51 ベトナム ハイフォンの魅力
1位
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- 旅行時期 :
-
- 2010/05/05 - 2010/05/12
- (約2年前・8日間)
- テーマ :
- 特になし・その他(ひとり旅)
- 投稿日 :
- 2010/05/17(約2年前)
- 写真 :
- 83枚
- コメント :
- 8件
- 旅の満足度 :
- 観光 :
- ホテル :
- グルメ :
- ショッピング :
- 交通 :

喧騒の中にもひっそりとした路地裏を持つハイフォン。
その魅力のラビリンスから中々抜け出せないでいる俺が居た。
-
別にハノイが嫌いな訳ではない。
ただ、ハイフォンが俺にとって面白いだけなんだ。
ロンビエン発9:30の発車を待ち切れず、宿から徒歩5分なのに8:30には出てしまう。
切符を購入40,000vnd
改札も始まってない。
何を慌てているのか?
俺は、わざわざご丁寧に出口から入場してしまったw
係員にチケットをチラッと見せただけで素通りだ。
多分この時の俺には、泣く子も黙るベトナム国鉄職員さへ近寄り難い鬼気迫るオーラを放っていたに違いないw
列車に乗り込んでみると乗客は誰も居ない。
「あれ?今日はやけに空いてる。」
荷物を網棚に置き、どっかと座席に腰を据える。
職員が何人も脇を通り過ぎるが何も言わないw -
熱でもあるのか?
やけに喉が渇く。
改札脇のキヨスクで「柑橘系生ジュース」を飲む。
10,000vnd
この時ひとりの日本人と出会う。
長崎からGWを利用して来たそうだ。
鉄道マニアで大切な最終日をハイフォン往復で過ごすのだと言う。
造船の設計に携わっているそうだ。
「前から気になっていたんですが、巨大なタンカーなどの船舶エンジンって一体何気筒なんですか?」
「基本は6気筒です。」
これは意外だった。俺はまた36気筒位あるのかと想っていたw -
彼ものんびり列車の旅を楽しみたかっただろうに、俺に2時間半、話相手にさせられとんだ迷惑だったのかも知れないw
「バインダークァってご存知か?」
「知りませんが・・」
「それじゃ、ぜひ食べて行った方が良い。何なら俺が案内しましょう。」
「はぁ」
彼は嫌がるでもなく、大人の対応をしてくれたw
そこにひとりの寸詰まりの女が登場した。
珍しく英語で話しかけてくる。
「良いホテルあるけど、如何?」
彼は日帰りだし、俺は前回の25万ドンの宿に満足している。
「ここから直ぐ近くて24$です。」
「それってドンでいくら?」
「・・ドンです。新築の良いホテルよ。」
聞き流し、俺は彼を市場に案内する。
「市場に何しに行くの?」
「バインタークァ食いに行くのさ。」
「この時間、市場じゃやってないよ。」
「そうか? 前回この先で食ったぞ?w」
「それじゃ、私が案内するわ。こっちこっち。」 -
確かに市場のまん真ん中に露天のバインダー屋があった。
どれどれと云う気持ちで食う。
「これがそのバインダーってやつですか・・」
「どうです?」
「これは・・う〜ん・・中々美味い。」
「蟹だしが利いてるでしょ、それに麺に歯ごたえもある。」
「これ、何で茶色っぽいんですか?」
「さとうきびの汁で練り込んでるんですよ。」
「ほほう」
まるでひと月前に初めて食った人間の講釈とは思えないw
「色々トッピングがあるでしょ? でも何も入れず地の野菜を散らすだけで食った方が美味い。」
「なるほど・・」
もう独壇場だw -
「これで20000なら普通、10000なら当たり。」
会計すると、ふたりで20000。
「当たりましたねw」
この後も客引きの女は食後のデザートとばかりにマンゴスチンをふたりに持って来る。
「余り彼女を引っ張るのも気の毒ですよ。」
確かにその通りだw
そこで俺は、
「25万なら試しに泊まる。何故なら他が25万であるから。」
「何日泊まるの?」
「最初は試しだから1日さ。でも気に入ったら1週間ほど泊まるかも知れない。」
「ok 付いて来て。」
日本人の彼とはここで会釈して別れる。
場所は駅の南側だから、広場からは若干離れる。
だが、思ったより近い。
部屋を見せてもらう。
確かに新築だ。匂いから違うw
「wifiは出来る?」
「はい。」←これはフロントの女性。
確かに文句の付けようが無いw
「だが・・俺にはもうひとつ問題があるんだ。」
「何?」
「このパックの中に鍵を入れたまま施錠してしまったんだw」
これでハイフォンで2度目だ。
なんの因果だろう?
「これを開ければ良いの?」
「金鋸で切断しても構わない。」
「それだと勿体ないでしょ? じゃついて来て。」
ホテルから徒歩一分。
鍵開け屋は交差点の歩道で営業中だったw
「私が交渉するからあなたは黙っててね。」
そして5分後、無事解錠を済ませホテルに戻るふたりだった。
鍵開け代40000vnd
こうもあっさり開くと・・喜んで良いのか・・心配した方が良いのかw -
「あなた、明日何処行くの?ハロン湾観光に行かない?」
「ハロン湾?そんなの見に来たんじゃない。用事が有って来たんだ。」
「おー、仕事なのね。」
「まぁ・・それに近いかも知れん。」
「用事があったらいつでも電話して下さいね。これが私の電話番号。」
『まぁ、無いと思うぞ。』 -
翌朝10:00になると例の客引きの女から電話が入る。
「おはよう。」
「おはよ。」
「何か、用事ないですか?」
「うむ・・そうだ! 散髪したいんだが、女性用の美容院でしたい。それに全体的にバランス良く、2cm位カットしてくれるよう頼んでくれないか。」
タイで刈り上げに合い懲りてる俺は、客引きの女に女性用の美容院まで案内してもらう。
2cmにしたのは、念には念を入れて修正が利くようにしたつもりだ。
だがそんな心配は全くと言っていいほど無用だった。
かなり上手い。
行きつけの理髪屋よりセンスが良い。
値段は150000don
リベート込みかも知れんが、仮に歩道散髪で刈り上げられ数日憂鬱になるのを考えたら安いもんだ。 -
そのまた翌日にも10:00に電話。
「何か用事ない?」
「実は・・・」
どうしても日本に電話したい用事が出来ていた。
勿論ホテルからの電話もあるが、折角ならとベトナムの携帯電話事情を聞いてみる。
「シムカードが10万ドン、プリペイドが1.5万ドンね。」
彼女もそんなには詳しくないらしく、しきりに自分の携帯で誰かに聞いていた。
そして・・ものの10分でホテルに届けられた。
チップをセットして完了。
+81 3 ......通じないw
「ちょっと貸して。」
電話会社と話している。そして番号プッシュ迄してくれて呼び出し音も確認しているみたいだw
「ok 話せるわよ。」
至れり尽くせりw -
このおばちゃん、俺の事を覚えてくれていた。
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10389075/
俺を見つけるなり莞爾と笑い、椅子を勧めてくれる。
ノートPCで、去年の夏の写真を見せると手で顔を覆い照れる。脇の子はどうやら孫娘らしい。
となると・・近くに母親が居るはずだが・・ -
【再会】
大学を休学してまで旅をしている青年が訪ねてくる。
名を・・忍としておこう。
バンビエンで一緒に晩飯食った折、「幻の岬」について語ったところ興味が湧いたようだ。
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10456277/
メールでハイフォンの俺の所在を確認しに来たので教えたところ、早速翌日にはホテルに訪ねて来た。
たまたまツインの部屋だったので、3泊泊めてあげることになった。
それにしても不用心な青年だ。
俺が悪党だったらどうするつもりだろう。 -
【ドーソン】
青年は置屋に行くのは初めてだそうだ。
「じゃ、まぁ初回だけ着いてキナヨ。」
置屋の作法なるものを、簡単に説明した。
青年は岬が気に入ったらしかった。
何故なら、翌日朝から。
「ちょっと出かけてきます。」
「どこへ?」
「ドーソンですw」
「・・・いってらっしゃい。」
中々飲み込みの早い青年だw
帰って話を聞くと、銀輪に跨り日傘を差しての練習風景までつぶさに観察してきたそうで、
「それって、普通の海水浴客じゃないの?」
「いえ、違います。明らかにその筋の女の子でした。」
「ふむ・・」
流石半年も一人旅しているだけあって、勇敢だ。
置屋の一番奥まで行って、
「奥はダメですね。みんな化粧が濃くて、好みじゃありませんでした。」
「それじゃ、キャンセルして出て来たのか?」
「はい。結局、昨日教えて頂いたところで3人目でokが来ました。」
「・・・・」 -
【パインダー】
青年には名物のバインダークァも食わせた。
十数軒回ったが・・ここが一番美味かった。という店に連れて行った。
青年も実際3-4軒は廻っていた。
「これ・・うまいっすね。」
「うむ。味的には一番だが20,000vndだからな。」
青年はその店が相当気に入ったようで、その後何度も足繁く通った。
「店のおやじは、味噌みたいなタレを薦めるんですが、何にも入れない方がうまいっすね。」
こいつわかってらっしゃるw
ちょっと驚いた俺だった。
「このバインダークァ、東京でやったら流行ると想うか?」
「値段次第ですが、かなり流行りますね。」
「いくらならイケると想う?」
「希望としては500\ 出来ればそれでお願いしますw」
「お願いしますってw・・俺がやる訳じゃないし。」
「そうなんすか? てっきり考えてるのかとw」
中々するどいw
「じゃ、まあ俺でもいいや・・やるとして一日何杯いけそうかな?」
「場所次第でしょうが・・・昼時で200 夜200」
「そんなに売るんかいw そりゃ売れ過ぎだw」
「じゃ300で売り切れ御免にしたら・・どうすか?」
「それくらいがいいなw」
「多分、それだと昼で終わっちまいますよw」
「そんなに売れるかねぇ・・」
「今までに無い味、風味、500\ 売れないわけが無い。」
「内装はハイフォンのまんま、風呂桶椅子か?」
「それで壁には路地裏のスチールを張ればok」
「作るのは、バインター屋のおばちゃん連れてって、『給料1千万ドン出す。』って言えば来るだろうな。」
「鬼ですねw おばちゃんにはベトナム編み笠がユニフォームだと言って無理にでもしててもらいましょうかw」
「そそ。そんでもってあのデカイマスクもしてもらってたっぷり演出してもらおう。」
「500\×300=150,000 で25日で3750,000\ですか・・半分でも200万近い儲けかぁ・・」
若いだけあって計算も早いw
だが・・・150万の儲けなら確かにやってみたいと想った俺だったw -
忍と市場を散歩
生牡蠣を発見。1kg 30,000vnd 5個程度。
持参の醤油で食す。
「あの一個だけ・・貰って良いですか?」
忍、生牡蠣初挑戦だそうだ。
「美味いっすねぇ!もう一個いいっすか?」
忍もだんだん大人になっていくw -
ビールは薄味w
アルコール度数3.5%ほどの雰囲気。
突き出しの「煮ピーナッツ」も美味い。
さ〜て、お勘定!
試しに50,000vnd出してみる。
釣りが・・43,000vnd
早速、忍を誘いに行く俺だった。 -
【旅立ち】
「じゃ俺、そろそろ行きます。」
「そうか、元気でな。」
「色々ありがとうございました。」
「・・・・」
ホテルの玄関まで見送る。
ハロン湾見物後、南に下ると言っていた。
部屋に戻ると、フロントから電話
「あの、お友達の方が・・」
忘れ物かな?降りてみると、手紙にお金が添えられていた。
「あの野郎!」
追いかけてみたが、もう姿は無かった。
『おい、青年よ! これ読んだらメール寄こせ。だが金は余計だぞw』 -
そして俺はいつもの定食屋で遅い晩飯を摂るのだった。
前 50 タイ・サムイ島>>>【大移動】>>>ベトナム・ハノイ
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10456277/
後 52 ベトナム 国境の町へ ハイフォンーモンカイー東興
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10463484/
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