クスコ市街にあり、観光スポットへは徒歩圏内の立地の良さ。
ホテルの建物はコリカンチャへ通ずる太陽の道(エル・ソル通り)に面しています。
ホテルに入ると、ロビーには吹き抜けのパティオ。昼は陽光が降り注ぎ、さわやかな気分になります。
今回滞在したツインルームの客室は、過不足ない必要最低限の設備。さっぱりとこぎれいで、クローゼットが大きく、部屋も広めだったので、荷物を整理するには便利でした。
一方バスルームは部屋の広さに比べると若干狭さを感じます。シャワー温度や排水は問題なし。
Wifiは客室までよく入りました。
難点があるとすれば空調。エアコン(冷暖房)がなかったため、小さなオイルヒーターで夜を越すと、窓からの冷気が厳しく、起きた時には風邪を引きそうになってしまいました。
滞在した季節は冬の終わりで、夜間は気温5℃位。暖房がないのはかなり辛かったです。
部屋が中庭に面していたせいか、窓にはやや厚手のレースカーテンしかなく、断熱機能のある遮光カーテンではなかったため、かなり窓からの冷気を感じました。
また、部屋の場所にもよると思いますが、夜遅くまで(10時過ぎ位)レストラン階から生演奏のような大音量のカラオケ音楽の騒音がひどかったです。
朝食は出発時間の関係で早朝5時台に頂いたのですが、レストランは随分早くから営業しているようでした。早い時間はホットミールがほとんどなく、ビュッフェのパンやフルーツが豊富にありました。
レストランにも吹き抜けの場所があり、日本庭園を思い出す鯉が泳ぐ小川が建物内にしつらえてあって、雰囲気があり良かったです。
1泊だけで滞在時間も短かったので評価が難しいところですが、昼間観光に出歩いてホテルは夜遅くに寝るだけであれば十分満足なレベルでした。
ちなみに、クスコは標高が高いため高山病対応が気になるところですが、このホテルにはロビーにフリードリンクのコカ茶が常に用意されており、また具合が悪くなった時には酸素ボンベを出してくれて、ロビーのソファーで酸素吸引をさせてもらい救われました。
クスコからマチュピチュに向かう場合には、電車の手荷物制限の関係で大型スーツケースは乗せられないため、このホテルにプレチェックインという方法で先にスーツケースだけを預け(荷物を預けた日は宿泊せず)、数日後マチュピチュから戻った日に宿泊するという方法でした。ツアー参加でしたので個人手配の場合に同様の方法が可能かどうか、また、クスコの他のホテルでもこうした手段があるかどうかはわかりません。