A.Bruckner詣で
6位
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- 旅行時期 :
-
- 2011/09/21 - 2011/09/21
- (約8ヶ月前・1日間)
- テーマ :
- 特になし・その他(作曲家のルーツを訪ねて)
- 投稿日 :
- 2011/10/09(約7ヶ月前)
- 写真 :
- 14枚
- コメント :
- 2件
- 旅の満足度 :
- 観光 :
- ホテル :
- グルメ :
- ショッピング :
- 交通 :

私が敬愛するクラシック音楽家の1人にオーストリアのリンツ郊外出身のA.Brucknerがいます.彼は幼いころに父を亡くし,13歳でザンクト・フローリアン修道院(Stift St. Florian)に預けられます.
彼はここで少年合唱隊に属し,音楽の訓練を受けました.
そして,ザンクト・フローリアン修道院のオルガン奏者に選ばれ壮大な教会のオルガンにヒントを得て交響曲を10曲ほど作曲しました.
特に知られている作品として,交響曲第4番『ロマンティック』などが挙げられます.
上写真は,A.Brucknerに縁の深いザンクト・フローリアンのバスが出ているリンツ駅.
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写真はリンツ駅内のバスターミナルで,駅の地下に位置している.ここからリンツ各地のバス停に接続されている.私が今回お邪魔する所は,リンツ郊外(バスで約30分)のザンクト・フローリアン修道院です.300年ころ聖人の埋葬地の上にたてられた教会です.
インフォメーション・センターでSt.Florian行きはB8乗り場の410番のバスで行けるとの事(2011年9月現在).30個の乗り場が在り,行き先表示板で行き先を確かめて乗る.乗り場は写真の様に島が3つに分かれて居て,B8は真ん中の島に位置する.道路を渡る際に通るバスに注意したい. -
バスの行き先掲示板.それぞれ細かく地名が記されている.St.Florian bei Linz行きはB7〜B8乗り場と云う事が分かる.やはり最初にインフォメーション・センターで聞いておいて良かったです.
他の地名もどんなところか興味が沸いて来る.時間があったらゆっくりバスでリンツ市外を巡るのも面白いかもしれない. -
このバスで目的地をめざす.乗り込む際に運転手に行き先を告げて運賃を支払う.St.Florian Einsatzzentraleのバス停までTageskarte(ディチケット)1枚を購入した.5.4ユーロ(2011.9現在).
日本と違い,前のドアから乗車する.
バスの中は大変快適.リンツ市内から抜けると広い草原が広がり,長閑な風景が広がって居る.
乗っていた,若い青年が下りる場所を教えて下さった.St.Florian b.Linz Einsatzzentraleか1つ先のバス停St.Florian b.Linz Altenheimで降りると良いとのこと. -
バスの道中にて.たまたま撮った写真.後で調べると,オーストリアのホームセンターZGONCと云う店らしい.HPを見てもチラシがアップされていて,面白そうである.また何時かお邪魔したい.
因みにトヨタ車アヴァンシスがこのバスの横を通り抜けていった. -
バスの道中にて.小さな村の集落を抜けると広がる牧草地帯.深い緑が美しい.オーストリアの田舎は(例:グラーツ->ハルシュタット,ハルシュタット->グムンデン->リンツ)の景色はこのような長閑な風情を味わうことが出来る.但し,ハルシュタット付近に成ると3000メートル級の山々が間近に迫ってくる.此れも又一興.
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ザンクト・フローリアン修道院に到着.入口より入りふとわき道の畑に入る.そこより見た風景.牧歌的な味わいが在る.A.Brucknerの交響曲は「ブルックナー霧」と呼ばれる弦楽器(ヴァイオリン,ヴィオラなど)のトレモロ(弓を細かく震わせて細かい1音1音の音を奏する技術)が用いられる.そして,金管楽器(トランペット,トロンボーン)が長い音で和音を演奏する箇所がある.
私がかつて属していた吹奏楽ではトロンボーンの担当であり,よくこの和音を吹き壮大な教会をイメージする事が少なくなかった.現在はViolinでBluckner氏のメロディには多々お世話に成っている・・・
【ブルックナーにあっては,(中略)むしろ音楽に心奪われた状態として,音楽一般の最も空間的で最も客観的な部分への参入として展開される.そこではひとは走馬灯のように追憶のイメージを見つめ,時間的なものの逼迫から開放されている…(『ユートピアの精神 P.100 エルンスト・ブロッホ/好村訳 1998.』】
今回の訪問は半日だけであったが氏の交響曲の真髄を味わう事が出来た.
雄大な自然と敬虔さを味わう事が出来る1曲.
『交響曲第4番「ロマンティック」』
カール・ベーム指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を秋の夜長のお共にどうぞ・・・
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バスでリンツ駅から揺られる事30分.乗客もここまで来る人は余り居ない.入口から入った途端,建物の大きさに驚愕する.
写真は,ザンクト・フローリアン全景.写真手前が,West wing,Collegiate Church(1686-1708年完成)は写真奥の建物. -
Collegiate Churchに入る.後ろに,荘重なブルックナーオルガン(Bruckner Orgel)が見える.F.X.Krismann(1726-1795)が1770-1774に製作したもの.かつてはKrismann-Organと云った.世界二次大戦後7343本のパイプに増強されたオルガンになった.リンツ市内の旧大聖堂にもA.Brucknerが弾いたオルガンがある.左側にはミニオルガン(J.Remmer, 1961年作成)が在る.
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一回建物より出る.写真はWest wingの入口.この入口付近にお土産や 兼 ガイドツアーがある.ドイツ語のみしかガイドをしていないとの事(2011.9現在)ここを奥に行くと,中庭(Monastery courtyard)に出る.
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Monastery courtyard(中庭)を望む.中央の噴水の鷲の彫刻はJ.J.Sattlerが1757年に製作したもの.奥にWind Towerが見える.Wind Towerには時計(Mechanical clock)が備え付けられている.芝,木々の手入れが隅々までされている.オーストリアには雑草をあまり見ない為,短い緑の植物が生え見栄えが大変良い.
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最後に成りましたが教会の聖堂の写真です.私は当時,ここに居る事自体が不思議な感じでありました.このような素晴らしいものがこの世に存在することが驚きでありました.A.Brucknerの交響曲は聴き始めて20年が経とうとして居ます.最初はブロムシュテットのドレスデン響,ヴァントのNDRも聴きました.最近はベーム/ウィーンがお気に入りです.建物を1から作り上げ最高の藝術品と成る事と,ブルックナー交響曲の1から組み立てられた其々の楽器を生かし美しいメロディを遺し大曲として結実させたのです.
曲を聞く時はいつも当時の情景が思い浮かびます.
丁度,この写真を撮った時は,パイプ・オルガンの工事をしていて教会全体が響いていました.
日本から飛行機で約14時間(乗り換え有りの場合)のウィーン,そしてウィーンから約2時間のリンツ,そしてリンツから約30分の位置する遥かに遠い場所ではありますが,音楽を聴く時には深いつながりが生まれました.
特に残しておきたい旅行記を此方に挙げました.予算も抑えられ,最高の旅が出来ました.航空会社さん,旅行会社さんに大変お世話に成り感謝申し上げます.今後ともオーストリア旅行に於いては長いお付き合いに成りそうです…
是非,ブルックナーの交響曲を愛する人に,訪れて欲しい場所です.
最後までお読み下さり,ありがとうございました.(撮影機材は10年選手のオリンパス:C-3030Zです.ありがとう.)
参考文献:Stift St. Florian(お土産屋にて購入(英語))
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