ヴァージン・アトランティック航空がくれた最後のプレゼント

昔から「ロンドンに行くなら絶対にヴァージンアトランティックで！」と心に決めていながら、なかなか実現できずにいました。
そんな私の元に突然飛び込んできた衝撃のニュース。なんと、ヴァージンアトランティックが2015年2月1日をもって日本から撤退するというではありませんか。
「いつロンドンに行くの？今でしょ！」という訳で、急遽ロンドン行きを決めたのでした。
（このクチコミはロンドン～成田線のものです）

往路のアッパークラスから一転、復路はエコノミークラス。かなり狭いと聞いていたけれど、実際に搭乗してみると決してそんなことはなく、ごく平均的だと感じました。
機内はガラガラ。これじゃ撤退するのも無理はないよね。

最初の機内食は、ビーフ・チキン・ベジタリアンの3種類。私はベジタリアンをチョイス。まずまずの味でした。
食後は座席1列分を独占し、エコノミーフラットで熟睡できました。

そして数時間後。
横になっていたら、私の頭上が何やら騒がしい。
「もしや！」と思い、起き上がって窓の外に目を遣ると、そこに見えたのは…オーロラでした。
ナビゲーションマップによると、場所はノボシビルスクの北北西数千キロのあたり。この幻想的な景色は北東部まで続きました（距離にして数百キロ？）

我が人生でオーロラに遭遇したのは、実はこれで2度目（初めて見たのはニューヨーク行きの機内でした）。オーロラツアーに参加しても1度も見られずに終わる人だっているのに、なんてラッキーだったんだろう。ひょっとして、ヴァージン・アトランティック航空からの最後のプレゼント？

到着前に出された2度目の機内食は、洋風とベジタリアン。またしてもベジタリアンをチョイス。これも普通に美味しかった。

ほぼ定刻に成田空港に到着。
降機する際は「これでお別れなのね…」と一抹の寂しさを覚えました。
またいつか日本の空に戻って来てくれることを願いつつ、家路に向かいました。