困難クライマーおんねこのひとり旅〜ラサ編〜
19位
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- 旅の満足度 :
- 5.0
- 観光 :
- 5.0
- ホテル :
- 4.5
- グルメ :
- 5.0
- ショッピング :
- 5.0
- 交通 :
- 4.5
- 交通手段 :
-
- 現地移動 : 高速・路線バス / 観光バス / タクシー / 徒歩 / 飛行機
- 一人あたりの費用 :
-
- 旅行費総額 : 5万円 - 10万円
- 同行者 :
- 一人旅
- 手配内容 :
- 個別手配

2006〜07年、上海留学中のおんねこが
いきあたりばったり! 壁にばかり行き当たるひとり旅を実行してたんだよーという記録。
・せっかくだから現地のネットワークを使って旅行を手配!
→予約の確認電話がかかってくるたび胃痛が沸き起こる。なぜかって?中国語が不自由だからさ…
・旅の間は日本語厳禁!現地の人とふれあいまくる!
→忘れてた…わたし、社交性ないんだった…
・壁に当たったら立ち向かう!交渉&ねばりで問題を打開!
→中国人の粘り強さには勝てねえぜ…
ということで様々な困難に突き当たりながらも
「困難が 打ち砕けぬなら 登ればいい」
の合言葉のもと、
困難クライマーとして修業を重ねた日々の紹介です。
**********
二編目となる今回はチベット旅行編!
大学の後期を終え、やっと勉強から解放された御猫は
中国に来たら絶対行きたかったチベットへとようやく歩を進める!
入蔵料500元や向こうでの宿の手配(業者がいい加減)など、
胃痛を再発させるようなできごとに見舞われ、
またラサ市内でもいろいろと困難におしよせられながらも
ひとりで高山病と戦い、
また現地で仲良くなった学生さんたちに支えられて
ポタラ宮にも入ることができました♪
番外編の〜チベット林芝編〜は
http://4travel.jp/traveler/onneco/album/10634845/
へどうぞ♪
-
ラサ空港に到着!
ちなみに上海から成都を経由してきています。
同じ旅程の中で、
上海→成都→チベット→成都→黄龍→成都→上海
と、成都を基軸にして移動していました。
空港の時点でめまいが…
そう、ここラサ空港は高度が富士山とほぼ同じ!
高山病対策には普通は列車で来るのがいいのですけど
時間節約のために飛行機を選んじゃいました。 -
この日のお宿。
ツインですけど、実際は一つしか使っていません。
ひとり旅だからね!笑
えーこのホテルですが、2日目にちょっとおでかけのつもりが
チェックアウトだと勘違いされて
新しく部屋を取り直すという災難にも見舞われました。
まだ時間に余裕があるので横になったのですが、
頭痛で目覚めました…
そう、これが高山病! -
高山病対策に持ってきた「紅景天」という漢方薬を飲みましたが
すぐには効いてくれません。
ますますひどくなる頭痛…
ここで思い出したのが、中国人の友人の言葉。
「無理せず酸素ボンベを買うんだよ。ま、ちゃんと鍛えてれば必要ないと思うけどねwwwww」
すみません!
鍛えてないんで無理でした!!
ということで近所にあるという薬局に急ぎます。 -
二日目はナム湖と羊八井に行くことに!
チベット市内でも手配はできるかと思います。
このツアーもあんまり順調じゃなくてですね、
羊八井でなぜかバスを乗り換えさせられて、
外国人(欧米系)だらけのバスに乗せられました。
曰く、
「外国人は外国人専用のガイドなしバスなのwww」
おい!!中国語でいいからガイドきかせろwwwww -
高度5400mでバスはいったん停車。
運転手「ナム湖が見えてきましたよ〜
ちょっとここで休憩するからね〜」
YATTA!!
ということで飛び出そうとしたら
運転手「酸素薄いから走ったら斃れるよ〜」
ハイ…
酸素ボンベ片手におそるおそる降りる後ろで欧米人が
「OH〜!チキンガ〜ル!HAHAHA!」
みたいに言ってましたけど
その人が出発時には頭痛で苦しんでてクスッとしました。 -
羊八井は温泉というふれこみでしたが、
本当はただの温水プールでした笑
近くにいた中国人に、
「日本の温泉とかなり違いますね」
という話をしたら
「裸で40度以上のお湯に入るって危なくない?」
って言われました^^
私の説明が悪かったのだろうか… -
帰ってきてからは大昭寺へ!
このお寺の日本名がわからないので、
このサイトでクチコミ投稿できないのが残念。
鮮やかな色味が印象的な寺でした。
五体投地で一回一回寺に近寄っていくチベット仏教徒たち。
ナム湖から帰ってくる道すがらも、五体投地する人たちを見かけました。
そうやって近づいてきたときの大昭寺のすがたは、どう映るのでしょうか。 -
チベットに来たい、と一番初めに思った理由は
全然違う文化というものを見てみたい
という欲求からでした。
それだけならいろんな場所があるかと思うのですが、
中国に来たはじめのころに
ナム湖に一人たたずむ老人が、朝日を迎えている写真をどこかで見て
これだよ!
この異郷感!
この孤独感!
と非常に感じ入りまして、
それからというもの、チベットに行くための資金稼ぎに奔走しました。 -
絶対また来たい!
ええーちなみにこの服装なんですが、
私はひとり旅をするときに
「金持ちに見られるとなめられる」
という信念から、ぼろのズボンしかはいていませんでした。
旅行記の「ひとり旅」シリーズはすべてこの
膝が裂けたジーンズで臨んでおります笑 -
でもここでスリに合いそうになりました><
間一髪、直前で気づいたのでよかったですが、
チベット民族の青年二人でして、
その場で説教しちゃいました笑
中国全土で盗難ってよく遭いますよねー。
お財布は前にかけて使うのが一番。
肩掛けバッグなんかには絶対入れない方がいいです。
わたしはパスポートとお財布をいつも
首から下げた小さい袋に入れて持ち歩いていました。 -
日も暮れてきたのでお宿へ急ぎます。
この路地では、カメラを持っていることさえも危なく感じました。
漢民族すらほとんど通らぬ街に日本人が、
しかも旅行者然とした姿でとおっているのは
現地の人にも奇妙に見えたのでしょう。
あるいは狙われていたのかもしれません(ゴルゴに)。
この道での写真はすべて、胸にカメラを構えてシャッターを押すのも見えないように撮っていました。
ゆっくり構えてたら殺される!って思ってましたから笑 -
その夜はご飯を食べた後にタクシーでポタラ宮近くへ。
このあたりは夜景もきれいです。
そうそう、チベットは西端にあるせいで
日が沈む時間がすごく遅いです。
8時くらいに夕暮れって感じでした。
その分夜も遊べるのでいいですよね♪ -
登っていく道の途中からは奥の解放軍の公園と、
手前には城門が見えます。
修復作業をしている人たちがいたのですが、
その人たちがくちずさむ(っていうかかなり大声で歌う)民謡?
のような歌が聞こえてきて、
トンテンカンと壁などを打つ音に合わせて拍子よく耳をなぜていきます。 -
大昭寺とおなじようなマークがついた幕。
ここから先が城内です。
建物の中は撮影禁止で、
撮影がばれるとすぐに僧侶が飛んできて
カメラを取り上げられてしまいます。
外国人でもマナー違反の人が多いということですので
行かれる方は同行者の方にも気を付けてあげてくださいね。 -
…で、出てきました笑
なんというのか、
いままでイメージしてきた「城」の概念とは
かなり違う、質素な建物でした。
でもどの間に行っても仏様の姿があり、
「拝む」スペースこそが王宮最大のおもてなしだったのではないかなという印象を受けました。
信仰によって人の心がまとまっている街・民族の王というのはこういうものなのかもしれませんね。 -
特にすごかったのがこのおじさん!
チベットには長唄があるんですけれど
最初の日の欄にも書いた通り
チベットは高地、酸素の薄いところです。
こんなところで長唄なんて!
しかもこんなおじいさんが!!!
と思っていましたが、さすがショー、
見事な長唄、息の長さに拍手喝采! -
ショーのあいまにいただいていたのがこのチャイ。
ヤギの乳を使ったお茶です。
日本でも飲めるミルクティやチャーイのつもりで行くと結構大怪我します笑
紅茶は日本のほど薫り高くないですし、
ヤギの乳は脂分が多くて舌にまとわりつきます。
わたしは事前情報ありで飲んだので結構いけましたが、
何の印象もないとつらいでしょうね… -
回すだけでお経を唱えたことになる、という
チベット仏教独特の仏具。
このころには境内には誰もいなくなっていて、
ガラガラ回る音だけが響きました。
色拉寺は道の左右にお堂が分かれて設置されています。
入口から左の方が見どころが多かったですよ。 -
狛犬ちゃんたち。
ぐるっとお堂を回っていると偶然おつとめ中の僧侶さんに出会いました。
僧侶「雨の日なのによく来たね」
おんねこ「はい、今日でラサを離れるので名残惜しくて来ました」
僧侶「そうか、じゃあちょっとお祈りしてあげよう」
ということで、小さな仏様の前で、
仏様に願いが直接通じる、というお祈りをしてもらい、
仏様の額と私の額を棒でつないでもらいました。
いまでも思い出すだけで有難く、信仰のこころの明るさに幸せな気持ちになります。
(おんねこは無宗教の人間です) -
一通り回ったところで時間切れ。
その後は後ろ髪をひかれつつも
「きっとまた来られる」
と信じてラサを後にしました。
その後のチベット暴動などのニュースにより
私の歩いた街並みも大きく破壊される映像に出会い
非常に悲しい思いをしました。
渡航についても、制限が厳しくなったと聞いています。
この色拉寺からも僧侶が暴動に巻き込まれたとか。
私との一瞬の縁すらも大事にしてくれた人が
力を以て戦おうとまで決意するその対象はいったい何なのでしょうか。
日本にいる私がいくらぐちゃぐちゃいってもそんなものはただの推論なので、
ただただ、元気なラサにまた一歩を踏み入れたいと願うのみにとどめます。
チベットは優しい人ばかりの街でした。
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