私が日本人初の成功者!! 「ギネス公認世界一の高低差のアブセイル/ラペリング」。レソト、マレツニャーネ滝
1位
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- 旅行時期 :
-
- 2008/12/27 - 2009/01/03
- (約3年前・8日間)
- テーマ :
- その他スポーツ・アウトドア
- 投稿日 :
- 2010/02/26(約2年前)
- 写真 :
- 23枚
- コメント :
- 21件
- 旅の満足度 :
- 観光 :
- ホテル :
- グルメ :
- ショッピング :
- 交通 :

2008〜2009の年末年始にて、
南アフリカ共和国の内陸国であるレソト王国に行ってきました。
2010年、サッカーのワールドカップが開催されるので、
ひょっとしたらついでにという感じでレソトを訪れる日本人が増えるかもしれません。
ひょっとしたら「珍獣ハンター」と名乗る女芸人が訪れて、
おふざけのレポートをするかもしれません。
その前に旅行記を載せておきます。
どなたかのご参考にでもなればと。
さて、レソト訪問の目的はいくつかありましたが、
一番大きなのは、「ギネス公認!世界一の高低差のアブセイル」を体験する為です。
アブセイルとは日本だとラペリングといったほうが分かりやすいかもしれません。
って、ラペリングも知りませんよね。。
アブセイル(アブザイレン)/ラペリングとは
日本語で言うと『 懸垂降下 』です。
具体例はヘリコプターやビル、崖などの高いところからロープを地上まで下ろし、
そのロープに沿って下りることです。
映画やテレビで海難事故とかでレスキュー隊が救助活動を行うシーンや、
SWAT等がビルへの急襲作戦のシーン、
ちょっと古いけど映画ミッションインポッシブルでトム・クルーズが
部屋の天井からロープでぶら下がるシーンのような技能です。
また、行う場所が凄いんです。
アフリカで落差最大の滝(直瀑)、マレツニャーネ滝のすぐ横です。
「え?最大はビクトリア滝じゃないの?」
違います。落差はビクトリアが108m
(資料によって違いますが70mだったり、150mだったり。。まぁ100m前後です)
マレツニャーネは約200m。約二倍の落差なんです。
あ、実は南アフリカにトウゲラの滝があります。
この滝は世界第二位の落差、947mなのですが、「段瀑」です。
(一位のベネズエラのエンゼルフォールは有名ですが、
二位って知ってる人少ないと思います。マニアックですよね〜)
なので、単体の直瀑ではマレツニャーネ滝で上記は間違っていないんです。
さて、アブセイルは初体験なのに、いきなり世界一に挑戦して大丈夫なんだろうか??
更に、スタッフに聞くと、日本人では初めての挑戦者らしい。
そのあと、過去の参加者のリストを見たが日本人らしきひとはいなかった。
そりゃそうか。。レソトに来ても首都マセルからここセモンコンはとても遠い。
来ても滝くらいで何もない。
まあ、何もないものを求めてここに来たのだが。。
「よし、日本人初!やっちゃいましょう!!」
-
一人、三回降下を行って練習は終了です。
この練習は楽勝!
自重でするする降りれます。
岩壁を蹴って降下、
トンッ、スゥ〜ッ、トンッ、スゥ〜ッて降下する。
俺ってレスキュー部隊っぽくね?
だから、ハイディ、遅いって!
-
女性が3人おわりました。
次はハイディの番。。と思ったら雨が降ってきました。
「今日は中止だ!」低い声で現地のスタッフが口を開く。。
「え?えぇ??俺、明日の昼帰るんだよ!」
「仕方ない、明日やろう」
実はザイルが雨にぬれると滑りやすくなるのではなく、抵抗が増して滑らなくなります。
降下完了までに1時間かかった例もあるそうです。
下を覗くと最初に降りたオーナーが。。
米粒のようじゃん。 -
一番の目的が。。。
本日達成出来ず落ち込んでしまった。。
明日というが飛行機に間に合うんだろうか。
一抹の不安を覚えるも
「まっ、しゃーない」と気持ちを切り替える。
ハイディらと共に又、滝を見に来た。 -
現場に着くと既にスタッフは準備を終え、くつろいでいた。
今日は天気は?
「ふらへんのんちゃう?
っておまえ、今日、帰るんやろ。
はよ、準備せ〜や」
あ、はい。すみません。
今日、昼の飛行機でレソトを発つ私は最優先で
最初のスタートです。
普通は下で待つのですが、待つ余裕はないので
降りると同時に空港に向かうこととなる。
ハイディらに今までのお礼と
今後も変わらぬ友情を伝え、
降下を始めた。
-
コンデジ持ったままおりていい?
「おまえ、あほちゃうか。
持ってけるわけあらへんやろ。
あぶないっちゅ〜の」
渋々、ポケットにしまうと、
「おまえ、なめてるやろ」
とビニール袋を差し出す。
「これに入れとかへんと一発やで」
滝の横なので多少は濡れるかなと思っていたが、
どうやらそんなそんなに甘くないらしい。
「わかった」とビニールに包んだコンデジを
チャック付きのポケットに仕舞い込み
ト〜ンと岩を蹴る。
シュ〜っと降下を始める。
今日は昨日とうって変わって天気が良い。
右上を見上げると勢いよく流れ落ちる滝口、
轟々と流れているはずなのに
キラキラと輝いて音が聞こえない。
夢の世界の様である。
・・・
しかし、その夢の世界も20分後には地獄に変わる。
下になるほど滝の流れは広がり、
水をかぶるようになる。
そして濡れたザイルはもの凄く重い。
普通、濡れると抵抗がなくなりそうなものだが、
逆に抵抗が増して降りられなくなるのだ。
ザイルを下から上に渾身の力で引っ張り上げて
ズズズズッと1mごとに降りる感じとなった。
くっ。う、腕がつらい!
楽勝と思ったのが馬鹿だった〜。
・・・・・・
尚も降りる。
腕がぱんぱんである。
段々下が見えてくる。
「!」轟々と水煙が渦巻いている。
「ええっ?あそこに降りるの!?」
滝壺に叩きつけられたしぶきが荒々しく暴れている。
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ」
この状況、台風どころではない。
今までで体験したなかで一番激しい嵐である。
訳がわからず着地したものの、方向が分からない。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉ」
と、「はい、おめでとさん」
下で待っていたスタッフがザイルを外しに来てくれた。
「たすけてくれぇぇ」
「ほら、むこうやで、はよ、いけや」
嵐に吹き飛ばされそうになりつつ、
ごろごろ転がった岩を乗り越えていく。
幾分、嵐が弱まって目が開けられるようになった。
岩の向こうでオーナーが待っていた。
「おめでとさ〜ん、気分はどうだ!?」
「最高だぁ!」と堅い握手を交わした。
「向こうで少し休憩しろ。
休憩したらすぐに空港に出発だからな」
-
ロッジに戻ると
世界最大高低差のアブセイル(ラペリング)
「あんたは成功したで」の証明書が手渡される。
降下途中の写真がないのはどうしようもない。
珍獣ハンターならばそのあたりもしっかり押さえてくれるだろう。
ただ、君は日本人で二番目だけど。
とこんなことを考えていると飛行機の飛び立つ時間が迫っていた。
そろそろ行こうぜ。
行きも送ってくれたタトが迎えに来てくれた。
「よし、行くか!」
清々しい気分でセモンコンを後にした私。
やはり旅は最高である。
・・
といっても、このあと、
アフリカの田舎道、どこぞのバスが事故っていた。
道がふさがれていて、車が一台通れるかどうか。
お互い譲り合って、交互に通るということが
なぜできないのか、お互いに頭を突っ込んで動けない。
そのうちに後ろから車が来て、そいつもバックしない。
段々と列がのびて、人が集まってくる。
どんどんと車が詰まる、人が集まるお祭り騒ぎ。
あぁ、ここはアフリカ良いところ。
お陰さまでマセル空港、
目の前で自分の乗るべき小型プロペラ機が
飛んで行きました。
ё
ブ〜ン ⊂◎⊃
’
_| ̄|○ mmm ’’
はいはい、もう一泊ね。
実は昔、ブラジルでも乗り遅れたことがある。。
仕方ないのでマセルに泊まろう。
最高級ホテルにドライバーをしてくれたタトのコネで
格安で泊まらせてもらった。
セモンコンのロッジでずっと泥水?に入っていたので
そこで浴びるシャワーは極楽であった。
おわり。
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