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 イタリアの田舎:ドライブ旅行記 -30- 〜アンティコリ・コッラード編〜

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ももであさん 写真

ももであさん
ラツィオ州の旅行記 : 2
旅行時期 : 
  • 2009/08/15 - 2009/08/16
  • (約3年前・2日間)
エリア : 
イタリア>ラツィオ州
テーマ : 
ドライブ・ツーリング
投稿日 : 
2011/11/23(約6ヶ月前)
写真 : 
45
コメント : 
26
旅の満足度 : 
評価なし
観光 : 
評価なし
ホテル : 
評価なし
グルメ : 
評価なし
ショッピング : 
評価なし
交通 : 
評価なし
交通手段 : 

イタリアの田舎:ドライブ旅行記 -30- 〜アンティコリ・コッラード編〜

長いようで短かったイタリアの旅も、いよいよ大詰め。
ローマ近郊で、誰も知らない秘密の場所は…?

あるある。さすがはハズレなしの国 イタリア
猫ひげセンサーが、敏感に反応する場所があった。

地形・風土・歴史に合わせ、自然と育まれてきた、
山岳都市 アンティコリ・コッラード(Anticoli Corrado)

まるで改修することを放棄した、驚くべき古さ。
車社会を全く無視した、人間のための街路。
底なし沼のように、深く、立体的で複雑な街並み。

イタリアを旅して学んだ。
街にはそれぞれの顔があり、命がある。
だからそこで生まれ育てば、人にもその街のDNAが
すり込まれる。

塩基配列を調べて、やがてこんな時代が来るか。
「あんた、アンティコリ・コッラード出身だね。」

【YouTube】http://www.youtube.com/watch?v=oRqw4Lra_ZU

  • ラツィオ州 写真

    今夜のお宿へ向かう前に、懲りもせず寄り道
    “美しい村” スカンノ(Scanno)

    そのあふれる魅力は、日本の写真家も魅了した。
    山本陽子さん
    http://www.photo-yoko-yoyo.com/photo/italia/index.html

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  • ラツィオ州 写真

    どっぷり日が暮れてきた。
    いよいよ最後の夜

    千夜一夜物語も、ついに最終章

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  • ラツィオ州 写真

    この街にも、パッセジャータの習慣が。
    夜な夜な老いも若きもそぞろ歩く。

    そこには、さまざまな出会いあり。

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  • ラツィオ州 写真

    ほーれ、神様がお遊びで作ってみた、
    ドミノ倒しの家々

    そうだよここは、アブルッツォ州でも
    1, 2を争う人気の村

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  • ラツィオ州 写真

    惜しいな〜。時すでに21時

    お宿までは、まだ120キロ。
    懲りない猫は、遅刻の常習犯

    早く、行かねば。
    後ろ髪を引かれつつも、出パーッ!

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  • ラツィオ州 写真

    23時過ぎにアンティコリ・コッラード
    (Anticoli Corrado)到着

    やはりか。ホテル付近に車道なし。

    ストリートビューで、ホテル駐車場を
    見つけきれない訳だ。謎が解けた。

    荷物を抱え、ホテルを目指す。

    古い! 街が驚くほど古い!
    こんなに古い街は、初めて。

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  • ラツィオ州 写真

    この街に一軒しかないホテル
    「Hotel ANTICA LOCANDA」

    例によって、初の日本人宿泊客に、
    おじいさんが大歓迎してくれた。

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  • ラツィオ州 写真

    23:30
    こんな遅い時間になって、とても
    心配をかけてしまった。

    いくら観光したいからって、自分の
    身勝手さを猛省。

    室内は驚くほど、広い。

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  • ラツィオ州 写真

    イタリア最後の夜は、聖なる夜
    「8/15 聖母被昇天祭」

    初めての街の、特別な夜

    0時を過ぎてもご覧の賑わい

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  • ラツィオ州 写真

    アンティコリ・コッラードは、
    既にローマ県

    大都市ローマまで、50キロほど。
    もはや徒歩圏内にも思える。

    知られざる、穴場の街

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  • ラツィオ州 写真

    ローマから隣町まで電車で1時間少々
    元気なら、そこから歩いてアクセス可能

    興味があれば、是非♪

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  • ラツィオ州 写真

    広場では、ミニコンサートの真っ最中

    子供も大人も間近で踊って、微笑ましい。

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  • ラツィオ州 写真

    1,000人足らずの小さな村

    普段は、ひっそりとしているだろうに、
    2008年のフランスに続き、最後の夜は
    賑やかな想い出ができた♪

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  • ラツィオ州 写真

    明日の夜も、サンロッコ(San Rocco)祭

    照明さん。連夜で頑張って!

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  • ラツィオ州 写真

    広場を抜けると静か。

    孤高の村が、異国の旅人に語りかけてくるよう。

    「イタリアで最も美しい村」の称号は、いらない。
    ここは、観光客のための村じゃない。

    生まれるべくして生まれた姿なんだ。

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  • ラツィオ州 写真

    仲良くなった地元イタリアの若者達

    さようなら、楽しかったよ♪

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  • ラツィオ州 写真

    永遠のライバル、わんこ。

    さようなら、元気でね♪

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  • ラツィオ州 写真

    苦楽を共にした、良き相棒

    さようなら、ありがとう♪

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  • ラツィオ州 写真

    情緒的で甘美に たゆたう灯り。
    先の見えぬ、深くくねった街路

    異国の旅人を幻想の世界へといざなう。

    いつまでも残る、灯りの記憶

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  • ラツィオ州 写真

    1:30am
    広場は賑やかだったが、一歩中へ入ると、
    それが幻だったと知る。

    人も猫も消えた。
    ならば“帰国”も消しておくれ。

    “静寂”は、何も応えない。

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  • ラツィオ州 写真

    眠りから覚めると、そこには靄の
    かかった幻想的な世界

    それは、力ずくで帰国を引き留め
    ようとするイタリアの魔力

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  • ラツィオ州 写真

    この時を乗り越えなければ…
    新しい旅と、出会いのために。

    分かっちゃいるけど、慣れないな。

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  • ラツィオ州 写真

    このまま帰って、いいものか?

    だらだらと荷物の準備をしつつ、猫ひげ
    センサーは、未練がましく頭の中で、
    時間と距離を探ってしまう。

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  • ラツィオ州 写真

    “やっちまえ、やっちまえ♪”
     悪魔のささやき

    “止めなさい、帰れなくなるよ”
     大天使ミカエル

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  • ラツィオ州 写真

    何のためにモンテ・サンタンジェロで
    大天使ミカエルに会ったのか。

    やがて靄と共に、迷いも晴れる。

    充分楽しんだじゃないか。

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  • ラツィオ州 写真

    朝食食べてたら、厨房のおばちゃん
    「夕べ広場を散策してたでしょ〜?
     見てたわよ〜ん」

    そりゃぁ、ここで東洋人は目立つよね。

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  • ラツィオ州 写真

    「Hotel ANTICA LOCANDA」

    一人3000円ほどだが、室内は広く
    リビングルームを独占できた。

    眺望は素晴らしく、スタッフは親切♪

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  • ラツィオ州 写真

    「建築」には元来、縁のないももであだが、
    イタリアでは、感じるところ多々あり。

    帰国してから知ったが、ここは建築家を
    魅了する街だった。

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  • ラツィオ州 写真

    どうだろう。

    ・クフ王の「ピラミッド」
    ・始皇帝の「万里の長城」
    ・ルイ14世の「ヴェルサイユ宮殿」

    何れもが、世界に冠たる超一級の
    偉大な建築物

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  • ラツィオ州 写真

    でもそれは、見方を変えれば権力の
    象徴に過ぎない。

    過去の建築史は、真に貴重な建築物を
    見逃して来なかったか。

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  • ラツィオ州 写真

    極貧ゆえに、洞窟を住居とせざるを
    得なかった「マテーラ」

    税金対策が生んだ、究極の姿
    「アルベロベッロ」

    いずれもが、風土の実情に合わせて
    必然的に生まれた。

    そして、そこに“建築家”はいない。

    しかし全体として見た時の、その街の
    美しさは、絶賛すべきもの。

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  • ラツィオ州 写真

    建築家/随筆家 B・ルドフスキーは、
    その著書「建築家なしの建築」で、1925年
    当時のアンティコリ・コッラードを紹介
    している。

    心中穏やかでいられない、何とも
    インパクトのある姿

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  • ラツィオ州 写真

    もっと早くこの本と出会いたかったなぁ。

    イタリアの山岳都市を、いや、これまで
    旅した世界の街の見方が変わっていた
    ことだろう。

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  • ラツィオ州 写真

    人間のための街路(street for humans)

    「自動車の寄生虫にまでなり下っていない
    人々は、ここに回春の泉を見出すのである」
    (ルドフスキー)

    寄生虫と化したももであには手厳しいが、
    さもありなん。

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  • ラツィオ州 写真

    標高500メートル
    村の山頂に、憩いの広場がある。

    夕べの賑わいが嘘のように静か。

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  • ラツィオ州 写真

    そこで出会ったイケメンポリスとの
    ツーショットに、ご機嫌のカミさん。

    口元がそっくりで、こっちの方が
    本物の夫婦のよう。

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  • ラツィオ州 写真

    いつの日かもう一度、アンティコリ・
    コッラードに逢いたい。

    でも、もう二度と逢えないことだろう。
    それが一期一会の自分の旅

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  • ラツィオ州 写真

    朝チェックアウトを済ませ、表へ出ようとして“びっくり”
    とある日本人女性がわざわざ会いに来てくれていた。

    昨夜なかなか現れないももであを心配して、ホテル・
    オーナー(左)が、彼女に相談していたらしい。

    オーナーさん、つくづくごめんなさい。
    他の日本人は、こんな迷惑かけないよ〜

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  • ラツィオ州 写真

    彼女のだんなさん(左)の実家が、ここアンティコリ。
    ご家族で、会いに来てくれた。ありがとう〜♪

    「なんでこんなへんぴなところに日本人がいるの…」
    お互いの、ファースト・インプレッション

    「そりゃ〜こっちは、これが商売だから…」
    お互いの、セカンド・インプレッション

    異国の地に生きる彼女に、心からのエールを!

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  • ラツィオ州 写真

    またも一つのお土産すら買わなかった。

    でも「幸せの黄色いスーツケース」には、
    溢れんばかりの想い出がいっぱい。

    まるで“おもかる石”のよう。

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  • ラツィオ州 写真

    自分には、それで充分。

    「お土産」よりも「想い出を」 
    「豊かさ」よりも「幸せを」

    旅は、いろんなことを教えてくれる。

    そして。
    「さようなら、イタリア…」

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  • ラツィオ州 写真

    キャリアにファースト/ビジネスクラスは不要
    高級ホテル、高級レストランも不要

    知ってるよ。
    ハングリー精神を失ったら、きっと
    自分の旅は、根底から崩れていく。

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  • ラツィオ州 写真

    イタリアを旅して思う。
    「幸せ」って何だろう?

    少なくとも、財産に恵まれることだけ
    ではないだろう。

    人間として心豊かにならなければ。

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  • ラツィオ州 写真

    でも、どうやって?

    “分からない。”分からないけれど、
    その答えの一つが“旅”なのだろう。

    そして、遠ざかるアンティコリ
    (黄色がホテル)

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  • ラツィオ州 写真

    at the end of the trip

    イタリアでの時は、流星のように瞬く間に
    駆け抜けていった。

    しかし、たとえ人生の中の一瞬だとしても、
    その美しい輝きは、生涯忘れ得ぬもの。

    旅とは…。 きっと、そういうもの。

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