2009年フィンランド&エストニア紀行 その4 トゥルク観光
4位
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- 旅の満足度 :
- 4.0
- 観光 :
- 4.0
- ホテル :
- グルメ :
- ショッピング :
- 交通 :
- 4.0
- 交通手段 :
-
- 現地移動 : 鉄道 / 徒歩
- 一人あたりの費用 :
-
- 旅行費総額 : 25万円 - 30万円
- 同行者 :
- 友人
- 手配内容 :
- 個別手配

2009年9月のシルバーウィークを使って北欧のフィンランドとエストニアに行ってきました。
フィンランドの美しい景色、エストニアの首都タリンが誇る中世の町並み。海外旅行先としての知名度はあまり高くありませんが、とても素晴らしい旅でした。
■ 日程
9/20 成田→アムステルダム→ヘルシンキ
9/21 ヘルシンキ→ハメーンリンナ観光→トゥルク観光→ヘルシンキ
9/22 ヘルシンキ→ヨエンスー観光→ヘルシンキ
9/23 ヘルシンキ観光
9/24 ヘルシンキ→タリン観光
9/25 タリン観光→パルディスキ探訪→ヘルシンキ
9/26 ヘルシンキ→アムステルダム観光→成田
9/27 成田到着
旅行記の4回目。
9/21。トゥルクを観光し、ヘルシンキで夕食。
なお、この旅行記はブログ「マリンブルーの風」にて掲載したものを再編集の上掲載しています。
http://blog.livedoor.jp/buschiba/
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13:55、終点のトゥルクに到着。
トゥルクはフィンランドの南西に位置する港湾都市で、人口はヘルシンキ、タンペレに次いで三番目。フィンランド最古の町として知られ、1812年まではフィンランドの首都として栄えました。またトゥルクにはフィンランド最古の大学、トゥルク大学もあります。実はキシリトールの虫歯予防効果を始めて発見したのはトゥルク大学の歯学部だったりします。同大学がトゥルク市民を対象とした実験を行い、キシリトールの効果を検証したのだそうです。
トゥルクの主な見所は12世紀の終わりに建てられたトゥルク大聖堂、トゥルク城、シベリウス博物館、トゥルク美術館など。私も友人も美術館にはあまり興味がないので、トゥルク大聖堂とトゥルク城を見学しつつ、町の中をぶらぶら歩いてみたいと思います。
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マーケット広場に面してロシア正教の教会がありました。
さて、トイレに行きたくなってきました。フィンランドの公衆トイレは有料です。マーケット広場にもトイレがあったのですが、1ユーロ取られるので我慢しました。トゥルク駅に着く前に列車内で済ませておけばよかったです。
トイレがありそうな場所といえば観光案内所。ついでにトゥルク城への行き方を聞くことにしましょう。歩くと1時間近くかかるらしいのでバスで行きたいのですが、地球の歩き方を見てもトゥルク市のホームページを見てもどのバスに乗ったらいいのかわからないのです。 -
観光案内所はマーケット広場の近くにありました。しかし入ってみましたが観光客用のトイレが見当たりません。我慢です。
さらにトゥルク城への行き方を聞いたところ、係のおばさんに「あら?今日は残念ながら月曜日だからお休みよ」と言われてしまいました。
うーん、手持ちの「地球の歩き方北欧版」を見ると、9/21までは毎日開館、9/22から月曜休館とあります。今日は9/21月曜日ですから開いているはずなのですが、もう一度聞きなおしても「毎週月曜日はお休みです」とのこと。
友人に「その地球の歩き方は古いんじゃないの?」と言われ、調べてみたら2008年の日付でした。2008年の9/21は日曜日。9/22は月曜日。残念です。
でもまあせっかく来たので外観だけでも眺めておきたいと行き方を聞きました。
「マーケット広場のバス停から1番系統のバスに乗ると行けるわよ」
フィンランドの人たちは我々のつたない英語でも聞き取ってくれますし、我々にもわかるようにゆっくりはっきりとしゃべってくれます。親切な人が多いようです。
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まずはトゥルク大聖堂に向かって歩き出しました。トゥルクの町を東西に流れるアウラ川をわたります。
アウラ川には沢山の船が止まっていました。市営フェリーの乗り場などもあり、今も水運が盛んな街となっているようです。
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トゥルク大聖堂は1300年ごろに建造されたフィンランド最古の教会で、フィンランド福音ルーテル派の総本山です。
1827年に起きたトゥルク大火災によって甚大な被害を受けましたが、その後修復されています。
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大聖堂には小さな礼拝施設もいくつかありました。
大聖堂を一通り見た後はトイレです。教会のトイレは無料。ありがたいことです。古い歴史を持つ教会ですが、トイレは新しいものでした。トイレを借りただけでは申し訳ないので大聖堂の2階の博物館も見学しましょう。2ユーロ払って展示スペースへの階段を登ると、それほど広くない部屋に大聖堂の模型、昔使われていた礼拝の道具や聖職者の衣装、中世の彫刻などが展示されていました。友人は「イコンが見たい」とのことでしたが残念ながらなかったようです。他の町の教会を探しましょう。
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さて、次はトゥルク城です。冬の間は毎週月曜が休館日なので中に入ることはできませんが、せっかく遠くまでやってきたのですから外観だけでも見たいものです。トゥルク城は町外れの港のそばにあるので歩いてはいけません。そこで観光案内所で教わった通りバスで行くことにしました。
トゥルク大聖堂からマーケット広場に戻ってきました。広場に面した道路はバスターミナルとなっており、ひっきりなしにバスが発車しています。
これから乗る1番系統のバス乗り場を探し、しばらく待つとバスがやってきました。
トゥルクのバスは市内均一運賃で2.5ユーロ。乗車の際に運転手に渡します。
このバスは平日の昼間でも10〜20分間隔で運行されており、我々が乗ったバスも座席はほぼふさがりました。
バスは街の中心部から港の方に向かって走ります。バス停に着くたびに客の乗り降りがありますが、案内放送が一切ないためどこを走っているのかわかりません。
降りるバス停の名前が分からないので城らしきものを探そうと前方を凝視していると、運転手がこちらを振り返って「どこまで行くの?」と聞いてきました。
「トゥルクリンナ(トゥルク城)まで」と答えたつもりですが、発音がまずかったのか上手く伝わらなかったようです。
「トゥ・ル・ク・リ・ン・ナ?キャッスル?」と聞き返されました。ありがたいことにトゥルク城に着いたら声をかけてくれるそうです。 -
15分ほど走ると踏み切りがあり、単線の線路を渡りました。港が近づいてきたようです。そろそろでしょうか。
案の定踏切を渡った先のカーブにバス停があり、運転手がバスを止めました。
「あの左側にある建物がトゥルク城だよ」と教えてくれた運転手に礼を言ってバスを降りました。
写真はバス停の周りです。
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これがトゥルク城。トゥルク城は13世紀後半に、当時フィンランドを支配していたスウェーデンによって建てられました。その後要塞として使われましたが、現在は歴史博物館となっています。フィンランド最大の古城と言われてはいますが、外から見る限りとても城には見えません。
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時刻表を見ると列車は朝夕のみ、ヘルシンキ行きが5本、タンペレ行が2本の計7本しかありません。トゥルク港には朝と夜にスウェーデンのストックホルムからタリンクシリヤラインとヴァイキングラインの2社が運航する豪華客船がやってくるので、それに合わせたダイヤとなっているのです。
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駅前には広いバス乗り場がありました。時刻表を見るとやはり船の時刻に合わせたダイヤになっています。
駅舎は見当たりません。無人駅です。切符は車内で買えますから問題ないのでしょう。
「海が見えるかな?港に行ってみようよ」
友人と港のターミナルに行ってみましたが、残念ながら大きな建物に阻まれてほとんど見えませんでした。ストックホルム行きの船はタリンク・シリヤラインが夜の20:15、バイキングラインの船が21:00。まだ3時過ぎなので乗客はおらず、広いターミナルはがらんとしています。
ターミナルの自動販売機で飲み物を買って外に出ると1番系統のバスが止まっていました。どうやら行きに乗ってきたバスは港が終点だったようです。運転手に2.5ユーロ払い、再びマーケット広場に戻りました。
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さて、日本から届いたメールによるとロッテは負けてしまったようです。友人に「ロッテが負けてBクラス確定だよ」と話すと、「今リアルタイムに分かる日本の情報がロッテだけっていうのは面白いよね」と、この不思議な状況を楽しんでいるようです。
とりあえず、負けたロッテのことはひとまず置き、市内の繁華街をぶらぶら歩いてみました。ここは歩行者天国になっているようです。
両端の建物からワイヤーで吊り下げられた照明がとてもオシャレですね。電柱だらけの日本の繁華街よりも街並みが綺麗です。
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ふと横を見ると鯉のぼりが泳いでいました。
何かと思ったらビルの2階が日本食のレストランになっていたのですね。店の名前は「やすこの台所」とかかれていました。
季節外れの秋に、遠い異国の地ではためく鯉のぼり、なんとも不思議な光景です。
歩くうちにトゥルク駅の近くまで来てしまいました。本当は6時の列車でヘルシンキに帰る予定だったのですが、見たい場所は見ましたから、予定を1時間早めて5時の列車でトゥルクを後にしました。
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ヘルシンキが近づいてくると家が増えだしました。この駅では近郊列車を追い抜いていきます。
夜7時、ヘルシンキに到着。日が暮れてきました。
今日はフィンランドについて最初の夕食。初日ぐらいは豪華に行きたいものです。帰りの列車の中で地球の歩き方を見ながら高級すぎないフィンランド料理の店を物色していた我々は、ある店の紹介文に釘づけとなりました。
「レヴィントラ・ユーリ。伝統的なフィンランド料理を今風にアレンジして提供・・・」
「ふーん」
「アルコールメニューも豊富に揃っている、だってさ?」
「よし!そこにしよう」
お互い酒好きなのです。
レヴィントラ・ユーリはガイドブックには必ず載っている店です。予約できるようですが、あいにく電話で予約できるほどの英語力がありません。まあ入れるかどうかは行ってみればわかることです。場所はヘルシンキ中央駅から南へ約1キロ。地図を見ると駅前から店の近くまでトラムの10番系統が走っています。これに乗ってお店に行くことにしましょう。
駅の案内表示を見ながら乗り場たどり着き、2ユーロでトラムの切符を買いました。トラムを待っている人は多いのですが、切符を買っている人はあまりいないようです。
やがて10番のトラムがやってきました。乗り込んだ客は切符を運転手に見せるでもなく、そのまま座席に座っています。SuicaのようなICカードをカードリーダーにタッチする客もいましたが、ガイドブックにあるように一番前のドアから乗って運転手に金を払っている客はほとんどいません。どういうことでしょう。これでは無賃乗車し放題です。
トラムは車内放送がないものの、一番前と連結部に次の停留所が表示されるので目的の場所で降りることができそうです。街中を10分ほど走り、目当ての停留所で降りました。しかし目当てのレストラン、「レヴィントラ・ユーリ」はすぐに見つかったものの、中に入ろうとすると「ご予約の方ですか?」と聞かれました。予約していない旨を告げると。「すみませんが今日は予約で一杯です」とのこと。確かに座席はふさがっています。どうやらレヴィントラ・ユーリは予約必須らしいです。あまり広い店ではなかったのでやむを得ないでしょう。
満席ならば他の店を探さなければなりません。時刻は20時を回り、かなり腹が減っています。ガイドブックを見て近くの店を探したところ、レヴィントラ・サーガというフィンランド料理の店があるようです。今いるレヴィントラ・ユーリの前から西へ1キロちょっと。先ほど乗ってきた10番系統のトラムで停留所一つ分戻ると、レヴィントラ・サーガの目の前を通る6番系統のトラムに乗り継げるようです。
ところが、6番系統の乗り場に向かうと誰も待っていません。停留所のポールに怪しげな張り紙があったので読んでみると、英語とフィンランド語で「ここから先は工事のため運休です」とのこと。幸先悪いです。
しかたなく工事中の道を10分ほど歩くと目当ての店がようやく見えてきました。
店に入ると店員のお姉さんに「予約はしていますか?」と聞かれました。予約していない旨を告げると一瞬渋い顔をしましたが、テーブルが1席だけ開いており、なんとか入れてもらうことができました。
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レヴィントラ・サーガはフィンランド北部のラップランド地方の伝統料理を出す店です。店内はトナカイの角を使った照明が店内を彩り、なかなかしゃれた雰囲気でした。我々はラップランド北部の「イナリ」という地方の伝統料理のコースを注文。51ユーロ(約7,000円)とそれなりのお値段です。あとはやっぱりワインを頼みました。500mlで6.8ユーロの赤ワインです。料理が来る前にとりあえず乾杯しました。
「お疲れさん。フィンランドはいいね。最高だね」
「今日は歩いたからお酒が美味しいよ」
あまりにも腹が減っていたため写真を撮るのを忘れてしまい、料理が何だったのかあまり覚えていませんが、美味しかったことだけは覚えています。確かメニューは魚のオードブルにトナカイの肉料理、デザートがチョコレートケーキだったような気がします。トナカイの肉はコンビーフのような歯ごたえで、クセのない味でした。
フィンランドのレストランの会計にはサービス料が含まれており、チップを渡す必要がありません。これは楽です。
美味しい料理に満足した我々は酔い覚ましも兼ねてホテルアルトゥールまで15分ほど歩いて戻りました。
ノートパソコンを持参していますのでロッテの負けっぷりをネットで確かめようと思いましたが、ここのホテルのネットは有料。1時間4ユーロ、1日8ユーロです。1時間500円も取られるのはちょっともったいないのでネットはやめにしておきましょう。
明日はフィンランド北東部の街ヨエンスーに向かいます。朝7時の電車ですから寝坊は禁物・・・。
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