台湾へ温泉旅♪おすすめ温泉地＆人気ホテル8選！温泉の入り方もご紹介

日本統治時代に、日本の温泉文化が流入した台湾。戦後は衰退したものの、90年代後半から温泉ブームが再燃し、現在はさまざまな施設がつくられています。多くの温泉地が自然豊かなロケーションにあるのも特徴。台湾旅行といえばグルメや街歩きというイメージが強いですが、温泉地を訪れれば、台湾の新たな魅力を発見できるでしょう。台湾の温泉は、水着着用で男女一緒に入る大浴場が主流です。熱めのお湯、ぬるめのお湯と、いくつもの湯舟をめぐりながら、飲み物を飲みつつレジャー気分でゆっくり入るスタイル。ちなみに、水着だけでなくシャワーキャップの着用を求められることも多いので、事前に準備しておくと安心です。「温泉はやっぱり裸で入りたい……」という方は、裸で入れるところを探すか、または貸切風呂の利用を検討しましょう。貸切風呂のあるホテルを選ぶのも◎

では早速、人気の温泉地と、そのエリアのおすすめホテルをご紹介します！

台北から日帰りOK！名所も多い台湾温泉文化の発祥の地

台北駅からMRT新北投駅までは40分程度とアクセスも良く、台湾旅行初心者の方も行きやすいのが「新北投(シンベイトウ)温泉」。3つの泉質を楽しむことができ、格安な温泉からホテルまで施設も充実。さらに皇太子時代の昭和天皇が訪れたという温泉博物館や、高温の源泉が湧き出す「地熱谷」といった観光スポットも豊富です。

心からくつろげる加賀屋流のおもてなしを台湾で！

日本の高級旅館・加賀屋の系列「日勝生加賀屋」。1896年に創業した台湾初の温泉旅館「天狗案」の跡地にあり、敷地内には当時の名残も見られます。着物姿のスタッフに出迎えられ、台湾にいながら日本流のおもてなしでゆっくりと温泉を味わえるのが大きな特徴。和室、和洋室から選べる客室はすべての部屋に浴室がついているから、源泉かけ流しの温泉を気兼ねなく堪能しましょう。全面ガラス張りの開放的な大浴場や足湯、貸切風呂などもあり、宿泊なしの日帰り入浴も人気です。もちろん食事も正統派の日本料理。豪華なコース料理や会席料理は、台湾旅行に来たことを忘れてしまいそう。館内随所に和風建築や石川県の伝統工芸品も取り入れられています。

台北から日帰りも可。原住民の文化にも触れられる自然豊かな温泉街

台北から南へ、1時間あまりで行ける渓谷沿いの美しい村「烏来(ウーライ)」。「烏来」とは、原住民タイヤル族の言葉で「温泉」を意味し、その名の通り温泉は湯量がとても豊富だそう。温泉ホテルが立ち並び、山間を走るトロッコ列車や原住民タイヤル族の文化を体験できる「烏來泰雅民族博物館」、烏来瀑布など観光スポットも沢山あります。

自然を感じてゆっくり癒される大人のリゾート

温泉街を抜けて、北の川沿いに位置する高級リゾートホテル。眺めの良い大浴場は、日本と同じように全裸での入浴が可能で、ゆっくりと疲れを癒せます。サウナも備えてあり、贅沢な気分で湯浴みが楽しめそう。絶景の貸切風呂もおすすめです。スパもあるので、さらにリラックスしたい方はこちらもぜひ。エレガントな客室も、広々として高級感＆リゾート感たっぷり。森や湖といった自然豊かな景観を眺めながら、時間を忘れて過ごせます。日帰り入浴の利用もできますが、観光も兼ねてぜひゆっくり滞在したいですね。食事は開放的なレストランで地元の食材を使った料理をどうぞ。なお、12歳以下の大浴場の利用、8歳以下の宿泊はできないので注意して。

台北から日帰りOK。駅前の温泉街は水着なしで入れる浴場も

台湾の北東部・宜蘭県の「礁渓(ジャオシー)温泉」。台湾では少ない平地に位置する温泉で、 台北からはバスまたは電車で1時間から1時間30分程度、礁渓駅を出るとすぐ温泉街というアクセスの良さです。街中いたるところに足湯があるので、散策の合間にちょっと休憩できるのもうれしいところ。裸で入れる和風のお風呂がある「礁渓温泉公園」や、ドクターフィッシュがある「湯囲溝温泉公園」も人気です。

家族や友達と！広々スパで温泉もレクも満喫

礁渓温泉の中心部から少し離れたところにある、施設充実のリゾートホテル。駅からは少し離れるものの、無料のバスも出ているのでアクセスには困りません。ここの特徴は、何といっても広々としたスパ！露天風呂、水療風呂(水療SPA)、男女大浴場、アロマ風呂と4つのエリアに分かれており、たっぷりと温泉を楽しめます。さらに、レクレーション施設、シアター、カラオケルームなどもあり、グループや家族連れでの旅行にはぴったり。客室は、洋室、和室、和洋室のほかファミリールームやメゾネットタイプも備えており、旅のメンバーや目的に合わせて選ぶことができます。食事は、ビュッフェや創作料理がいただけます。

台北から日帰りOK。温泉旅館やホテルが並ぶ山間の閑静な温泉地

台湾北西部に位置する苗栗件にある「泰安(タイアン)温泉」。台北駅から最寄りの台湾高速鉄道の苗栗駅まで50分弱。この気軽さと泉質のよさから台湾でも人気の温泉地の1つです。横龍山、鳥嘴山、虎子山に囲まれており、のどかなところですが旅館やホテルが並び、日帰り入浴ができる施設も。日本統治時代に警察の保養所だった「泰安警光山荘」では、当時の写真も見ることができます。

時間を忘れて気ままに過ごす山の中の温泉リゾート

南国風の木々が揺れる、リゾート感たっぷりの老舗の温泉ホテル。山道を登っていくので、都会の喧騒から離れた静かな環境です。「とにかくリラックスしたい！」「非日常感を楽しみたい！」という方にはぴったりといえるでしょう。こちらの自慢は、炭酸水素塩泉の温泉。家族風呂のほか、客室にもお風呂があるので、湯浴みをして、お昼寝をして……と、気ままにリゾートステイを満喫しましょう。「何もしない」が最高の贅沢です。温かみのある客室や緑に囲まれた屋外プールも南国気分を高めてくれるはず。食事はホテル内に中華料理のレストランがあり、朝食は、温かい料理ではなく火を通していないメニューが中心の「コンチネンタルブレックファースト形式」で提供されます。

山岳の渓流沿いにある温泉地。スパなどの豪華な温泉が充実

台中の渓谷沿いに開かれた温泉地、「谷関(グーグァン)温泉」。台中からバスで2時間ほどのところにあります。源泉が明治時代に発見されたことから、「明治温泉」と呼ばれていたとか。温泉施設が充実した大型ホテルが多く、山岳の景色を見ながら温泉を楽しめます。また温泉水は飲むこともできるので、温泉水のコーヒーを提供してくれるホテルも。旅情たっぷりの温泉街の散策も楽しめますよ。

お湯も景色も料理も大満足！台湾の星野リゾート

2019年にオープンした新しいホテルで、日本の星野リゾートが経営。大自然の中に溶け込む美術館のような建築で、ホテルからの景観は余計な物が目に入らないように計算されているとか。非日常の湯浴みを存分に楽しめる温泉リゾートになっています。露天風呂、檜の香りが漂う内湯のほか、メゾネットタイプの客室には源泉かけ流しの半露天風呂付き。肌にやさしいと言われている美人の湯をたっぷり満喫しましょう。1年中入れる屋外プール、自然を感じるウォーターガーデン、スパなど施設も充実。さまざまなアクティビティもあります。食事は台湾の食材を使った、日本スタイルの会席料理。味わいはもちろん、こだわって選ばれた器にも注目して。

美人湯が魅力。大型リゾートが並び景勝地も有名

“台湾東部一の美景”と言われるほど、美しい自然に囲まれた温泉地「知本(ヂーベン)温泉」。台東駅からは知本駅まではバスで10分ほど、そこからタクシーまたは宿泊するホテルの送迎バスでアクセスできます。温泉街には大型温泉リゾートが並び、日本式温泉やスパ、温泉プールなどがあります。何層にも分かれて水が流れる美しい滝「白玉瀑布」もおすすめスポットです。

施設充実の高級温泉リゾートで贅沢ステイ

知本国家森林遊楽区の近くにあり、緑に囲まれた「ホテル ロイヤル チーペン」。館内は先住民族のスタイルを取り入れたデザインも見られ、大浴場や露天風呂、水着着用の温泉プールを備えた高級リゾートホテルです。客室はデラックスルームやファミリータイプなど多彩で、いずれもシックで落ち着いた雰囲気。全客室に石造りのお風呂も完備しており、もちろんこちらも温泉です。食事はブッフェ、フルコース、ベジタリアン料理を提供する「ナルワンレストラン」など3か所のレストランで。ラウンジでも軽食をいただくことができます。なお、知本駅からは車で20分ほどですが、送迎バスが利用できます(要予約)。

台湾唯一の泥温泉！世界的にも貴重な泥湯を堪能

台南に位置する「関子嶺(グァンヅーリン)温泉」は、台湾で唯一の泥温泉が楽しめる貴重なスポット。嘉義駅からバスで行きます。関子嶺温泉の泥の成分は新陳代謝を高める効能が期待できるとかで、入浴後は体スッキリする、お肌がツルツルになると言われています。温泉街はレトロな雰囲気があり、近くには水が滴る岩から炎が上がる「水火同源」などの観光地もあるので、周辺散策も楽しめますよ。

日帰りでも宿泊でも！良質の泥湯でお肌しっとり

関子嶺温泉の中でも有名な、良質の湯が楽しめる老舗の温泉宿。立派な玄関や畳の部屋、増築を繰り返したと思われる複雑な建物はレトロで雰囲気があります。大浴場、家族風呂だけではなく、温泉付き客室でも日帰り入浴が可能です。グレーのさらりとしたお湯は、泥湯といってもやさしいなめらかさで、湯上がりはお肌がしっとりすると評判。宿泊の場合は素泊まりのみですが、周囲には飲食店もあるので困ることはないでしょう。お土産用として関子嶺温泉の泥が売られているので、こちらもぜひチェックして。

日本の皇族も宿泊した歴史ある温泉地で日本式の温泉がある

台湾四大温泉の1つで、台湾最南端の屏東にある「四重渓(スーチョンシー)温泉」。高雄にある台湾高速鉄道 左営駅からバスに乗って行きます。四重渓温泉の歴史は長く日本統治時代に温泉地として発展、日本の皇族が新婚旅行で来たことから一躍有名に。その時訪れた「清泉日式温泉館」は今でも健在です。また、車で15分ほどのところにある恒春は、清代末期に築かれた城壁が残る街。時間があればこちらの観光もぜひ。

古き良き日本を感じるノスタルジックな温泉宿

四重渓温泉の中心的な存在といえる老舗の温泉宿で100年以上の歴史があり、日本統治時代は山口旅館と呼ばれていたそう。瓦屋根の日本家屋、館内には赤ちょうちんとあちこちに古き良き日本の情緒が残り、まるでタイムスリップしたかのような気分になります。岩風呂の温泉露天風呂は水着で入るスタイルで、こちらは日帰り入浴も可能。温かいお湯、ぬるめ、冷たい温泉と冷温交互に入って、ゆっくり湯浴みを楽しみましょう。水着なしで入りたい方は個室の貸切温泉もあります。日本庭園に面した客室は畳のお部屋で専用の温泉付き。高松宮宣仁(のぶひと)親王ご夫妻が宿泊した離れは一般公開されていませんが、入浴された浴室は見学ができます。

台湾渡航時に必要なもの

(1)パスポート
・帰国日まで有効なもの
(2)航空券

帰国時に必要なもの

(1)パスポート
(2)航空券
(3)Visit Japan Web
・「入国審査」、「税関申告」、「免税購入」をウェブで行うことができるサービス
・Visit Japan Webを利用した入国は成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港で可能

台湾の渡航情報について、以下の記事では渡航前、滞在中、帰国時に必要なものや手続きなどをさらに詳しく案内しています。ぜひ参考にしてください。

台湾の詳しい渡航情報はこちら！

温泉好きなら絶対に見逃せない台湾の温泉、いかがでしたか？日本の影響を受けつつも、ひと味違う雰囲気で温泉旅が楽しめそうですね。台北から日帰りできるところも多いですが、せっかくならゆっくり泊まるのがおすすめ。台湾旅行の合間に1日、休息日として温泉の予定を組み込んでみるのもいいかもしれませんね。台湾のホテルをもっと見る

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