いらないよ!」と自信満々で返答。
次にやってきたポーランドのコントロールにパスポートを見せると何かファミレスの注文リモコンのようなもので何やら入力してパスポートを読み込んでチェックしてました。無事スタンプを押してくれて一安心。
一つの電車に一人のお客さんの私に対して、一人のコントロール、二人の警察、一人の車掌さんに、一人の運転手。全ては私のポーランド行きのためにいてくれました。しかもうれしい事に、ドイツの国境からポーランドへの一区間、電車代をおまけしてくれたのです。
電車の乗ったときに女性の車掌さんに、「私乗車券もってないんだけど・・・」と言ったら「後であなたの席まで行くわ」と言って、実際に一度顔を見せてくれたんだけどそのときはただ・・・「今日はクリスマスね。・・・(途中理解不能)・・・一度だけよ。」
私は最初意味が分からずに「はい」とだけ答えたけど、よくよく考えると列車代は彼女からのクリスマスプレゼントだったのです。あのときほんとは「ありがとう。あなたも良いクリスマスを!」と答えるべきだったんだな〜と思った。まだまだ未熟な語学力です。
25日の早朝にポーランドについて、早朝にもかかわらず友達が駅まで迎えにきてくれていました。家に着いたら安心して眠気がきたので、(よく考えたら2晩電車の座席で寝てた。往復の夜行を入れたら4晩。ひええ)まずはみんな仲良く昼まで寝ました。起きてから朝昼兼用の食事をとって、その後彼女たちのおじさんの家に行きました。そのおじさんはその子のゴッドファーザーらしく以前も膝を怪我したときにお世話になったそうです。ゴッドファーザー(マザー)とはカトリックのシステムで自分の叔父やそれに似た立場の人が自分のゴッドファーザーとなり、何かあったときに面倒をみてくれるそうです。「あなたのゴットファーザーはどう?あっそうか、あなた無宗教だったね」と言ってました。
彼女達の街、シュタルガットシュチャシンスキーの教会などを観光し、彼女の友達の家に遊びにいきました。教会では聖歌やキリスト劇がおこなわれきれいでした。
とても寒かったけど、とてもあったかかったです。
本当に毎日一緒に暮らしていた友達との3ヶ月ぶりの再会。
夕食は彼女達の両親と居間で本物のモミの木に飾り付けを施した本物のクリスマスツリーとともにたべきれないほどの家庭料理。
帰りにお弁当をいっぱい持たせてくれました。
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