被災地への人的応援
2位
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- 旅行時期 :
-
- 2011/12/04 - 2011/12/10
- (約5ヶ月前・7日間)
- テーマ :
- 特になし・その他
- 投稿日 :
- 2011/12/10(約5ヶ月前)
- 写真 :
- 11枚
- コメント :
- 0件
- 交通手段 :
-
- 現地移動 : 高速・路線バス / 新幹線
- 同行者 :
- その他
大船渡に一週間、出張することになった。出張を命じられたとき、ひとつ心に決めたことがあった。感情を制御することだ。現地へ赴けば、さまざまな感情が喚起され、それによって自分が苦しめられることが予想された。思考を働かせないことが最良だと信じた。
はたして、目標は順調に遂行された。すぐに日常に溶け込んだ。旅館で食べ、入浴し、寝て、職場で仕事をこなした。考えることは何ひとつなかった。しかし…。
大船渡最後の夜は、すぐに寝つけなかった。さまざまな出来事が思い起こされた。今まで押さえつけていた感情が、一気に堰を切ったように溢れてきた。
最も記憶を鮮明にしたのは、夜にジョギングをしていたときのことだ。不謹慎とは思いながらも、電灯のほとんどない夜道へ飛び出した。太平洋セメントの工場を越え、奥へ奥へと分け行った。途中で車両通行止めの道があり、そこを走っていた。突然、体ごと横転した。持っていた懐中電灯は投げ出され、手の届かない車道にまで達した。真っ暗闇の中、一瞬何が起きたのか分からなかった。通行止めのロープに足をすくわれたのだと理解するのに、幾分時間を要した。そして心に刻まれた光景というのは、その時見上げた夜空にあった。
上空に白い筋が何本も浮かんでいる。雲が縦に尾を引くような形だ。どんな自然現象なのか分からなかったし、あるいは幸か不幸かの兆しかもしれなかった。美しくも見えたし、薄気味悪くも思えた。恩寵と怨念をないまぜにしたような不思議な光景だった。
宿に戻ると、右の膝小僧に、小さな擦り傷を負っているのに気付いた。傷口を見た途端、じんじんと痛みが襲ってきた。
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