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シャングリラ・ラサリアのオランウータン - コタキナバルのクチコミ

malayloveさん 写真

malayloveさん
男性 / コタキナバルのクチコミ : 3件
旅行時期 : 2005/06(約19年前)

 今回2度目のコタキナバルの旅の目的は一番にオランウータンに会うこと。
そのためコタキナバル市内から40分という街から遠いシャングリラのラサリア
に滞在することにしました。
オランウータンに会うにはホテルのすぐ裏にある東京ドームの2倍はあるという
広大なジャングルの山に親から離れて一人では生きてはいけないという数多くの
動物が自然の形で保護生活をしているといいます。
まず私たちはホテル内ロビーのバーカウンタ横の予約カウンターで予約を入れます。
一日10時と午後2時の二回、一回に30人に限って見学が許されます。
このホテル滞在者は一人35RMです。
朝10時前にホテルすぐ横のネーチャーランドの入り口に集まりました。
まずここで動物保護にあたる隊員の方からこの保護施設の概要や目的、ジャングルに入るための注意などが映像を入れて説明を受けます。
日本人の私たちには日本人のジョーという若い隊員さんが同行してくれました。
体中に蚊や虫除けの薬を十分に塗っていよいよジャングルに入ります。
途中には緑色の小さなブドウのように一杯なった植物を眺めているとジョーさんからそれは猛毒だから絶対触らないようにと注意がありました。
やはりここはジャングルなんだ、勝手な行動は許されない。
10分あまり登っていくと少し視野が広がるところに突然にオランウータンが数匹綱渡りやら木登りをしているのが見えた。
まだ幼い赤ちゃんのようだ、可愛い!思わず叫びそうになって声を潜めた。
でもやはり可愛い、私の視野の左側に大きな木の中腹(下から4mぐらい)に止まり木があってそこにまるでお母さんのように餌を与えている隊員に赤ちゃんのオランウータンが二匹がじゃれているようだ。
他にも太いロープでブランコのように遊ぶ一匹、他にも木登りをしている一匹、
ここの保護センターには現在六匹の赤ちゃんオランウータンを保護しているそうで、今日は四匹が出てきている。
一匹も出てこない日もあるそうで、今日は多いほうだという。
そしてその向かい側、6mぐらい離れたところに同じぐらいの高さに観客席が作られている。私たち以外に日本人も数人、それにオーストラリアやら中国人など20人あまり、固唾を呑みながらじーと可愛いオランウータンの動きを見つめている。
時には見学者の私たちに愛想を見せるように近づいてきたり手を差し伸べようとしたり、いろんなショーを見せてくれる。
40分ほどその行動が続いて、だんだんにオランウータンは離れて行き、山深いところへと去っていった。
オランウータンは母子愛が強く、一人の子供が生まれると母親は6年ほどその子供にかかりっきりで、兄弟は作らないという。
そのため、母親に死なれた子供のオランウータンは生きてはいけないのだそうで、
こうした施設で保護し、ある程度オランウータンとしての行動が出来るようになってから更にサンダカンのセピロップへ移動、そこでは本格的な自立できる訓練を続けるのだそうだ。
1994年にこの施設が出来てからこれまでサンダカンに送られたオランウータンは11匹だそうで、そのこの写真も展示されていた。
私は滞在中に二度ここをたずねた、ぜひ皆さんもとても可愛いオランウータンの赤ちゃんに会いに行ってみてはどうでしょう。

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